Restaurant name |
Tokuhamoto Nari
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Categories | Japanese Cuisine |
Phone number (for reservation and inquiry) |
075-708-7425 |
Reservation Availability |
Reservations Only |
Address |
京都府京都市上京区新御霊口町287-5 |
Transportation |
354 meters from Kuramaguchi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
14 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Comfortable space,Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Wine |
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Occasion |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Website | |
The opening day |
2023.12.8 |
鞍馬口駅と賀茂川に挟まれたエリアに構える徳ハ本也(とくはもとなり)。
高台寺、室町和久傳の料理長だった松本さんがご自身のお店を立ち上げられました。
両隣と前が一軒家、そしてすぐ近くには応仁の乱の発端の地と言われる御霊の杜があるというなかなかのロケーション。
中国古典「大学」の一節であり、また松本さんの名前が織り込まれた屋号が掲げられています。
引き戸を開けるとおー、と思わず声をあげてしまう美しいアプローチ。
青ヒバ(青森ヒバ?)の一枚板カウンター。
設計、施工は京都の飯田や木山、大阪の本湖月、滋賀の比良山荘等、名だたるお店を手がけた三角屋。
松本さんと女将さん、お弟子さん2人の4人で8,9人のお客さんをカバーします。
まずは
日日 山田錦第三酒造期
(旧米田村産山田錦100% 日々醸造 京都)
で。
「同じ松本で。」
ニコッと松本さん。
酒器は永楽和全。
それに合わせて虫養は間人せこがに寿司。
いきなりすごくね?
湯葉すり流し
貝柱 堀川牛蒡
鰤
鯛 障泥烏賊
鰆
鴨
河豚
御食事 鰰
紅まどんな
中国茶
和久傳らしいなと思われる素材の力を活かして大胆でありながら繊細な仕上げがなされた料理。
この日の白眉は鰤。
氷見のものなのですが良い物は地元の超人気店に持って行かれるのでそれならば、と松本さんは独立前に仲買、漁師の下で勉強してそこで良いものを選んで持っていく事にされています。
昼夜で食材の部位を変えてお客さんに出せるところは出して値段に反映させ
なるべく使い切る様にするSDGs的な考え、
また夕方に京都から離れるけどお昼にしっかり食べて帰りたい方にも満足できる様に夜2回転ではなく
昼夜ほぼ同じ内容で各1回転営業。
面白いのは大きな器(辻村塊氏のもの?)で囲炉裏で食材を焼くようなスタイル。
鴨を焼くとき塊で焼くダイナミックさに加えて鴨を固定する大きな竹串の先を二股にしている工夫
(理由を聞くとなるほどと納得)をされていますよ。
正直なところ和久傳系のお店とはあまり相性が良くはなく、まして松本さんのキャリアからして今回もそうかなと思ったのですが
松本さん、女将さんのお客さんとの距離の取り方がとても良く
良い意味で裏切られました。
立ち上がり直後なのでまだ思考錯誤されているでしょうが確実に進化されるでしょうね。
また伺います。
ネタはまだありますが今年のレビューはこれにて。
いろいろお世話になりました。
良いお年を。