まん防中も春日部魚介飲みの最高峰 : Iso hachi

絶賛まん延防止等重点措置が適用中の埼玉県にあって、普通にのどかにお酒が飲める街、春日部。電車で数駅のすこぶるご近所在住の当方につきましても、ぶっちゃけ結構な頻度で飲みに行ってしまっていることを白状いたします。

磯八さんも直近で三回ほど再訪させていただいている件。真昼間（現在は14時〜21時）から営業してくださるので大変重宝しておりますです。

フレンドリーな大将やパートのマダム達もご健在。個人的には豊かな春から通われている見目麗しいマダ…おねいさんがお気に入り。都度かけてくださるひと声がいちいちウィットに富んでて胸キュン必至であります。

ドリンクは大瓶からの焼酎ボトルを飲み干してしまうのがもはや通例となりつつ。店名の「磯八」が冠された芋焼酎720ml＝2500円でのご提供。氷やお水が（たぶん）無料なのもありがたく。飲み切れない時にはキープしていただくことも可能です。

刺し盛り＝1人前1500円〜もかなーり目を見張るご尊顔であるものの、人数分頼めばそれだけ値が張ってしまうのが必定。逆に単品注文でもけっこうなボリュームがあります故、どちらかといえば後者をお勧めしたく。カンパチがこの量（写真参照）で600円とかすこぶる尊いぞ。日々仕入れによって値段が異なるので、なるたけお値打ちなモノを選びませう。
とある日の岩ガキも大層ご立派だったなあ。とにかく一から十まで大将の気前の良さが滲み出ているなって。

ただ恐れ多くも一抹のネガティヴ発言をば。やはり緊急事態やらまん防やらの影響が大なのでしょう。正直コロナ騒動以前の方が魚介全般の品質が良好であった印象。
勿論現状でも文句なしに美味しいレベルなのは言わずもがなですけども。

例えばここ最近の中トロは、まんま中トロを使用されているご様子。前はもっと脂ノリノリ、ほぼ大トロだろなんて突っ込みたくなったものですが。
いや、だから重ね重ねも本マグロの中トロ（美味い）握りが2貫700円でいただける時点で文句付けるなっていう。
あ、でも数年前より100円値上げされた模様。コレは文句じゃないです。悪しからず。

そしてシャリの酢加減や握りのテクニックが、お察しというかご愛嬌なのは何年たっても変わらず。その辺もある意味で大衆酒場としての矜持なのでしょうか。実際お客側もこれでいいんだ、これがいいんだと声を大にしてして。

さて、当方が如何に磯八さんを愛しているか、わかっていただけたかな？
まん防中だけでなく、明けてもよろしくね。皆さんにも豊かな春が訪れますように。

何だか当社比でお洒落な投稿が続いている故、お口直しで久々に地元大衆酒場のご紹介をば。
春日部駅西口から徒歩数分、イトーヨーカドー近くでひっそりと営業される磯八さん。一見ただの場末の居酒屋のようでいて侮るなかれ、超魚介特化型の素晴らしき佳店なのであります。

ドリンク類の価格設定は至ってオーソドックスであるものの、兎にも角にも相当にリーズナブルかつ良質な魚介類を堪能できる喜び。正に能ある鷹は爪を隠すという言葉が相応しいな。大将はおよそ隠し事とかしなさそうなほんわかキャラですけども。

大将をはじめ、若大将もパートのマダム達も皆さんハートフルコミュニケーション。お茶目な大将が小銭を入れるとにゃんこが顔を出す貯金箱を愛でている姿に、マダム曰く「猫ちゃんはちゃんとマスターの相手をしてあげて偉いねえ」とな。

上でオーソドックスとか言っておきながら、大瓶が550円なのは褒めてつかわす。しかもキリンのクラシックラガーとは、大将わかってるやんけ。お通しの練り物沢山な煮物氏(普通に美味しい)と一緒に流し込むビールの享楽といったらもう！

◇ 〆サバ 400円

5段階中3ぐらいの〆具合。絶妙にフレッシュな中心部と程良く〆られた外側部分の対比が素晴らしく、かなり私好みの〆サバです。

◇カツオ刺 500円

脂のりのりな部位を生姜醤油で。臭みも皆無でかなりクオリティ高し。500円とは思えぬ盛りの良さにも感嘆。

◇メヒカリの唐揚 500円

なかなかに立派なサイズのメヒカリ。外パリカリの中フワホクの食感がザッツグレート。およそ間違いのない一品です。

◇ロース馬刺 800円

半解凍ルイベ状での提供。見事なサシがなんとも美しいですね。ちょっぴり脂っこさが気になれど、上質感は言わずもがな。当品についても800円でこんなに盛り盛りで良いんでしょうか。

◇イカ塩辛 300円

甘味成分強めな自家製塩辛。当方の好みとドンピシャではないものの、生臭さなく新鮮で◯

◇スジコ巻 600円

だいぶ塩味ガッツリに漬けられた筋子ですが、シャリとのバランスは丁度良し。居酒屋寿司と考えればシャリと海苔のレベルも及第点でしょう。酢飯のお酢加減も浅過ぎずキツ過ぎずで上々。

◇本マグロ中トロにぎり 2コ 600円

相当にビッグカットな中トロ。ってこの霜降り具合はいっそ大トロと名乗っても良いような。口内でトロける官能的な味わいに思わず悶絶。確実に1貫300円以上の価値があると断言いたします。

以上をつまみながら東光の吟醸酒[300ml800円]と燗酒[1合450円]もサクッと退治。これだけいただいても3000強のお会計なんですから、つくづく良心的と言うほかありませぬ。
しかしこれでも価格改定で全体的(特に酒類)に値上がりされているんですよね。以前がどれだけ価格破壊を起こしていたことか…

春日部なんて未開の土地でなければ、きっともっとはるかに名を馳せているのだろうなあ。それでも最近妙に点数が上がってそこはかとなく危機感を覚える今日この頃です。これからもフラッと入れる名店であり続けますように。

あ、それと昼間から営業されている点も心底ありがたいです。春日部飲みは昼も夜も磯八さんで決まりだNE！