Restaurant name |
Hitotsu
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Categories | Sushi |
Phone number (for reservation and inquiry) |
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Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
宮崎県宮崎市橘通東3-4-3 Bricks MBビル 1F |
Transportation |
828 meters from Miyazaki. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥15,000~¥19,999¥10,000~¥14,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
9 Seats ( 9 seats at the counter) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Occasion |
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Website | |
The opening day |
2022.1.11 |
鮨職人、というか、鮨屋に
は系譜が明確にあって、江
戸前鮨200年の歴史を含め
て、それらを読み解くのは
興味深いです。
長男の「一高(福岡)」。
次男三男の「名山 きみや
(鹿児島)」。
そして、ここ「鮨ひとつ
(宮崎)」。
「一心鮨光洋」を起点とし
た系譜が九州で勢力を拡大
しつつあります。
4兄弟の内、3人が店を出る
前から一心鮨光洋で修行を
積んできた大将。
兄弟の間でご苦労もあった
ことか思いますが、経験値
は十分、満を持しての開店
だったのでしょう。
メモを取らずとも、タネの
名前を記憶するのは得意の
はずが、20時30分の予約
まで待ちきれず、ホテルで
ウイスキーを数杯飲んで出
かけたためか、今回はタネ
の記憶がデタラメ。
写真もヒドいことに・・
不覚。
料理の印象を語る前に、こ
の店の人物紹介をしないわ
けにはいきません。
それくらいに個性的。
まずは、骨太で日本男子な
大将。
低くて太い声のナイスガイ
です。
そして、野趣あふれる武者
が艶やかに着流したような
ないでたちのソムリエ。
強面なのに粋。
なかなか楽しませてくれま
す。
僕を車椅子ごと持ち上げて
くれた力持ちな弟子くんも
含めた日本の男組。
地方にあって今、伸び盛り
な若く骨太な鮨屋。
最近すっかりファンとして
通い始めた、
粋で男前な大将と、可憐で
艶やかな女性二人が脇を固
める広島No.1の出汁料理屋
の対極のような店です。
広いつけ場には、レンガに
囲われた焼き場があったり、
そこに中華蒸籠があったり
と、僕らの鮨屋のイメージ
をぶっ壊してくれて楽しい
です。
そういや、福岡の一高にも
焼き場があって、大将がク
エや鰻を炙ってたっけか
(笑)。
大将、何度もヤットコ鍋を
ヤットコ鋏で掴んでたり。
え〜、何やってんのかな??
って思いますよね。
鮨屋の風景じゃないし・・
(笑)。
さて、店の空気感と個性豊
かな人を紹介したところで
料理の話をしましょうか。
ここは割りと地元にこだわ
ったわけではなさそうで、
九州に限らず、各地の魚を
扱っているようです。
「赤酢」、「熟成」は今や
高級鮨屋の2大キーワード
ですが、ここはスタンダー
ドな米酢、そして、たぶん
フレッシュに近い状態のタ
ネじゃないですかね。
シャリの味わいが強めのた
め、熟成タネに劣るように
感じることはありませんで
した。
料理や仕立方にはこの店の
オリジナリティを各所に感
じます。
これこそ、全国各地の鮨屋
めぐりの醍醐味というもの。
そして驚異的なコストパフ
ォーマンス。
5種おまかせの酒を含めて
2万円をギリ切りました。
このレベルの鮨屋で2万円
以内に納まったのは、少し
前までの富山の「難波」さ
ん以来じゃないかな。
少し気になったことを1つ。
ここのシャリには砂糖を使
っています。
しっかりと感じられる甘さ。
あえて、米に馴染む前から
握り始めるため、酢も砂糖
も米の表面をコーティング
した状態で舌に届き、酸味
のエッジを感じさせつつ、
甘さも際立ちます。
握りが進むにつれ、酸味は
馴染んできますが、甘さは
最後まで主張してました。
そして、酸味も甘みも割り
と濃いのがこの店の特徴。
店先で大将とじっくり話す
時間があり、ストレートに
聞いてみました。
すると、地元7、他県3の客
層とのことで、甘いシャリ
を好むらしいこの地の客層
にアジャストした味付けの
ようで、ならば、僕らがと
やかく言うことではないと
いう気もしました。
この甘さが気にならなけれ
ば、間違いなく、この店の
虜になるはず。
酒とつまみ好きな人は特に。
僕もこの点を除けば、人の
足がすっかり引けた日曜の
遅い夜にあって、料理と鮨
に魅了された人々の笑顔が
あふれるこの店が、長くこ
の地に根付いてくれること
を心から願わずにはいられ
ませんでした。
ーー
読んでいただきうれしいで
す。
車いすで飛行機に乗って全
国の主に鮨屋をめぐってい
ます。
まだ食べログを始めたばか
りですが、いいね、フォロ
ーいただいた方々、大変、
励みになります。
ありがとうございます!
ご参考になればうれしいで
す。
ーー
━ バリアフリー情報 ♿ ━
エントランスはまったく段
差なしなんですが、扉を開
けると、なんと3段の階段。
事前にお店に連絡しておけ
ば、お手伝いいただけます。
力持ちの男衆が3名いるの
で。