[東大赤門手前路地入る]定番のばらちらしランチ! : Suzukino

Official information

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Suzukino

(すずきの)
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4.4

¥15,000~¥19,999per head
  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.5

4.8

JPY 2,000~JPY 2,999per head
  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-

4.5

JPY 10,000~JPY 14,999per head
2022/05Visitation21th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 2,000~JPY 2,999per head

[東大赤門手前路地入る]定番のばらちらしランチ!

寿司好きです。
日本人で寿司が嫌いという人にはこれまで1人しか会ったことがありません。
その人は酢の物もご飯も好きなのに酢飯だけは大の苦手という変わった人でした。
酢飯がダメなので握りもちらしもNGなわけですね。
ちなみに、大豆とお餅は好きなのに豆餅も豆煎餅も食べられない人でもありました。
作ってませんよ本当の話ですw

ということで、気軽にお寿司が食べたい時にばらちらしって良い選択肢だと思います。
しかもお誂え向きなことに、ばらちらしはご近所に素晴らしく美味しい店がありますから、足繁く通っています。
今日も朝からばらちらし気分だったので、ランチは惑わずすずきのです。

いつものようにカウンターに陣取って、美味しい近況報告wを聞きながらばらちらしの出来上がりをのんびり待ちます。
予め切りつけたものをご飯にちらすのではなく、注文を受けてから素材を徐ろに切りつけたり漬けたりしますから少し待つのですが、その時間がまた楽しい。

今日は煮穴子、皮目を軽く炙った真鯛、こぶりな才巻海老、漬けた鯵、自家製のいくら、三陸の海鞘がたっぷりと散りばめられて、飾り切りのきゅうりと玉子が彩りを添えます。
海鞘を使うばらちらしは珍しいですが、この店には直接契約している先から産直品がほぼ毎日送られてくるので、旬の味が都度いろいろと散りばめられるという寸法です。
日替わりばらちらしってことですねw

出汁の効いた御御御付けと口直しの生姜をいただきながら、いつものように極上ちらしを楽しみます。
弾力のある鯵、香りの良い真鯛と海鞘、口の中で弾けるいくら、デザートにしたい煮穴子と玉子wを軽く酢が効いたご飯と一緒にいただくのは喜び以外のナニモノでもないです。
海鞘はちらしのイメージ皆無ですが、鮮度が良くて全くクセがなく、香りも味もとても良かったです。
酢飯にも合いますねぇ。

コロナでテレワークが定着してから早2年半、すっかりすすきののばらちらしはランチの定番になりました。
これだけのクオリティで2,000円ですから、満足度もコスパも素晴らしいです。

これで午後も頑張ろうと思いますが、ちょっと眠くなってきたよw
在宅勤務の特権で、シャワーでも浴びてさっぱりしてから午後の仕事に取り掛かります。
今日もご馳走様でした!!

  • Suzukino - 東大赤門対面の路地を入るとこのファサードが見えます

    東大赤門対面の路地を入るとこのファサードが見えます

  • Suzukino - 美しいばらちらし 味はもちろんですけど彩りもお見事です

    美しいばらちらし 味はもちろんですけど彩りもお見事です

  • Suzukino - この時期でもいくらを塩漬けして出してくれます

    この時期でもいくらを塩漬けして出してくれます

  • Suzukino - 簡単ですよと何度か教えてもらった飾り切りの胡瓜 一度も作ってないやw

    簡単ですよと何度か教えてもらった飾り切りの胡瓜 一度も作ってないやw

  • Suzukino - 今日は海鞘に才巻に鯵に真鯛なども入っていつもながら豪華です

    今日は海鞘に才巻に鯵に真鯛なども入っていつもながら豪華です

  • Suzukino - これも自家製の生姜漬け これで一杯飲みたい

    これも自家製の生姜漬け これで一杯飲みたい

  • Suzukino - 御御御付けは意外なことに鰹出汁を使いません

    御御御付けは意外なことに鰹出汁を使いません

  • Suzukino - 昆布出汁だけでこれだけ美味しくできるのは凄いことだね

    昆布出汁だけでこれだけ美味しくできるのは凄いことだね

  • Suzukino - 注文を受けてから今日のちらしネタを丁寧に切りつけて漬けます

    注文を受けてから今日のちらしネタを丁寧に切りつけて漬けます

2022/01Visitation20th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

【東大赤門前】正月の酒肴セットの感想戦ランチw

今日は朝から魚が食べたくて、ランチは迷わずすずきのです。
年明けから忙しくてなかなか伺えませんでしたが、やっと時間が取れました。
今年初めてのすずきのだ。
元旦に酒肴セットいただいたけど。

ということで、新年のご挨拶していつものカウンターに着席。
早速、酒肴セットいかがでしたか?と感想戦の開催です。
どれも美味しかった!という当たり前の感想は別にして、祝箸が4膳乗っていたから4人前相当なんだろうけど、車海老が3尾なのはなんで?と聞いたら、全くそんなこと考えていなかったそうでw
年末の忙しい時期に店の営業と並行して仕込んでいたわけですから、考える余裕なかったみたいです。
思いも寄らない指摘だったようで、鈴木さん爆笑してましたw

で、今日の魚は何かな?と聞くと鰆の良いのが入ったと、目の前にドーンと置かれたのでこれは煮付けてもらって釜炊きご飯をいただくことに。
ご飯は炊き上がるまでに蒸らしを含めて20分ちょっとかかりますが、これが途轍もなく旨いので待つ一手です。

美味しいものを食べるには、時間が必要です。
時間が美味しくしてくれるわけですから待つのも楽しいですよね。
感想戦の続き(ボリュームはどうだったかとか特に印象に残ったのは紫芋の栗きんとんだったとか唐墨2年くらい寝かせてから食べたいよねとかいろいろ話しました)です。
1人、取りに来ない客がいたとか・・・電話したら酔っ払って注文したので忘れていたそうです。
酔った勢いでいろいろするのは間違いの元、人の振り見て我が振り直せとはこのことかw

感想戦も終わりに近づいた頃、鰆が美味しそうに炊き上がりました。
ご飯も蒸らしに入ってます。
重い蓋を開けるとまさに銀シャリがお目見え。
これは旨そうです。

身の分厚い鰆と根菜、芹などの炊き合わせは大変品の良い味わい。
素材の良さがダイレクトに伝わる旨さです。
ほんのり甘さを感じる昆布出汁で塩味はごく控えめ、さらっと軽い鰆の脂がご飯とぴったりです。
皮がまた旨いよね。皮でご飯を巻いて食べると堪りません。泣きます。

釜炊きご飯はふっくらしっとりですが、素晴らしい弾力があって噛み応えもあります。
甘くてもっちり、理想的な炊き上がりですね。
これだけご飯が旨いと胡麻塩とか明太子片腹とかで十分なくらい。
それでも鰆の出汁をかけて食べると、もう午後の仕事があるのに酒くれよって言いたくなる味わい。
克己心が試されるランチですw

無事に酒も飲まず完食。
お飲み物はどうされますか?とランチでも必ず聞いてくる如才なさが鈴木さんの売りですがw今日もルビコン川を渡らずに済みました。
サンマリノ共和国に行った時についでに渡っちゃったけどw

今日も素晴らしいランチで大満足でした。
煮魚の旨さはダントツです。
今年もお世話になります。
ご馳走様でした!!

  • Suzukino - 今日の煮魚定食はこの分厚い身の鰆ちゃんです!

    今日の煮魚定食はこの分厚い身の鰆ちゃんです!

  • Suzukino - 蓋取ったところを写真撮れば良かったけど食べたいから先に混ぜちゃったw

    蓋取ったところを写真撮れば良かったけど食べたいから先に混ぜちゃったw

  • Suzukino - ふっくら艶々 食べてばもっちり弾力があって甘いという理想的な炊き上がり

    ふっくら艶々 食べてばもっちり弾力があって甘いという理想的な炊き上がり

  • Suzukino - 御御御付けはいつもの葱と豆腐 蓋開けろよw

    御御御付けはいつもの葱と豆腐 蓋開けろよw

  • Suzukino - お新香は青菜の浅漬けでした あっさりさっぱりでこれも旨い

    お新香は青菜の浅漬けでした あっさりさっぱりでこれも旨い

2022/01Visitation19th

4.5

JPY 10,000~JPY 14,999per head

【赤門前】正月に相応しい豪華酒肴セットで乾杯!

すずきののお正月セットをお願いしたので、大晦日に取りに伺いました。
お節じゃなくてお正月の酒肴セットだというので、我が家にぴったりだと思って注文しました。
果たしてどんな内容で出来上がっているのかな?唐墨は旨そうだったけどどれだけ入っているのかも注目です。

受け取りに行って、鈴木さんにご挨拶。
おお、なかなか立派&重たい箱だねw重いだけじゃダメだけどさ。
今年もお世話になりました。
来年も美味しいもの食べさせてくださいねw

帰宅して風呂敷を解き、早速内容を確認。
どれどれ・・・ワクワクする瞬間ですな。
お、祝箸が4膳ついていますから4人分を想定しているんでしょうね。
箱は2段です。

まず上の段。
中央にどーんと車海老の旨煮があって、赤蕪生酢、牡蠣の南蛮漬け、粒だちの揃った美しいいくら、子持ち昆布の松前漬、紫芋で作った栗きんとん、鰊と里芋の炊き合わせ、かなり上手に仕上がっている自家製唐墨、定番の蛸の柔らか煮の9種類が入っています。
どれも旨そうだね〜!

下の段は子持ち鮎の焼き浸しと蝦夷鹿脛肉と大根の炊き合わせが真空パックに入っていました。
子持ち鮎は何度かいただきましたが、これに蝦夷鹿とは酒呑みの気持ち、わかってるよねw
でも祝箸が4膳入っているのに車海老が3尾なのはなぜだろうwまあいいか。

年が明けて2022年1月1日。
神田明神に初詣に行き、昨年の御礼と今年の抱負を大己貴命様と少彦名命様と平将門命様にお祈り。
気分も新たに帰宅後、悦 凱陣の純米大吟醸を封切りして、酒肴セットをいただきましょう。
正月早々、美味しい酒肴と良い酒で乾杯できて幸先が良いです。
今年も無事に過ごせますようにと願いつつ、お節を摘みながら祝箸は酒肴セットへ…

赤蕪生酢:厚めに切りつけてあるのによく漬かっていて上品な酸味が楽しめます
牡蠣の南蛮漬け:これは素晴らしい旨さです あっという間に食べちゃうからもっと欲しいw
いくら:小粒ですが揃っていて鮮度抜群 とても上品な塩加減でこれくらいが一番旨いよ
子持ち昆布松前漬:これと悦 凱陣がぴったり 旨い酒に酒肴があってこいつぁ春からって気分
紫芋で作った栗きんとん:これは口直しにいいですね 甘さ控えめで食べやすいし酒肴でもある
鰊と里芋の炊き合わせ::身の厚い身欠鰊にしっかり味が染み込んでます さすがプロだね
自家製唐墨:ギリギリ間に合ったと言ってましたがちゃんと仕上がってます あと1年寝かせたい
蛸の柔らか煮:これはばらちらしにも入ってますが、酒肴にすると一段と旨さが実感できます
車海老の旨煮:3尾なのでwワイフが2尾私が1尾です 家庭内ヒエラルキー通りですw

子持ち鮎の焼き浸しは大きいフライパンで湯煎して、パックの脇を切ってそのまま皿に流し込みました。
そうしないと鮎の姿が崩れちゃうほど柔らかいんです。
店で食べているので心得たもんですw
頭から丸ごといただける柔らかさ、昆布出汁で炊いた焼き浸しはご飯にも合いそうですね。
正月用だったら鯛か蟹なんかも良いと思うんだけど、鮎もなかなか目出度い感があるものです。

蝦夷鹿脛肉と大根の炊き合わせも大変上手に炊いてあって、香りが抜群です。
大根が蝦夷鹿の肉の旨みをたっぷり吸い込んで異常に旨いよw
不思議と悦 凱陣の軽い酸味に合います。
純米大吟醸なのに酒肴と合わせてもイケるなんて、やっぱりすごい酒です。

あれ、元旦で粗方食べ切っちゃったよ。
4人前相当かと思いますが2人でもすぐになくなりました。
美味しいからどんどん食べちゃったんですけど、もっとポーション増やしても良いかな。
来年は大盛りでお願いしますw

正月から旨い酒と旨い肴で、大変幸せな気持ちで過ごせました。
有難いことです。
今年も宜しくお願いします。

ご馳走様でした!!


  • Suzukino - 2022年1月1日0時過ぎの神田明神 まだ人出も少なくてゆっくりお参りできました

    2022年1月1日0時過ぎの神田明神 まだ人出も少なくてゆっくりお参りできました

  • Suzukino - お参りした後、御神馬のあかりちゃんにも会えたし

    お参りした後、御神馬のあかりちゃんにも会えたし

  • Suzukino - 風呂敷に包まれた酒肴セットを買ってきました

    風呂敷に包まれた酒肴セットを買ってきました

  • Suzukino - お品書きです 全11品入っているんですね楽しみです!

    お品書きです 全11品入っているんですね楽しみです!

  • Suzukino - 祝箸は4膳付いていました 4人前相当なんでしょうね…と思ったけどどうなんだ?

    祝箸は4膳付いていました 4人前相当なんでしょうね…と思ったけどどうなんだ?

  • Suzukino - 一段目は全9品 なかなか豪華ですね

    一段目は全9品 なかなか豪華ですね

  • Suzukino - 中央に車海老の旨煮がドーンと控えてます

    中央に車海老の旨煮がドーンと控えてます

  • Suzukino - 赤蕪の生酢には帆立の貝柱が入っています

    赤蕪の生酢には帆立の貝柱が入っています

  • Suzukino - 松前漬には子持ち昆布たっぷり 正月らしい

    松前漬には子持ち昆布たっぷり 正月らしい

  • Suzukino - 鰊と里芋の炊き合わせです 身が厚くて美味しい鰊でした

    鰊と里芋の炊き合わせです 身が厚くて美味しい鰊でした

  • Suzukino - 自家製の唐墨 天日干しして丁寧に作った甲斐があったと思います 寝かしたらさらに美味しくなるでしょうね

    自家製の唐墨 天日干しして丁寧に作った甲斐があったと思います 寝かしたらさらに美味しくなるでしょうね

  • Suzukino - これは店でもいただく蛸の柔らか煮です これが酒に合うんです

    これは店でもいただく蛸の柔らか煮です これが酒に合うんです

  • Suzukino - 紫芋で作った栗きんとん 甘さ控えめで上品な旨さ

    紫芋で作った栗きんとん 甘さ控えめで上品な旨さ

  • Suzukino - いくらは小粒ですが漬け込みが見事で大変美味しい

    いくらは小粒ですが漬け込みが見事で大変美味しい

  • Suzukino - 二の段は蝦夷鹿と鮎が真空パックで入ってます 温めて食べてくれとのことでした

    二の段は蝦夷鹿と鮎が真空パックで入ってます 温めて食べてくれとのことでした

  • Suzukino - 正月ですから悦 凱陣の純米大吟醸でお祝いです

    正月ですから悦 凱陣の純米大吟醸でお祝いです

  • Suzukino - 鮎は横たえたままフライパンで湯煎してそのまま皿へ

    鮎は横たえたままフライパンで湯煎してそのまま皿へ

  • Suzukino - 子持ち鮎で一杯とは目出度いねぇw

    子持ち鮎で一杯とは目出度いねぇw

2021/12Visitation18th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

【本郷】唐墨ながめつつばらちらし喰って年末を実感w

毎度お馴染み、すずきのです。

本郷界隈できちんとした和食を楽しめる店は多くない、というかこちらと一会しかないので(居酒屋ならまさむらとか桃狼とかシンスケとかぎおんがあるんだけど)、なかでも自宅に近いすずきのは重宝しています。
今日は今年もお節料理出すのかなとチェックするついでにランチです。
去年は知り合いのイタリアンとのコラボで???だったんですけどw

店内に入ると、お、デカい唐墨が置いてある!
これは立派だねぇ・・・もちろん正月用ですよね。
大きなものだけ選って以前から仕込んでいたものがようやく仕上がったんだとか。
召し上がってみますか?と言われ、ランチに来たのに酒が欲しくなるからやめておくと言って席に着きますw

今日のばらちらしは鯵、鯖、鮃、煮穴子、漬けた鯛、北陸の鰆に胡瓜です。
相変わらず安定の旨さです。
こちらは鉄鍋で炊くご飯がべらぼうに旨いので、各地の旬の食材を少し寝かせて&仕事して乗せれば、美味しいばらちらしがいただけるわけです。
今日はちょっと色味に乏しいから鮪なんか散らしてもらいたいところですけど、年末の酒肴セットの仕込みで手が回らない様子ですから仕方ないですね。

