突き抜けるスパイス感
咲くやこの花館のスパイスカレー展で食べてから、ずっと気になっていた、スパイスカレーの名店です。
美味しいスパイスカレー店の証である、判りにくい立地の雑居ビルの2階(3階)という法則にも合致しています。
スパイスカレーにも、スリランカの方が本場の味わいをそのまま提供されるスリランカカレーのお店と、それをリスペクトしながら大阪で独自進化したナニワスパイスカレー(?)のお店がありますが、こちらは後者の代表格だと思います。
また、豆腐等の日本独自食材を組み合わせ、更なる変化球にするお店もありますが、個人的にはそこまで行くと、魔球過ぎてチョットという印象を受けてしまいます。
その点、このお店は、基本を忠実に押さえながらも、独自の工夫によって、オリジナリティを創出されているという印象です。
スパイスカレーとは基本的に、脂分が多くコッテリした欧風カレーとは一線を画し、ルー自体はサッパリしつつも、その中に、単なる辛さではなくスパイス感(香草感)を思う存分感じられるのが吉だと理解していますが、このお店はまさにそのイメージです。
最近は、スパイスカレーと名乗りながらも、殆ど香草感を感じないお店もありますが、こちらは、馥郁たる香草感と、爽やかな刺激を感じることが出来ます。
注文したのは、マグロとチキンのあいがけでしたが、マグロは刺激的、チキンは優しい味わいの好対照で、どちらも絶品でした。
つけ合わせには、レンズ豆、さやえんどう、白菜(?)があり、本来は全てを混ぜ合わせて食べるべきなのは判りつつも、初回だったので、それぞれの味を確認するため、別々に食べました。
次回は是非マゼマゼしたいと思います。
Restaurant name |
Aa Beru Kare
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Categories | Curry、Indian curry |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
大阪府大阪市西区九条1-25-9 フジイエステートビル3F |
Transportation |
地下鉄中央線九条駅2番出口 107 meters from Kujo. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
Number of seats |
14 Seats ( カウンター5席、テーブル9席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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With children |
Kids are welcome |
The opening day |
2016.4.1 |
お昼時に中央線九条駅の近くにいたので、久々にスパイスカレーの名店を再訪してみることにしました。
これまで何度かトライしましたが、雑居ビルの3階に続く階段が行列で埋まっている感じだったので、まだ1回しか訪問出来ていませんでした。
1階には人の姿が無かったので、そのまま階段を上がっていくと、早目の時間帯だったからか、奇跡的にすんなり入店出来ました。
今回も、前回と同様にあいがけです。
再訪レビューを書き始めるに当たって、前回のレビューを読み返してみた処、今回書こうと思っていることが、100%そのまま書かれていたので、味のレビューは前回に譲ることにしますが、間違いのない名店だと思います。
同じ人間が同じお店で書くレビューは、こうも見事に一致するものかと、我ながら感心してしまいました。
なので、タイトルだけは少しもじってみました。
料理で違う点としては、前回がマグロとチキンだったのが、今回はイワシとチキンだった事くらいですが、イワシのペッパー感が尋常ではなく、その分、香草感は控え目になった印象です。
前回のレビューでは、「次回は是非マゼマゼする。」と書いていたのに、やはり今回もそのままで食べてしまいました。
スリランカカレーは躊躇なくマゼマゼして渾然一体とさせてから食べるのが自分のセオリーなのですが、このお店に関しては、2種類のルーを混ぜると意味不明な味になってしまう気がして、結局はそのまま食べてしまう様です。
同じ人間が同じ店に行って同じ料理を食べると、同じ行動をしてしまうのだなというのも、我ながら感心してしまいました。