江戸っ子だってねぇ♪　千住の生まれよ♪　次郎長は旨いってことよ♪ : Jirochou

2019春の青春18きっぷの旅で東京にやって来た旅浪漫であります。

三泊四日の東京下町の旅。　二日目の夜は、南千住駅近くの次郎長さんへ。

金曜日の夜ということもあり大勢のお客さんが訪れています。

Ｌ形のカウンター席の中ほどに座らせてもらいました。

カウンターの上には酒の肴･･･おばんざいが並べられています。

愛想の良さそうなママに瓶ビールをお願いしました。

本日おすすめのメニューを見ると、刺身がずらり。　さすが魚河岸料理の店です。

その中からまぐろの脳天刺し(600円)を注文。　まぐろの希少部位です。

瓶ビールはサッポロ黒ラベルの大瓶。　

お通しにホタルイカの酢味噌和えが出てきました。　お通しも海鮮類とはさすがです。

ピンク色をしたまぐろ脳天刺し、厚めに切られているので食べ応え十分。

脂が乗ってるというよりあっさりとした味で美味しいです。

写真を撮っていると、カウンターの中のご主人が「何か？」と怪訝そうな顔。

事情を説明して承諾を得ました。　おおきにです。

ついでに屋号の由来を聞くと、次郎長と同じ静岡出身ではなくて名前が清水だそう。

なるほどね。　確かにインパクトがありますね。

名物の煮込み(450円)をオーダー。　味噌味で中にはモツ、蒟蒻、大根、ねぎなど。

一味をかけていただきました。　ビールが空いたので熱燗二合をいっときます。

銘柄は灘の沢の鶴。　七代目市川団十郎にちなんだ三升の家紋が入った寿海を熱燗で。

沢の鶴はあまり飲まないので新鮮でした。　キリっとした男酒ですね。

カウンターの上にメニューが書かれた短冊を見上げるワタクシ旅浪漫。

見たことがないのが二つありました。　ひとつは、こまい。

主人に聞くと、北海道の魚だそうです。　「いっとくかい」「頼んます」

3匹入って450円。　20cmくらいの大きさで、シシャモよりしっかりとした身です。

程良い歯応えがあって噛んでいくとじわっと旨味が出てきます。　

ちょうどいい塩味で日本酒によく合います。

徳利が空いたので、次は冷酒を。　※のマークが入った特別純米酒 実楽 山田錦。

これも沢の鶴です。　これは新潟の酒のような淡麗な口当たりで飲みやすい酒です。

もうひとつ気になったのが、きぬかつぎ。　

里芋を皮のまま蒸して、半分に切り、塩を付けて皮をぷりんと剥いて食べる酒の肴。

平安時代の女性の衣装「衣被ぎ(きぬかづき)」から名付けられているようです。

まあ味は普通の里芋(大阪で言う小芋)の味なんですけどね。

ちぢれ麺の焼きそばで芋焼酎 黒獅子のお湯割り、ライムサワーをいただきました。

両隣のお客さんから話しかけられ･･･それも女性･･･楽しい酒宴となりました。

大阪弁で喋るワタクシが珍しかったのかもしれませんね(笑)

最初じろりと睨まれた主人とも打ち解けて、店の写真も撮らせてもらいましたよ。

ごちそうさんでした。　また東京に来たら寄ってみたいと思っています。