FAQ

銀座LION/逃げ込んで地階 : Ginza Raion

Official information

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Ginza Raion

(銀座ライオン)
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3.5

JPY 1,000~JPY 1,999per head
  • Cuisine/Taste3.2
  • Service4.0
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-
2021/07Visitation10th

3.5

  • Cuisine/Taste3.2
  • Service4.0
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座LION/逃げ込んで地階

「留置場は、よく冷えとるんじゃろうねぇ。どか~んと、冷えとるんじゃろうねぇ、留置場は ……」

「チョットコクナッチャタ」

小悪魔がおかわりごとに私のお酒をわざと濃くつくってくることには、無表情を装ってはいるが、このうえなく嬉しい。
隣の美魔女ペアは揃って美人で、ワンピースからにょきりと生えた、生白く、張りをほどよく失った二の腕が逆になんとも艶めかしかったが、これは年を食ったオンナども(こらっ !)には避けられないことなのかも知れないんだけど、どうにも会話に品がなく、性の対象としてのめり込んで良いものかどうかを計りかねつつ、そしてまたY~ちゃんとの永いお別れに突入しようというこの最後の夜の密度を、なるたけ濃いものにしなければと藻掻きつつ

―― 久々飲み過ぎたわよ ……

<その翌日 R3.7.11>

「銀座LION 北千住店」

前回の緊急事態宣言最中であったろうか、西口広場(広場っつったって、新橋のSL広場の規模とはぜんぜん違うけどね)への階段途中のこちらが休業していることに軽いショックを覚えたことを記憶していたが、今日は営っているようで迷わず飛び込んだ。
時刻は午前11時半。
ボク専用映画館の午後の部スタートは、ふだんは1時からと決まっているのだが、今週は新型コロナ対応の為か12時半からとなっており、それにしては時間的余裕を十分には設けていなかったこともあり。

さて、私の野郎独りお昼ご飯のかけ込み寺的存在であった「銀座LION」さんだが、池袋野口五郎交差点近くの店舗は残念ながら閉店してしまい、こちら北千住のお店には、この最悪の日々をなんとかサヴァイバルし続けて欲しいと心底願っているボクであり、そしてこちらの特徴は、ホールの女の子たちが揃って可愛いかったということと、その女の子たちの接客がきめ細かかった、ということ
(過去形で言うな !)

“ハンバーグ&海老フライ” @750
“Aセット/ライス・コーンスープ・サラダ” @495

メニュウが変わっていたが(逆にそば屋は兎も角、こういったお店のランチメニュウは常に変化させていかなければならなく、その意味では真っ当だと思う)、値上げという感じでもなかったことに安心する。
まずスープ、そしてサラダがやってきた。
コーンスープは一旦出来上がったものを少々お湯で薄めたような感じだったが、自動販売機から出てくる“濃厚”よりは、多少濃いのかな。そしてサラダはキューピーサウザンドレッシングのオーロラ色も鮮やかで、サラダとしてなんでもないものだけど、でもなきゃいけないもの。

そしてメインのお皿とライスのお皿が目の前に同時に着陸 !
照明の色温度の関係か、ご飯の白さがまた随分と、歯磨き粉の宣伝のようなパールホワイトに見えてしまって警戒感が高まったが(笑)、結論的に心配は不要だった

生々しい臨場感、というよりは安心感重視のこちらのハンバーグ。
その安定感を、ぼくは買いたい。
若く、少なくともマスクに隠れていない部分だけはチャーミングな(おいっ !)日本人の女の子とドイツの民族衣装も、いつもどおりに十分以上のマッチングを見せている。

途中から加わった若い彼が、お酒をやっている御仁に「こんちには ! おかわりは如何ですか ?」 と声を掛ける。
マネージャーと思しき彼も丁寧でハンサムな方だと思ったが、本日の、寧ろ男性の清々しさが勝る接客体制に、このご時世、オトコ連中は切り捨てて、今まさに私の隣で大ジョッキを揮う女性のように、家事の合間に昼飲みをする専業主婦目当てにスウィッチしたのかな ? と、この空間にて一人素面(しらふ)のこのオレがその商法を分析してみたとて、永遠に答えにたどり着けないことは分かってるんだけど ……

