Restaurant name |
Myoujinshita Yakitoritoshi
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Categories | Yakitori (Grilled chicken) |
Phone number (for reservation and inquiry) |
03-6206-8373 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
東京都千代田区外神田2-5-5 喜多村ビル 1F |
Transportation |
JR御茶ノ水駅 聖橋口から徒歩約7分 339 meters from Ochanomizu. |
Opening hours | |
Budget |
¥5,000~¥5,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥5,000~¥5,999
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (Diners、JCB、AMEX、VISA、Master) Electronic money Not Accepted |
Number of seats |
16 Seats |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu),Particular about Japanese spirits (Shochu),Particular about wine |
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Occasion |
This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
The opening day |
2016.4.12 |
自転車で神田〜日本橋の路地裏を巡りました。
よく知っているつもりの街でも、路地に入ると違った景色になり、可愛い神社があったり、オフィス街の谷間に乾物屋があったり居酒屋があったりと、エリアごとに何かしら発見があるものですね。
この時季、休日に郊外に行って紅葉を楽しむのも素敵ですけど、普段行きそうにない都会の風情ある路地裏巡りもなかなか乙なものです。
ランチには一年ちょっとぶりに丸山吉平のリブロースかつも食べられたし、寄ってみたい居酒屋や蕎麦屋、レストランなどもいくつか見つかって、とても楽しい自転車ポタリングになりました。
帰りがけに明神下にある自転車屋に寄って調整をお願いしたら、ワイヤー交換が必要でちょっと時間がかかると言われ、神田明神に参拝に行きました。
天野屋で芝崎納豆を買ってから手を清めて参拝。
参拝後に境内を散策したら、今日は御神馬のあかりちゃんがいました!
小さくて大人しい馬です。とっても可愛いんですよ。
神田明神には文化交流館なるものがオープンしていました。
以前から建築中でしたが開館していたんですね。
1階はおみくじの授与所やカフェ、お土産物売り場です。上にはホールがあるそうです。
何に使われるのかいまいちよくわからない施設ですが、ちょっと休憩するのには良いかもです。
さて、神田明神を出て秋葉原方面へ。
うなぎ神田川の裏路地を歩いて自転車屋に戻る途中、白い大きな提灯を見つけました。
「明神下焼鳥とし」と書いてあります。支度中なので今晩は営業するんですね。
確かにここは女坂の袂ですから正しい明神下です。店構えがとても良い感じです。
店名が昔のスナックみたいであんまり焼鳥屋らしくないけど。
キリッとしているというか、控えめなのに提灯が何者であるか語っています。
ピンときたので是非寄ってみたいんですけど自転車を置きっ放しにもできないので(笑)、一旦自転車を受け取って(ギヤがすんなり入ってとても乗りやすくなりました)帰宅し、電話して入れるのを確認して戻ってきました。
近所は便利だ。
店内は、向かって右にL字のカウンターと左に2人掛けの小さいテーブル、奥に2人掛けと4人掛けのテーブルが1つずつ設えられています。
20人は入れないくらいのこぢんまりした焼鳥屋です。うん、外観通り良い感じ。
寿司屋と焼鳥屋は店主一人(+弟子)の店が好みですが、こちらも店主お一人にホールの女の子だけです。
カウンター奥に座ってまずはエビスを一杯。
今日は路地裏を中心に20km弱走って、一風呂浴びて来ましたからビールが美味しいです!
最高だ。
お通しはササミの燻製を薄く削って野菜の上に盛ったサラダ。
健康的だ。
鰹節のような燻製香とじんわり広がる旨味がいいですね。
焼鳥は鳥スープ付きの5本おまかせでスタート。
最初は砂肝です。これはややクセがありましたが塩加減と火入れはお見事です。
とてもふっくら焼き上がっていて、炭火の香りが食欲を唆ります。
塩で上手に旨味を引き出しているので全然塩っぱくないし。
これはこの後が期待できますから、こちらも日本酒に切り替えて本腰入れます!
