日本酒が充実。広尾の定番海鮮居酒屋
広尾散歩通り(広尾商店街)にある海鮮居酒屋です。
お店はビルの2階にあります。1階に看板が出ており、さほど目立つ存在ではありませんが、出店・退店の激しい広尾において、結構、長く続いているお店なので、地元の人は知っていますね。
店内は、テーブルが5卓程度、それに窓に向かうカウンター席もあります。
メニューは魚介をメインにしており、お刺身を食べるのは必須です。
お酒は日本酒が充実していて、十四代もあります。店内に十四代の空瓶をディスプレイするお店はよく見かけますが、こちらのようにコンスタントに在庫を持っているお店は貴重ですね。
メニューは、今どき珍しい外税価格表示です。レビュー内では税込価格に換算して表示しています。
いただいたのは、
■お造り5点盛(1,738円)
ひらすずきの昆布〆は、三重県産。昆布締めしたことで上品な自身にグッと旨味が染み込み、レベルアップしていますね。これならしっかりした味わいの日本酒とも合います。
めじ鮪は、館山で揚がったもの。本マグロの幼魚なので、積極的に食べると資源保護の観点からはよくない魚です。
しかし、他の回遊魚の漁にかかってしまうらしく、獲れたものは食べないともったいないという、何とも難しい魚です。
食べると、これはこれで美味しいですね。一般的なメジマグロよりも旨味がしっかりしていました。
しまあじは、愛媛産で養殖ものですが、ブリよりも食感がよくて美味しいですね。
いなだは、岩手産。ブリの幼魚なので、味わいとしてはカンパチと被り気味です。
赤貝は、ちょっと小ぶりな身だったので、サルボウガイの可能性があります。
全体的にはていいものも入っていますし、広尾という土地柄でこの価格なのは良心的だと思います。
また、おもしろいのは、普通の醤油とは別に石川県の醤油があります。九州のさしみ醬油ほどではないですが、甘さのある醤油ですね。おすすめです。
■蟹さらだ(979円)
レタスを中心とした生野菜と力ニ缶っぽいカニのほぐし身を合えたサラダです。
ドレッシングは、酸味が効いた自家製っぽいもので、なかなか美味しいですね。
もっと食べたいけど、盛り方が上品なのは広尾のお店の共通項でしよう。
■焼明太子(748円)
シンプルなのですが、日本酒との相性が抜群です。
■ほっけ焼(1,573円)
一般的なものと比べると、相当立派なものです。
干物にしてあるので、適度に味が凝縮しており、ボリュームと美味しさが両立している焼魚です。
■骨せんべい(495円)
アジを捌いた後の中骨を揚げたものです。
我々はアジを食べていないので、ランチのお客さん用のアジが材料でしよう。
油切れよく、パリッと揚がっていて、美味しいですね。
■蛸の唐揚げ(858円)
イメージどおりの味ですが、良質な素材を使っているようで、旨みが強いですね。
■じゃこオムレツ(803円)
ジャコを混ぜて作った和風のオムレツです。
もうちょっと塩気が欲しい感じです。
そして、こちらのお店のボリュームメニューでもあります。
■海鮮チャーハン(924円)
こちらのお店の主食の定番なのですが、ジャコがメインの具のチャーハンなので、オムレツと被りました。ちょっと失敗。
■お通し(価格不詳)
栃尾の油揚げの煮物です。
美味しい出汁に浸してある程度のもので、上品な味わいで、いいと思います。
また、食後にはカットオレンジが提供されます。
お通しの価格は確認していませんが、土地柄相応でしょう。
お通し代を取られるのが嫌な人は、安いお店に行くといいですね。
●生ビール・キリン一番搾り(649円)
グラスですが、泡をモリモリにして提供してくれます。
●能登路(1合649円)
昔ながらの日本酒という感じのアルコール感のあるしっかりした味のお酒です。
●赤武(1合880円)
お店のメニューには十四代もありますが、1合で2,000円を超えます。
それと比べると、赤武は美味しく、値段もそこそこなので、コストパフォーマンスがいいお酒ですね。
フルーティーな味わいなので、ガツンとくる日本酒が苦手な人におすすめです。
美味しいお刺身で美味しい日本酒を飲むためのお店です。
店員さんの人数が多くないので、ある程度の料理をまとめて頼んでおくといいでしょう。
十四代のお店
小さなビルの2階にあるお店です。わかりにくいですが、通りに看板を出しているので見落とすことはないと思います。店内は、4人前後の座れるテーブル席が4卓とカウンターの小さなお店です。
週末の夜の営業は、混み合いますので、予約が望ましいかと思います。
夜は、美味しい魚で日本酒を飲めるお店になります。山形・栃木・島根など日本各地からこだわって日本酒を仕入れているようです。特に山形の「十四代」があるのが特徴です。大変高価なお酒で、入荷量も限られているので1組に付き1合しか売ってくれませんし高価ですが、美味しいです。
料理は、お造りが5点盛り(1,420円)がこの日は、かつお・いか・しめ鯖・ひらめ・青柳でした。しめ鯖は、自家製っぽい軽い漬かり感でうまいです。青柳は、なかなかいいサイズのものが出てきました。
焼き物では、甘鯛の塩焼きが旨いです。アジやホッケなどは置く店も多いですが、海に囲まれて魚の種類が豊富な日本ですから、こういう美味しい魚を出してくれる店は素晴らしいと思います。
しめのご飯ものの弱さが弱点で、海鮮おこげや海鮮チャーハンは海鮮らしさが弱いです。焼きビーフンでは、料理の流れにそぐわないし、海鮮丼は、よほど仲がいい人同士でないとシェアしづらいところです。
欠点は、調理と接客を2名で切り盛りしているため、混雑すると対応も料理が出るのも遅くなります。そこらへんを見越して、えいひれなどの短時間で出してもらえてしのげそうな料理を先に注文して、ゆっくり日本酒を飲んでいるといいかと思います。
