Restaurant name |
Benkei
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Categories | Izakaya (Tavern)、Horumon (BBQ Offel)、Seafood |
03-3806-1096 |
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Reservation Availability |
Cannot be reserved |
Address |
東京都荒川区南千住1-15-16 |
Transportation |
都電三ノ輪橋駅徒歩2分 57 meters from Minowabashi. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999¥1,000~¥1,999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Table money/charge |
無し |
Private dining rooms |
not allowed |
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Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
Smoking establishment Please check with the restaurant before visiting as the law regarding passive smoking countermeasures (revised Health Promotion Law) has been in effect since April 1, 2020 and may differ from the latest information. |
Parking lot |
not allowed |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu) |
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Food |
Particular about vegetable,Particular about fish |
Occasion |
Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Location |
Secluded restaurant |
地下鉄日比谷線の三ノ輪駅3番出口から歩くこと数分。ジョイフル三ノ輪の商店街を進むと、右側の小道の先に「居酒屋」赤ちょうちんが見える。
店内はコの字型カウンターで、ほぼ地元の常連の年配層が占めている。年配といっても70-80代が多く、古い居酒屋の中でも年齢層は極めて高めだ。
外の明るさと蛍光灯とが交わって店内を照らす中、グループや客同士が、水道橋博士風の店主を交えて会話をしながら和気あいあいと笑顔で飲んでいる。知り合いばかりのような、和やかな空気感が漂う。
まるで田舎の集会所か古い食堂にでも1人で立ち寄ったかのような不思議な感覚。良心的な低価格とも相まって、地元の方々にとってここはオアシスとも言うべき空間となっていることがうかがえる。
カウンター内にでんと構える煮込み鍋から提供される煮込み串は、「なんこつ」「はちのす」「しろ」「ふわ」の全4種類。すべて1本50円という破格値。このほか、30種類ほどの手書きメニューがあり、意外にツマミの選択肢が広い。
平日のまだ明るい午後3時半。店内に入ると、ふと見慣れない人物への静かな視線が集まる。カウンターは13席のうち既に9席が埋まっていた。
まずは「キンミヤハイボール」(250円)と、「しろ」が品切れのため残り3種類の串煮込みを注文する。
串煮込みはいずれも濃い醤油出汁がしっかり染みている。はちのすは柔らかさとしっかり歯ごたえが同居し、ふわも食感が楽しい。なんこつは出汁の旨味を強く感じる。
すかさず煮込み串3種を再注文。続いて「いわし天ぷら」(400円)、「キンミヤ麦茶」(250円)を追加する。いわしてんぷらは身がしっかりめで美味しい。旨味の塊である煮込み串もつい止まらなくなる。
都会という雑踏の中にふと沸き水が溜まり、そこにひと時の癒しを求めて人々が自然に集まってくる。地元の方々にとって、ここは来る場所ではなくて帰ってくる場所なのだろう。
地元の人にとって重宝されるお店というのはたとえ珍しい客であっても居心地は良く、わざわざ訪れるだけの価値はある。
こうしたオアシス的な居酒屋が地元にある三ノ輪という街を羨ましく感じた。計1300円。