なぜか・・いつも冬に訪れるフレンチ : The French Kitchen

あまりの寒さ（私には震え上がる寒さ！）にヴァレット・パーキングがある
グランド・ハイアットということになりベアトリーチェはお留守番・・とこ
ろが！旬房 も六録も１月９日から２月５日まで設備メンテナンスの為クロー
ズ！建物の中で繋がっていますのでエレベーターを乗り換えて六本木ヒルズ
もチェックしましたがお目当ての 老四川 も ”当分の間水曜日を定休日にさせ
て戴きます” で危うくディナー難民に！ふくぼく と 黒長堂 は久し振りですが
鰻は 藤田 でいただいたばかりで５F を一周〜よし澤というお店構えが素敵な
和食を見つけましたが ’本日満席’ の貼り紙・・あちこちお休みで オークドア
は混んでいます。フレンチ・キッチンにお電話を入れて〜やっと OK〜♬

オープン・キッチンが見えるブースをリクエストして７：３０pm に前回と
同じテーブルへ・・カップル一組と日本人x２、欧米人x１のビジネス・スー
ツ３名テーブルのみの静かなダイニング・ルームでございます。テーブルに
黄色い蘭が一輪〜♬ 変わっていませんネッ！ワインはアルザスのリースリン
グ（¥２２００）をお願い致しました。アルザスだったらゲヴェルツトラミ
ネネールがあったら嬉しいのですが東京のレストランでゲヴェルツトラミネ
ールをいただいたのは 恵比寿の 葡萄酒房 が最初で最後かも！なかなか出会
えません。もちろん、リースリングもアルザスのリースリングはフルーティ
ーなだけでなくアロマティックで美味〜♬ 熱々オニオン・グラタン（¥１３
２０）の後でいただいたフレンチ・キッチンの エスカルゴ（¥１９８０）が
奮っていました。透き通るほど薄いバゲットがエスカルゴのサイズでちっち
ゃくて可愛い〜〜♬ メルバ・トーストのようなニュアンスがあってビジュ
アルにもインパクトがあります。ハードなパンで楽しんだのはイトヨリのム
ニエル（¥３６５０）ソースはアンティボワーズ、インゲンとクルミのソテ
ーが添えられた一品〜♬ イトヨリは身がさっくりしていて皮目パリッ！中
はふっくらジューシーで期待どおりのロースト・チキン（¥３６３０）より
サプライズ感が大でした。

デザートはクレーム・ブリュレ、クレーム・ダンジュ、ガトー・ショコラ、
イチゴと抹茶のクレープの４種で（オール ¥１５４０）ストロベリー・クレ
ープを選びましたが、クレープが分厚くボテッとしていてガッカリ〜生地に
抹茶を練り込んだ意図もよくわからず（ここが日本だから？）特にイチゴと
の相性が良いとも思えず色合い的にも濁ったグリーン感が漂って個人的には
あまり美味しそうには見えませんでした。ダージリン（¥１１００）のティ
ー・ポットに巻いてあるナプキンに変わりはなくホテルライクで嬉しい〜♬
キャラメル・ソースのアクセントとバニラ・アイスクリームのなめらかさで
フィニッシュ！あくまでも個人的な感想ですがクレープが分厚いとしっとり
感もなく好みにもよりますが個人的にはホテルのシェフが作るクレープより
ビストロ・シン の極薄しっとりクレープが好みでした（笑）が、さすが！ホ
テルのフレンチ！シンではフルーツは単にカットしてクレープに載せるだけ
ですが、こちらではイチゴが絶妙なコンポートで原形をキープしながら微か
にリキュールの香り〜♬ 帰宅後レビューをチェックしましたら初回が２０１
８年１月、２回目がコロナ禍の２０２１年のバースデーでサーマル・カメラ
が付いたホテルが安心ということで予約を入れていました。今回も１月２４
日でなぜかフレンチ・キッチンは真冬ばかり〜なぜかしら・・♡