その正月用酒肴セットは、目の前に鎮座している唐墨のほか、蛸、鰊、子持ち鮎、いくらなどを盛り込んだものをすずきの単独で用意するそうで、11品くらいをイメージしているようです。
4人前で25,000円かあ・・・じゃあ一台お願いしましょう。

今年は年末のスケジュールがタイトで御節の用意は無理!とワイフが悲鳴を上げているのでw丁度良いです。
では一年の締めくくりと翌年のスタートはすずきのに託しましょう。
え、大晦日に営業するの?予約が入った?良かったねぇw
じゃあ31日の午後に受け取りにきます。

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - 正月用にようやく仕上がった唐墨 かなり大きいものだけを選ってつくったそうです

    正月用にようやく仕上がった唐墨 かなり大きいものだけを選ってつくったそうです

  • Suzukino - 正月に呑んで欲しい酒も仕入れてあるようです 今日は呑まないよw

    正月に呑んで欲しい酒も仕入れてあるようです 今日は呑まないよw

  • Suzukino - 安定の旨さのばらちらし もちろん美味しいけど今日はちょっと色味が乏しいよね

    安定の旨さのばらちらし もちろん美味しいけど今日はちょっと色味が乏しいよね

  • Suzukino - ガリも白いしw

    ガリも白いしw

  • Suzukino - ここの御御御付けは昆布出汁だけなのにしっかり美味しいです

    ここの御御御付けは昆布出汁だけなのにしっかり美味しいです

2021/11Visitation17th

4.4

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 15,000~JPY 19,999per head

旨い魚が喰いたい!となればすずきの

週末は和食モード。
すずきのに電話して席だけお願いしました。
下駄履きで行ける極上のカウンター割烹です(テーブル席もあるけどさ)。
現在営業は通常モード、夜はお任せ8,000円で21時半からはア・ラ・カルトもOKです。
お任せと言っても今日は何があるか聞いて、じゃあこれとこれの組み合わせでお願いなんてわがまま言ってますからwア・ラ・カルトみたいなもんですね。

田中六五の純米山田をいただきながら、先ずは前菜。
祖父江の大振り銀杏、白海老の素揚げ、鮟肝、柿と細魚の炊き合わせです。
へえ、晩秋の各地の味覚をきれいに盛り合わせてくれていますね嬉しいな。
こういう季節感のある料理で酒を呑むって最高だよね。
もちろん滋味豊かでどれも酒に合わせてじっくり楽しみました。
個人的には白海老の旨味がとても気に入りました。

田中六五をお代わりしつつ、最初のお造里。
すずきのは刺身が2皿出てくるんです。
皮目を炙った真鯛、鮃、軽く酢締めて寝かせた鯖です。
この中では鯖が抜群でした(庶民派なんですw)。
1週間ほど寝かせた鯖は脂の乗りが良く、ねっとりとした食感と旨味が出ていて酒との相性が最高です。

2沢目のお造里は、鰤、甘鯛、あおり烏賊。
もう鰤の季節なんだねぇ・・・去年氷見で寒鰤のしゃぶしゃぶ&刺身をいただいてから早くも1年とは。
既に脂は十分乗っていますし、甘鯛は極めて上品、あおり烏賊はねっとりと甘いです。
播州一献の山杯純米をぬる燗にしてもらってゆっくり味わいました。

焼魚は鰆。
最近鰆に当たりまくってますw
大好きだから良いんだけどさ。
出汁醤油を掛けながら焼いていい感じに香ばしいです。
申し分のない旨さで、先日秋田でいただいたのを彷彿とさせます。

おや、龍力なんて持ってるんだやるねw播州辛口とは嬉しい。
これは熱燗ですね。
椎茸、牛蒡、小葱で白口(イシモチですね)を玉子綴じにした小鍋仕立てと一緒にアツアツでいただきました。
凝ってはいないけど旬の旨いものが次から次へと出てくるので、楽しくて仕方ない。
こういうのを洒脱っていうんですね。

締めは秋鮭とむかごの炊き込みご飯。
もうこれは泣きそうになるくらい旨いです。
あっという間に全部食べちゃうこともできたんだけど、一晩置くとまた味が落ち着いて格別だとかそういうことを鈴木さんがいうのでwおにぎりにしてもらって&持ち買って明日の朝ご飯に食べてみることにしました。

お新香といつもの御御御付けで今日も終了。
晩秋&初冬の美味しいものをたっぷりいただいて満足しました。

翌朝、おにぎりをいただきましたが、確かに味がしっとりと落ち着いて旨さが増してます。
昨晩はそこまで感じなかったむかごの甘さが強く感じられて秋鮭の塩気とベストマッチ。
朝から呑みたくなってしまいましたよw

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - 路地の先に明るく灯る看板が目印

    路地の先に明るく灯る看板が目印

  • Suzukino - 夜はコースのみですが21時半以降はア・ラ・カルトもOKです 2軒目にも便利

    夜はコースのみですが21時半以降はア・ラ・カルトもOKです 2軒目にも便利

  • Suzukino - ここのぐい呑が結構洒落ていて選べるのも嬉しい

    ここのぐい呑が結構洒落ていて選べるのも嬉しい

  • Suzukino - 最初は田中六五の純米山田 糸島でも山田錦作ってるんですね

    最初は田中六五の純米山田 糸島でも山田錦作ってるんですね

  • Suzukino - 前菜です 旬の食材がコンパクトにまとまってます センスがいいよね

    前菜です 旬の食材がコンパクトにまとまってます センスがいいよね

  • Suzukino - 最初のお造里は真鯛 鮃 軽く酢締めて寝かせた鯖です

    最初のお造里は真鯛 鮃 軽く酢締めて寝かせた鯖です

  • Suzukino - この鯖がいい感じで熟れててとても美味しかったよ

    この鯖がいい感じで熟れててとても美味しかったよ

  • Suzukino - お次は播州一献の山杯純米 最近良い酒置くようになりましたw

    お次は播州一献の山杯純米 最近良い酒置くようになりましたw

  • Suzukino - 続いてのお造里は鰤 甘鯛 あおり烏賊です 適度な脂の乗りが素晴らしい 烏賊はねっとりと甘いし

    続いてのお造里は鰤 甘鯛 あおり烏賊です 適度な脂の乗りが素晴らしい 烏賊はねっとりと甘いし

  • Suzukino - 焼魚は鰆 大きく切りつけてボリュームもあります

    焼魚は鰆 大きく切りつけてボリュームもあります

  • Suzukino - じわじわ出てくる旨味と脂 晩秋の鰆は絶品だよね

    じわじわ出てくる旨味と脂 晩秋の鰆は絶品だよね

  • Suzukino - 播州つながり? 龍力の播州辛口あるんだ

    播州つながり? 龍力の播州辛口あるんだ

  • Suzukino - 椎茸 牛蒡 小葱でイシモチを玉子綴じにした小鍋 これも旨いなんてもんじゃない

    椎茸 牛蒡 小葱でイシモチを玉子綴じにした小鍋 これも旨いなんてもんじゃない

  • Suzukino - 締めは秋鮭とむかごの炊き込みご飯 

    締めは秋鮭とむかごの炊き込みご飯 

  • Suzukino - 秋鮭の旨味がご飯に沁みるまでじっくり蒸らします

    秋鮭の旨味がご飯に沁みるまでじっくり蒸らします

  • Suzukino - まず一膳 むかごの甘味も然ることながら鮭の旨味がすごい!ご飯と一緒だと素晴らしい味わいだよね

    まず一膳 むかごの甘味も然ることながら鮭の旨味がすごい!ご飯と一緒だと素晴らしい味わいだよね

  • Suzukino - 赤蕪のお新香うまい〜!

    赤蕪のお新香うまい〜!

  • Suzukino - 鰹節で出汁を取らないw御御御付けもすっかり慣れました

    鰹節で出汁を取らないw御御御付けもすっかり慣れました

  • Suzukino - ご飯は翌朝のしっとりした旨味が味わえるとのことで残しておにぎりにしてもらいました

    ご飯は翌朝のしっとりした旨味が味わえるとのことで残しておにぎりにしてもらいました

  • Suzukino - むかごの甘味が引き立って秋鮭と混ざると最高の旨さでした

    むかごの甘味が引き立って秋鮭と混ざると最高の旨さでした

2021/10Visitation16th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

秋寂ぶの会食御礼はばらちらし 煮穴子が旨いんだよね

数日前にとても美味しい秋の味覚を楽しませてくれたすずきのです。
前菜もお造りも焼魚&煮魚、締めの松茸ご飯&子持ち鮎ご飯も最高でした。
お酒は控えめにしたのでちょっと飲み足りず、帰宅後ワイン飲んじゃいましたけどw

ということで、美味しかったよご馳走様と改めてお礼言っておこうと思い、ランチに伺いました。
参加メンバーも大変喜んでくれて好評でしたので、また機会があったらお願いしようかと。
鈴木さんもそれは良かったと言ってくれましたから、この店で旨い酒肴を楽しみながら呑みたいという方はご一報くださいw

で、今日のばらちらしです。

真鯛と煮穴子、鮃、軽く漬けた鯵、影包丁を入れた細魚が宝石箱のように散りばめられています。 ほんのり甘味を感じる玉子焼きと飾り切りして塩水に浸けた胡瓜も色味と味の良いアクセントです。
ご飯は南部鉄器の鉄釜で時間をかけて炊いていますから、ふっくらもちもちで米粒に弾力が感じられ、大変美味しい。

これに魚介がたくさん乗っているので、食べ飽きることもなく、夢中で頬張ってしまいます。
白身の魚は産地から直接送ってもらっているものばかりなので、すぐに捌いて鮮度を強調することも、数日寝かせてじっくり旨味を引き出してから使うことも自在です。
ものが良いからこそできることですが、その恩恵は来るたびに受けています。

今日の鮃は少し寝かせてあってねっとりとした旨味が強調され、反対に真鯛は今朝捌いたばかりでぷりっぷりでした。
鯵は身が厚く、これをアジフライにしたらさぞかし旨いだろうなと思う個体を軽く漬けて使いますから贅沢ですよね。
細魚も甘く、ほんのり残る苦味がまたいいです。
これらを混ぜちゃって食べちゃうんですから、堪りませんw

ご近所にこんな店があって本当にラッキーだと感謝しつつ、本日のランチも無事終了。
食後にお茶をいただいて、四方山話をするのも楽しいひと時です。
会社に行かなくなってからまもなく2年近くになりますが、コミュニケーションツールはZOOMやslack、チャットワーク、LINEなどに頼りきりですけど、やっぱり直接会うことで生まれる親近感や同じ空間と時間を共有しているという安心感みたいなものは持ち続けたいものですよね。

そんな楽しいひと時をいつもありがとうございます。
ご馳走様でした!!

あ、今日は煮蛸の代わりに煮穴子だったのか・・・店を出てきてから気がつきましたw

  • Suzukino - 今朝捌いた真鯛 煮穴子 細魚 5日目の鮃 軽く漬けた鯵 ほんのり甘い玉子焼き 飾り切りした胡瓜のばらちらし

    今朝捌いた真鯛 煮穴子 細魚 5日目の鮃 軽く漬けた鯵 ほんのり甘い玉子焼き 飾り切りした胡瓜のばらちらし

  • Suzukino - 写真だとわかりにくいかもしれないけど結構なボリュームです 偶に大盛りにするよw

    写真だとわかりにくいかもしれないけど結構なボリュームです 偶に大盛りにするよw

  • Suzukino - 生姜も自家製です

    生姜も自家製です

  • Suzukino - 御御御付けは昆布出汁 鰹節をほとんど使わないちょっと変わった店ですw

    御御御付けは昆布出汁 鰹節をほとんど使わないちょっと変わった店ですw

2021/10Visitation15th

4.4

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.5
JPY 15,000~JPY 19,999per head

禁酒法明けに旬の味&贅沢三昧プラン会食w

今日は以前何度かご一緒させていただいたことのあるレビュアーさんと連れ立って会食。
全員都内在住&勤務なので必然的にオフ会食は都内です。
今回はすずきのに行ってみたいとのリクエストを受け、お願いしました。
私は近所なので早めに行って皆さんを迎えるつもりが原稿の締め切りに追われて一番最後になってしまいましたよ。
近い人が一番遅くなるってあるあるだよねw

ということでテーブル席を贅沢にも広く使わせていただいて、本日の会食スタート。
食べたい放題&飲みたい放題で払いたい放題の贅沢三昧プランですw
まあ特に会って話さないとならない話題なんてもんはないんですけど、やはり直接会って食事しながら同じ時間を過ごすというのは楽しいものですね。
当たり前のことが当たり前じゃなくなった2年弱の期間を振り返りつつ、こうして取り留めのない会話を楽しむことができるようになったことを素直に喜びたいと思います。

では、乾杯して本日のコースを始めてもらいましょう。
鈴木さんのご好意でメインの炊き込みご飯は豪勢なものを用意してもらいました。
この場を借りて御礼申し上げます。

先ずは各自飲み物を注文して&私は新潟の凌駕をいただいて、前菜を頂戴します。
凌駕は軽い酸味とバランスの取れた甘味に舌にピリリと残る辛味があり、いろいろ入った前菜を楽しむのに良さそうです。
その前菜は、鮭の白子をサッと熱い出汁に通して若芽と合わせたもの、天然えのきと仙台の芹の煮浸し、焼き茄子と菊花の割り醤油和え、炊いた里芋の唐揚げです。
銘々のお盆に乗って出てきましたから食べやすいですね。
彩り鮮やかで料理のバリエーションも素晴らしい。
これも数日前からいろいろと考えてもらいました。

鮭の白子は出汁にくぐらせてあって臭みなどは全く感じません。
とろりとした食感と舌触りが独特です。
厚めの若芽と一緒にいただくと秋の味覚が口いっぱいに広がります。
これは贅沢な前菜ですね。

天然のえのきと仙台の芹の煮浸しは香りとシャキシャキ感をを楽しむ一品。
こちらもしっかり出汁に漬け込んであり、会話と日本酒を楽しむのにぴったりです。
美味しいものを食べると会話も弾みます。
焼き茄子と菊花は昆布出汁と醤油の割り醤油をまわしかけてあり、上品な酸味が食欲を刺激します。
これも季節を感じる一品ですね。

今年は漫然と過ごしているうちに秋も終わりかけていますから、気分はRip Van Winkleですw
里芋は一旦火入れしてから片栗粉で揚げてあり、カリッとした表面と中のねっちりした食感のコントラストが楽しいです。
甘いもの酸味のあるもの、旬の食材の持つ滋味を堪能しました。

酒がメインの会食のイメージでしたが、私以外食べるのが早くてw追いつくのが大変。
もっとゆっくり楽しもうよ折角久しぶりに会ったんだからさぁ。

お次はお造里です。こちらは2皿に分けて供してくれます。
そのほうが温度とか香りの違いを楽しめるからなんだそうで。
では、このまま凌駕をいただいて刺身にも合わせましょう。

最初の皿には鮃に自家製の唐墨をたっぷりとふりかけたもの、石垣鯛と鯵で茗荷と一緒にいただきます。
鮃はもう何も云うことがありません。
数日寝かせて旨味を引き出した上にあっさりした旨味が印象的な唐墨まで振りかけられていますから醤油要らずです。
甘味とコク、上品な塩味が一度に楽しめます。
それにこの石垣鯛、身の締まりが素晴らしくて脂も乗っており、あっさりしているのにじわじわと旨味が出てきます。
さすが高級魚、旨味がたっぷりで酒がどんどん進みます。
鯵も身が厚くて脂の乗りが良く、大変美味しくいただきました。

次のお造里は石鰈とさより、ホウボウです。
ホウボウは刺身ではなかなかいただく機会がありませんが、鮮度の良い状態で用意してくれたようです。
少し赤みが刺した透明感のある身は、上品な脂があって石垣鯛よりも甘味が強いですね。
香りが良いので鮮度抜群なのがよくわかります。
厚めに切りつけてあって旨味もはっきりしていますよ。

石鰈は縁側と一緒です。
薄造りでもないのに身は透き通っていてこれも鮮度の良さを感じます。
弾力があって噛むほどに甘味が出てきますよ。
夏の魚ですが、この時期でもこれだけ脂が乗っているととても美味しくいただけます。
しかも縁側の脂ときたら半端ない。これ一切れで一合呑めちゃいますよ。
鈴木さんはどんだけ酒を呑めと云うつもりなんだろうw