「とうとうお父さんと二人っきりになれる。あの人も、捕まれば死刑じゃけん ……」
「そんなこと、今言うことじゃなか !」
「じゃあ、いつ言えばいいですか ? あとになったらいいですか ?」

ボク専用映画館は今日は思いの外繁盛しているようで、二百数十人規模のスクリーンに、ぼくを入れて7名ほど(笑)。
連続殺人鬼の元へ嫁いでしまった女のたった一つの希望は、その夫の父親へ注ぐ愛。弱っていた姑がとうとう死に、夫は指名手配犯。女は従順なキリシタンである義父への愛だけを糧に生きていた。
自分はいずれ呆け、よだれを垂れ流す老人になるが、あなたはまだ若く美しい。殺人犯である自分の息子と離縁して新しい人を探すべきだと諭してくる義父に向かって、女が、「お父さんの垂れ流すよだれは、私が毎日きれいに舐めてあげますけん !」 と、その思いの丈をsparkさせる !

一部ではアングラとも評される今村昌平監督の奇跡の群像劇。
倍賞美津子の魅せるこの圧倒的なヴァイタルをどこかで観たと思ったが、それはソフィア・ローレンのものであろうか。対極の小川眞由美の白き妖艶は、これは、ジャスト・ジャカンじゃないな ……

ソフトフォーカスではなく、その柔肌を追うキャメラはあくまでもパンフォーカス。
へたった35mmに詰め込まれた無限の情報量が時空を越えて、稀代のsexy女優たちの柔肌の表面粗さを、スクリーンにくまなく再現しはじめる !
緒形拳の無邪気なる狂気、倍賞美津子の小麦色のヴァイタル、小川眞由美の白き妖艶、そして三國連太郎の周到なる狡猾 !

今の邦画が何本束になってかかっても勝てないenergy。
これこそが映画なのだとひれ伏しつつ、もうお腹いっぱいで1日日光街道を漕いでゆき、丸井のポンパドウルで横須賀海軍カレーパンを仕入れた。
乗換えの西日暮里駅で、空が真っ暗になっていることに気付く。
激しい突風で生き物のように猛る木々、横殴りに打ちつけられる大粒の雨に気圧されたが、それも赤羽線に乗り換えて一駅、改札からいつもの居酒屋に飛び込む頃には、ほとんど小降りになっていた ……

今日はボクの最後の酒。
私からゆ~への最後の授業は、私たちを引き裂くこの憎き新型コロナというものはしかし、“新しいタイプの風邪”ということであって、だとするならば、それは“新しいタイプの居酒屋”である「笑笑」同様、大して特別なものではない、ということを分かってもらうこと。
べつに新しいタイプといっても、他のチェーン居酒屋に比べて「笑笑」だけが突出して優れているわけではないということは、「笑笑」行けばそんなのすぐに分かること !
それだけを分かって欲しかった。

最後のグラスを置き、つい買い過ぎてしまったパンを「お母さんも食べるでしょ」とゆ~に託し、そして今日のおすすめが掲げられるホワイトボードのチーズつくねの下に、大きく、「フランス万歳」と書いて店を後にした

  • Ginza Raion - メインディシュ

    メインディシュ

  • Ginza Raion - 洗いレタスも芯まで冷えて

    洗いレタスも芯まで冷えて

  • Ginza Raion - コーンスープがかたかた鳴った

    コーンスープがかたかた鳴った

  • Ginza Raion - 先生、生きにくい世の中になりました

    先生、生きにくい世の中になりました

  • Ginza Raion - (緒形)ケ~ン !!! (この世に救いを求めるリンが、初めて言葉を発した瞬間 !)

    (緒形)ケ~ン !!! (この世に救いを求めるリンが、初めて言葉を発した瞬間 !)

