Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sumiyaki Unagi Ozeki
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Categories | Unagi (Freshwater eel) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-461-2655 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
京都府京都市上京区千本通上立売下ル作庵町538 |
Transportation |
京都市バス停留所「千本上立売」より徒歩1分 1,118 meters from Kitano Hakubaicho. |
Opening hours |
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Budget |
¥4,000~¥4,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥3,000~¥3,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay、d Barai、au PAY) |
Number of seats |
8 Seats |
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Maximum party size | 8people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 近隣コインパーキング |
Space/facilities |
Tatami seats |
Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome(Babies are welcome,Preschool children are welcome,Elementary school students are welcome) |
Website |
一人歩き京都の三日目。
朝から あいにくの冷たい雨になってしまった。
それでも一人であちこち歩く。
今日の昼は千本今出川にあるうなぎ屋、おぜき。
江戸川という うなぎ屋がこの近くにあるのだが、そちらは金曜日が休みなので必然的にこちらの店になった。
千本上立売バス停のそばにある。
広い千本通りに面して魚屋さんがあるのだが、その魚屋さんが営むうなぎ屋さん。
ちょっと見では食事の店には見えない、ひっそりとした店。
魚屋の横手に暖簾がかかっていてそれと分かるが、うっかりすると見過ごしてしまう。
奥へ細長い通路を入って行くのだが、暗くて不安になる。
女将さんが案内してくれないと、奥へは進めない。
通路に面して 屋内に井戸がある。
奥の右に障子の部屋があり、そこに靴を脱いで上がる。
6畳くらいの さして広くない部屋に、机が二つ。
最大6名くらいが入れるか。
客間というのには、質素で飾り気のない部屋だ。
こんな部屋は嫌だという人もいるかもしれない。
大きいテーブルには先客のカップルがいた。
うなぎはまだ出ていないので、来たばかりなのだろうか。
京都にうなぎ屋は沢山あるのに、この雨の中わざわざこちらへ来ているということは、前もって調べて来たのだろう。
電燈が天井に一つあるだけで、かなり暗い部屋だ。
床の間があり、まだお雛様が飾ってあった。
あまりにも暗いので、ここだけストロボを使って撮った。
表にメニューがあり、
お昼のうなぎ丼 3700円
お昼のうなぎ定食 4000円と出ていた。
ここは昼しかやっていないのだから、お昼のって書かなくても・・・
丼と定食の違いを聞くと、定食には玉子焼きと昆布巻きが付くが、うな丼は同じものだとのこと。
うなぎ丼をお願いした。
焼くのに時間がかかるとのことだが、どうぞゆっくりお願いしますと告げる。
左手には、庭が見える。
京の町屋をそのままに使っている。
この席は後も横も障子を隔てただけなので、冷えてくる。
エアコンがあるが、この席には暖かい空気が回ってこないようだ。
時計を見ていたわけではないのではっきりしないが、30分近く待った気がする。
すでに相客は去り、一人になった。
雨の音しか聞こえない、静かな空間だ。
やっと うな丼が運ばれてくる。
京都はなぜ お重でなく丼の店が多いのだろう。
・・・と考えてみたが、答えは分からない。
こっちの方が暖かいからと、先客の座っていた卓へ配膳してくれた。
暖かさが、まるで違った。
有難い。
うなぎは関西のじか焼きで、食べやすく小さく切ってある。
こぶりのうなぎが一匹分使われている。
蒸してないので、見た目が関東風とは全然違う。
歯ごたえが有りそうに見える。
焦げ目はないが、タレで美しく光っている。
裏皮にも、ほとんど焦げた跡がない。
身は薄い。
早速食べてみる。
なかなかの歯ごたえ。
特に皮は 箸では切れず、やっと噛み切れるという固さ。
ご飯にタレはかけてないので、お好みでおかけくださいと別に用意されている。
うなぎには結構濃い味のタレがからまっていて、ごはんと一緒に食べるとちょうどいい。
だから、タレを追加でかけることはなく食べ進める。
いつも食べている関東風のうなぎとは違う味。
これはこれでなかなかおいしい。
甘辛い飴がからまったような、うなぎ。
パリパリの食感の皮。
箸休めのお新香が、菜の花漬と大根。
量は少ないが、おいしい。
肝吸の肝が随分大きい。
ほうじ茶は香り高いが、ちょっと濃いめという感じ。
おいしいのだが、もう少し薄めの方がいいな。
いつもより時間をかけてゆっくりと食べた。
こういう空間で一人で食事をするのって初めてで、この先そうそう無いという気がする。
食べ終わって、改めてお茶を飲みながら孤独な時間を味わう。
お茶は急須に入れて置いておいてくれてある。
いろいろと気遣いをしてくれているのが分かる。
支払いは表の店先で。
お礼を言って、ご主人と少し話した。
ここは昼の3時間ほどしかやっていないし、観光コースからははずれているので、食べるのが結構難しい店だ。
また来てみたいと思いながら、店を後にした。