さよりは今が旬ですね。
少量ですが身が張っていてこれも鮮度抜群です。
青魚独特の爽やかな旨味のあとに少しの苦味が来るのが堪りません。
じんわりと旨い魚です。

凌駕から日置桜の山装うに代えて、次は焼魚。
秋の酒らしい名前ですね。
春は山笑う、 夏は山滴る、秋が山装うで冬は山眠るという季語を冠した酒です。
ふくよかに甘く、香りも高くてちょっと燗酒にしたくなりました。
他のメンバーはそれほど飲まないのでw次回の楽しみに取っておきましょう。
なくなってるかもしれないけどさw

焼魚はマナガツオです。
自家製の西京漬を低温でじっくり焼いてくれました。
鰹が取れない瀬戸内海などで初夏にいただくから真似ガツオなんだよ。
カツオはサバ科でマナガツオはマナガツオ科だよなどということはどうでもよくてw西京味噌の甘塩っぱい風味が味わいを引き立てるマナガツオを頬張りました。
この魚はちびちび食べるより、思いっきり口に入れたほうが美味しさを味わえるんです。
ふっくらしっとりで西京漬にしたら最高級の魚ですよね。
ああ旨い、贅沢だ。

あ、そうそう、このマナガツオの西京焼きについていたのが栗の素揚げです。
鬼皮を剥いて渋皮ごと素揚げして塩を振っただけの栗ですが、これがもう抜群に旨い。
栗の素揚げなんて食べたことなかったけど、このパリパリした渋皮と揚げて強調された栗の甘味が最高です。
笠間の栗は極上品だね。
栗の季節のうちにまた食べさせてもらおう。

煮魚は真鰭です。大黒しめじと炊き合わせてありました。
またこれも贅沢な一品だね。
高級魚の代名詞なのに小鍋にもせず炊いちゃうとは嬉しいです。
しかも昆布出汁と大黒しめじの旨みだけで、あとは鰭の甘味がドーンと出てきます。
旨すぎますなこれはw
酒呑んでる場合じゃないよ。

高級魚オンパレードの魚尽くしを楽しんで、後半戦はいよいよ鉄鍋の炊き込みご飯です。
今日は岩手から傘の開いていない松茸がどかんとこの店に降臨していますから、頭を垂れつつ神妙に待ちましょう。
さっきから素晴らしい香りが店内充満しています。
この香りだけで刈穂の弐拾六がスイスイ呑めちゃうw

松茸ご飯が炊き上がりました。
銀杏が散らしてあって秋の味覚の王者に花を添えています。
これ以上具体的にレビューしたら殺されそうな気がするのでw何も書きませんけど、一言だけ。
泣くほど美味かったよ。

続いて子持ち鮎の炊き込みご飯も炊き上がりました。
わあ、バチが当たるよこれ以上贅沢したらw
骨ごとぐずぐずに炊けていて茗荷が添えてあります。
これ以上具体的にレビューしたら殺されそうな気がするのでw何も書きませんけど、一言だけ。
死ぬほど美味かったよ。

ということで秋の贅沢三昧コースも無事終了。
話もいろいろしましたけど、食べ物が美味しすぎて&酒が旨すぎてあまり覚えていませんw
駅まで皆さんを送り、自宅で余韻に浸りながら今度はワイフとワインをいただきましたとさ。
めでたしめでたし。

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - どーん!岩手産の松茸です もうこれだけで十分だよねw

    どーん!岩手産の松茸です もうこれだけで十分だよねw

  • Suzukino - 先付です 鮭の白子 天然えのきと芹の煮浸し 焼き茄子と菊花の割り醤油和え 里芋唐揚げです

    先付です 鮭の白子 天然えのきと芹の煮浸し 焼き茄子と菊花の割り醤油和え 里芋唐揚げです

  • Suzukino - 凌駕は夏酒のイメージがありますが秋もうまい酒があるんですね

    凌駕は夏酒のイメージがありますが秋もうまい酒があるんですね

  • Suzukino - お造り前半は鮃に自家製唐墨 石垣鯛 鯵です

    お造り前半は鮃に自家製唐墨 石垣鯛 鯵です

  • Suzukino - お造り後半は石鰈 さより ホウボウをいただきました

    お造り後半は石鰈 さより ホウボウをいただきました

  • Suzukino - 焼魚はマナガツオ西京漬です つけ添えの笠間の栗の唐揚げがものすごく美味かった

    焼魚はマナガツオ西京漬です つけ添えの笠間の栗の唐揚げがものすごく美味かった

  • Suzukino - 煮魚は真鰭と大黒しめじの炊き合わせ ここで鰭とは恐れ入ります

    煮魚は真鰭と大黒しめじの炊き合わせ ここで鰭とは恐れ入ります

  • Suzukino - 刈穂の日本酒度26のキレッキレの酒いただいて松茸ご飯に備えます

    刈穂の日本酒度26のキレッキレの酒いただいて松茸ご飯に備えます

  • Suzukino - これ全部使わないよね・・・w

    これ全部使わないよね・・・w

  • Suzukino - 炊けたぁ!松茸どっさりに銀杏も乗って香りがすごいことになってます

    炊けたぁ!松茸どっさりに銀杏も乗って香りがすごいことになってます

  • Suzukino - 早く食べ終わった人にはお代わりの特典がw

    早く食べ終わった人にはお代わりの特典がw

  • Suzukino - 慌てない慌てない子持ち鮎の炊き込みご飯もありますよ

    慌てない慌てない子持ち鮎の炊き込みご飯もありますよ

  • Suzukino - 卵のプチプチ感が堪らない 旨すぎて黙っちゃうのはカニだけじゃないですw

    卵のプチプチ感が堪らない 旨すぎて黙っちゃうのはカニだけじゃないですw

2021/10Visitation14th

4.8

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service5.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 3,000~JPY 3,999per head

ランチは鮎の煮浸しとばらちらしの勝手セットで

すっかりお馴染みのすずきのにランチをいただきに来ました。
今日は午後から大切なMTGがあるのでのんびりはできませんけど、美味しいものをいただいてしっかり準備します(何の準備だ)。
腹拵えって大切ですよねw

ということで、いつものようにご挨拶してカウンターへ。
当初はばらちらしを軽くいただくつもりが、今日の鮎は子持ちだというのでばらちらしセットにしてもらいました。
勝手丼ならぬ勝手セットですw

先に鮎の煮浸しをいただきます。
じっくり低温で火入れして、極めて丁寧に炊けています。
出汁も強からず弱からずの絶妙な加減ですね。
鮎の爽やかな旨味を邪魔しない程度に昆布出汁が上手にサポートしています。
うーん、これは・・・呑みたくなるね呑まないけどw

ぷつぷつとした歯応えの卵を噛みしめつつ、ここに酒がないのは何故かなどと野暮なことを考えつつ、近々の飲み会のお願いをいつ切り出そうかと思いつつ、鮎をいただきます。
こんなに旨い鮎がご近所で食えるんだから最高です。
よくぞこんな路地に店を出してくれたもんだ改めてありがとう。

目の前でばらちらしの具材が用意されていきます。
鯵、煮蛸、鮃、真鯛、細魚にきゅうりと玉子が切り揃えられ、鯵は出汁醤油にさっと漬けてご飯の上へ。
見ているだけで旨そうです。
これがもう直ぐ自分の手元に来るかと思うと・・・ワクワクしますねw

お待ちどおさまでした〜ということで手元に置かれたばらちらし。
美しくて赤、白、黄、緑と彩りも華やかです。
鮎を食べ終えて残った出汁をお椀にもらって汁代わりにいただきつつ、ばらちらしを頬張ります。
鮎の味わいとご飯も合いますね。

ばらちらしも価格据え置きでグレードがアップしていますから、これだけでもランチにはお値打ちかなと。
釜炊きのご飯と子持ち鮎の煮浸しも間違いないですが、ばらちらしとのセット(勝手に組み合わせてるだけですけど)は抜群の食べ応えと満足感です。
唯一、昼から酒が呑みたくなるという点を除けば完璧ですw

さて、来週の夜の会食メニューの打ち合わせをして帰宅。
松茸を用意してくれるとのことなので釜炊きでご飯と一緒に食べさせてもらえることになりました。
食いしん坊ばかりですから、いろいろと細かく用意してもらえそうです。
ありがたい、来週も楽しみです。

ご馳走様でした!!


  • Suzukino - 子持ち鮎の煮浸しがランチでいただけるなんて嬉しいなぁ 茗荷と茄子も素晴らしい味わいです

    子持ち鮎の煮浸しがランチでいただけるなんて嬉しいなぁ 茗荷と茄子も素晴らしい味わいです

  • Suzukino - ごく弱火&低温でじっくり20分ちょっと炊いて一晩寝かせてあります

    ごく弱火&低温でじっくり20分ちょっと炊いて一晩寝かせてあります

  • Suzukino - 出汁も一滴残さずいただきました もちろん卵もねw

    出汁も一滴残さずいただきました もちろん卵もねw

  • Suzukino - ばらちらしと勝手にセットにしましたw

    ばらちらしと勝手にセットにしましたw

  • Suzukino - 自家製のガリです 爽やかなあっさり味です

    自家製のガリです 爽やかなあっさり味です

  • Suzukino - 昆布出汁の御御御付けって珍しいよね 美味しいけど

    昆布出汁の御御御付けって珍しいよね 美味しいけど

2021/09Visitation13th

4.4

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.5
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.5
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 10,000~JPY 14,999per head

友と語らうには美味い食い物が必要だ

遠路遥々来てくれた友人を持て成すべく、取って置きの店にお連れします。
といっても自宅の近所のすずきのなんですけどw

店に入ると先客が一人。
時節柄、静かな店内です。
では、お任せで料理を出してもらいつつ、のんびりと話しながら楽しむことにしましょう。

先ずは前菜からです。
今日の前菜は酒肴盛り合わせ、っていつもそうか。
ここのところ馴染みのある自家製唐墨と煮蛸、烏賊の印籠、茨城の燒茄子と枝豆の炊きもの、浅蜊、玉子焼きなどが江戸時代のランチボックスwに入れて出てきました。
こういう小洒落た軽さ、センスの良さがすずきのの真骨頂だよね。

もちろん味は保証しますが、素材の選び方や調理の仕方、プレゼンまで独特のセンスを感じます。
料理は趣味性の高いものでもあるので、こういった粋で洒脱な雰囲気って大切ですよね。
人はパンのみにて生きるに非ずとは使い古された言葉ですが、そのパンの食感や味や香りにこだわることも一つの生き方だと思います。
パンが得られれば良いという時代ではなく、飽食の時代を生きるために必要な術です。

何てことを話して楽しく呑み食いしていたら、店の引戸が突然開いて見慣れた顔が入ってきました。
体調が戻り切らないので外食を控えめにしてるワイフでしたw
我慢できずに飛び入り参加です。
まあ気持ちはわかるけど、軽く食事するに留めてもらいます。

そのワイフが入ってきていきなり目を留めたのが梅干です。
ワイフは日本国中の美味しいと評判の梅干を購入しては食べている梅干フリークなのでw目の前にある梅干に興味津々。
早速食いついていますが、これは店主の鈴木さんの自家製です。
収穫した梅をじっくり塩漬けして天日に干してと時間をかけた本物の梅干です。
はっきりした酸味とまろやかな塩味、ご飯に乗せて食べたら最高だろうな。

お次はお造りです。
皮目を軽く炙ったあかむつだそうです。
のどぐろってこういう軽く摘みたい時に鉄板だよね。
お腹はある程度膨れていますから、美味しいものしか食べたくない時wにぴったりです。
この脂の旨味は格別ですね。
丸々太った個体だったんでしょう、しっかりした厚い身が舌の上でじんわり甘いです。

お次も白身です。
王道の鮃と甘鯛の昆布締めです。
半日ほど身を休ませてから昆布締めした甘鯛は旨味が凝縮していて醤油要らないんじゃないかくらい美味しい。
鮃は淡白ですけど、噛めば噛むほどじわじわと旨味が溢れ出てきます。
赤身にはない上品な軽い旨味を楽しみました。

鈴木さんのセンスの良さを感じるのはここから。
食事してきたから美味いものだけ食べたいというわがままな客wには時鮭と太刀魚の腹の脂の強いところだけを切り出して供してくれます。
なるほど、軽さがあってお腹に溜まらない&美味いものを選んでいるんですね。
ありがたい。

この時鮭、いい感じで熟(な)れているんですけど僅かに酸味があって軽いんです。
太刀魚のさっぱりした脂もとても美味しいです。
塩と山葵でいただくとちょっと鰻の白焼きのような旨味が味わえます。

さて、ここまではお任せでしたが、締めはお好きなものをどうぞと言われ、先日いただいた鮎が頭を過ぎります。
先日は若鮎なイメージでしたが念のため聞いてみたらもう子持ちだとか。
それはいただかない手はないよね。

ふっくら柔らかく炊けた鮎は、先日とは違ってお腹がぷっくりと膨れています。
おお、確かに子持ちだ。
まだ身は全く痩せておらず、淡白な川魚の味と香りが楽しめます。
一緒に炊いた出汁に鮎の旨味がしっかり出ていて仄かに甘い余韻がいいですね。
ぷちぷちっとした卵の食感もこの時期特有の味わいです。

ああ美味しい&楽しい。
軽くと言いながら、楽しく話しつつ夜は更けていきます。
食のこと、趣味のこと、仕事のこと、なんでも話せる楽しい時間は本当に貴重です。
こんな気の置けない素敵な小料理屋が自宅の近くにある幸せを改めて感じました。

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - 酒肴盛り合わせですってこの後も全部酒肴だけどさw

    酒肴盛り合わせですってこの後も全部酒肴だけどさw

  • Suzukino - 自家製の梅干は塩漬けして干して梅酢を取ってと手間をかけて作ってあります シンプル・イズ・ベストです

    自家製の梅干は塩漬けして干して梅酢を取ってと手間をかけて作ってあります シンプル・イズ・ベストです

  • Suzukino - のどぐろは軽く表面を炙って脂の旨みを楽しませてくれました

    のどぐろは軽く表面を炙って脂の旨みを楽しませてくれました

  • Suzukino - 鮃の昆布締めと甘鯛の白身に大巨頭が登場

    鮃の昆布締めと甘鯛の白身に大巨頭が登場

  • Suzukino - 時鮭と太刀魚を出してくるとはセンスが良いねぇ

    時鮭と太刀魚を出してくるとはセンスが良いねぇ

  • Suzukino - 子持ち鮎をゆっくり炊きました 葱と牛蒡と三つ葉を同じ出汁にくぐらせて出してくれました ほんのり甘い椎茸がまた良いアクセントです

    子持ち鮎をゆっくり炊きました 葱と牛蒡と三つ葉を同じ出汁にくぐらせて出してくれました ほんのり甘い椎茸がまた良いアクセントです

2021/09Visitation12th

4.6

  • Cuisine/Taste5.0
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 3,000~JPY 3,999per head

今日のランチは鮎の煮浸しとばらちらし

ランチに外出できる喜びを噛みしめつつ、ご近所の美味しいもの探しでうろうろします。
そういえば最近すずきののばらちらし食べてないよなと顔を出しました。
正式な店名は”時々すずきの”だから時々思い出した時に行くのがぴったりw

暖簾を潜ると、鈴木さんが店のインスタグラム更新中。
更新作業に夢中だったみたいで、客が入ってきてびっくりしてましたw
表には鮎の煮浸しと釜炊きご飯とありましたから晩夏というか初秋の味覚を味わいたいなと。
ご飯炊きますか?それともばらちらし?と聞かれたので、組み合わせもありなのか聞いたら、お好きなようにというので、両方いただくことにw
酒呑むわけでもないのに鮎の煮浸しとばらちらしって、昼から豪勢ですね。

四方山話をしながら待っていると、先に鮎の煮浸しが登場。
おお、美しい仕上がりです。
大きな器に鮎が泳いでますね。
箸では持ち上げられないほど柔らかいです。
ゆっくり20分ほど火入れして一晩置いただけとのことですが、何か秘訣があるに違いない。

早速いただくと、もうほろほろです。
こんなに柔らかく炊けるものなんですね。
甘苦い骨や身と、鮎の出汁が沁みた淡いのに印象的な味わいの汁が胃の腑に広がります。
これは見事です。
先日森のでいただいた鮎蕎麦の鮎よりもひと回り大きくて味わいもはっきりしていますね。
まあ蕎麦に合わせる味付けと単品の煮浸しでは違いますけど。
鮎を浸した極上のお汁も、お椀に取り分けてもらって謹んで一滴残らずいただきましたw

