Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
L'eclaireur(L'eclaireur)
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Categories | French |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5570-7819 |
Reservation Availability |
Reservations available
アレルギーや苦手な食材はご予約の際に記載願います。※当日のお申し出は対応出来兼ねますのでご了承ください。 |
Address |
東京都渋谷区代官山町6-6 SPT代官山ビルディング 1F |
Transportation |
5 minutes walk from Daikanyama Station 10 minutes walk from Ebisu Station 10 minutes from Shibuya Station New South Exit 441 meters from Daikan yama. |
Opening hours |
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Budget |
¥15,000~¥19,999 ¥10,000~¥14,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥30,000~¥39,999¥8,000~¥9,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
サービス料10% |
Number of seats |
26 Seats |
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Private dining rooms |
OK For 6 people For groups of 3 or less, a separate private room fee of 11,000 yen (tax included) will be charged. |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space |
Drink |
Wine,Particular about wine |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish,English menu available |
Occasion |
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Service |
Sommelier |
With children |
We recommend that children be over the age of 12, but if they are able to eat from the same menu as adults, please let us know. |
Dress code |
We kindly ask that men refrain from wearing shorts and sandals. |
Website | |
The opening day |
2021.9.7 |
Phone Number |
03-6809-0711 |
ジワジワと評判の上がっている店。
「レクレルール」…なかなか覚えられない名前。フランス語で「まだ光っていない宝を見付け出して輝かせる=発掘する」と言う意味だそう。
渋谷駅南口からお店に行こうと思って失敗した。
以前あった相当恵比寿よりの南口のつもりで行ったら、その出口は既になくなっていて、結果えらく遠回りになってしまった。
素直に代官山から向かえば良かった…。
と言うくらいにどの駅(渋谷、恵比寿、代官山)からも中途半端に遠い。
という事で予約時間に5分遅れてしまった。すいません。
店名通り、店を見つけ出す、発掘する感じか。
この日のランチは何故か僕らひと組だけの貸切り状態。
なのに薪に火入れしたり、厨房には3人の料理人、サービスも2人が対応…思わず、申し訳ない気持ちになった。
この店の良い情報を数人からほぼ同時に聞く事になったり、ラーメンで有名な方のSNSに上がって来たりとして、ランチなら早めに行けると急遽予約を入れてみた。
日本語上手なフランス人のサービスの方が終始お相手してくれた。
アミューズは「ホオズキのサプライズ」…ホオズキに見える周りはショコラで、中には液体状のマンゴーシトロンが入っているのでひと口でいただく。
控えめな甘さながら、甘くて美味しいスターター。
「バターナッツと大葉のフレンチタコス
青魚と、紅芯大根、発酵ミルク」…大葉と赤いラディッシュのシートで青魚を包み、タコスと一緒に食べる。
青魚タコスのシャキシャキ食感と酢の効いた魚のしっとりとしたコントラストが美味しさを膨らます。
「鮮魚の薪焼、パルメザン、レモンムース」…これまでの3品はフィンガーフード。手で持って食べる食べ方。
この皿は鰹を薪焼きし、ソースはレモンソースで爽やかではあるがやや甘い。下に敷いてあるパルメザンチーズのクラッカーが香ばしい。
「オニオンスープ」…塩の塊の上に玉ねぎが乗る。スプーンを入れると倒れやすいので手を添える必要あり。オニオンの中にオニオングラタンスープという手の込んだ出し方。中には薪焼きされたイカ、上にはフランスの熟成チーズのコンテチーズとケッパー。
玉ねぎ部分は甘くて美味しい。イカは食感変えにも楽しい。
「鯖、自家製リコッタとキュウリ、キャビア」
…もう芸術品か、と突っ込みたくなるほどキレイな盛り付け。鯖の上に昆布風味の大根、塩味の意味でキャビア、チーズと胡瓜のピュレにレモン汁が入り、爽やかでクリーミー。
「白子、発酵バターを使ったコーヒームース、鹿児島ジャガイモ」…蓋を開けると少し焦げて黒ずんだ白子が顔をのぞかせる。白子はまずバターでソテーして、それから薪で火入れしたもの。香ばしく美味。
発酵バターを使ったムースにコーヒーをアレンジして風味付け、味付けに使うというイマジネーションがスゴい。まったり濃厚で美味しい一品。意外にもジャガイモが入り、お腹を充実させてくれる。
…考えてみればここまでパンが出てきていない…、パン替わりか?
…と、思っていたらパンが出て来た。
続いての皿は
「北海道あんこう、松茸と柚子のオータムソース」…
ソースを最後に掛けて完成品。コンソメっぽい味のソース。ただし松茸も結構たくさん入っていて、風味も移りかなり美味しい。レンコンのシャキシャキ食感が楽しい。
「フランス産仔牛のロース」または
「鹿児島産黒毛和牛、タナーとブルーベリーのソース、熟成させたコーヒー」…後者を選択。
乾燥させたオリーブオイル、2種類の人参、カブと、人参のチップスで彩りを添える。ソースは2種類。牛乳とニンニクのエスプーマとタナーと言うワインブルーベリーを煮込んだソース。
肉自体には驚きはないが、肉の旨みとソースの酸味、チップスの食感と楽しさ、手の込んだ具材、どれもが一筋縄で行かないプロの仕事になっている。
「黒イチヂクとエルダーフラワーシロップ
ヴァシュラン=牛乳原料のウォッシュチーズ
オレンジ、グレープフルーツとヨーグルト、カボスのジュレ」…オレンジ、グレープフルーツ、ヨーグルトの酸味とメレンゲの甘さが絶妙にマッチ。メレンゲの量が多くて、最後は余らせてしまった。そこのところ注意!
最後は「エスプレッソカフェ」と「ミニャルディーズ」…
フルーツ大福をモチーフにした餡とグレープフルーツをギモーブ(マシュマロ)で包む。これ、軽くて好きだな。これが濃いめのエスプレッソとも合う。
エスプレッソはそれ自体、レベルが高い。
ひと皿ひと皿のレベルが高く、次はどんなものが出るのかなと楽しみになる。
盛り付けも、味付けもクリエイティブ。
元々、この店の田熊一衛シェフは「レザン・ファン・ギャテ」のシェフ時代にドミニク・ブシェ氏に誘われてパリの「ドミニク・ブシェ本店」勤務。
さらには「ベルナール・ロワゾー」でシェフ。
パリ三つ星「ル・サンク」でスーシェフ。
途中、北欧へ1年。パリではかれこれ10年経験を積み、2018年白金高輪に「リーブル」開業でシェフに。(リニューアル予定で現在は「麺屋リーブル」が運営されている。これも評判が良い)
そして今年2021年9月にここL'eclaireur(レクレルール)でシェフとなる。現在40歳。
ジワジワと評判を上げて来ている。
ずっと団扇で炭と格闘し、炭の火の遠い近いを調整を黙々としているシェフの姿も見応えある。
でも、それも良いが、もう少し愛想良く、笑ってくれたり、喋ってくれるとさらにもう20%くらい美味しく感じるかもしれないな、と思った。
シェフ、是非次回はスマイル下さい!