2020/06Visitation9th

3.5

  • Cuisine/Taste3.2
  • Service4.0
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-

銀座ライオン/地階の定点観測

「キョウ○○(Y~ちゃんのバイトする居酒屋)イクヨ !」
「俺のことなんか、もう忘れちゃったでしょ」
「オサケ(私の入れてるボトル)ミテオモイダシタ」

―― 久々のY~ちゃんからのLINEに、照れて俺のことなんか忘れてしまったくせにと返したら、お酒(ボトルのネーム)をみて思い出したのだと切り返されて、にわかにたじろぐ ……

本日の自分に課せられたミッションは、絶対に床屋にいくこと。
東十条駅の南口で下りると、雨が舞っている。が、ウールの帽子を頼りに傘をささずに床屋まで歩いた。
病弱な彼の(笑)営っている床屋は待ち客がいないものの、この時間なので今とり掛かっているお客さんを片付けたら、「すみません、休憩入っちゃうんで ……」って言うだろう。
時間的にはそれでも良かったのだが気の短い足立区民のこと、ちょっとバックして、通過してくる時に閑古鳥が鳴いていた床屋のドアを引き、「カットだけなのですがお願いできますか ?」 と、絶対にOKだと分かっていながらわざとらしく訪ねてみる

―― もしもこれが「髪結いの亭主」であったなら、ウチは予約制なのです、と断られるシチュエーションなのだが

<R2.6.14>

「銀座ライオン 北千住店」

入店すると、先ず体温を測られる。
次は血圧かと思ったら、そのまま二人掛けのテーブルに案内されてしまった。どうせなら体重とかお腹回りとか、ぜんぶ見てくれればいいのに。それで基準値を上回るお客さんには、もうご飯をあげないということにすれば、もう一番の健康推進店になれるんじゃない ?

今日はホールの女の子たちが未だ綺麗かどうかを確認する為だけにやってきたのだが、皆マスクをされちゃってたら、確かに目のとこは皆美人のようだけど ……
気をとりなおしてメニュウを注視する。と、またも微妙に変化が見てとれるが、果たして ……

“ハンバーグ&海老フライ” @910
“ミニサラダ/単品” @150

注文時にご飯の量は ? とやられてふつうと告げたが、十分な量である。
それよりもこの漂白されたような無機質で艶のない白が気になるのだが、今までも同じものだったろうか ? ちょっと覚えていない。
ハンバーグの皿は小じんまりとしていながらも、このお店の計算されたLEDの色温度とも相まって、非常にきれいに映えている。

こういったマスプロダクツの皿は、しかしお店側にとってもお客側にとっても、それを分かっていて運用する限りにおいては安定成分とも言える。
私がこちらのお店に求めるものが、常に何時訪問してもスムースに着席でき、且つ清潔、広々を享受できること、という部分を今日も当然のように満たしてくれていれば完全に。
海老フライはタルタルとふつうのソースのダブル。
付け合わせのミニサイズのジャガイモと冷凍戻し(こらっ !)の人参のグラッセに、それらの主養分である、鞄の中からとりだしたMy岩塩を与えてあげれば、もう彼らは直ぐ様元気をとり戻したよう

―― 使えるなぁ、My岩塩

「クレソンだよ~!」

隣のパーティからそんなわめき声が聞こえてきて、自分の皿の付け合わせにのっていた茎みたいなものも、もしかしてそうだったのかと。
子供連れで真っ昼間っからお酒をやっていてちょっとうるさいなぁと思っていたところ、もう一方の隣に既にいい調子で赤ら顔のおじさんが着いて大ジョッキをやりはじめれば、ああ、回りがうるさいんじゃなくって、ここは元々そういうところなんだと、お酒をやらずにご飯だけ食べている私のほうが実は部外者なのだということににわかに気付かされ、いたたまれなくなる。
(“いたたまれなくなる”のウチの会社の社長の息子訳:居ても立ってもいられなくなる)

特筆すべき点は、税込みでの明朗会計でお会計はサラダとともに〆て1,060円。これはあまたの私の「銀座LION」さんでのお昼ご飯の中で、これまで最安価級となろうかと思い、ここへきて何かその辺りの方針転換を図られたのかな、と ……

本日の映画は、先週に引き続き北野武監督「3-4x10月」。
たけし軍団のメンバーを最大活用したこの映画は、ちょっと実験的、またちょっとおふざけに過ぎている感はあるものの、昭和の生々しさを纏い、またとりわけ石田ゆり子さんの若さ弾ける作品であった

「モウコナイトオモッタヨ ~」

そして映画鑑賞後、待ちわびたY~ちゃんとの約2ヶ月ぶりの再開。
ボトルを見て思い出したのだと強調するY~ちゃん。他に男性二人組のお客さんが一組いたのだが、私の向かいに当たり前のように座り、近況を話し始めてとまらない。
はたから見たらただ頷いているだけのように見えるかも知れないが、私はそれでも目の前のChina girlの乱射するおぼつかない日本語を懸命に解読しつつ、お酒を舐めながら身の回りの空気を整えてる。