鮎を機嫌良く食べていると、目の前でちらしの用意が始まりました。
程よく炊けて表面が蕩けそうな蛸の足に白身は鮃と勘八、煮穴子に本日はサーモンではなくて村上の鮭、軽く漬けた鯵、きゅうりと玉子の8種が彩り良く酢飯の上に盛り付けられていきます。
美味しいものを食べながら美味しいものが出来上がっていくのを見る幸せw
午後の仕事に身が入らないよ。

ということできれいに盛り付けられたばらちらしと自家製の瓜の漬物(彼女さんの実家の畑で作ってきたものをこちらで漬けたんだそうで)と昆布出汁の御御御付けでランチ後半スタート。
蛸の足が素晴らしく柔らかく&美味しく炊き上がっていて、これは酒なしで食べるのは酷ですが最近すっかり酒なしで外食する習慣が身についてしまったので、これはこれで健康的です。

煮穴子も漬けた鯵も鮃も旨いね〜
店主は最近すし匠のばらちらしをテイクアウトして食べ、あまりに素晴らしくて刺激を受けたんだそうで、ヴァージョンアップに励んでいますから味わいも以前よりさらに美味しくなっていますよ。
このばらちらしが1,700円でいただけるんですからコスパも素晴らしいです。
あ、ちなみに大盛は2,000円です。

う〜ん、ランチからこんなに贅沢しちゃうと午後からどう仕事していいかわからないけど、平然と何もなかったような顔して仕事しようw
しかも夕飯に何か食べたいもの聞かれても思いつかないだろうし・・・
ワイフにはこんなランチ食べたことを先に報告しておきます。
そうしないとずるいと言われて夕飯の時に揉めますからw

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - どれどれ今日は鮎の煮浸しか・・・いいねえ

    どれどれ今日は鮎の煮浸しか・・・いいねえ

  • Suzukino - 見事な鮎の煮浸しです ランチとはいえこんなの出てきて呑まないなんてどうかしてるよねw

    見事な鮎の煮浸しです ランチとはいえこんなの出てきて呑まないなんてどうかしてるよねw

  • Suzukino - 炊いた時間は20分ほどであとは漬け汁にいれて一晩だそうです お箸で持ち上げられないほどほろほろでした

    炊いた時間は20分ほどであとは漬け汁にいれて一晩だそうです お箸で持ち上げられないほどほろほろでした

  • Suzukino - 進化し続けるばらちらし 魚介だけでなくきゅうりのクオリティも高いです

    進化し続けるばらちらし 魚介だけでなくきゅうりのクオリティも高いです

  • Suzukino - 今日はトロトロの蛸 漬けた鯵 身の厚い鮃 出始めの勘八 ふっくら炊けた煮穴子 噛むほどに旨い鮭 きゅうり 玉子でした

    今日はトロトロの蛸 漬けた鯵 身の厚い鮃 出始めの勘八 ふっくら炊けた煮穴子 噛むほどに旨い鮭 きゅうり 玉子でした

  • Suzukino - 彼女さんの実家の畑で作っている瓜を漬けました

    彼女さんの実家の畑で作っている瓜を漬けました

  • Suzukino - 御御御付けはシンプルな白味噌 ほんのり甘いのがいいですね

    御御御付けはシンプルな白味噌 ほんのり甘いのがいいですね

2021/05Visitation11th

4.1

  • Cuisine/Taste4.0
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 10,000~JPY 14,999per head

【連投】ランチが旨くて夜の設えも味わいに

先日、ランチに伺った際にワイフが突然、そろそろ鰹が美味しくなる時季ですよね&食べたいなと鈴木さんにいきなりリクエスト攻撃w
予め仰っていただければ合わせて仕入れておきますとのことなので、その場で(ワイフが)日程を決めてじゃ、あとお願い、ととっととランチを食べ終えて帰って行きました。
なんだなんだ女王様か。

ということで、身体は弱いくせに気は強いワイフが決めた日に御相伴に預かりに伺いました。
ワイフが決めたことに唯唯諾諾と従ったとは言え、鰹の誘惑には敵いません。
アルコールフリーの飲み物で味わうしかないのは極めて遺憾に存じますが、禁酒法が敷かれている緊急事態宣言中ですからね。

我々の顔を見てから先付の酒肴セットの準備が始まります。
もちろん仕込みはしてあるので、切りつけて盛り付けるという楽しい作業を目の前で拝見します。
料理って本当にクリエイティブな作業ですよね。
伝統や仕来りもありますが、それらを踏まえつつも自由に創意工夫が発揮され、眺めていてとても楽しい。

さて、先付は宮城の白雲丹、空豆をすりおろして新玉葱を合わせたコロッケ、スナップエンドウと唐墨の餡掛け、蛤の青柚子ソースです。
彩りも美しく、お造り代わりの雲丹、揚げ物、炊き物、和え物とバリエーションも考えられていますね。

この雲丹、途轍もなく旨い!
最近いただいた雲丹の中では出色の味わいです。
宮城産かぁ、こんなに味が濃くて旨味の強い雲丹が採れるとは素晴らしいね。
北海道もびっくりです。

空豆のコロッケは衣も細かくしてあってとても上品な舌触りと食感です。
ほんのり甘くて塩気が追いかけてくるふわっと軽いコロッケです。
新玉葱も摺り下ろしてあって口溶けがいいですね。上手だなぁ。

蛤は粉を振って焼き締めてあり、しっかりした弾力があります。
そこにツメを合わせて青海苔を振りかけてあるので、初夏の味わいです。
これだけいろいろ工夫してあると、じっくりゆっくり楽しみたくなりますねぇ。
テイクアウトして自宅で呑みたくなるけど、それじゃあ鈴木さんに申し訳ないし。

スナップエンドウと唐墨の餡掛けには酢飯が敷いてあって甘塩っぱい餡によく合います。
酸味と塩味が程よく絡んで酒が欲しくなる味だw
なかなかよく考えられた一品です。
唐墨も自家製とは恐れ入ります。

酒肴セットを酒なしで楽しんだ後、お待ちかねの鰹が炙られて登場。
少し寝かせて水分を抜いてからのほうが好みだけど、味はいいですねぇ。
え、にんにくないの?山葵と藻塩も美味しいけどにんにくないと寂しいなぁ。
最近の初鰹は脂が乗っていて戻り鰹みたいですね。
当然味もしっかりしています。
水分抜いてあったら完璧なんだけど。

次はお造り。
岩手の黒眼張と牡蠣に鮃と縁側がきれいに遇らわれて出てきました。
うーん、この黒眼張旨すぎだよ。酒もないのにこんなに旨いお造り出て来ちゃうと悔しくて泣けてくるw
これも政府の無策のせいだ、俺の酒を返せ!
まあ怒りと共に食べても美味しくないですから、ここは落ち着いて大人の嗜みです。

鮃も数日寝かせてあって旨味たっぷり、縁側はコリコリっと脂があってこれも素晴らしい。
牡蠣はまさにミルクですね。
深い青のグラスに入れてあって、酒を呑むようにいただきました。
気分だけでも呑まないとねwふう。

続いて槍烏賊と里芋の揚げ物です。
こちらはやや油が強く、もう少しカラッと揚っていると嬉しいですが、槍烏賊は美味しい。
里芋もふっくら火が入っていて甘味が強調されています。

お次は桜鱒の白味噌煮が出て来ましたよ。
牛蒡と春菊と豆腐が一緒に炊き合わせてあります。
香りが素晴らしい。
白味噌と豆腐は付き物ですけど、牛蒡っていうのが面白いね。
おお、これは驚きの相性の良さ、春牛蒡で柔らかく苦味が少ないのが良いみたいです。
桜鱒もほっこり炊けていて身はしっとりと白味噌を纏って美味しく出来上がっていますよ。
上品な甘味と旨味ってこういうことを言うんでしょうね。
春菊がとても良いアクセントになっていて、春の宵にぴったりの料理です。

で、本日の締めは炊き込みご飯。
和食ではあまり見かけない牛すじの出汁に鮃の骨を炊いた出汁を合わせ、野菜と一緒に岩鋳(って南部鉄器の釜です)で一気に炊いてあります。
香りの良さが半端ない!
これはもう食べる前から美味しいのが保証されてる一品です。

早速装ってもらっていただくと、フカフカのしっとりで米の弾力がしっかり感じられます。
おこげもしっかり出来ていて最高です。
ほんのり甘くて牛すじの脂も舌触りが良く、すいすい食べられちゃいますよ。
いつもはおにぎりにしてもらって翌朝の楽しみにするんですが、そんなことを考える遑もなくあっという間に食べ終わってしまいました。
ああ美味しかった。

ランチもいいけど、やっぱりこの店が真価を発揮するのは夜ですね。
ワイフのリクエストも聞いてもらってありがとうございます。
ご馳走様でした!

  • Suzukino - 〜時々〜と入った店名の紙ナプキン

    〜時々〜と入った店名の紙ナプキン

  • Suzukino - 前菜の酒肴4品 宮城の白雲丹 空豆と新玉葱のコロッケ スナップエンドウと唐墨の餡掛け 蛤の青柚子ソース 白雲丹が格別でした

    前菜の酒肴4品 宮城の白雲丹 空豆と新玉葱のコロッケ スナップエンドウと唐墨の餡掛け 蛤の青柚子ソース 白雲丹が格別でした

  • Suzukino - ワイフのリクエスト 初鰹です

    ワイフのリクエスト 初鰹です

  • Suzukino - もう少し水分が抜けてから表面を炙ったらもっと美味しかったと思います

    もう少し水分が抜けてから表面を炙ったらもっと美味しかったと思います

  • Suzukino - 藻塩と山葵 出汁醤油 ポン酢を用意してくれました

    藻塩と山葵 出汁醤油 ポン酢を用意してくれました

  • Suzukino - 2皿目は岩手の黒眼張 牡蠣 鮃と縁側のお造りです

    2皿目は岩手の黒眼張 牡蠣 鮃と縁側のお造りです

  • Suzukino - 生牡蠣はお猪口に入っていて一杯呑むようにいただきます

    生牡蠣はお猪口に入っていて一杯呑むようにいただきます

  • Suzukino - この黒眼張が絶品でした 旨くてびっくりしたよ 

    この黒眼張が絶品でした 旨くてびっくりしたよ 

  • Suzukino - 鮃と縁側は数日寝かせてあってねっとり旨味が乗っています

    鮃と縁側は数日寝かせてあってねっとり旨味が乗っています

  • Suzukino - 槍烏賊と里芋の揚げ物です 

    槍烏賊と里芋の揚げ物です 

  • Suzukino - 槍烏賊は旨味が強くて美味しいんだけどちょっと油っこいかな

    槍烏賊は旨味が強くて美味しいんだけどちょっと油っこいかな

  • Suzukino - 本日のメインは桜鱒の白味噌仕立て 豆腐がトロトロ 牛蒡と春菊が炊き合わせてあります

    本日のメインは桜鱒の白味噌仕立て 豆腐がトロトロ 牛蒡と春菊が炊き合わせてあります

  • Suzukino - 桜鱒はふっくら炊けていて白味噌と抜群の相性でした

    桜鱒はふっくら炊けていて白味噌と抜群の相性でした

  • Suzukino - しめは炊き込みご飯 南部鉄器が昼も夜も大活躍

    しめは炊き込みご飯 南部鉄器が昼も夜も大活躍

  • Suzukino - みてみてこの旨そうなお米 ふっかふかに炊けてます

    みてみてこの旨そうなお米 ふっかふかに炊けてます

  • Suzukino - 小葱たっぷりの御御御付けもいただいて締めは何だかランチ感覚だw

    小葱たっぷりの御御御付けもいただいて締めは何だかランチ感覚だw

2021/05Visitation10th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 8,000~JPY 9,999per head

驚異的な旨さ キンキの煮付けランチで午後は骨抜きw

ご近所ランチの大本命、すずきのです。
こちらと森のに交互に通えば毎日美味しいものがいただけるのは保証されているんですけど、ついつい冒険して失敗することもありますということですが、それもまた楽しです。
昨日ももり川に行ってチョイスを間違えちゃったしw
赤魚鯛の開き、旨そうだったよなぁ・・・

ということで、美味しい魚を食べるならすずきののランチです。
今日はテレワークのワイフが朝からばらちらしばらちらしと五月蝿いのでw開店直後に行くことにしました。
さて、すずきののランチはキンキの煮付け定食かばらちらしかですけど、狙いは前回いただいて大変美味しかったキンキの一択です。
ワイフはもちろんばらちらしです。

暖簾を潜ると、すずきさんがちょっと驚いたような顔。
どうも開店直後に客が来るとは思っていなかったようでwインスタグラムの更新に夢中になっていたようです。
今日の食材やら料理やらをアップするのは大切な宣伝ですから、納得いくまでやってください。
全部1人でやってるから大変だよねぇ。

ではキンキを・・・え、これから捌くの?いいよ時間だけはあるからw
なかなか型の良いサイズのキンキです。700g以上あるよね。
頭要りますか?と鈴木さん。それはもちろん当然絶対必ずいただきますよ。
半身と一緒にキンキの頭もバツッと煮付けていただけることになりました。
\(^o^)/

ということで四方山話をしながら(この前東京新聞の記事持って菊坂歩いている人見かけたよとかすし匠のテイクアウトのばらちらしがすごいとか)のんびり待つこと20分ほど、先にワイフのばらちらしがサーブされ、続いてキンキの煮付けが登場。
前回よりもスケールアップした迫力のキンキの煮付けです。
しかもお頭(とヒレ)付きだからボリューム感もあります。

ああ、手元に酒があったらなぁ・・・w
とぼんやり考えていると南部鉄器のご飯も炊き上がってきました。
蕪のお漬物と御御御付けが相次いで出て来てキンキの煮付け定食の完成です。
前回もその美味しさに唸りましたけど、今日はさらにその上を行く旨さ。
目玉の周りのゼリー状の脂(100%コラーゲンです)や極上のカマの身なんかをしゃぶり尽くしつつ、またまたピラニア食いしちゃいました。

ご機嫌で食べていると、先に食べ終わったワイフはMTGがあるからと戻ってしまいました。
まあいいか、今はワイフよりキンキですw
上品な脂の旨味、ふくよかな味と香り、ネチネチとしたキンキ特有の身の粘りとコクを味わいます。
ご飯がまた甘くて旨い。
この弾力、この香り、新潟の魚沼産コシヒカリより美味しいかも。
南部鉄器で炊き上げた白米は格別の旨さですよ。

徹底的にキンキを食べ尽くし、もう骨以外何も残っていません。
あとはこの出汁をご飯にかけて締めの雑炊をいただくだけですが、今日は鈴木さんのオススメに素直に従って温め直してもらいました。
出て来た雑炊には小葱が乗って立派な締めの一品になっています。

あ、味が違う。
温めただけでなく出汁の味を整えてくれたんですね。
わー前回もお願いすれば良かったよw
よく鍋は締めの雑炊をいただくためにあると言いますが、これも全く同じです。
キンキの旨味は全部この出汁に溶け出していて、それを余すところなくご飯が受け止めています。

あ〜、これは魂持って行かれるやつだね。
現時点では午後の仕事のことは全く頭にない。
戻ったらしばらく呆けていよう。

お茶をいただいて正気に戻り、極上ランチの余韻を背負ってようやく重い腰をあげます。
こんな旨いもん食べちゃったら仕事にならないよなぁ〜罪なランチだよね〜、なんて思いながらノロノロ帰宅。
シャワーでも浴びてシャッキリしてから仕事しますw

平日のご近所ランチには旨すぎるもの食べないようにしないと、と思いました。
ご馳走様でしたぁ!!