料理は脇役で、このお店の主役は日本酒です。日本酒好きな方にはお勧めのお店だと思います。
- - - 2013年5月31日ランチで再訪につきランチの記述を加筆訂正 - - -
ランチは、魚の煮付け、フライ、刺身などの定食と海鮮丼などで850円~950円です。12時過ぎると満席になります。
とある日のランチでは850円の刺身定食をいただきました。刺身はイナダとカツオの2種類で、臭みも無く美味しかったです。
小鉢に冷奴、漬物が付きます。
ご飯は、標準サイズが大盛りで成人男性が満足できる量です。増量も気軽に声をかけて欲しいとのこと。女性なら減らしたほうがいいでしょう。
味噌汁は、わかめ・もやしなどとともにあさりが入ります。海鮮専門店といった味わい。
テーブルには、ふりかけがありおかずが無くなった人でも最後までご飯が食べられる対策がなされています。
2013年5月31日は、海鮮丼をいただきました。ご飯は酢飯にしてあるのが嬉しいところ。量は普通のままですごいボリュームです。
ネタも刺身だけでなくあさりの佃煮も載っていていろんな味が楽しめます。
Restaurant name |
Ibi sa
|
---|---|
Categories | Izakaya (Tavern)、Seafood、Nihonshu (Japanese sake) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-5421-0570 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都渋谷区広尾5-16-16 |
Transportation |
273 meters from Hiro o. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥4,000~¥4,999~¥999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master) Electronic money Not Accepted |
Private dining rooms |
not allowed |
---|---|
Private use |
OK |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
---|---|
Food |
Particular about fish |
Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
---|
広尾散歩通り(広尾商店街)にある海鮮居酒屋です。
お店はビルの2階にあります。1階に看板が出ており、さほど目立つ存在ではありませんが、出店・退店の激しい広尾において、結構、長く続いているお店なので、地元の人は知っていますね。
店内は、テーブルが5卓程度、それに窓に向かうカウンター席もあります。
メニューは魚介をメインにしており、お刺身を食べるのは必須です。
お酒は日本酒が充実していて、十四代もあります。店内に十四代の空瓶をディスプレイするお店はよく見かけますが、こちらのようにコンスタントに在庫を持っているお店は貴重ですね。
メニューは、今どき珍しい外税価格表示です。レビュー内では税込価格に換算して表示しています。
いただいたのは、
■お造り5点盛(1,738円)
メジマグロ、イナダ、クロダイ、赤貝、アジの酢締めの5点盛です。
メジマグロは、定番ですね。スッキリとした味わいのマグロです。
クロダイは、コリッとしたいい食感ですね。真鯛にも負けません。
アジの酢締めは、締めているというよりも酢洗いぐらいの軽い酸味です。アジは青魚の中ではスッキリした味わいなので、このぐらいの酢の加減のほうが素材の味がわかります。
■いか一夜干し(946円)
イカ適度に水分が残っていて、しっとりとしいます。厚みがあつて、美味しいです。
■かれい一夜干し(1,298円)
干物にするカレイとしては大きいです。
皮のところは味が凝縮していて、その下の身はふっくらとしていて高級感があります。
しかも、子持ちだったので卵の味や食感も楽しめました。
■かきフライ(924円)
大船渡産のカキとのことで、1皿5個です。
1個が大きく食べ応えがありますね。
広尾という土地柄、盛り付けが上品でボリュームに欠くメニューが多いので、大粒のカキは美味しくて食べ応えもあって、満足です。
■えいひれ(638円)
他店に比べると、1切れが小さく、食べやすいようにカットしてくれていますね。
香ばしさはちょっと弱いですが、厚みがあって旨みが強いです。日本酒のお供ですね。
■和風カニ玉(1,375円)
あんかけをイメージしていたのですが、玉子焼きにカニの身を入れたものですね。
見た目は地味ですが、カニの旨みが全体に行き渡うているため、非常に美味しいです。
■鶏ささみとキノコのサラダ(924円)
レタス類をメインにほぐした鶏ささみとしめじを加えたあっさりしたサラダです。
●あたごのまつ(660円)
宮城県のお酒です。鮮烈辛口とのことですが、尖った印象の辛口ではなく、酸はありますが、旨みもあり、美味しく飲めるように仕上がっています。コストパフォーマンスがいいですね。
いつものごとく、お通しには栃尾の油揚げが出ます。出汁がたっぷりで美味しいです。また、食後のオレンジも提供されますね。
この日は、大船渡のカキと宮城の日本酒で東北三昧でした。
美味しい魚介で美味しい日本酒を飲むためのお店としてお勧めのお店です。