そしてこれも一種の“照れ”なんだろうけど、最近では映画を観るときにだけつけているコンタクトレンズを外しながら、私は満を持し、鞄にひそませていた秘密兵器をY~ちゃんに向かい、お土産買ってきたよと差し出した。

それはドラえもん柄のハンカチ(笑)。
こないださきこの誕生日プレゼントにハンカチを選んでいたところ、ドラえもんの柄のが並んでいるなと気が付いていて、ドラえもん好きのY~ちゃんにそれを再会の記念に持っていってあげようと目論んだ次第

なんでもドラえもんは今年生誕50周年記念とのこと。
柄が優美で大人っぽく、ドラえもんが大きくミシン目で描かれているものとどちらにしようか迷ったのだが、それでは些かドラえもんが弱いかなと、非常に質感の高いガーゼに“どこでもドア”を散りばめ、そこからドラえもんやのび太くんがこちらを覗いたり、お尻を向けていたりする楽しい図柄のものに決めた !

「ナニコレ、シャシン ?」

―― 写真って何の写真だよ ! 逆に何の写真が欲しいわけ ?(笑)

「Wow ! スゲ~ ! コレハスゴイヨォ~、コレハカンドウダヨォ~」

やっと包みがとけたようで、暫しの興奮タイムに入るY~ちゃん。
私は強い近眼なので、コンタクトを外してその瞬間の表情には立ち会えなかったが、いたく感動してくれているよう。Y~ちゃんにはこれまで、あげたプレゼントはことごとく全否定されてきており(笑)、もしもまた文句言われたらもう絶交だと思っていただけに、これには嬉しいというか、ホッとしたというか ……

「コレハツカワナイヨォ~、ツカワナイデタイセツニ、アソコニオイテオク !」

―― “あそこ”ってどこだよ ……(笑)

  • Ginza Raion - “ハンバーグ&海老フライ”

    “ハンバーグ&海老フライ”

  • Ginza Raion - “ミニサラダ/単品”

    “ミニサラダ/単品”

  • Ginza Raion - 「ブーブーって言ってみろ !」

    「ブーブーって言ってみろ !」

  • Ginza Raion - 「いい娘そろってるから ! 30分だけ遊んでってよ~」

    「いい娘そろってるから ! 30分だけ遊んでってよ~」

2019/06Visitation8th

3.5

  • Cuisine/Taste3.2
  • Service4.0
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座ライオン/北千住アバター

<引き続き、発掘作業第二弾>

<R1.6.2>

曇り空だが、とりわけ憂鬱ということもない。
王子駅で俺の“かずゆき”へと足を向けるも、その前のコージーコーナーからして既にそうだったんだけど、午後一時半にして何か混雑模様。なのでもうプリンスご飯(王子でのご飯)はあきらめて、直接北千住へと向かった次第

「銀座ライオン」

運命のメトロ、西口広場への階段を上がる途中の踊り場から、いつものように潜入を試みる。
と、お姉さんがちょうど休憩からあがったところか、図らずもペットボトルのH2O片手に出てきたところを捕まえてしまって、でもその美人のお姉さんは嫌な顔一つせずに対応してくれ、そして私はそこはかとなく、ちょっと後ろめたい気持ちになる。

BGMはかぶと虫たち。曲名はちょっと、(いきつけの鉄板焼き屋の)マスターに聞いてみないと分からない。
暫くぶりに抜き打ちチェックで来てみたんだけど、ちゃんとランチメニュウが変わっていることに感心させられる。が、こちらのランチの魅力の一つでもあるハンバーグとプラスαのコラボレイションが、これも時勢の流れか鶏とか牛タンとか、また生姜焼きなんかと合わせられてしまっているので、それらの苦手な私には手も足も出せず。だから注文は、自ずと残る一つに絞られてしまうこととなった

“ハンバーグ&海老フライ/ライス付き” @900
“サラダセット” @400

「サラダセットのお飲み物は如何いたしますか ?」
「アイスコーヒーで」
「いつ頃お持ちいたしますか ?」
「食後でお願いします」

ハンバーグの成形がちょっと変わってスカした感じとなっているが(おいおいおい !)、味は変わっていないと思う。
人参のグラッセもいつも通りの冷凍戻し品。海老フライ用に可愛らしいグレービーボードに入れられたタルタルとソースがなんとも心強い。ほんとうはライオンでのお昼ご飯は、あのケチャップスパゲッティとハンバーグとカレーピラフのワンプレートのやつが一番ドキドキ感を覚えるんだけど、池袋の野口五郎交差点のところの店じゃないとやってないのかな ……?