  • Suzukino - ワイフのばらちらしです すし匠のばらちらしから何かヒントを得たようで更なるヴァージョンアップが期待されます

    ワイフのばらちらしです すし匠のばらちらしから何かヒントを得たようで更なるヴァージョンアップが期待されます

  • Suzukino - でた〜!キンキの煮付けです 今日は頭と鰭が一緒です

    でた〜!キンキの煮付けです 今日は頭と鰭が一緒です

  • Suzukino - 里芋も葱も渾然一体 最高最強のランチですな

    里芋も葱も渾然一体 最高最強のランチですな

  • Suzukino - 岩鋳製の南部鉄器で炊いたご飯も登場 これが病みつきになる これ食べてたらダイエットなんて無理w

    岩鋳製の南部鉄器で炊いたご飯も登場 これが病みつきになる これ食べてたらダイエットなんて無理w

  • Suzukino - ふっくらツヤツヤに炊き上がったご飯 最高の贅沢ですね

    ふっくらツヤツヤに炊き上がったご飯 最高の贅沢ですね

  • Suzukino - お米は茨城産です 美味し過ぎて本当に困る

    お米は茨城産です 美味し過ぎて本当に困る

  • Suzukino - 蕪のお漬物はしっかり酸味があって大変美味しい これだけでご飯がススム君です

    蕪のお漬物はしっかり酸味があって大変美味しい これだけでご飯がススム君です

  • Suzukino - 御御御付けも忘れてはいけません これもご飯にかけて犬食いしたくなるw

    御御御付けも忘れてはいけません これもご飯にかけて犬食いしたくなるw

  • Suzukino - 締めのキンキの出汁でとった雑炊 これはヤヴァい

    締めのキンキの出汁でとった雑炊 これはヤヴァい

  • Suzukino - 魂持っていかれる旨さ・・・午後から仕事する気が吹き飛びました

    魂持っていかれる旨さ・・・午後から仕事する気が吹き飛びました

  • Suzukino - ご近所の紫陽花が盛りです 梅雨入り前ですがきれいに咲き誇っています

    ご近所の紫陽花が盛りです 梅雨入り前ですがきれいに咲き誇っています

2021/05Visitation9th

4.6

  • Cuisine/Taste4.7
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 2,000~JPY 2,999per head

昼からキンキの煮付けで釜炊飯を頬張る贅沢 酒呑ませろ〜!

在宅勤務の楽しみ、すずきののランチです。
この店の正式名称は「時々すずきの」というのですが、最近は「度々すずきの」「結構すずきの」になってますw
もともとは思い出したら時々来てねくらいの意味合いで店名の前に付けたんだそうですが、最近はその季節折々のという意味で時々と言っていると後付けの理由をぬけぬけと曰う店主の鈴木さんです。
そう言えば近くに「すずのき」っていうパン屋あるの知ってる?と聞いたら、知らなかったそうでショック受けてました。
和食だからベルウッドじゃあねぇ・・・鈴木さんは名前に因んだ店名を付けるのが大変です。

ということで、今日はばらちらしではなくて、キンキの煮付け行ってみましょう!
ご飯は注文を受けてから炊くので20分ちょっとお時間をいただきますがいいですか?とのこと、もちろんです。
でもこれで嫌だ困ると言ったらどうなるんだろうという余計なことは考えずにじっくり待ちましょう。

先日、この店が東京新聞にイラストで掲載されたそうで、その新聞を見せてもらいました(写真参照)。
お、鈴木さんばらちらしと一緒にイラストになって登場しているじゃないですか。
これで立派な有名人だね。テレビの料理番組からもお声が掛かるに違いないw
実際にこの新聞を見て来てくれた客が数名いたそうですよ。
いいことですねぇ。

そう言えば最近新しい酒は仕入れているか聞いたら、面白い酒をお客さんから譲ってもらったと出してくれました。
もちろん呑んでませんよ、見るだけですよw

勝訴?変わった名前の日本酒ですね(写真参照)。
何でもとある法律事務所が勝訴した弁護士を対象に縁起物として用意した鑑評会出品用の大吟醸だそうです。
購入するには裁判に勝ったという判決書のコピーが要るとか要らないとか。
弁護士も酔狂なこと好きな人いるんだねぇ。
味見?しないしない、今日は午後からまだ一仕事あるんだから。
ラベルだけちょっと撮らせてね。
いま裁判中のレビューアーさんがいたら、この写真を切り取ってお守りにしてください。

とか何とかやっているうちに、キンキの煮付けが出来上がりました。
半身を捌いて炊いてありますね。
長葱、牛蒡、里芋も一緒に炊き合わせてあり、まずまずのボリュームで、とにかく香りが鮮烈です。
魚の煮付けの香りが鮮烈ってイメージしにくいですが、こちらは出汁に鰹を使わないので、芳醇というより昆布のあっさりした潮風のような香りがします。
それと野菜のほんのり甘い香り、いつまでも嗅いでいられます。

では木匙でお出汁から。
あっさりしているのに上品なコクとキンキの旨味が滲み出しています。
これはご飯にかけて雑炊にしたらヤヴァいことになるな。
キンキの身はふっくら炊けていて極旨です。
ああ酒が飲めないとわかっていると余計飲みたくなるもんですね。

南部鉄器で20分ほど炊いて10分蒸らしたご飯は本当にフォトジェニックで、いつまでも見つめていたいツヤと香り。
炊飯器で炊くご飯とは別物です。
この香りは日本人のDNAに刷り込まれている日本一の香りですね。
蕩然とするとはこういう気分のことかなと。

ご飯とキンキと香の物を交互にいただき、濃いめの御御御付けで口をかえてはご飯を掻き込む至福の時間を過ごします。
このランチが2000円だなんて俄かには信じ難いすごいクオリティです。
キンキは骨一本一本までしゃぶりつくし、きれいさっぱり食べ切りました。
写真に収めたけどキンキの残骸ですから自己満足の記録に留めます。

最後に、残した出汁をこそげ取ったお焦げに慎重に回し掛け、雑炊の完成。
煮汁を温めましょうかと鈴木さんが仰ってくれましたが、ランチの忙しない時間帯にはご迷惑ですから、そのまま掛けていただきました。

なんて旨いんだよ。
米粒の弾力と甘味が滋味豊かな出汁と合わさって、途轍もない美味さに大化けしてます。
お腹いっぱいでも3杯は収まりそうな軽さもあり、さらさらとあっという間に消えていきました。
ああ、私は今日これを食べて感激する運命だったんだなと納得です。

午後はしばらくこの余韻を楽しんでから、シャワーでも浴びてさっぱりして原稿書きでもしようかと思います。
GWに自宅に居るのは悪くないどころか、とても充実した食生活を送ることができて満足です。
幸せは身近なところにあるものですね。

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - GW期間中も水曜日のみ定休で通常営業していたそうです 早く言ってよー!

    GW期間中も水曜日のみ定休で通常営業していたそうです 早く言ってよー!

  • Suzukino - ランチはばらちらしとキンキの煮付け定食のみですが仕込みが済んでいるものは昼から普通に出してくれるのでこの時期じゃなければ理想的な昼呑みもできます

    ランチはばらちらしとキンキの煮付け定食のみですが仕込みが済んでいるものは昼から普通に出してくれるのでこの時期じゃなければ理想的な昼呑みもできます

  • Suzukino - 店内はカウンター5席と4人掛けテーブルが2つ 落ち着いた和の空間です

    店内はカウンター5席と4人掛けテーブルが2つ 落ち着いた和の空間です

  • Suzukino - 箸置きも一つ一つ違います 今日の私の箸置きはボラ?

    箸置きも一つ一つ違います 今日の私の箸置きはボラ?

  • Suzukino - 4月24日付の東京新聞に掲載された本郷のイラストマップ 鈴木さんは樋口一葉の下にばらちらしとともに載っています そっくりで驚きましたw

    4月24日付の東京新聞に掲載された本郷のイラストマップ 鈴木さんは樋口一葉の下にばらちらしとともに載っています そっくりで驚きましたw

  • Suzukino - 山形朝日川酒造にお願いして造っているオリジナルラベルの日本酒「勝訴」です 鑑評会出品用のスペックの酒を詰めてあるマニアックな一品です。もちろん見るだけw

    山形朝日川酒造にお願いして造っているオリジナルラベルの日本酒「勝訴」です 鑑評会出品用のスペックの酒を詰めてあるマニアックな一品です。もちろん見るだけw

  • Suzukino - キンキの煮付け登場!もう何も言うことはありません ただひたすら感謝して味わい尽くすのみです

    キンキの煮付け登場!もう何も言うことはありません ただひたすら感謝して味わい尽くすのみです

  • Suzukino - 南部鉄器の名門、岩鋳の鉄鍋で炊き立てご飯がいただけます!すごい贅沢だ

    南部鉄器の名門、岩鋳の鉄鍋で炊き立てご飯がいただけます!すごい贅沢だ

  • Suzukino - みてみてこの色とツヤ 絶対美味しいって重い蓋を開けた途端に確信します

    みてみてこの色とツヤ 絶対美味しいって重い蓋を開けた途端に確信します

  • Suzukino - はいご飯のサービスショット これ以上ご飯ちゃんには近付かないようお願いしますよーw

    はいご飯のサービスショット これ以上ご飯ちゃんには近付かないようお願いしますよーw

  • Suzukino - このお茶碗にご飯を装るのがもどかしいほどです

    このお茶碗にご飯を装るのがもどかしいほどです

  • Suzukino - 香の物は茨城の大根漬け 辛味があって美味しいです

    香の物は茨城の大根漬け 辛味があって美味しいです

  • Suzukino - 最後に残した出汁をこそげ取ったお焦げにかけて雑炊に ああヤヴァし!旨し!わはははは!

    最後に残した出汁をこそげ取ったお焦げにかけて雑炊に ああヤヴァし!旨し!わはははは!

2021/02Visitation8th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 8,000~JPY 9,999per head

週末はすずきのでゆっくり昼呑み 永遠に飲み続けられそうな店です

ここのところ何故か忙しくてランチのご近所巡りもままならず、週末くらいしか食事にいけません。
まあ外出を控えるのが当たり前の世の中ですが、徐々に春めいてくると人出も増えて緊急事態宣言下であることなど忘れられているような気がします。
ここで兜の緒を締め直して感染を食い止めないと、いつまで経ってもコロナ禍のままです。

ということで週末の細やかな楽しみ、すずきのの旨い肴と酒です。
現在はランチから20時まで中休みなしですから、土曜日の昼下がりから呑み始めるには絶好です。
今日も呑む気満々でカウンターに陣取りました。

先づは前菜の盛り合わせをお願いして、今日の日本酒を並べてもらいます。
彦市のあらばしり、會津龍が沢、乾坤一、九頭龍、醸し人九平次などが目の前に並べられました。
では前回もいただいて美味しかった彦市のあらばしりからいただきましょう。

お摘みは5種。
新物の数の子の炊いた物、煮蛸、大根の浅漬、南蛮漬に小さいつぶ貝です。
どれも美味しそうだねぇ。

数の子はこの時期新物が出てくるのでカリッとした食感が味わえる美味しいものがいただけます。
ほんのり甘く、あっさりした塩味はきりっとした日本酒によく合いますね。
昼間からこのクオリティの酒肴で酒が呑めるなんて、かなりの贅沢気分だ。
煮蛸は立派な足から切り出してくれました。
上品な旨味とさっぱりした甘味があって、歯に抵抗しながら切り裂かれていくこの食感が好き。
蛸って旨いよねぇ。

酒がすぐなくなるので困ります。
旨味のはっきりした醸し人九平次にして蛸と小魚の南蛮漬を味わいます。
旨味の相乗効果でどんどん機嫌が良くなります(笑)。
ご近所で昼呑みって最高だ。

つぶ貝は小さいけど味はしっかりしているので、これも九平次に合います。
あ、もう酒がない。
じゃあこの會津龍が沢っていう酒呑んでみようかな。
ふーん、榮川の別ブランドなんですね。
美山錦55%精米のすっきりした酒です。
冷酒かひやで呑むのに向いていそうですが、御燗してもいけるんじゃないかという味です。

では前回いただいて目を剥く旨さだった河豚の唐揚げを。
前回よりも少し小さいですが、それでも結構なポーションです。
表面の塩味よりも骨の周りの旨味が強くてまた酒が進んでしまいます。
こりゃ旨いね。

で、他に何ができるか聞いたらあん肝の小鍋仕立てなんてできますけど・・・とさらっと言われ、即お願いします。
河豚の次はあん肝なんてねぇ、言葉がありません(笑)。

ぐつぐつ言いながら小鍋、といってもそこそこのサイズの鍋が熱々で出てきました。
コクがあってまろやかな甘味のあるあん肝が溶け込んだ極上のスープです。
個人的にはフォアグラよりあん肝です。
旨味も食感も脂の旨さもフォアグラより断然上でしょう。
あっさり味の鱈が炊き合わせてあって、このコクのあるスープの後味を引き締めてくれます。
小葱も効いてるね。お見事です。

さて、酒がどんどん進んで困るので(じゃあ呑むなよ)そろそろ締めのばらちらしでも・・・と思って視線を向けたら、まな板の上に置かれていたのは鯛の頭。
週末の馬鹿な酔客の相手をする合間に下処理しようと出したようです。
が、目に止まったからには煮付けてもらいましょう。
かなりの大きさですね。2.5kgは超えているでしょうか。
きっと兜煮にしても食べるところがいっぱいあるに違いない。

20分ほどして、良い感じに炊き上がったカブトが登場。
真っ二つに頭を割られてかわいそうですが、とても美味しそう&うっすら飴色です。
一番美味しい目の周りからいただきましたが鯛の身よりも旨味が濃いですね。
こういうもの食べる時って何で無言になっちゃうんだろう・・・旨いからか。

酒と酒肴を堪能して、いよいよばらちらし。
ワイフはお腹いっぱいでギブアップですから私一人でいただきます。
お腹は膨れていても旨いものは旨いんですね。
鯛、蛸、いくら、〆鯖、鮃、縁側、鰆、ふんわり煮穴子にきゅうり。
さくっと酢の効いたご飯との相性が抜群ですいすいお腹に入ります。

いつもの青のりたっぷりの御御御付けと一緒に美味しくいただいて完食。
今日の昼呑みも完璧でした。
ああ美味しかった。
昼からこんな贅沢してたらバチが当たりそうですけど(笑)、偶には良いよねぇ。

ご馳走様でした!!

ということで満腹&ほろ酔いで帰宅して、これからお昼寝でもしようかと思った矢先、奥松島から牡蠣が届きました!
先日鮨 心白でいただいて悶絶した美味しくて味の飛び切り濃い牡蠣です。
これは・・・生で食べて焼き牡蠣にした後蒸し牡蠣も食べて、牡蠣飯炊いて呑むことになりますね。
余ったら明日はカキフライパーティだ。

昼から結構呑んだのに、夜もこのまま呑み続けそうな気がします。
ちょうど悦 凱陣が2本あるんですよ〜。
一休みしたら宴会の準備です(笑)。

  • Suzukino - 酒肴盛り合わせは新数の子の炊き物 煮蛸 大根の浅漬 南蛮漬 小さいつぶ貝です

    酒肴盛り合わせは新数の子の炊き物 煮蛸 大根の浅漬 南蛮漬 小さいつぶ貝です

  • Suzukino - 彦市のあらばしりは前回呑んで美味しかったのでまたいただきます

    彦市のあらばしりは前回呑んで美味しかったのでまたいただきます

  • Suzukino - 會津龍が沢です 榮川酒造の別ブランドなんですね 

    會津龍が沢です 榮川酒造の別ブランドなんですね 

  • Suzukino - 美山錦55%精米の純米吟醸です

    美山錦55%精米の純米吟醸です

  • Suzukino - 河豚の唐揚げで昼から一杯なんて最高じゃん

    河豚の唐揚げで昼から一杯なんて最高じゃん

  • Suzukino - 河豚の次はあん肝スープとはますますヤヴァい

    河豚の次はあん肝スープとはますますヤヴァい

  • Suzukino - 偶々下拵えを始めた鯛の頭を煮付けてもらいました

    偶々下拵えを始めた鯛の頭を煮付けてもらいました

  • Suzukino - 2.5kg超のなかなか立派な真鯛のカブトです

    2.5kg超のなかなか立派な真鯛のカブトです

  • Suzukino - 締めはいつものばらちらし 鉄板です

    締めはいつものばらちらし 鉄板です

  • Suzukino - 青海苔の御御御付けも本当に美味しい

    青海苔の御御御付けも本当に美味しい

  • Suzukino - 帰宅したら奥松島の牡蠣が届きました まず生でそのまま

    帰宅したら奥松島の牡蠣が届きました まず生でそのまま

  • Suzukino - はい焼牡蠣!

    はい焼牡蠣!

  • Suzukino - はい蒸し牡蠣!

    はい蒸し牡蠣!

