小料理屋感覚で酒盃を傾け愉しむことも出来る … 『うな菊』。 : Unagiku

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3.5

¥4,000~¥4,999per head
  • Cuisine/Taste3.5
  • Service3.9
  • Atmosphere2.8
  • Cost performance3.9
  • Liquor/Drinks3.2
2013/05Visitation1th

3.5

  • Cuisine/Taste3.5
  • Service3.9
  • Atmosphere2.8
  • Cost performance3.9
  • Liquor/Drinks3.2
JPY 4,000~JPY 4,999per head

小料理屋感覚で酒盃を傾け愉しむことも出来る … 『うな菊』。

古き佳き時代の下町の風情が色濃く今も残る駒込駅東口、南口とのギャップの大きさが面白いのだが東口界隈には
余り知られてはいないもののなかなかの優良店が軒を連ねられています。 當店"うな菊"さんもそんな中の一軒です。

"うな菊"という店名からも鰻屋であることはお判り戴けると思いますが単なる鰻専門店ではなく割烹未満居酒屋以上
小料理屋感覚で酒盃を傾けることの出来る佳店です。

草臥れ感漂う外観から暖簾をくぐることを躊躇される向きも多いと思いますが勇気をもって足を一歩前へ進めてみて
ください。外観同様に店内も年季と歴史を感じる店ではありますが人間同様、外見だけで決めつけてはいけません(笑)

店の雰囲気から受ける印象とは大きなギャップのあるクオリティーの高い酒肴と美味しい酒が良心的な下町価格で
供されることにきっと驚かれることでしょう。

活鰻が割かれ蒸し焼き上げられる前にビールのアテとして注文したのがアラカルトメニューのボードの中に書かれて
いた『インドマグロのぶつ』です。供された器の中を見て思わず此れの何処がブツやねん。と思わず突っ込みを入れた
くなる程の想定外の中身に先ずは驚かされました。誰が見ても到底ブツには見えぬ『カマトロ』三切れと頭身の部位の
赤身が三切れで何と六百五十円也。更にはカマトロは厚めに切られており店によっては一切れ三百円を取っても全く
おかしくない代物、蓄養モノや養殖モノとは全く別モノの上品な脂の美味しさが口の中に広がります。
一方の赤身は見た目は筋っぽくも見えますが魚体の大きなインドマグロのものだけあって口の中には筋は当たらず。
遠洋の解凍モノとは思えぬような程良い鉄味と頭身特有の酸味が適度に愉しむことの出来る美味しい鮪でした。

この最初の一品で完全に呑みモードにスイッチが入ってしまったのであります(笑) 再びアラカルトメニューに目を向け
て見ると『殻付かき』二百八十円と『縞鯵の造り』六百五十円、『合鴨ぶどう酒煮』七百五十円に目が留まり連れと相談
の上、その気になるもの全てを追加で注文することに。

先に供された『鮪のブツ』の内容が素晴らしいものでしたので弥が上にも期待が膨らみます。岩牡蠣は別名『夏がき
とも呼ばれるよう旬の時期は初夏から真夏にかけてのもの。一人前二個付で秋田象潟産のものと話されていましたが
真がき』が食べられぬ時期に旬を迎える牡蠣好きには堪らぬ一品です。

供された牡蠣は期待を裏切らぬ鮮度の高いもので殻も大きいが中身の牡蠣も大きい。ほのかな磯の香りを感じつつ
凝縮された牡蠣の旨味に思わず美味い。と言葉が出ます。牡蠣の美味しさはグリコーゲンの含有量の多さとも云われ
ておりますが真がきの何倍もの旨みがギュっと凝縮された牡蠣はレモンを絞りかけると更に味が引き立ちます。
それにしても此の岩牡蠣が一個 二百八十円って安過ぎませんか?魚屋さんやスーパーの店頭価格よりも安いかも。

縞鯵の造り』は一人前六貫付、品書きに『活〆』と記されていましたがプリプリ感があり見るからに美味しそうです。
縞鯵の旬も岩牡蠣同様に旬は五月から夏場にかけて、尤も近年は安い養殖モノも市場に出回っていますが口にした
時の味の違いは瞭然、鮪ほどではないものの餌として与えられていた抗生物質の味が身に回っているのが養殖モノ。
供された縞鯵は勿論、天然モノであり上品な甘みが味わえるもの。身は透き通り歯応えも神経〆にされたもののような
コリコリ感がありこれまた期待を裏切らぬ美味しいものでした。この『天然モノ』の縞鯵も六百五十円とは良心的。

これだけ質の高い魚介類を揃えられていることにも感心させられましたが良心的過ぎる値付けにも感激です。店主に
尋ねると毎朝、馴染の築地の河岸に出向き掘り出し物を探してきてるんです。という返答とともに駒込だから余り高くは
出来ないんだよね
。という言葉が戻って来ましたが駒込の東口界隈にはネット社会では情報を余り得られぬ優良店が
結構あるんですよね。暫くの間、駒込詣でもしてみようと真面目に思った次第です(笑)

そして『合鴨ぶどう酒煮』の登場です。所謂、鴨ロースのワイン煮ですが芳醇な赤ワインと独自のタレでじっくりと蒸し
煮込みにされたものでした。やや厚めに切り分けられた鴨ロース肉は口に運ぶとジューシーで驚くほど柔らかく噛む
程に赤ワインの風味が後追してくる滋味と奥行きのある味わいを同時に楽しめる一品でした。