今年の私のバースデーはサーマル・カメラがあって安心なホテルのフレンチ or
イタリアンということで ピアチェーレ と アルヴァ にお電話を入れてみたので
すが両店とも週末のみの営業になっていてグランド・ハイアットのフレンチ・
キッチンへ・・ロビーのサーモグラフィーで（３５.７℃）と表示されてすぐ階
段を上がり１０秒後に２F で再び検温・・ダイニング・ルームへと繋がるカフ
ェ・エリアでは村上隆フェアー開催中でイチゴをフィーチャーしたアフタヌー
ン・ティーを楽しんでいらっしゃるお客様多数〜私達はディナー開始タイム５
：３０pm に前回と同じ円卓のブースで予約を入れておりまして一番乗り〜♬
時短営業でディナーは私達を入れてカップル３組でしたが、広々とした店内と
オープン・キッチンが見渡せるお気に入りテーブルでございます。　

予約したディナー・コースにはスパークリング・ワイン x２、ワイン x２が付
いていて泡はチリのエスパス、赤ワインは南仏のニワトリ・ラベルのラ・ヴィ
エイユ・フェルム・・エスパスはチリ最高のワイン・メーカー ’コンチャイ・
イ・トロ’ が造る完成度の高い辛口でキリッ！と美味〜♬ 私の前菜はホタテの
ポワレ（バターナッツ・カボチャのピューレにケーパーとセージを加えたブラ
ウン・バターソースがけ）でピッタリ！！ リーチェパパはイクラを載せた自家
製スモークサーモンのバロティーヌ、花びら仕立てのキューリが美しくディル
で爽やかな冷製アピタイザーでございます。バターが添えられたバゲットも前
回と変わらずに美味〜♬ スープはパパがオニオン・グラタン、私はプラス ¥
７００でオマール海老のビスクをお願い致しました。濃厚で素晴らしい〜〜♬
サービスも完璧で大満足！！
　
お電話で予約を入れた時に１１月１日から３月メドで蟹ブッフェ開催中で・・
カニ脚の食べ放題、蟹入りタラモ・サラダ、蟹入りマカロニ・グラタン、パエ
リアなどシーフードが堪能できる蟹尽くしディナーがあると伺っておりました
のでオープン・キッチン前に並んでいるのかと思いきや時節柄スタッフがオー
ダーごとにテーブルに運んでくるというスタイルに変更されていました。チェ
ックしてみますと・・シュリンプ・カクテルとバケツに入ったカニ脚・・と、
そこで聞こえてきたのがグラン・シェフの "Wash your hands!!" という掛け
声！！ 調理前に手は念入りに洗っていらっしゃるのに、と思って伺ってみま
したら ”はい、そうですが３０分置きに私が号令をかけて手洗いを励行してい
るのです" すると厨房の中で一斉に手袋を外して手洗いをされる皆様・・安心
・安全なホテル厨房での様子を垣間見てテーブルに戻りますとポーク・ロイン
のローストとサーモン・グリルがテーブルに載って南仏はコート・デュ・ロー
ヌのグルナッシュ・シラー・カリニャン・サンソーで造られる果実味と酸味の
バランスが絶妙な赤で満喫〜♬ 国産のポークは火入れが完璧でキャラメリゼ
したオニオンが甘くてジューシー、ソースはマッシュルームのジュ、サツマイ
モ添え、サーモン・グリルもホウレン草のソテーにキャビアのブールブラン・
ソースで大きなフィレでふっくらと焼き上がっておりました。

デザートはバースデー・プレートが添えられたプレートにパンナコッタ、無花
果のタルト、黒ゴマ風味のチョコレートのムースが並んで今年はベアトリーチ
ェはお留守番〜人間のみのディナーでしたが私達のテーブルを担当してくださ
ったウエイター君が素晴らしく、ここに感謝の意を記しておきたいと思います。
グランドハイアットはヴァレット・パーキングなので フィオレンティーナ で
も此処でもチェックが終わるとクルマがタイムリーにホテルの車寄せに出てき
てお帰りスムーズ！！ いつもお世話になっております。Merci et a bientot!!