2021/01Visitation7th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 8,000~JPY 9,999per head

2021年もお世話になりたい店めぐり② 昼呑みは時々すずきの編 総務に感謝

年明け早々、緊急事態宣言再発出とは・・・
やめろと言われても忘年会やっちゃう人は必ずいますからこうなりますよね。
私の友人の医者は、感染症は100人のうち99人が自粛して感染予防できても1人が破ったら効果ゼロと日頃から言っていますが、ロックダウンなどの移動禁止措置が取れない国ですから仕方ないと言えば仕方ない。

今日は会社から3月末までに5日有給休暇を取得してくれないと困ると連絡が来たので、これから本格的に忙しくなる前に急いで有給取得しました(笑)。
何が困るんだかわかりませんが、休んでくれと言われてもねぇ・・・
忙しいのに自分の首締めるだけですけど。

ということで休日にもかかわらず、午前中は自宅で原稿を書いて(仕事しちゃいけないと総務から言われてますけど終わらないと困るのはこっちだし他に迷惑かけちゃうし)、昼過ぎにランチをいただきに時々すずきのへ。

緊急事態宣言出たけど店どうするの?と聞いたら、とりあえず20時までしか営業できないので、ランチタイムから中休みなしで飲めるように料理を用意することにしましたとのこと。
お、じゃあ昼から呑めるのね。
今日さぁ、有給取ったんだよね(笑)。

ということで、適当に何か出してよとお願いして、呑み始めます。
わあ、これはいいな。
有給取った甲斐があるってもんです(笑)。
封切りの乾坤一を開けてもらって、そのまま冷酒でいただきます。
うーん、沁みる。
年明け早々昼呑みってとても優雅な感じです。
総務に感謝しないとね(笑)。

で、店主がお摘みセットみたいなものを出してくれました。
正月なのでかずのこ入りの松前漬、さんまの蒸し煮、自家製唐墨、それに牡蠣南蛮です。
こんなもん出てきたら、仕事中でも呑んじゃうよねきっと(笑)。

さんまの蒸し煮、旨いです!
これ身がホロホロで頭から骨まで全部いただけます。
さんま独特の苦旨さが乾坤一のすっきりした甘さに合うよね。
まだ12時過ぎだけど、気分は22時過ぎな感じです(笑)。

自家製唐墨は大根と一緒にいただきます。
上品な塩味とコクが感じられ、ボッタルガとはまた一味違いますね。
卵の粒が小さいので舌触りが滑らか、独特の甘みもあります。
ああ、乾坤一なくなっちゃう。お代わりお願いします。

松前漬はワイフが年末からじっくり仕込んで寝かせたものがあるので特段の感慨はないですけど(もちろん美味しいよ)、ヤヴァかったのは牡蠣の南蛮漬です。
牡蠣を揚げて玉葱と一緒に南蛮酢に漬け込んであるだけなのに、異常に旨い。
これはもういくらでも飲めちゃう肴でしょ。
こんなの出されて呑まない人がいたらお目にかかりたい。
ほら、このお摘みセットだけで3合飲んじゃったよ(笑)。

あとは昼から何作ってくれるんですか?と聞くと河豚の唐揚げなんかどうでしょうと。
お、それはいいねぇ。
昼なんで締めに何か腹に溜まるものは?と重ねて聞くと、もちろんいつものばらちらしもできるし、時間は少々いただきますが炊き込みご飯もできますとのこと。
炊き込みご飯は、ずわい蟹、唐墨大根、真鱈と京野菜の3種類から選べるそうですよ。
うーん、昼から豪勢だねぇ。

じゃあ河豚の唐揚げとずわい蟹の炊き込みご飯ね、と彦市のあらばしりを呑みながら注文。
何だかとても幸せな気分だ死ぬならいま死にたいなもちろん全部食べ終わってからね・・・
と良い加減なことを考えつつ、のんびり酒を呑んで待ちます。
時間がゆっくり流れているように感じますが、すでに店に入って2時間近く経ってますね。
楽しい時間は実は過ぎるのが早いんだってことか。

じっくり揚げた河豚が出てきました。
かなりの大きさですね。良い天然の虎河豚を仕入れたようです。
てっさで食べたほうがいいかもしれないけど、お摘みの次は揚げ物だよね。
しっかりした身に軽く塩が振りかけてあるだけのシンプルな唐揚げですがこれが抜群に旨い。
骨の周りは特に味が濃くて身の弾力が感じられて最高です。
これは無尽蔵に呑んじゃう可能性があるからこれでやめておこう・・・

唐揚げと格闘して骨までしゃぶり尽くした頃、土鍋が目の前に登場。
良いタイミングだねぇ。
では炊き込みご飯のご尊顔を拝見しましょう。
人気の劇場型寿司屋とかカウンター割烹ではお馴染みの光景ですね。

おお、美しい炊き上がりだ。
これから10分ほど蒸らすそうなので、写真だけ撮ってオアズケですが。
そして四方山話をすること10分ほど、茶碗に盛り付けられてずわい蟹の炊き込みご飯がいよいよいただけます。

香りが抜群、旨いもんは香りが素晴らしいですね。
良い感じに色づいたご飯を口に放り込むと土鍋でふっくらと炊き上がっていて一粒一粒に弾力があります。
噛んで楽しいご飯です。
味は言うまでもなく、ずわい蟹の出汁がお米にしっかり乗って旨い。
年明け早々だから、少し贅沢しても良いよねぇ(笑)。

ずわい蟹のずわいって、「すわえ(楚)」が変化した言葉らしいです。
すわえは細くて真っ直ぐな小枝のことで、それが訛ってずわえになりずわいになったようです。
ずわい蟹の脚は細くて真っ直ぐですから、当初はすわえ蟹と呼ばれていたんですね。
でもすわえがずわいになるのがイマイチわからない(笑)。
美味しいからいいけどさ。

おにぎりにしてもらって自宅で酒でも呑みながら食べようかとも思ったんですが、あまりに美味しいのであっという間に全部食べてしまいました。
素晴らしい昼呑みタイムでした。
よし、3月末までにあと4日休まないといけないらしいから、あと4回楽しめるな(笑)。

ご馳走様でした!!


帰宅後は少し転寝して、のんびりお風呂に浸かってゴシゴシ命の洗濯をしました。
偶にはこういう長閑な時間を過ごすのもいいもんですねぇ。
夜には原稿の校正する羽目になりましたけど(笑)。

  • Suzukino - 店頭に通し営業の案内が出てましたが読まずに店に入っちゃった(笑)

    店頭に通し営業の案内が出てましたが読まずに店に入っちゃった(笑)

  • Suzukino - 今日は有給取得したから昼呑みじゃ

    今日は有給取得したから昼呑みじゃ

  • Suzukino - このぐい呑みに限らずユニークなものが多いので選ぶ楽しみがあります

    このぐい呑みに限らずユニークなものが多いので選ぶ楽しみがあります

  • Suzukino - お摘みセットです 左上:かずのこ松前漬 右上:牡蠣南蛮 左下:さんまの蒸し煮 右下:自家製唐墨

    お摘みセットです 左上:かずのこ松前漬 右上:牡蠣南蛮 左下:さんまの蒸し煮 右下:自家製唐墨

  • Suzukino - 1合じゃすぐなくなっちゃうので片口で昼呑み続けます

    1合じゃすぐなくなっちゃうので片口で昼呑み続けます

  • Suzukino - 河豚の唐揚げは大きいねぇ 天然で良いのを引けたようです

    河豚の唐揚げは大きいねぇ 天然で良いのを引けたようです

  • Suzukino - 店主はこの包丁一本で何でも見事に作ります

    店主はこの包丁一本で何でも見事に作ります

  • Suzukino - ずわい蟹の炊き込みご飯です! 河豚の唐揚げ食べてずわい蟹って今晩は何も食べなくて良いや

    ずわい蟹の炊き込みご飯です! 河豚の唐揚げ食べてずわい蟹って今晩は何も食べなくて良いや

  • Suzukino - さらに10分ほどじっくり蒸らしてからいただきました まあ美味しい

    さらに10分ほどじっくり蒸らしてからいただきました まあ美味しい

  • Suzukino - 一応ご飯には御御御付けが出ます(笑)

    一応ご飯には御御御付けが出ます(笑)

2020/12Visitation6th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 2,000~JPY 2,999per head

2020年にお世話になった店巡り すずきの編 ランチも夜呑みも素晴らしい

2020年はコロナで移動の自由が奪われ、自粛という名の行動抑制&営業抑制で社会がギスギスした一年でした。

年末に所用で新潟や富山に参りましたが、都市圏と地方圏では感染者の絶対数に大きな違いがありますから、東京から人が来なければ(行ってるけど)&東京に行かなければ大丈夫という空気を感じました。
毎日数人の新規感染者の発生だと交通事故の件数より圧倒的に少ないので、手指消毒してマスクして行動し大人数での会食などを控えれば実際の感染確率は極めて低く抑えられるものと思われます。

対して東京では大晦日に1300人超、年明けには1600人弱もの新規感染者が発生し、しかも感染経路が特定できない人が多数を占めていますから、予防対策にかかわらずいつ誰が感染してもおかしくない状況です。首都圏を対象とした2度目の緊急事態宣言も7日に発出予定です。
こうなるともう行動範囲は自宅付近に限られます。
七草粥食べてる場合じゃないよ。
もちろん忘年会、クリスマス・パーティ、年越イベント、初詣、新年会なども一切なしです。

それにしても2回目のワクチン接種がどうのと言っている諸外国に対して、2月下旬から医療従事者、高齢者、介護施設職員などを優先して摂取を始める予定という日本の動きの遅いこと。
海外では毎日数万人規模で新規感染者を出しているのに対して、日本はまだ数千人規模に留まっているからゆっくりなんでしょうか。

ということで、年末に2020年お世話になった店を時間のある時に巡ってご挨拶と思い、すずきのにやってきました。
こちらは7月、テレワークの合間に郵便局に行った帰りに偶然発見した近所の和食屋です。
路地に昼から灯っている照明が目に入って近寄ってみたら小洒落た飲食店だったんでした。
以前は料理人 江川という店だったと記憶していますが、数えるほどしか伺ったことがありませんでした。

ばらちらしという看板に誘われて入ってみると「祝 一周年」という花が置かれていて開店してから約1年その存在を知らなかったことに驚きました。
灯台下暗しの典型です(笑)。
それ以来ちょくちょくお邪魔しており、美味しいばらちらしだけでなく全国各地から取り寄せている産直魚介の料理、それと日本酒も楽しませてもらっています。

今日はランチタイムに伺いました。
少し前にばらちらしと料理2品のセットのようなものを始めたので、これは昼から呑ませるつもりかと内心喜んで伺ったのですが(笑)、生憎芳しい需要はなかったようでばらちらしと今日はキンキの煮付けがあります。
当然キンキの煮付けだよねと注文したら売り切れ(笑)。
先客が美味しそうに召し上がっているのを眺めるのに留まりました。
では(羨ましいと思いつつ)ばらちらし大盛りで。

ランチでもばらちらし以外に始めたのか聞いてみると、いろいろ工夫しているようで、定番のばらちらしに違ったランチも時に出しているんだとか。
それはいいですね。またランチの楽しみが増えます。
ばらちらしと料理2品のセットも希望があれば夜の仕込みが済んでいるものから出せるようなので、テレワークで午後半休する時には(笑)酒を呑みながら楽しみたいなと思いました。

ということでばらちらし完成。
相変わらず美しい彩りです。
蛸、烏賊、鮃、縁側、鰆、サーモン、ふんわり煮穴子、いくらにきゅうりが散らされています。
すっきりした酢飯もネタと一緒に口の中でぱらりと解れて旨い具合に混ざり合うのがいいなぁ。
きれいなだけでなく、とても美味しい安定のばらちらしです。
これがご近所クオリティなんて嬉し過ぎます!

ご近所といえば、結構この路地に入ってきて店のチェックだけして帰る人、暖簾を潜ってここ何屋さん?と聞くだけ聞いて帰る人、結構chiuzoな人が多いのが本郷裏通りの特徴です

合間に食材の話や最近食べた旨いものの話をするのも楽しいです。
食いしん坊は食いしん坊を呼ぶんですね(笑)。
今年は2月以降テレワーク中心で普段と勝手の違う勤務体制でしたけど、近所の旨い食い物屋に随分と気持ちを救ってもらいました。

やっぱり人間は美味しいもの食べてお腹が膨れれば健全な心持ちで過ごしていけるものです。
当面はテレワークが続きそうですから、これからもお世話になると思います。
来年もどうぞよろしく。

ご馳走様でした!!

  • Suzukino - いつもながらきれいなファサードです

    いつもながらきれいなファサードです

  • Suzukino - お、年末年始のお摘みセットもあるんだね ランチも2種類に増えています

    お、年末年始のお摘みセットもあるんだね ランチも2種類に増えています

  • Suzukino - キンキの煮付けは先客に奪われてしまったので(笑)いつものばらちらし大盛りです

    キンキの煮付けは先客に奪われてしまったので(笑)いつものばらちらし大盛りです

  • Suzukino - ガリも大変好みの味 強めのお酢が生姜の旨味を引き立ててくれます これだけで酒呑みたくなるもんねぇ

    ガリも大変好みの味 強めのお酢が生姜の旨味を引き立ててくれます これだけで酒呑みたくなるもんねぇ

  • Suzukino - 海苔が旨さの秘訣の御御御付け 濃いめの味噌がまた旨いんです

    海苔が旨さの秘訣の御御御付け 濃いめの味噌がまた旨いんです

2020/10Visitation5th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 2,000~JPY 2,999per head

ばらちらし大盛でランチデート♡ メニューが増えてました

今日は親愛なるマイレビューアーさんとランチデート。
と言っても男同士ですから色気のイの字もありませんけど(笑)。
午前中のMTGを終えて正式名称「〜時々〜すずきの」に向かいます。
私は徒歩圏ですけど、マイレビさんは微妙に距離があってランチタイムにわざわざ来るのはなかなかハードルが高いようです。

ということですずきののばらちらしをいただきながら、他に客もいなかったので店主の鈴木さんとソーシャルディスタンスを保ちつつ、3人で楽しく会話。
この店の正式名称「〜時々〜すずきの」は以前「思い出したら時々来てね」っていう意味合いでつけたと聞いたんですが、今は「その時々(季節)の旨いものを出す」という意味に変えたんだそうで(笑)。
う〜ん、後付けですけど(笑)それはそれでありですね、美味しいから。

で、肝心のばらちらしはもちろんとびっこだらけではなく(笑)、食べやすい大きさに切り揃えられた〆鯖、金目鯛、鮃、サーモン、小鰭、玉子、いくら、蛸、鯵、きゅうりなどが美しく散りばめられており、見た目はもちろんですがとにかく旨い。

少量ずつ釜で炊き上げて作る酢飯はパラリと口の中で解けて魚介との相性ぴったりですし、いずれのネタも様々に仕事が施してあって味のバラエティが楽しめます。
ガリをお新香代わりにいただいて、御御御付けと一緒にあっという間に完食です。
美味しいものって大盛りにしてもすぐなくなっちゃうんだねぇ・・・

今日はすずきのでランチだと言ったら、ワイフが午後自宅で仕事するのにランチ抜きで戻ってくるというので(これって脅しだよね)ばらちらしはテイクアウトで1つ持ち帰り、無事ワイフのお腹に収めることができました。
ワイフも相変わらず美味しいねぇと大喜びしていました。
ワイフが食べているのをみているとまた食べたくなっちゃいますけど(笑)、家庭平和のためにすずきのが一役買ってくれました。
良かった良かった。

で、デート後にすずきののレビューを見たら、ランチにばらちらし以外のメニューも出し始めたことを知りました。
ばらちらし以外は出さないと思っていたので、次回のお楽しみにします。
きんきの煮付けが出てくるとは期待大ですよ。
ばらちらしに2品つけて3,500円かぁ・・・昼から呑ませるつもりなんでしょ(笑)。

ご馳走様でした!!!