ホール係の、若葉マークを付けたもう一人の女の子も可愛く。
若い彼が食べ終わったお皿を片付けてくれた。果たして今日は飲み物を忘れずに持ってきていただけるのであろうか ? それが私の“抜き打ちチェック”!!

「八人で~す ♪」

えらい美人の八人組がやってきたが、どんな集まりであろうか、非常に気になる。
モデルの集団でないことだけは確か。というのは私はその昔、昨今ワーキングウェアで飛ぶ鳥を落とす勢いの「ワークマン」本社の隣に努めていたことがあるのだが、定期的にカタログ用にオーディションでもするのか、年に何回かモデルを一堂に会させることがあり、上野駅から大勢の女の人たちが目の前を行き過ぎてくんだけど、その人たちは軒並み長身スレンダーで遠巻きに見る分にはハッ ! と目を見張らせられるのだが、近くで冷静に見ればただ手足がひょろ長いだけの人たちで(おいっ !)、所謂“性的魅力”の希薄な人たちばかりであったが、それに対し向こうの人たちには実在感を感じるので。

―― マジで、ジェームズ・キャメロンの「アバター」だって、二時間くらい観てたらそのうちに、まさかあの目の離れたヒロインが愛おしくなってきた俺なんだけど、モデルっていうのだけはよく分からん ……

レジの位置が、なんか変わったような気がする。兎も角歩いていって財布を出したら、依然としてこちらの店長さんは女性であった。しかしながら、前の店長と同じ方かどうかの自信はない。
外税を覚悟していたが、内税で1,300円ぴったりだったのでLucky !!

その後暫し一人お散歩写真撮影会に興じ、いつもの「シネマブルースタジオ」ってってとこで小津映画に耽る。本日の当劇場は大盛況で、300人から入るところに、15人くらいかな(笑)。いや、いつもほんと、5~6人なので。
「秋日和」という映画であったが、まあこの作品だけでもないんだけど、昔の日本って国はほんとうに希望に満ち溢れていて、もうなんとも言えない豊かさを纏っている。

これはとりわけ他人と協調することが出来ない私の最大の弱点なんだけど、小津安二郎監督の映画を観るにつけ(そんなこと言ってまだ何本も観てないけど)、ああ、やはり人間っていうのは一人じゃ生きていけないんだなぁ、というか、頑なに他人を遮断して生きてく人生などなんの価値もないじゃないか ! と、ふと喉元にそんな刃(やいば)を突きつけられたような気がしてどきりとさせられる。
でもその突き付けられたものが何故だかすぐに、そんなに不快なものでもなくなって、寧ろどこか心地良さを覚えてしまうといったところが、この監督の化け物じみた力量なのであろう

司葉子さん、岡田茉莉子さんの弾けるようなきらめきのクロス。
この世代の映画女優たちは、もう宝石のようにほんとうに美しい。とりまくおじさん連中はタジタジに見えて、でも決して振り回されてるわけじゃなく飄々と大人を貫き、そして銀座四丁目交差点はその当時から、そして今も尚、涼しげに銀座四丁目交差点を貫き続ける。

―― ゴジラにぶっ壊されようが美女を闊歩させようが、もう永遠に四丁目交差点なんだよね …… 木村家の餡バターが美味しいわけだし、山野楽器のレコードが余所で買うのより頭抜けて音が良いわけだよ ♪

なんてごめんなさい。俺、考えてみると山野楽器でレコード買ったことなんかなかったです。石丸電気だったわよ、俺のホームは ……

  • Ginza Raion - “ハンバーグ&海老フライ”

    “ハンバーグ&海老フライ”

  • Ginza Raion - “salad”

    “salad”

  • Ginza Raion - 愚かな人間どもよ

    愚かな人間どもよ

  • Ginza Raion - かつて極東のどこかの島国には、女性たちが軒並み美人な時代があったという

    かつて極東のどこかの島国には、女性たちが軒並み美人な時代があったという

2019/02Visitation7th

3.5

  • Cuisine/Taste3.2
  • Service4.0
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座ライオン/地階の空想科学

