Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Ise roku(Ise roku)
|
---|---|
Categories | Chicken dishes、Oyako-don (Chicken and egg bowl)、Yakitori (Grilled chicken skewers) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-3983-3399 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティアルパ 3F |
Transportation |
324 meters from Higashi Ikebukuro. |
Opening hours |
|
Budget(Aggregate of reviews) |
~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX) Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Number of seats |
30 Seats |
---|---|
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu) |
---|
Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
---|---|
With children |
Kids are welcome |
PR for restaurants |
The freshly slaughtered brand chicken has a soft and rich flavor as yakitori. It also goes well with the all-you-can-drink sake.
A familiar restaurant featured on TV and in magazines. Dedicated to chicken, with a particular flavor. When you think of Oyako-don (Chicken and egg bowl), you tend to think of a home-cooked dish, or a |
真っ直ぐで純粋なのだが、なかなかクールな親子。(笑)
だと、思った。
親子丼の店である。
何となく、今、この歳になって、ようやくわかった気がした。
8年ほど前に訪問した時は、何だか味が薄くてあまりパッとしなかった印象だったが、そういうコンセプトなのだろう。
「特製親子丼」(1,300円) ―― 写真の通り。
冒頭のコトバである。
味付けやダシ感が、淡く優しい。
よく、「甘辛の…」などと言うが、甘さも辛さも極めて弱い。
だから、逆に、食べているのは、鶏肉であり卵であると強く認識する雰囲気。
決して仲が悪い親子ではない。
各々が、ストレートに、クールにクリアに絡み合って、まとまっているような感じ。
あぁ、若かりし頃は、また、働き盛りの頃は、コレでは物足りなさを感じただろう、と思った。
だから、そういう印象だったのだ。
親子丼に、こういう形容はおかしいかも知れないのだが、純粋で真っ直ぐな親子丼なのである。
あらためて、美味しいと思った。
推奨の食べ方の通り、運ばれてきてから、やげんぼりの七味をかるくまわし、再びフタを閉じる。
やや多めに、じっくり蒸らしてから、フタを開ける。
七味と三つ葉の風味、そして、ダシを伴った醤油の香り、イイ感じだった。
最近の人は、この丼モノのフタの意味を知らず、スグに開けてしまう人が多い。
好みであれば、どうこう言うつもりはないのだが、無知であるならば、ちょっと考えてほしいと思うのである。
生卵、半熟の、その好みを、フタをいつ開けるかによって、状態は変わってくる。
この親子丼は、基本的に蒸らして食べる方向性なんだと思う。
刻み海苔なども、まぶされていない。
話は変わるが、浅草・大黒家の天丼で、よくサクサクしていないなどと卑下する勢力があるのだが、ソレも同様である。
江戸前の蒸らし天丼は、元々サクサクさせようなどとするコンセプトではない。
そのうち、別の機会で大いなる反論をするが、「蒸す」「ほろ苦い」などのワードを天丼で聞くコトに認識不足があり、バカ舌だと「京夏終空」の名前まで出して罵っているツイートがあるが、むしろ無知の露呈をしているだけの年少者なのだろうと推測する。
仲間から、書かれているよと教えられた。(笑)
天丼に関しては、「てんや」などのチェーン店の功罪もあるかと思う。
初老のたわ言だと思われても、ソレは別にイイ。
事実、初老の年代なのだし、ソレだけ年を重ねてきた。
歳とともに好みの方向性も変わっていく。
いや、ソレだけでなく、元々人それぞれ好みも違うし、合う合わないもある。
ただ、正直でいられるかどうかだけだと思う。
老舗だからとムリに高評価にしたり、本店だから、一番弟子の店だから、直営だから、とかの勲章に盲目になるコトも、同様である気がする。
静かな雰囲気で、親子丼を食べた。
店員さんも、丁寧で物静かな対応だった。
人気店に多い、テーブル席キープで、お一人様はカウンターへという対応でもなかった。
烏骨鶏の生卵は、中盤以降に馴染ませながら食べた。
具材で堰を作り、なるべく器に食べさせないようにした。
その生卵と半熟卵のグラデーションも良かったと思う。
この店に関しては久々の訪問であったし、まだ気づき始めたような段階なので、過大な評価はしなかったが、純粋で美味しい親子丼だった。
ごちそうさまでした。
※2014年10月の評価「3.0」とだけした訪問記録の下書きが残っていたが、今回抹消更新。
(文責:京夏終空、2022.8.27)
(87件/3.47)