Restaurant name |
Fukumen tomo(Fukumen tomo)
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Categories | Ramen、Abura soba mixed noodle |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都千代田区神田神保町2-2-12 |
Transportation |
地下鉄各線「神保町」駅(A4出口)をでて左手に。最初の角を左に。 142 meters from Jimbocho. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
¥1,000~¥1,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
8 Seats ( カウンターのみ) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed 店舗隣にコインパーキング有り |
Space/facilities |
Counter |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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The opening day |
2008.7.23 |
Remarks |
※会員制を維持していますが、会員証なしで入店できます(すべての営業時間帯) |
私は行列店が嫌いだということは折に触れてレビューでも書いてきましたが、このため、ランチのメインスポットであり、かなりのお店を開拓してきた神保町エリアにおいても、行列があるが故に立地的には決して不便でもないのになかなか訪問が叶わないお店があります。
具体的な例を挙げると、白山通り沿いにあるホルモン焼肉食べ放題ランチの「神保町食肉センター」や元フレンチシェフの経営する「海老丸らーめん」、白山通りからちょっと引っ込んだところにある当店=覆麺智や老舗喫茶の「さぼうる2」、駿河台下交差点方面では錦華通りにあるつけ麺店「神田 勝本」、神保町交差点近くから駿河台下交差点南側の裏路地に移転した「ラーメン二郎 神田神保町店」などです。
この他でも、「うどん 丸香」や「キッチン南海 神保町店」なども常時行列がありますが、これらは比較的回転がはやいこともあって攻略済みです。
ジャンル別に見ると、やはりラーメン店が多い印象がありますが、ラーメン店の場合は、どうしても、流行るお店とそうで無いお店の格差もありますよね。
もちろんこれらの行列店も、日によって混雑の度合いには差があるのですが、はっきりした傾向を示す(例えば○曜日が空いているとか)のはなかなか難しいので、たまたまそのお店の前を通った時に空いていれば衝動入店するというのが待ち時間を極力少なくする方法としてはベストなのかなと感じています。
この日は、そんな行列店の一つに挙げられる当店を攻略するチャンスが偶然巡ってきました。
というのも、この日は、当初目指していたお店のオープン時刻を掴むことが出来ず、11時45分頃にそのお店に到着しました。ところが、まだオープンしていないので店内で準備していた店主らしき方にお聞きしたら「営業は12時からです。」ときっぱり言われてしまいました。
時間をつぶすとしても15分は結構長いので、そのお店は断念することにして周りをブラブラしながら代替店が無いか探る中で偶然当店の前を通りかかったんですね。
すると、いつもは店頭だけでなく、横の路地までズラッと行列が延びているのが当たり前の当店の前に誰も人の姿がありません。
この日は、小雨模様で、かなり肌寒い日ではあったものの、これは意外な幸運と受け止め、チャレンジすることを決めました。
当店は、ラーメン通の間ではかなり名高いお店で、当然食べログのラーメンTOKYO百名店にもリストアップされていますが、元々は会社経営から転身してラーメン業界に飛び込んだご主人の及川さんが修行先であった早稲田の「宗家一条流がんこラーメン総本家」のご主人の一条さんと二人で立ち上げたお店だったそうです。
オープン当初は、そのお二人が何故か覆面を被って調理、接客をするお店で、それで店名は「覆麺」という名前になりました。
その後、覆面は脱がれるようになったようですが、それから暫くして一条さんが退店することになり、店名も1人でお店をやることになった及川さんの下の名前から一字を取って「覆麺 智」ということになります。
この日、当店に到着したのは11時50分頃でした。
店内入ったところに券売機が置かれているので、そこで食券を購入します。
券売機の上には、「本日のラーメン」が書かれたボードが置かれており、「阿波尾鶏と牛骨出汁」となっており、醤油か塩が選べて@1,000円です。
その他にこの日の曜日別メニューとして杯数限定の「牛テール出汁塩ラーメン」というのもあったようですが、この時間で既に完売となっていました。
よって、阿波尾鶏と牛骨出汁ラーメンのノーマルラーメン@1,000円の食券を購入します。
店内は、カウンター席が6~7席ほどあるのみの狭い空間ですが、前記の通り、この日は比較的空いており、すぐに着席出来ました。
味は塩をチョイスし、スタッフに食券を渡して待ちます。
お店は男性2人による切り盛りで、お一人はひと目で店主の及川さんと分かるいかつい風貌と体格の方で、もう一人は恐らくお弟子さんと思われ、及川さんにかなり遠慮している(と言うかビビっている)のが態度で分かります。
待っている間に厨房の奥にある貼り紙に目を通しますが、ラーメンのスープは曜日ごとに変えているようで、その内容が記載されています。
また、トッピングについては、メンバーズカードを持っている人限定で1品無料で付けられるそうですが、そのメンバーズカードは現在弟子のお店でしか発券されていないと書かれていました。
ただ、この日はご機嫌が良かったのか、食後、退店前にカードをゲット出来ました。
カードと言っても、厚紙に丸いシールが貼られただけの簡素なもので、この日ゲットしたのは白いシールだったので、台紙と同化してとてもカードには見えません(写真参照)。
いずれにせよ今回は初訪ですので、トッピングの権利行使は無しです。
待つこと4分ほどと割と素早く注文の品が提供されました。
透き通ったスープには黄色味の強い中細ちぢれ麺が沈み、表面にチャーシューが2枚と白ネギ、メンマ、海苔が添えられています。
麺はやや固茹でで、パツンパツンという歯ごたえのある麺ながらスープをしっかり捉えています。
そのスープは、阿波尾鶏のガラと牛骨ベースのコクがたっぷりのスープにあっさり塩味で風味付けしています。
かなり味が濃いとの評判もあったのですが、全くそんなことはなくすっきりしたスープで味わい深くてとても美味しかったです。
トッピングのチャーシューは、薄切りのバラ肉チャーシューですが、脂の乗りが良く、あっさりだし汁との相性は良いですね。
これに白ネギとメンマが加わって、シンプルながらも旨みたっぷりのラーメンに仕上がっています。
なるほど、癖になりそうな味です。
周りの客はほとんどが無料トッピングを頼んでいるメンバーズカード保有者ですが、この日メンバーズカードをゲット出来たこともあり、ローカルルールが煩いみたいな近寄り難さは感じず、個人的にはまずまず馴染みやすいお店と感じました。
ただ、客があまりに店主に気を遣っているのは、やや違和感を感じましたね。
そこまで謙る必要があるのか?と。
いずれにせよ、毎日スープを替えるというのはなかなか簡単に出来ることではなく、やはり人気店はその地位を築くための相応の努力があるんだなということは良く分かりました。
ただ、この日は完売により必然的に注文が叶わなかったプレミアムラーメンの方だと@1,300円〜@1,500円くらいの価格レンジなのでコスパ的に微妙な感じはします。
リピーターをキチンと繋ぎ止めるにはいい商法なのでしょうが、客層の底辺を広げることに関しては、やや弱みがあるようにも感じられました。
人気店とは言え、経営というものはなかなか難しいものですね。