毛利庭園に月曜日に降った雪がまだ残る木曜日、六本木でヒルズで待ち合わせ
をすることになり・・ディナーどこ行く？ ディヤ は先週おじゃましたばかり
で考えてみると・・アンジェリーナと一緒に行かれる処ではサルヴァトーレ
Mr.FARMER、TUSK、エッグセレント、オービカ・モッツァレラ・バー、梅蘭、
ヒルズ カフェ/スペース、モロコ・バー、フランツィスカーナー、
人間のみではジャン・ジョルジュ、ジョエル・ロブション、
HARBS、 ケンゾーエステイト・ワイナリー、ダルマット、イル・リトローボ、
コスギ、博多串焼き八兵衛、バーでは B bar Roppongi 、マデュロとおじゃま
して参りまして・・どこかヒルズ外で新規開拓でもよかったのですが外があま
りにも寒かった為、ヒルズ内で繋がっているグランド・ハイアットにウエスト・
ウォーク経由で向かうことに致しました。

サイトにオールデイ・ダイニングとありましたのでフィオレンティーナではな
く、フレンチ・キッチンに決めたのですがレセプションで此方もディナーは６
pm からと告げられ〜カフェで３０分ほど・・ワイン・セラーの横でシードル
をいただいて半分なくなる頃ダイニング・ルームのテーブルへの移動となりま
した。シアターライクで臨場感のあるアプローチ〜♬ フレンチ・キッチンは
ホテルがオープンしてほどなくおじゃま致しましたがキャット・ウォーク横の
テーブルでしたので今回はキッチン前のブースをリクエスト・・並びのブース
には２テーブルとも予約が入っていて６：３０pm と７pm に２組のカップル
が着席されました。平日のダイニングルームはビジネスマン二人組以外は全て
カップルで私達も入れて４組と大変静かでございます。前菜またはスープ、メ
インとデザート一品ずつで ¥５８００のコースからスープはオニオン・グラタ
ン、鴨のコンフィとサーモンのポワレ、デザートはクレーム・ブリュレとモン
ブランをお願い致しました。接客、サービスはホテルのレベルとしては中、シ
ードルに辛口を置いてなかったことが意外と言えば意外でした。メニューには
シードル（ ¥１０００）としか記載がなく、ソムリエのピンを付けた方のサー
ヴでしたが甘口一種類になりますが宜しいでしょうか？の一言はありませんで
した。

前菜は生ハム・ブルーチーズ・洋梨・ビーツにクルミを散らしたサラダ仕立て、
サーモンのポワレにはアンディーヴとニンジンのブレゼ、鴨のコンフィにはレ
ンズ豆と赤キャベツが添えられていました。サーモンのオレンジが香るブール
・ブラン（白ワインとバターのソース）と鴨のコンフィのマスタード・レーズ
ン・ソースが絶品で！！ 私は本体よりもソースをパンとコート・デュ・ローヌ
（ヴァンソーブル・ドメーヌ・サンヴィヴァン ２０１１年 ¥２０００）で〜♬
”やはり！フレンチはソース！！” を、満喫させて戴きました・特に、オレンジ
風味のソースは柑橘系の酸味が爽やか、且つ、キツ過ぎずブールブランとの絶
妙なバランスの中に華やかなエレガンスがあってフレンチならではの絶品でご
ざいました。クレーム・ブリュレはバニラ・ビーンズたっぷり〜♬ モンブラ
ンには滑らかなブランデーのアイスクリームが添えられていて大人っぽい仕上
がり〜♬ 基本中の基本とは言えオニオン・グラタンが秀逸だったこと、小麦
粉が香るパンが美味しかったこと、と前菜からメインまでお料理のソースが
素晴らしかったことに尽きるディナーとなりました。

パーキングに一番近いエレベーターに向かいますとリゴレットは週末のように
廊下まで人が溢れるまでではありませんでしたが相変わらずの盛況振り〜お隣
にあって大好きだったやさい家めいが１月８日でクローズになっていて桜の頃
またアンジェリーナとテラスにおじゃましようと思っていたローダーデールも
昨年暮れにクローズで（やさい家めいは表参道ヒルズ店がありますが）ロケー
ションもよくアンジェリーナと行かれるお店が六本木ヒルズから一軒減ってし
まいました。寂しい限り・・♡ テラスのあるレストランでしたので新店舗も
ワン OK〜♬ だとヨイのですが！