Hanayagi
(華月柳)- Nearest station：
- Categories：
- Budget：
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Restaurant information
Details
| Restaurant name |
Hanayagi（Hanayagi）
|
|---|---|
| Categories | Seafood |
| Phone number (for reservation and inquiry) |
0982-35-0233 |
| Reservation Availability |
Reservations Only |
| Address |
宮崎県延岡市三須町829-3 大瀬川堤防沿い |
| Transportation |
延岡駅からタクシーで約１５分 2,913 meters from Minami Nobeoka. |
| Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
| Budget（Aggregate of reviews） |
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| Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted |
Seats/facilities
| Number of seats |
60 Seats （ 個室８室（全席個室）） |
|---|---|
| Private dining rooms |
OK For 4 people、For 6 people 基本的に４名以上から。２、３名の場合は要相談。 |
| Non-smoking/smoking |
− |
| Parking lot |
OK |
Menu
| Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
|---|---|
| Food |
Particular about fish |
Feature - Related information
| Occasion |
With family/children |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
|---|---|
| Location |
Beautiful scenery |
| With children |
Kids are welcome |
| Remarks |
鮎小売あり（全国発送可）。 |
食べログには鮎好きのレビュアーも多いので、岐阜以西の主な名店・名川の鮎についてはあらかたレビューが出尽くしていよう。
しかし瞥見するに、宮崎県延岡の鮎について取り上げたレビューは未だ僅かしか見受けられないようである。
そこでこの度、ここ華月柳を新規に登録するとともに、県外の人間の視点から延岡の鮎について紹介しておこうと思う。
延岡の鮎ヤナと言えば、この地域の秋の風物詩である。
１０月頃になると五ケ瀬川や大瀬川にヤナが設置され、それに合わせて毎年、期間限定の食事処が河川敷や堤防沿いに仮設される。
そこへ市外の知人を招いたり、家族や親類一同で集まるなどして鮎の宴を楽しむ、というのが延岡の昔ながらの年中行事なのであった。
ところが近年はそうした鮎ヤナ・仮設食堂の数も減り、またヤナを組んではいても食べる鮎は養殖という所がほとんどになってしまったようである。
そんな、希少になりつつある延岡の落ち鮎であるが、ここ華月柳では今もしっかりとした大瀬川の天然・生の鮎をいただくことができる。
（正確にはヤナに落ちた鮎ではなく、河原にテントを張って釣った鮎なのであるが）
食べてみた感想であるが、塩焼きの美味さには驚いた。
私もそこそこ食べ歩きをする方ではあるので、以前にも宮崎市内などで南九州の鮎は幾度も食べていたし、四国では四万十川や安田川の鮎の味を覚え、ちょうどここを訪れる３週間ほど前には岐阜県の杉ケ瀬ヤナで長良川上流の鮎、その翌週には島根県の高津川の鮎も食してきたところであるが、個人的にはここの鮎が最も大きな感動を与えてくれた。
塩焼きにしたのは比較的大ぶりな鮎であったが、それが頭から丸ごと容易に食べられ、しかも旨みが身の全体に溢れかえり、そして非常に香り高い。
私は地元のかなり年配の方を同伴してここを訪れたのだが、その相方も一口目で思わず美味いと声を上げ、昔食べた懐かしい鮎の風味そのままだと感激していた。
塩焼きの他にも小ぶりの鮎のフライや鮎南蛮も美味しく、味噌につけて食べるせごしや味噌味の焼き鮎には宮崎らしい食文化を感じることができた。
延岡や宮崎県内の人間の中には、こうして食べログに公開することをあまり快く思わないむきもあるかもしれない。
個人的には、あまり人が押し寄せてももちろん困るが、あまりにも知られずにいるというのもまた惜しい店であると思う。
そこは私のような零細レビュアーの強みということで、一切余計な配慮は抜きにして自由に書かせていただいた。
総評：★4.0
再訪の価値あり、素晴らしい。