Restaurant name |
Nihon Ryouri Fujii
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-771-2500 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市左京区浄土寺上南田町91 |
Transportation |
1,735 meters from Mototanaka. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥4,000~¥4,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥8,000~¥9,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Private dining rooms |
OK |
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Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Website |
2023年の食べ始めは数多のツーリスト客で賑やか過ぎる祇園や木屋町を離れ浄土寺へ。そして向かった先は『高台寺 和久傳』さんで研鑽を積まれた藤井孝之輔店主が腕を揮われる『日本料理 藤井』さんにて。自分に用意されていた席は藤井店主が腕を揮われる真正面のカウンター席のど真ん中のセンターの席、先ずは京都工場仕込みのプレモルの生ビールで渇いた喉を潤します。気の所為かもしれませんが普段、口にしているプレモルとはひと味違うシルキーでクリアな味わい。料理は正月モード全開で金柑釜(キンカンガマ)に収められた『いくら』に金箔(キンパク)をあしらわれた丹波篠山産の『黒豆(クロマメ)』、『鮃(ヒラメ)』の昆布締め(コブジメ)の龍皮巻(リュウヒマキ)、粒が大きな丹波栗(タンバグリ)を使った『栗甘露煮(クリカンロニ)』に『数の子(カズノコ)』に『唐墨(カラスミ)』の先付八寸からスタート。椀物には京の元旦に相応しい白味噌(シロミソ)仕立ての御雑煮(オゾウニ)です。焼丸餅(ヤキマルモチ)に頭薯(カシライモ)、蕪(カブラ)に金時人参(キントキニンジン)。その陰に隠れた青みの青菜(アオナ)。添えられた和芥子(ワガラシ)を溶かしいただきます。五臓六腑に染み渡る白味噌(シロミソ)の味わいに京都で迎えた正月気分に悦楽です。向付には天然物の『本鮪(ホンマグロ)』に『本玉(ホンダマ)』の赤貝(アカガイ)、天然物の『縞鯵(シマアジ)』の腹身の盛込みを卸し立ての山葵(ワサビ)と割醤油(ワリショウユ)とともに味わいます。天然物の『本鮪(ホンマグロ)』の赤身ならではの酸味と鉄味と凝縮した旨味に『縞鯵(シマアジ)』の腹身の上品な脂の美味しさは正に筆舌に尽くし難き味わい。焼物にはカウンター後方右側に設置された炭火の焼床で香ばしく焼かれた『鰆(サワラ)』の西京味噌漬(サイキョウミソヅケ)に付合せに〇十(サツマイモ)の蜜煮(ミツニ)、油物には『鰙(ワカサギ)』に蕗の薹(フキノトウ)、小蕪(コカブラ)に『胡麻豆富(ゴマトウフ)』二貫、締めの食事は明石産の天然『真鯛(マダイ)』の腹身を使った『真鯛(マダイ)の胡麻(ゴマ)ダレ丼』に柴漬(シバズケ)と赤だしの留め椀、水菓子には香ばしい蕎麦の実(ソバノミ)がアクセントとなった『そば茶』のブラマンジェと茶にて〆られた新年元旦の昼餉のコース。料理に合わせていただいた日本酒は京都の『蒼空』美山錦純米生酒に紀州和歌山の『紀土』特別純米酒とともに元旦の昼からほろ酔い気分で気持ち良し。