昨日は最後にママのところまで歩いてきたはいいが、看板がついていなく、でもシャッターは開いていて中に人の気配もある。
またいつものママの、ちょっとお客さんが入ったからってすぐにいっぱいいっぱいになり、疲れるからと新規客を入って来れなくさせる為のサボタージュかと思って突っ込みかけたんだけど、そしてまたママも中から私に気付いて迎え入れかけたんだけど、カウンターにもう月一回くるかどうかとなったご夫婦の姿が見えてしまったので、泣く泣く踵を返すことに。

―― これは嫉妬でも何でもないんだけど、自分たちが一番の上客だと言わんばかりに夫婦でママを捉まえて離さないという態度にも嫌気が差すが、まだこの時期は良いんだけど、その奥さんの激しい冷え性が、しかし自分一人の我が儘でまさか真夏の鉄板焼き屋のクーラーを止めさせるというその強烈な傲慢には心底閉口している私なので、もうそんな人たちには近寄りたくもないのよ ……

<H31.2.3 北千住>

「銀座ライオン 北千住店」

なんとかこのワンパタンから逃れたくって一旦西口広場まで上がりきり、丸井やルミネのレストラン街に入っているお店をフロア案内にあたって微妙(笑)。そこで今度は1日日光街道を北側から回り込むんだんだけど、どうにもご飯処が見付けられず、結局はブーメランのようにまた舞い戻ってきてしまったことには、もはや敗北感しかない。

が、食事を終えて店を出るときにはいつもそれなりの満足を得られるということは、この店が同グループ内で或る部分、最高峰に位置しているからとはっきりと言い切れる。その或る部分とは、あっさりと言い切ってスタッフの女の子たちが皆若く可愛いということで、そこが池袋/野口五郎交差点近くの店や、新宿東口の店を圧倒的に置き去りにする部分である。
上ってきた千代田線へと下りる階段をふたたび中二階まで下り、入り口で人差し指を一本立てれば、今日も滞りなく席に誘ってくれる。時刻も未だ午後二時を過ぎた辺りなので、未だランチにありつけるはずである

“選べるソースのハンバーグ&海老フライ/ライス付き” @900
“サラダセット/ペッパーオリーブドレッシング” @400

ミニサイズのサラダセットもあったが、野菜をたっぷりと採りたかった。ということは私にとって、イコール、ドレッシングの塩分をたっぷりと採りたいということでもある。
ペッパーオリーブというドレッシングは文字通り胡椒とオリーブオイルの塩味ドレッシングで、それ自体でもちょうど良かったが、生ハムの塩っ気も手伝って、期待していたものは概ね得られたと思う。

そしてメインの皿が白いご飯とともに舞い降りた。
カトラリボックスからナイフを引き抜く。この期に及んで皿に野菜も添えられていることは、想定内でもあったが、軽い目眩を誘発されもする。小さなグレービーボートの中にはタルタルの皮を被ったマヨネーズが、まるで狼の皮を被った羊のように、或いは石野陽子の皮を被った石野真子のように佇んでいた

グレービーボートがノアの箱舟のように思える。
私はそれにハンバーグと海老フライとともに乗り込んで、史上空前の大洪水を自分たちだけで生き延びる決意を固めた。でもよく考えたら男だけではふたたび人類を繁栄させていくことが出来ないので、女性を一緒に載せて行かねばならない。そしてその人が石田ゆり子じゃないと、俺はやだ。
(村野武範にとってのその人が由美かおるであったように)

そんな小松左京のような空想科学に耽りつつ、都度水を注ぎに来てくれる可愛い子ちゃんの纏う空気を素知らぬ顔でちゃっかりと深呼吸して(なんかやらしいな、俺)、そしていつもの300人からの席数を誇る映画館に意気揚々と突っ込んでゆけば、今日の来場者数もわずかに5~6人 ……(笑)

―― 黒澤明の「羅生門」でさえもいいとこ20人くらいだったからなぁ、ここ。ある意味凄いし、そして誰にも教えたくないわ、この劇場 ……

  • Ginza Raion - “選べるソースのハンバーグ&海老フライ/ライス付き”