日本酒は我々の席の真後ろに冷蔵庫があって、結構な種類の銘柄がならんでいます。
日本酒にも拘る店主のようですよ。メニューも別に用意されていて、本醸造、純米、吟醸、大吟醸と製法別に名刺サイズの銘柄がズラリと書いてありますね。
長珍、十四代、武勇、悦凱陣、伯楽星など我々の好きなお酒ばかりで目移りします。
ただ、今はひやおろしメインで入れていてメニューに載っていないもののほうが多いんだとか。
お、十四代の七垂二十貫がメニューに載ってますね。一合3500円かぁ。
まあ貴重な酒であることは間違いないですから、この値段でもあれば飲みたいという人はいるでしょうね。
今日は切らしているそうですが、仕入れは可能なんだそうで。
ネットで偶に6万円とかで売っているのを見かけますが(笑)どうかしてますね。
ということで、伯楽星のひやおろしをいただきつつ焼鳥を待ちます。
お次に焼き上がってきたのはこぶです。こぶ?って聞いたことないよなぁ。
見た目と食感から「あか」ではないかと思って伺うと、一般的にはそう言われているとのこと。
なぜこの店ではこぶと言うのか(笑)。
まあそんなことはどうでも良くなるくらい美味しい焼鳥です。
ジューシーでぷるんとした弾力があり、鳥の美味しい香りが立ち上ります。
焼鳥好きなら絶対食べたくなる味。
酒に合うなぁ。
つくね、軟骨、すきみ(セセリ)と残り3本もテンポ良く出てきます。
どれも素材の味を塩で上手に引き出してありますね。
つくねはほっこり熱がこもっていて、食べると中から旨味と熱が溢れてきます。
軟骨はやげんではなく膝軟骨です。コリコリの食感とさっぱりした塩味で美味しくいただきました。
すきみは旨味のかたまりですね。どれもお見事な焼きの技術です。
鶏肉は信玄どりを使っているんだとか。銘柄鶏ですね。
先にお願いしていたふくらはぎ一枚焼き(時間が掛かるそうです)が出てきたので、ささみサビ焼き、レバー、皮、手羽を追加。
鳥のふくらはぎってモモのことですよね。味はモモです。
あっさりした塩味なので、飽きが来ずいくらでも食べられる感じ。
ボリュームもそれなりにあります。
適度な脂があって皮がパリッと焼かれているので食感の違いも楽しいです。
相当の腕前だ。
ささみサビ焼きは最初にいただくことが多いですが間に出てきても良い箸休め、もとい串休めです。
お酒を変えるタイミングにもなりますね。
伯楽星を二合いただいたので、今度は長珍の30BYのひやおろしを。
ひやおろしなのに年を跨いでから瓶詰めした酒ですから、味がかなり乗っています。
こういう味わい深い酒と焼鳥って相性抜群ですから、じっくりと楽しみたいものです。
独特の間合いで団扇をタタタンタタタンとリスミカルに使うのも良いですね。
この団扇の使い方は中目黒の鳥よしっぽいです。
レバーは少し小さめに切りつけて、全体に火入れを強くしてありました。
表面をカリッと焼いて、中をトロトロにする作戦ですね。これは美味しいです。
同じ焼鳥&同じ部位でも焼き方で全然違う味になりますから、本当に焼鳥は奥が深いです。
悦凱陣が切れていたので、同じ四国の石鎚槽絞り二夏越えをもらって今度は皮。
皮は一旦タレにつけてからじんわり焼き、火が入って丸まってきたところで上げて白髪ねぎを乗せて出てきました。
カリカリ系の皮ではなくクニュクニュ系(笑)の皮ですね。グミみたいな食感です。
皮らしくて良いですね。ご飯に乗せて焼鳥丼にしたい味わいです。これもとても美味しいです。
最後の手羽はアツアツです。
店主には熱いので串から外してお箸で一つずつ召しがってくださいと言われたのですが、私は串から外したら焼鳥じゃないと思っているので、そのまま食べて舌を火傷しました(笑)。
でもパリッと焼き上がっていて、とても美味しいです。
美しいとしか言いようのないメイラード反応で赤茶色に焼けた表面の皮を愛でつつ、お酒と一緒に楽しみました。
焼鳥と日本酒って永遠です。
期待通りのとても美味しい焼鳥でした。
近所でもないけどよく散策するエリアなのになんでこれまで知らなかったんだろう。
これも自転車のワイヤーが痛んでいたおかげです(笑)。
さすがGood Boyだ。
締めに鳥スープをいただいて本日終了。
スープはやや塩気が強いですが、あっさりさっぱりしていて、とても美味しかった焼鳥の余韻を楽しむのにぴったりでした。
ワイフはつくねとレバーが特に気に入ったそうです。
私はこぶと手羽が印象に残りました。
やっぱり焼鳥は焼きの技術ですね。
素晴らしかった&美味しかったです。
ご馳走様!!だ