  • Suzukino - ばらちらしって盛り込めば良いってもんじゃないよね

    ばらちらしって盛り込めば良いってもんじゃないよね

  • Suzukino - ちらしのネタの一つ一つが美味しいから和えるとさらに美味しくなります

    ちらしのネタの一つ一つが美味しいから和えるとさらに美味しくなります

  • Suzukino - ガリをお新香代わりにガリガリ(笑)

    ガリをお新香代わりにガリガリ(笑)

  • Suzukino - 御御御付けはつるむらさき 茎の部分がしゃきしゃきして好き

    御御御付けはつるむらさき 茎の部分がしゃきしゃきして好き

2020/08Visitation4th

4.5

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 2,000~JPY 2,999per head

食わずにいられない ランチの絶品ばらちらし

最近、ワイフが毎週一回在宅勤務をするようになりました。
そうなったらなったで、狭い我が家で社外秘を担保しつつお互いどのように仕事をするか配慮が必要ですが、週末に納戸を整理してワーキングスペースを作り、机と椅子を設置したので何とかサマになりました。
ZOOMで会議したり電話したりすれば内容がある程度聞こえてしまう可能性もありますが、お互い聞かなかったことにして仕事します。
まあそんなに重要な仕事してないし(笑)。

ということで、キリの良いタイミングで一緒にランチ。
ワイフのリクエストは先日行って美味しかった時々すずきの(店名には時々がつきます)のばらちらしです。
まだ食べてなかったので是非食べたいと、はいはい。
何度も写真を見せては羨ましがらせていたので、今日は私がご馳走します。

早速お店に出向くと、先客が4名にテイクアウト待ちがお一人。
小さい&どこにあるかよくわからない店(失礼)なのになかなか繁盛してます。
素晴らしい。
カウンターに腰掛けて、ばらちらし大盛りを2つお願いしました。
ワイフも大盛りが食べたいんだそうで(笑)。

お茶をいただいて後は待つだけ。
目の前に出てくるネタを見ては切りつけ方とか、先に山葵醤油にくぐらせて少し置く作り方とか楽しく拝見します。
長め(刃渡り300mmくらい)の柳刃包丁を使ってトントントンとテンポ良く切りつけていくのを見ているだけで楽しい。
私はレフティなので片刃の和包丁が使えないんですけど、見ているとレフティ用の和包丁が欲しくなります。

と、そこへ女性の一人客がお越しになりました。
ちょっとソーシャル・ディスタンス的には厳しいですけど、美味しいものは分かち合って食べるべきですから、席をずらしてカウンターに席を作りました。
しかもおきれいな女性なのでもう喜んで、ってワイフに怒られる(笑)。

大盛り用の器は塗りの重箱です。
ご飯を奥の厨房でぐいぐいと敷き詰めて、付け台へ。
今日の白身は鮎魚女(あいなめ)です。
これから本格的に旬を迎えますね。旬の走りにいただけるのは嬉しいことです。

鮎魚女のほか、鮃、烏賊、海鞘(ほや)、赤身の漬け、しめ鯖、いくら、飾り切りしてある胡瓜が重箱の中に散らされて毎度美しい仕上がりです。
しめ鯖の光り具合がまた素敵ですね。
では早速いただきます。

一つ一つのネタに仕事が施されているので当然美味しくいただけるんですけど、素晴らしいと思うのはばらちらしの一体感。
粒立ちの良いご飯に合うように下味をつけたり飾り切りで食感を変えたりして局所的な楽しみももちろんあり、しかも魚介の旨さだけでなく、ご飯とのバランスを考えて作ってあります。
すずきののばらちらしはちょうど良いというかもう少し食べたいなと感じているところでなくなっちゃうので(笑)、また次も食べたいなに繋がるような気がします。

自家製のガリを一緒に頬張りつつ、海苔のたっぷり入った御御御付けをいただいて美味しく食べ終わりました。
相変わらず鰹出汁は使っていないんだろうか。
御御御付けには使ってるよね(笑)。

後から来た女性が先に食べ終わり、席を譲ってくださってありがとうございましたとお礼を言われてお帰りになりました。
袖擦り合うも多生の縁(多少じゃないよ)とはこのことです。
良い店にはお互い気持ち良く過ごせる客が集うってことで。

今日のばらちらしもとても美味しかった。満足です。
ワイフもこんなに美味しいなら在宅勤務の時は毎回食べたいと言っています。
みんなが満足して幸せな&充実した午後を過ごせるならこんなに良いことはありませんね。

ご馳走様でした!

  • Suzukino - 小さく「時々」ってついている店名 時々思い出して来てねっていう気持ちでつけたんだとか そんな謙虚な(笑)

    小さく「時々」ってついている店名 時々思い出して来てねっていう気持ちでつけたんだとか そんな謙虚な(笑)

  • Suzukino - この暖簾はとても上品ですが引戸に挟まりやすいのが玉に瑕

    この暖簾はとても上品ですが引戸に挟まりやすいのが玉に瑕

  • Suzukino - 今日は4段階で寄りを撮影 先づ全体です 色のバランスも考えられています

    今日は4段階で寄りを撮影 先づ全体です 色のバランスも考えられています

  • Suzukino - 寄り1  一つ一つのネタの仕事ぶりがよくわかります

    寄り1 一つ一つのネタの仕事ぶりがよくわかります

  • Suzukino - 寄り2 ネタの色だけでなく艶にも注目

    寄り2 ネタの色だけでなく艶にも注目

  • Suzukino - 寄り3 これだけ寄ると赤身 海鞘 胡瓜の鮮やかさと鮮度がよくわかります

    寄り3 これだけ寄ると赤身 海鞘 胡瓜の鮮やかさと鮮度がよくわかります

  • Suzukino - お漬物は自家製ガリ ばらちらしにはいいよね

    お漬物は自家製ガリ ばらちらしにはいいよね

  • Suzukino - 今日のお椀は何かな

    今日のお椀は何かな

  • Suzukino - 海苔のたっぷり入った御御御付けでした 香りがとてもいいです

    海苔のたっぷり入った御御御付けでした 香りがとてもいいです

2020/07Visitation3th

4.2

JPY 2,000~JPY 2,999per head

ZOOMランチMTGにばらちらし 美味しすぎて会議に向かない(笑)

※ 投稿種別を「昼」から「テイクアウト」に変更せよとのご指導をいただき、投稿から1ヶ月以上経っておりますが、変更の仕方まで手取り足取り教えてもらって(笑)対応しました。
「テイクアウト」に変更すると、料理&味・サービス・CPなどの詳細評価ができなくなるのは納得行きませんけど。

すずきの連投です。
前回は夜呑み、今回はランチのばらちらしをテイクアウトしました。

というのも、本日はオンラインで社内のランチ・ミーティング。

出席者全員が自宅からリモートで参加するので、自分でお弁当タイプの昼食を用意する者、コンビニで何か買って来る者、Uber Eatsでお気に入りのランチを取り寄せる者、様々です。
私は、すずきののばらちらしをテイクアウトしたら店内用のネタと違(たが)えて盛り込むのかが気になっていたので、良い機会ですから電話してテイクアウトする旨を伝え、ミーティング前に取りに行くことにしました。

ふと気になって、ばらちらしとちらし寿司の違いを調べてみると、
ばら寿司:細かく刻んだネタを酢飯に混ぜ込んだ寿司 岡山発祥の郷土料理らしい
ちらし寿司:細かく刻んだネタを酢飯の上に散らして作る寿司
江戸前ちらし寿司:握り寿司のネタを細かく刻んで酢飯の上に並べた魚介メインのちらし寿司
五目寿司:酢飯に煮た椎茸や干瓢、人参、酢蓮根、竹輪や蒲鉾などを混ぜ込んだ寿司 ひなまつりなどのお祝い料理
いずれも作り方に大きな違いがない親戚のような寿司ですけど、酢飯に具材を混ぜるとばら寿司、具材を乗せるとちらし寿司という区分になるようですね。

じゃあ・・・ばらちらしって何だ?
言葉の意味をそのまま当てはめると、酢飯に具材を混ぜ込んで、さらに上にも散らした寿司っていうことだろうか。
興味本位でさらに調べてみましたが(仕事しろよ)、結局わかりませんでした。
何となくですけど、江戸前の寿司屋が握りの他に出しているランチとかお土産用のちらし寿司を「ばらちらし」と称している傾向は見受けられます。
ばらちらしって何なのか、ご存知の方がいらっしゃったら是非教えてください。m(_ _)m

ということでミーティング前にすずきのに向かい、無事に受け取って帰宅しました。
すずきのの入居している建物ってフェリーチェ(イタリア語で幸せ)っていうんですね。
Certamente, mi ha portato fortuna!! Grazie mille!!

今日も大盛りでお願いしたらテイクアウトだと蓋が閉まらず(笑)、箱を蓋代わりに重ねてくれましたので、見かけは2段重ねの豪華版です。
蓋?箱?を開けると今日は鮑入り、箱だけじゃなくてネタも豪華版なんでした。
出汁巻玉子、三つ葉、しめ鯖、いくら、煮穴子、鮑に鯛、烏賊まで美しく散らしてあります。
鯛と烏賊などには予め出汁の効いた山葵醤油に絡めて散らしてあるので、上から醤油をかけるなんて野暮なことをしなくて済むのもありがたいです。
出汁巻玉子の角切りには半数だけ山葵醤油に絡めるなんて小技も効かせてありますよ、やるねぇ。

これをZOOMのミーティングで披露したら、かなり良い反応でした。
インスタ映えするだの、宝石箱っていうのも頷けるだの、画面の外にお酒を置いて食べてるに違いないだの(笑)、概ねポジティブな感想です。
実際に会ってランチ・ミーティングしていたら、一口頂戴なんて言われるんだろうに・・・
調子に乗って、まあ最低でもこれくらいのものは毎日食べてると豪語しておきました(笑)。

鮑入りで大変美味しいばらちらしでしたが、食べながらミーティングするとイマイチ味がぼやける感覚があります。
っていうか、美味しいものを食べる時は、美味しいものに集中したい(笑)。
やはり食事は食事、会議は会議で別にしたほうが良さそうです。

また、テイクアウトでも店でいただけるものと大きな違いはありませんでした。
ある程度時間をおいてから食べる可能性があることはイメージしていないのかも。
この時期ですから持ち帰ったらすぐに食べるべきですね。
今日はランチ・ミーティング用に持ち帰るってお願いしたので、店内仕様と同じにしてくれた可能性もありますけど。

それにしても激ウマのばらちらしをミーティング中にいただくと、会話&議論&情報共有が主、食べ物は従となって劣後してしまうことが否めないので、私のような食いしん坊は、オンラインでランチ・ミーティングなんかするもんじゃないという貴重な教訓を得ましたよ(笑)。
仕事の関係者と実際に食事を囲んで会話することは、神木あれ親睦・交流の意味も含めて大切なことですが、オンラインで敢えて食事を絡める必要はないのかなと。

やっぱりこちらのばらちらしは今後「全集中 水の呼吸 拾壱ノ型 凪」で一心不乱に食べます(笑)。
ご馳走様でした!!


---閑話休題---

withコロナの時代は、これまであったアナログで素敵なものを奪われてしまう可能性が出てきています。
その一つ、ごく普通に家族&親戚、友人や仕事仲間、クライアントなどと楽しく会食する機会をオンラインに奪われないようにするためには、感染拡大を防ぎ新規の感染判明者を減らす&なくすことが最優先です。

GoToトラベルは感染拡大が終息してから実施するべきです。
4月7日に閣議決定した際にも「感染症の拡大が収束し、国民の不安が払拭された後」に実施すると記載されているのに・・・国民の不安は募りこそすれ払拭なんてされていないと思います。
族議員が自民党幹事長だとこうなるんですね。

実際に、バルセロナを州都とするスペインカタルーニャ自治州では、観光客受け入れを再開した後に感染が急拡大し、再び街をロックダウンしなければならない状況に逆戻りしています。
「スペイン、100以上のクラスター発生でコロナ再拡大 カタルーニャ州西部ではロックダウンも」
上記先例を挙げるまでもなく、GoToトラベルを強行すれば感染者が確実に増加し、再び観光客が激減することは目に見えているんですが・・・

現在の状況から既に観光事業を継続することが難しい事業者が数多くいることは認識していますが、それならばGoToキャンペーンの予算1.7兆円(!)を観光&関連事業者に給付すれば人の移動を抑制することができます。
税金で実施する施策であるにもかかわらず東京都民と東京へのツアーを対象外にする(個人旅行で東京に来ることは追跡できないからOKらしい)&キャンセル料は補償しないつもりだったけど怒っている人がたくさん出たからやっぱり補償する&この時期の高齢者の団体旅行(誰がするんだろう 笑)も対象外・・・もうコントロールは全くできていませんよね。

キャンペーンなんかに踊らされず、ぐっと我慢して感染が終息するまで旅行・帰省するのはやめましょう。
我慢しているのは自分だけじゃない!と思えばもう少し辛抱できる筈です。
オンラインはミーティングだけじゃなく、今なかなか会うことができない家族、友人も繋いでくれます。

それにしてもGoToイートも実施すると聞いた時には、フェイクニュースでしょ!?と耳を疑いましたよ。
政治は国民を映す鏡とはよく言ったものですね。
笑って済ませられる話じゃありませんけど。

  • Suzukino - すずきのの入居する建物はフェリーチェっていうんだね

    すずきのの入居する建物はフェリーチェっていうんだね

  • Suzukino - ファサードの美しい店だと思います センスがいいのかな

    ファサードの美しい店だと思います センスがいいのかな

  • Suzukino - テイクアウトしたばらちらし

    テイクアウトしたばらちらし

  • Suzukino - 2段重ねに見えますが大盛りで蓋が閉まらないので箱を蓋にしただけ(笑)

    2段重ねに見えますが大盛りで蓋が閉まらないので箱を蓋にしただけ(笑)

  • Suzukino - おお!豪華なばらちらしだ!

    おお!豪華なばらちらしだ!

  • Suzukino - ランチ・ミーティングで自慢しました 自分で作ったものじゃないけどさ(笑)

    ランチ・ミーティングで自慢しました 自分で作ったものじゃないけどさ(笑)

  • Suzukino - 本日は鮑入りです! 他には鯛 烏賊 しめ鯖 いくら 煮穴子 出汁巻玉子 彩りの三つ葉が散らしてあります

    本日は鮑入りです! 他には鯛 烏賊 しめ鯖 いくら 煮穴子 出汁巻玉子 彩りの三つ葉が散らしてあります

2020/07Visitation2th

4.2

  • Cuisine/Taste4.5
  • Service4.0
  • Atmosphere4.5
  • Cost performance4.0
  • Liquor/Drinks4.0
JPY 10,000~JPY 14,999per head

刺身 煮付け 炊き物 産直の魚に丁寧な仕事が施してあります

昼にばらちらしをいただいて、旨さにびっくりしたすずきのです。
積年の「近所で美味しい魚食べたい」問題がついに解決したのではないかと。
本当に解決したのが確かめるために、ワイフにばらちらしの写真を見せて(昼から戻ってすぐメールしました)詳細を伝えたら是非食べてみたいと言うので、早速行くことにしました。
夜は一応電話して席を確保。
下駄履きで行ける距離にある店っていうのが気が置けなくて素敵です。

さて、柳色の洒落た暖簾をくぐると先客はなし。今晩の口開け客となりました。
夜は8,000円のコースのみ、20時半を過ぎると今日できるものをお好みでお願いできるようです。
なのでお昼と同じくこちらからお願いすることはありません。
頼むとしたら酒だけですね(笑)。

本日の酒は?と聞くと冷蔵庫から出して並べてくれました。
鍋島、伯楽星、大七箕輪門、九頭龍に、ん?上望陀?この酒は飲んだことがないのでこれにします。
ラベルには「かみもうだ」と書いてあり、君津の酒蔵で「千葉県最小」だそうですよ。
平成の水百選に選ばれた久留里の水と千葉県の酒造好適米「総の舞」で造った酒です。

これは飲んだことないわけだ。
早速いただくと、少し甘めですがすっきりした飲み口の酒です。
これなら魚介に合わせるのに良さそうです。

と酒を楽しんでいると、最初の器が目の前に置かれました。
鱧の玉子綴じです。
やや塩気が強いように感じますが、出汁が強いので旬の鱧の淡白な旨味がしっかり感じられます。
玉子で綴じるっていうのも良いアイディアですね。

ん、この出汁から鰹の香りがしません。だから塩気がストレートに来るのかな。
でも魚のアラだけってことはないよね。
聞くと実は鰹は使っておらず、日高昆布と魚のアラを炊いてかなり煮詰めて使っているそうです。
和食屋で鰹出汁をひかない店ってあるんですね〜!びっくりです。
鰹節は醤油に加えて出汁醤油にするくらいしか使っていないんだとか。
変わった&面白い店ですね。
こういう店好きです(笑)。

お酒を飲みながら何で本郷に店を出したのかとか(偶々料理人 江川が閉まってここが空いてた)、来る客の話だとか(場所柄大学の先生が多く地元の利用率はそれほど高くない)、お店が終わるのが遅いのですぐ近所に引っ越してきたが大家さんが店に来てくれたのは住んでから1年後(つまりごく最近)だったとか、いろいろ楽しく四方山話をしていると、お造りが出てきました。

目の前で造っているから見ていて楽しいんですが、切りつけ方が大変きれいで丁寧で、これはお造りの味も良くなるだろうなと。
出てきたのは平政(4日めくらいだそう)、まずまずの型の鮃、それに脂の乗った伊佐木です。
どれもいい感じに水分が抜けており、旨味が凝縮していてとても美味しい。
特に皮目を炙った伊佐木は山葵を多めに乗せて出汁醤油にちょんと付けて食べると絶品でした。
これは素晴らしいです!
厚みを出してエッジをしっかり立たせた美しい切りつけなのも、舌に乗せた時の旨味がダイレクトに伝わる効果を狙ってのことかなと。