    “選べるソースのハンバーグ&海老フライ/ライス付き”

  • Ginza Raion - “サラダセット/ペッパーオリーブドレッシング”

    “サラダセット/ペッパーオリーブドレッシング”

2018/03Visitation6th

3.5

  • Cuisine/Taste3.2
  • Service3.4
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance3.0
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座 LION/片隅へのフォーカス

東京のお花見も、今週末でもう最後。
国鉄王子駅のホームから見渡せる飛鳥山の尾根の東側も、もう 1/3ほどが葉桜となっている中、今日明日が最後なんだろうけど、それでもお花見客の勢いは未だ衰えるところを知らず。

<H30.3.31>

「銀座 LION」

BGMは甲虫たち。
いきつけの鉄板焼き屋では有線、エンドレスでこれが流れていて、メロディだけ耳に焼き付いてるんだけど、その曲名も誰がリードをとっているのかもまったく分かっていない (分かろうともしない)というのも、些か情けない話か。

やおら、各卓に立て掛けてあるメニュウに目を通したら、それはまた更新されていた。
こうやってちゃんと定期的にメニュウを差し替えてくるということが、飲食業という商売にとって、非常に大切なことだと思う。変化していかなければ現状維持さえもできない、という意味で。

―― 私は夜毎、価格が非常に安価な居酒屋で飲んでいるが、その店はメニュウを替えないので、要は早い話、飽きて注文したくなくなっちゃう。いや、それでも定番ということがあろうが、元々ローコストな材料をギミックで食べさせるということに依存している店の為、毎日食べても飽きのこない品物が存在しないということがとりわけもの悲しい

“Wハンバーグ/ライスセット” @1,380也。

まず届けられたサラダは、キャベツ千切り主体の、でもドレッシングがたっぷりで、私にはちょうど良い塩っ気。

そして例の、“熱いですから~”の赤い付箋付きでオーヴァルの鉄板が舞い降りる。
付け合わせはポテトにニンジンのグラッセに、そしてブロッコリ。ニンジンとブロッコリは冷凍戻しのような気がするんだけど、これは生産効率を考えれば仕方のないこと。卓上にNaClが備わっていないことにいつも一抹の不安を覚えるんだけど、ハンバーグのソースがドミ、和風ともにはっきり味の為、別段不都合を感じることもない。

最近、料理は美味しいということが勿論ベストなんだけど、現実的には、不味く感じさせないないってことが飲食ビジネスにおいて非常に重要なことなのだと、図らずも見えてきてしまって。でもそれを当たり前のように実践するということが、そもそも簡単なことではないな、と思えるようになってきた。
だからこそ私は、ここ北千住店だけじゃないんだけど、こちらのお店は肯定したいなと思ってる

空いた皿を下げつつ、スクゥエア、白地に赤ロゴの映えるコースターから水のコップを丁寧にのけて、かわりにアイスコーヒーにさし替えてくれる若きウェイトレスさん。
その仕草を視界のセンターでとらまえることがどうしても気恥ずかしくって、焦点の片隅に意識を集中しつつ、そのチャーミングな表情を持ち前の豊かな想像力で補完しつつ楽しむという、この何ともリッチな ……

  • Ginza Raion - “Wハンバーグ/ライスセット”

    “Wハンバーグ/ライスセット”

2017/11Visitation5th

3.3

  • Cuisine/Taste3.0
  • Service3.2
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance2.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座 LION/地階の“W”

<H29.11.12>

メトロを抜け出す階段を上る途中の、いつもの店はスルー。
1日日光街道を暫し散策したが、今日の北千住の、なにかあったのかと訝るほどの、この人出の多さに閉口。途中見つけたイタリアンのお店への階段を上がっていっても、午後二時近くにしてお店の中から漏れ聞こえてくる喧騒。いやな予感を覚えつつもドアをひいて、いらっしゃいもないし、席もなさそうだったので、そのまんま踵を返し、そのまんま戸を滑らせて外に出た。
入るときと出るときの都合二度、ドアに結ばれた鈴が鳴ったはずだが、垣間見えた数名のお店の人の背中は果たして何を想ったか ……

「銀座 LION」

で、結局舞い戻った。
最初っからそうしておけば良かったと道すがら思いながら歩いてきたが、しかしこちらも今日はまさか(失礼 !)の大繁盛 !! でも結果すぐに座れたけど (笑)。