そうこうしている間に先に注文していた『白焼き』が出来上がりました。鰻屋さんの実力を測る上で欠かすことの出来ぬ
料理の一つに白焼きがあります。グランドメニューの品書きの中には『白焼き』という文字が見当たりませんが『肝焼き』
同様、壁面に貼りだされています。値段は『蒲焼』と同等、供された『白焼き』は口の中でホロホロととろける深蒸しふわっ
トロのタイプのものではなく浅蒸し後に焼き入れされた、かりっジュワータイプ、関西風の地焼きにも似たカリッと感は酒
のアテにはもってこいの一品、ふわっトロの白焼きとはまた違った意味での美味しさが味わえました。

鰻に合せ手元には辛口の春鹿の純米吟醸酒を置き盃を重ねます。そして待望の『肝焼き』には一本の串に十尾分の
鰻の肝が打たれ備長炭でじっくり焼かれてお目見えです。芳ばしい香りが鼻腔と食欲を刺激。肝の苦味と甘みのある
タレの味とが口の中で渾然一体となります。酒のアテには最強の一品でありブリッとした鰻の肝の食感が堪りません。

当初の予定ではここら辺で『鰻重』で〆の食事となるところでしたが思わぬころから店主と意気投合してしまい予定を
変更して既にオーダー済だった『鰻重』を『鰻丼』へと変更して戴き鰻重の上に横たわる筈であった蒲焼を急遽単品の
蒲焼』に変更し供して戴きました。蒲焼として供された鰻も先に味わった白焼きと同じで蒸しは浅めで表面をパリッと
仕上げられたもの。〆の『鰻丼』は蒲焼を半身使いしたもので通常は千百円で供されているものと同等のもの。
硬めに炊きあげられた丼めしにはタレが廻し掛けられ中央部に蒲焼が鎮座、主役である蒲焼は先に口にしたものより
蒸しが深く入れられており身もふんわり柔らか、粘度低めのタレは甘過ぎず辛過ぎずで思いのほか箸が進みました。

鰻の原料価格の高騰が続く中で半身使いの『蒲焼』使いの鰻丼の千百五十円という値段も良心的、全国展開の牛丼
の連鎖店で供されてる輸入物の鰻を使った鰻丼の値と然程大差ない値段でありながら専門店の味が手軽に味わう
ことの出来る當店の鰻丼はある意味有難い。

鰻丼の香の物には『胡瓜の古漬け』と白菜の浅漬けがついてきましたがこの胡瓜の古漬けの酸味がなんとも云えず。

肝吸い』は別オーダーで一杯百五十円也。 鰻の肝に豆麩と三つ葉という内容で『吸い地』もきちんと作られたもので
あり魔法の粉の存在は感じられず(笑)

たった一度の訪問ですが當店の店主"藤井 直"さんの実力は良い意味で計り知れません。個人的には鰻屋としての
利用よりも小料理屋さん感覚で使わせて戴きたいと思わせてくれた一軒です。


  • Unagiku - 白焼き。

    白焼き。

  • Unagiku - 肝焼き。

    肝焼き。

  • Unagiku - 蒲焼。

    蒲焼。

  • Unagiku - 鴨ロース。

    鴨ロース。

  • Unagiku - 縞鯵の造り。

    縞鯵の造り。

  • Unagiku - 岩牡蠣。

    岩牡蠣。

  • Unagiku - 鮪のぶつ。クオリティーの高さに驚愕。

    鮪のぶつ。クオリティーの高さに驚愕。

  • Unagiku - 肝吸い。

    肝吸い。

  • Unagiku - 鰻丼。

    鰻丼。

  • Unagiku - グランドメニュー。

    グランドメニュー。

  • Unagiku - アラカルトメニュー。

    アラカルトメニュー。

  • Unagiku - 白焼きハーフ。

    白焼きハーフ。

  • Unagiku - 巾着の中には海老、銀杏、百合根に鶉玉に鶏肉等々、

    巾着の中には海老、銀杏、百合根に鶉玉に鶏肉等々、

  • Unagiku - 香の物。

    香の物。

  • Unagiku - 肝吸い。

    肝吸い。

  • Unagiku - 鰻重。

    鰻重。

  • Unagiku - つきだし代わりの鮪の赤身

    つきだし代わりの鮪の赤身

Restaurant information

Details

Restaurant name
Unagiku
Categories Unagi (Freshwater eel)、Seafood、Japanese Cuisine
Phone number (for reservation and inquiry)

03-3823-5199

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都北区中里1-6-10

Transportation

183 meters from Komagome.

Opening hours
  • Mon

    • 11:30 - 20:00
  • Tue

    • 11:30 - 20:00
  • Wed

    • 11:30 - 20:00
  • Thu

    • 11:30 - 20:00
  • Fri

    • Closed
  • Sat

    • 11:30 - 20:00
  • Sun

    • 11:30 - 20:00
  • ■ 定休日
    第3木曜日

Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting.

Budget

¥1,000~¥1,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥3,000~¥3,999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Not Accepted

Electronic money Not Accepted

Seats/facilities

Number of seats

22 Seats

( テーブル12席、座敷10席)

Private dining rooms

not allowed

Private use

OK

Non-smoking/smoking

Smoking establishment

Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information.

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Tatami seats

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine

Food

Particular about fish

Feature - Related information

Occasion

With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Location

Secluded restaurant,House restaurant

Service

Take-out