限定１０食、ライスグラタン！！ : TRINITE

2020/2/26（水）lunch
instagram「＠mitomi_emon」／ブログ「http://ameblo.jp/nobuhiromitomi」

表参道にあるフレンチレストラン『トリニテ』。表参道の路地を入った地下、センスのいい空間が広がります。フランス語で”TRINITE”とは、三位一体という意味。確かに厨房との垣根のないオープンキッチンなど、店との一体感を感じられます。名前の由来はわからないが、作り手や食べ手など様々な登場人物が一体になったレストランということなのでしょう。

限定１０食、ライスグラタン！！

フレンチレストランで提供するランチは、ライトなコースである場合が多い。自然と普段使いはしづらいものだが、トリニテのランチは気軽に食べられるのが嬉しい。ハンバーグ、オムライス、パスタ、グラタンなど、いわゆる日本的な洋食メニューが並びます。その中でお勧めなのが、限定１０食のライスグラタン。ライス入りのグラタンということはドリアを想像しますが、あえてグラタンと表現するところにフレンチの矜恃を感じさせます。グラタンはフランス生まれですが、実はドリアは日本生まれなんです。

季節で内容が変わるが、この時期は牡蠣とほうれん草。クリーミーな味わいの中に、牡蠣とほうれん草の素材の旨味が主張してきます。特に牡蠣のグルタミン酸は、グラタンスープの中にバッチリと溶け込んでおります。チーズのコクや焦げのアクセントなどもしっかり機能しており、これだけのメリットを享受した米は美味しいに決まっております。まさに三位一体というところでしょうか。さらには、少し芯の残った米がこれら楽しむ時間を我々に与えてくれます。

メインだけでなくサラダも秀逸。根菜と葉菜の組み合わせることで、野菜だけで彩りと食べ応えを実現しております。気軽に、本格フレンチのランチが食べられる、路地裏の店、行きたくなる要素まで三位一体です。ご馳走様でした。