続いてランチでもいただいた美味しい穴子が西京漬になって焼かれて登場です。
3日漬けだそうですが、十分沁みていてプルンとした弾力のある身と香りが堪りません。
酒がどんどん進みます。
こういう酒肴が出てきて飲まなかったら酒呑みの名折れです(笑)。
もう少し辛めの酒が欲しいと言ったら、オススメが伯楽星というので切り替えます。
それにしてもこの穴子、旨いです。

もう一皿お造りを出します、とのことで目の前で切りつけられたのは表面を炙られた鰹でした。
薄く切りつけてあって、薬味の赤玉ねぎスライスを巻くようにして生姜とポン酢でいただきましたが、舌触りが抜群です。
鰹節は使わないけど、鰹は美味しくいただける店です(笑)。

昨年高知で藁焼きをいただいて、鰹はポン酢よりも塩とニンニクで食べたほうが美味しいと個人的には思っていますので、一緒についているゲランドの塩でもいただきましたが、鰹を薄切りにすると舌触りと繊細さはポン酢のほうに軍配が上がりました。
もちろん塩も美味しいんですけど、こちらのポン酢がなかなか上手で印象的でした。

で、お次は天然鮎の焼き浸しです。ワイフ歓喜(笑)。
敷いてあるのは蓼酢代わりの梅干し粥だそうで。
店主が蓼酢を好んでいないそうなので、その代わりにと考案したのが梅干し粥なんだとか。
なるほど。
蒸して骨までほろほろにした天然鮎の皮目に慎重に火を通して梅干し粥に浸してあります。
これはもう・・・美味しいとしか言い様がないのが残念です。

香魚とはよく言ったもので、蒸しているのに内蔵の爽やかな香りが苦味と一緒にやってきます。
梅干し粥も蓼酢より気が利いているというか、酸味にまろやかな甘味が加わって鮎との相性が際立ちます。
よく考えられた一皿ですね。感心しました。
テンションがどんどん上がります&酒が進みます(笑)。

天然鮎のあまりの美味しさに大喜びしていると、目の前に大型の赤い魚が置かれました。
金目鯛にしては大きすぎるなと思ったら、目抜けでした。
頭が落としてあったので飛び出している目玉はありませんでした(笑)。
最近客が少なくて、こんなに美味しいのに全部自分で食べるのもったいないなと思っていたけど良かったとのことです。
こういう飄々とした物言いするタイプの店主です。

酒を飲みつつ待つことしばし、目抜けは煮付けになって出てきました。
牛蒡と豆腐と葱で炊き合わせてあり、最後に三つ葉が散らしてあります。
大きな片口に入っていますがこの器もなかなかいい感じ。
センスがいいですね。

目抜けはとても好きで西日本でも東北でもあれば必ずいただく魚ですが、分厚く切りつけた身から素晴らしい出汁が出ていて絶品です。
炊き合わせの牛蒡と葱がまた良い味を出していて、味をしっかり締めていますね。
しかも豆腐が全ての出汁を吸い込んでいてヤヴァい旨さに仕上がってます。
これはご飯一膳もらいたいところだけどこの後きっと出てくるよなぁ・・・

ということで、酒を上望陀に戻して目抜けを味わいました。
特に身と皮の間の脂が旨い。これならいくらでも入りそうな味です。
まあ次から次へと旨いもの繰り出してくる店です。
ワイフは片口の口を利用して器用に出汁を木匙に注ぎ、一滴も残すまじと夢中です。
私も見習おう(笑)。

歓喜の時間が過ぎ、さて、お次は何かな・・・
と、そこに漆黒の南部鉄器の重そうな鍋が置かれました。
蓋が開くと、雲丹の炊き込みご飯です!
わあ、出た!
瓶に詰まった塩水雲丹をそのまま一本全部入れて、南部鉄器の鍋で炊き上げてあります。
よく混ぜてもらうとウニ色が満遍なくご飯に入ってツヤツヤしてますよ。
一口いただけば雲丹の甘みと塩味だけで十分過ぎるほど美味しい。
雲丹と昆布だけでこれだけ美味しくなるんですね。

間違いなく美味しいものを食べて美味しいというのはあまりに芸がないですけど、美味しいものは美味しい(笑)。
店主に美味しいねと伝えると、雲丹とお米と南部鉄器が作ったんで私じゃありませんとのこと。
控えめなのか斜に構えているのかよくわからない店主です(笑)。
あまりにも美味しいのであっという間に全部平らげそうになりましたが、おにぎりにしてもらって翌朝食べても美味しいだろうなと思い直し、お願いして握ってもらいました。

さて、お茶をいただいて本日の至福の時間を振り返ります。
大変美味しい料理の数々でした。
どれも一工夫施されており、魚介の切りつけ方もとても好ましいです。
和包丁の切れ味って洋包丁の比じゃないですね。
片刃は細胞を壊さずに美しく裁断することができる日本料理の要です。

昼のばらちらしをいただいて感激したので、早速夜に来てみましたが大正解でした。
こんなに美味しい魚介を丁寧に調理して出してくれる店を一年も見過ごしていたなんて・・・
これからせっせと通わせてもらいたいと思います。

ご馳走様でした!!!


こちらの前にあった「料理人 江川」ですが、本郷のお店を畳んで山形に移ったそうです。
お店を経営されておらず食のコーディネーターのような仕事をされているとか。

  • Suzukino - 一周年の花が店先からなくなってちょっと寂しい

    一周年の花が店先からなくなってちょっと寂しい

  • Suzukino - 夜のお品書き?です これだと何にもわからないけど(笑)美味しいものがいただけることは保証します

    夜のお品書き?です これだと何にもわからないけど(笑)美味しいものがいただけることは保証します

  • Suzukino - 本日のお酒です 一番右の上望陀をいただきました

    本日のお酒です 一番右の上望陀をいただきました

  • Suzukino - シックな設えです さあ美味しいもの食べるぞスイッチが入ります

    シックな設えです さあ美味しいもの食べるぞスイッチが入ります

  • Suzukino - 笠間焼のお猪口と片口で先づは一杯 

    笠間焼のお猪口と片口で先づは一杯 

  • Suzukino - 最初は鱧の玉子綴じ シンプルな塩味あっさり系の鱧です 淡白な鱧にはぴったり

    最初は鱧の玉子綴じ シンプルな塩味あっさり系の鱧です 淡白な鱧にはぴったり

  • Suzukino - お造りは平政 鮃 伊佐木です どれも程よく水分が抜けて旨味が増してます

    お造りは平政 鮃 伊佐木です どれも程よく水分が抜けて旨味が増してます

  • Suzukino - 出汁醤油 ゲランドの塩 山葵でいただきます

    出汁醤油 ゲランドの塩 山葵でいただきます

  • Suzukino - 穴子の西京漬を焼いてくれました 素晴らしく美味しいです

    穴子の西京漬を焼いてくれました 素晴らしく美味しいです

  • Suzukino - 一つだけひっくり返してあるのは皮目から食べるのと身から食べるのでは味わいが違うからだそうです

    一つだけひっくり返してあるのは皮目から食べるのと身から食べるのでは味わいが違うからだそうです

  • Suzukino - 鰹を炙って薄造りにしてあります 玉ねぎを巻いてポン酢でいただきました

    鰹を炙って薄造りにしてあります 玉ねぎを巻いてポン酢でいただきました

  • Suzukino - 天然鮎の焼き浸しです 出汁で炊いた鮎を寝かせて表面だけ炙ってあります

    天然鮎の焼き浸しです 出汁で炊いた鮎を寝かせて表面だけ炙ってあります

  • Suzukino - 敷いてあるのは蓼酢がわりの梅干しのお粥 これは大ヒットです

    敷いてあるのは蓼酢がわりの梅干しのお粥 これは大ヒットです

  • Suzukino - 伯楽星に切り替えたんだけど上望陀に戻しました 料理に合います

    伯楽星に切り替えたんだけど上望陀に戻しました 料理に合います

  • Suzukino - 目抜けの煮付けです この片口大きくて使いやすそう

    目抜けの煮付けです この片口大きくて使いやすそう

  • Suzukino - 炊き合わせてある牛蒡がまた旨い 豆腐は全ての旨味を吸い込んでヤヴァいことになってました

    炊き合わせてある牛蒡がまた旨い 豆腐は全ての旨味を吸い込んでヤヴァいことになってました

  • Suzukino - 南部鉄器の重たい鍋で炊かれたのは

    南部鉄器の重たい鍋で炊かれたのは

  • Suzukino - 雲丹の炊き込みご飯!何も言うことはありません

    雲丹の炊き込みご飯!何も言うことはありません

  • Suzukino - 全部食べたいのを堪えて翌朝用のおにぎりにしてもらいました

    全部食べたいのを堪えて翌朝用のおにぎりにしてもらいました

  • Suzukino - お米に雲丹の旨味が隅々まで沁み込んでいて絶品でした

    お米に雲丹の旨味が隅々まで沁み込んでいて絶品でした

2020/07Visitation1th

4.2

  • Cuisine/Taste4.0
  • Service4.0
  • Atmosphere4.0
  • Cost performance5.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

本郷の路地裏で激ウマばらちらし発見!

在宅勤務のメリット、それは会社に移動する時間が不要なこと、セルフ・マネージメント能力が向上すること、煩雑な社内手続きが軽減されたこと(ずいぶん簡略化されました)などは実はどうでも良くて(笑)、自宅近くの美味しいものをランチにいただけることです。
特に平日の日中しか営業していない飲食店にはまず行く機会がありませんでしたから、この界隈に勤めている人はずいぶん美味しい思いしてたんだなぁと実感しました。

今日も郵便局から自宅に戻る際、滅多に通らない路地の先で明かりが灯っているのを発見し、近づいてみると格子と柳色の暖簾が目に鮮やかな割烹?小料理?寿司屋?らしき飲食店であることを確認。
この路地は住宅ばかりで店舗なんて皆無だったのに、いつできたんだろ。
店頭にはばらちらし1,700円としか書いてありませんから、ランチはこれ一本なんでしょうね。
興味津々で早速店内へ。

店内は右手のカウンター6席(を3席にして使用中)と左手に4人掛けのテーブルが2つだけの小さな割烹風の店舗です。
空いていたのでカウンターの真ん中、店主の正面に陣取ります。
ばらちらしを作るところが一から拝見できる特等席です。

先客はテーブルに2人、すでにばらちらしを美味しそうに食べてますね。
見るからに美しい海鮮の宝石箱です。
ランチはばらちらしだけのようなのですが、メニューが置いてあるので見てみるとお酒でした。
昼から呑めってことですね(笑)。
ワインやウイスキー(イチローズ・モルトがある)、日本酒が載っていますから、夜が楽しみな感じ。

店は黒眼鏡が可愛いまだ若い店主がお一人で黙々と仕事してます。
ばらちらしって、切って盛り付けるだけ(失礼)ですけど、種類が多いので手間がかかります。
たまご、きゅうり、しめ鯖、いくら、煮穴子、鱸、鯛などをひたすら切って、酢飯の上に・・・
あ、そうだ、大盛りにできますか?と聞いたら、若い店主が???みたいな顔をしているので(突然入ってきた客の第一声がこれじゃあびっくりするか)、大盛りってできるんですかと問い直すと奥の酢飯桶を確認して大丈夫とのこと、では大盛りでお願いします。

続けて、この店は何屋なんですかと臆面もなく聞くと和食ですとの回答。
雰囲気からしてそうだわな(笑)。
寿司屋じゃないとは思いましたが、あら、店名を見てなかったけど「〜時々〜すずきの」とカウンターの上にも小さい看板?が置いてありました。
すずきのは鈴木の(店)ってことかな、でも時々ってなんでしょう面白い。

目の前でばらちらしが出来上がるのを眺めること約10分、お新香とお吸い物と一緒に供されました。
大盛りです。さっき見た先客の器より大きいし、酢飯もたっぷり詰まってますね。
では早速いただきます!

鯖の締め具合がちょうど良いです。強すぎず弱すぎずで塩の当て方も好みです。
煮穴子も絶品、甘みがあって身が厚くてほろほろと口の中で溶けます。
他の魚の鮮度や寝かせ方も良く、旨味が十分出てきたところを使っているようです。

烏賊、トロサーモン、赤身は軽く山葵醤油にくぐらせてから盛り付けてあるので醤油も必要ありません。
いくら、きゅうり、玉子がとても良いアクセントになって全体のバランスが取れていますね。
酢飯の塩梅ともぴったりな大変美味しいばらちらしでした。
海苔と白身を使った潮汁(鰹節使ってないのにすごくしっかり出汁が出てる)も赤玉葱のお漬物もばらちらしの良い友達でした。

食後に根掘り葉掘り・・・(笑)。
・夜は8,000円のおまかせコースのみ、でも20時半以降はア・ラ・カルトでも楽しめる
・全国各地で揚がる魚を漁師さんから直接買ったりしている
・仕入れにも魚の質にもとても気を遣っている印象を受けた
・酒器も肴器も笠間焼の元和食の職人さんのものを置いている&一目惚れ
・店名の前に付いている〜時々〜は時々思い出して来てくださいねって意味(笑)
・鈴木が多いので「すずきの」にしたら、ススキノによく間違えられる
何だかとても楽しい&居心地の良い店です。

こんなに美味しいばらちらしが近所で食べられるなんてとても嬉しくなりました。
素材の魚には寝かせたり昆布締めたりしてきっちり仕事も施してあります。
これは通ってしまいそうな気がします。
ご馳走様でした!!!

先客のばらちらしを見て咄嗟に大盛りでお願いしたのですが、これまで大盛りっていう注文は受けたことがなかったそうで。
最初の大盛り注文者になってしまいました。
なんだか悪いことしちゃったかも。
次回はしっかり呑みにきますから許してね(笑)。

  • Suzukino - 写真館の路地の奥に灯りが見えて近寄ってみると・・・あらこんなところに!

    写真館の路地の奥に灯りが見えて近寄ってみると・・・あらこんなところに!

  • Suzukino - 目に鮮やかな柳色の暖簾と格子が素敵な店を発見しました

    目に鮮やかな柳色の暖簾と格子が素敵な店を発見しました

  • Suzukino - ランチはばらちらしのみのようです

    ランチはばらちらしのみのようです

  • Suzukino - カウンター奥には笠間焼の酒器と肴器がならんでします

    カウンター奥には笠間焼の酒器と肴器がならんでします

  • Suzukino - 飾ってある花には一周年と書いてあります 近所で一年間も知らなかったなんて・・・

    飾ってある花には一周年と書いてあります 近所で一年間も知らなかったなんて・・・

  • Suzukino - ばらちらし大盛りです まさに宝石箱

    ばらちらし大盛りです まさに宝石箱

  • Suzukino - いくら トロサーモン 鱸 烏賊  赤身 煮穴子 玉子 きゅうりなど彩りも素晴らしい

    いくら トロサーモン 鱸 烏賊 赤身 煮穴子 玉子 きゅうりなど彩りも素晴らしい

  • Suzukino - 特にしめ鯖と煮穴子が美味でした 酢飯の具合も大変良くて美味しいばらちらしでした

    特にしめ鯖と煮穴子が美味でした 酢飯の具合も大変良くて美味しいばらちらしでした

  • Suzukino - 赤玉葱のお新香がしっかり漬かっていて好みでした

    赤玉葱のお新香がしっかり漬かっていて好みでした

  • Suzukino - お椀は蓋付きで供されるのが嬉しい

    お椀は蓋付きで供されるのが嬉しい

  • Suzukino - 白身と海苔を炊いた潮汁でしたがこれも大変美味しかったです

    白身と海苔を炊いた潮汁でしたがこれも大変美味しかったです

Restaurant information

Details

Restaurant name
Suzukino
Categories Japanese Cuisine、Seafood
Phone number (for reservation and inquiry)

03-5615-9687

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都文京区本郷5-25-11 フェリーチェ 1F

Transportation

296 meters from Hongo Sanchome.

Opening hours
  • Mon

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
  • Tue

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
  • Wed

    • Closed
  • Thu

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
  • Fri

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
  • Sat

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
  • Sun

    • 12:00 - 13:30
    • 17:30 - 23:00
Budget

¥10,000~¥14,999

¥2,000~¥2,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥10,000~¥14,999¥2,000~¥2,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

Electronic money Not Accepted

QR code payment Not Accepted

Seats/facilities

Number of seats

16 Seats

Private dining rooms

not allowed

Private use

OK

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

not allowed

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu)

Food

Particular about fish

Feature - Related information

Occasion

Location

Secluded restaurant

Service

Take-out

With children

カウンターの高さは高い

テーブルは落ち着いた感じ

Dress code

カジュアル

Website

https://suzukino.tokyo/

The opening day

2019.7.1