Official information
This restaurant is registered on Tabelog as a corporate member. Business information is released by the staff.
Restaurant name |
Sushi Pachipachi
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Categories | Sushi、Izakaya (Tavern)、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
050-5592-2225 |
Reservation Availability |
Reservations available
※要予約。状況により当日予約も可能な場合がございますので、お問合せください。 |
Address |
東京都中野区中野5-55-10 2F |
Transportation |
5 minutes walk from Nakano Station North Exit 329 meters from Nakano. |
Opening hours |
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Budget |
¥6,000~¥7,999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
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Method of payment |
Credit Cards Accepted (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) Electronic money Not Accepted QR code payment Accepted (PayPay) |
receipt |
Invoice-compliant receipts can be issued Registration NumberT4011202012530 *For the latest registration status, please check the IRS Invoice System Qualified Invoice Issuing Business Publication website or contact the restaurant. |
Table money/charge |
なし |
Number of seats |
8 Seats ( 8 seats at the counter) |
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Maximum party size | 8people(Seating) |
Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
OK Up to 20 people |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Stylish space,Comfortable space,Counter |
Set menu |
All you can drink |
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Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Particular about Japanese sake (Nihonshu) |
Food |
Particular about fish |
Occasion |
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Location |
Secluded restaurant,House restaurant |
Service |
Extended party hours (more than 2.5 hours) |
The opening day |
2023.9.1 |
Phone Number |
03-5942-8333 |
過日の夕餉。中野の繁盛居酒屋酒パチパチさんの二階にお鮨屋さんがあると知って、事前予約の上一人で伺う。
狭隘な階段を上って二階へ。カウンター8席ほどの寿司コーナー。卓上にウエルカムカードが予約札代りに置いてあってこそばゆくも嬉しい。カウンター席の背中側にテーブル席も数卓あるけれど、こちらは酒パチパチさんのお客さんが通されるので、鮨店というよりフードコート的鮨コーナーといった体。活気ある酔客の声の中カウンター鮨を頂くというなかなかシュールな雰囲気が面白い。
「中野じゃないヨ野中だよ」がキャッチフレーズの大将の人懐っこく温和な応接で本日の呑み放題コーススタート。
取り合えずの生ビールを頂いて、酒肴数品。ビールを干したらお勧めの日本酒をグラスで6勺ほど。まずは栃木の大那から。チェイサー代りのお冷を同時に供されるところ、なかなかの目配り。根ミツバのお浸し・季節のお造り・鰤照焼・亀の手などに舌鼓。数の子が仕込まれた当店オリジナルのつまみは日本酒に相性ばっちり。2杯目に新潟の鶴齢が注がれたあたりから握りがスタート。ほどよくあたたかい舎利にきちんと煮切りを塗った本格仕様の握り。かなりリーズナブルなお値段で提供されているから、市場のピンの種やブランド産地の高額種などを望むのは野暮というものだけれど、中野の一大勢力17番地さんループの仕入れ力を背景に、きちんと吟味された仕入れと仕込みをされており、供されたネタはどれもきちんとしている。本日は鯵・バッテラ風の鯖・中トロ・鮪漬けがなかなかの出来栄え。
3杯目に石川の手取川を頂いて、8貫ほど握りをリズムよくぱくつく。そろそろ満腹の頃合いで〆に玉子つまみと干瓢巻、冷たいお茶を所望。あら椀と温かい御抹茶まで供されて本日の饗宴大団円。コース内容として本当はまだ数貫供される設定だったとのこと。こちらがお腹いっぱいになってしまってストップをかけさせて頂いた格好。大将曰く「当店はお客様の腹パンパンにするのがコンセプトですから」と笑っておられた。こちらでコースを頂く際はお腹を空かせて来るのが間違い無く正解。
アシスタント的に下働きとお給仕をされていた女性店員さんの明るく茶目っ気あるチャーミングな対応、寡黙に粛々と働かれていた若い男性の仕事ぶりもとてもイイ感じ。
お腹パンパンになってお暇。以上お勘定7,700円はお値打ち感横溢。お酒の強い方なら更に満足度は高くなるだろう。本来地酒を含む呑み放題プランは8,800円なのだけれど、当方が初見ということと握りを完食できなかったということで(本来はこちらが悪いのに…)、通常呑み放題プラン価格にてサービスして頂いて恐縮。カード決済したのだけれど、会計が席対応なのもちょっとした高級感の演出で嬉しい。
野中大将の手による本格オープンは本年の3月からとのこと。存外認知度が低く、平日夜はまだまだ予約も取りやすい状況のよう。とはいえ、この高いコストパフォーマンスが認知されてしまえば、近々この8席の予約が取りずらくなることは必至だろう。
凛とした雰囲気の中「大将と勝負」ってなうるさ型鮨っ喰いのニーズには向かないけれど、一人呑み、語らいさし飲み、軽い逢引等、大衆的価格でフレキシブルに利用可能。気安く楽しめる、居心地よろしきカウンター席に中野呑み的魅力。近辺鮨店英鮨さんやせいざんさんとも毛色の違う個性的で楽しいお鮨屋さん。
再訪ありの良店。