飲み物が付くと言われてアイスコーヒーとやったら、タイミングを問われぬままに即座にそれが出てきちゃうではないか !
―― インドカレー店でのラッシーじゃないんだから …… (笑)

よほど食後に出し直してほしいと申し出ようかとも悩んだが、過去に、食後でとやって結局忘れ去られた顛末を、因果応報、この電子日記で面白おかしく書いてしまったことの報いだと思い、黙って耐えることにした

“Wハンバーグ/ライスセット” @1,380也。

ミニサラダを食べきらないうちにハンバーグも到着。早速ナイフ&フォウクを構えて隙をつくように、先ず付け合わせのジャガイモに突き立てる。
昨夜の酒に疲れた胃にとって、表情に変化のつく“W”というのは、それを欺し欺しやってゆくには非常に都合が良い。これはあくまでも私の体調に依ってのことだが、後半もてあまし気味になった感は否めなくも、それでも根性でやり切った。
その間も連続的回転をみせるフロア。

―― マジでどうなってんだろ、今日の北千住 ……

  • Ginza Raion - “Wハンバーグ”

    “Wハンバーグ”

2017/07Visitation4th

3.3

  • Cuisine/Taste3.0
  • Service3.2
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance2.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座 LION/またしても

まず最初、北千住ルミネのレストラン街へと上がったが、これは錦糸町の駅ビルの上もこんな感じだったと思うが、オープンテラスのようなところが多くって、ちょっと私のスタイルじゃないなと、地上へとトンボ帰る為に再びエレヴェータを待った。
しかしまたまた、二機の鉄箱はまるでエコノミーでなく揃って同じフロアを上昇下降しているようで、ひどく待たされて15分以上をロスしてしまった

「Bella Bella」

一人、煙草はやらないと告げると、感じの良いウェイター氏が直ぐ様席へ通してくれた。
はいいけど、午後三時近くになろうというのに何故か(これは私が“持ってる男”ということに他ならないことだが)階段を次々と、ひっきりなしにお客さんが上がってくるではないか。もう一人のホール係と思しきお姉さんはこのとり込み中に一心不乱でレジスター(の不具合?)と格闘しており、戦力外。

そんなことで、私は注文も出来ぬまま。
いよいよスタッフの動線上の後客が私を飛び越えて続々と注文しはじめるのを目の当たり、もうこりゃダメだなと ……

「銀座 LION 北千住店」

で、完全に午後三時を過ぎてしまっている。
品書きを開いて暫くしてからやっと、お食事メニュウがないことに気が付いた (あちゃ~!!)。それ系の頁をみても、なんかお酒のアテのようなものばかりだったので、やっと席に着くことが出来たんだけど、この先のお蕎麦屋も通し営業していることを知っていたし、ホールの女の子に「ランチタイム終わっちゃってますよね」との流れから、またしてもの移動を覚悟したが ……

そうだと返されて鞄のハンドルに手を掛けたところ女の子が、でもこの時間でしたらまだ大丈夫だと思いますと、ランチメニュウを持ってきて下さった。

―― やはりこの店は俺に優しい。俺だけに ……

そんなこんな無事注文が終わったと思ったら、ドリンクはいつお持ちいたしましょうか ? となったので、心の中で半ばにやけながら、食後でとお願いしたことは、これは決して私の意地悪ではない

“またしてもWハンバーグ” @1,380也。

野菜かドレッシングか、もしくはその両方かは知らないが今日のサラダはいつもよりフレッシュに感じる。
ハンバーグの判が小振りになったような気がするのは、これは単純に器のせいであって、単なる錯覚だろう。なぜならば、成形のところくらいまではマスプロダクツであろうから。

で、女の子の中でも一番リーダー的存在であろう娘がまかないタイムに入り、なんとも言えぬ不安を帯びた既視感が私に纏わりついてきたが、今日のアイスカフィはなんとか無事に、私の元へとたどり着いてくれた ♪

2017/06Visitation3th

3.3

  • Cuisine/Taste3.0
  • Service3.2
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance2.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座 LION/Young leaves

「どうやって息をするの ?」
「彼は息をしない」

blue :
1. 青色。藍色
2. 憂鬱であること。また、そのさま

先週、「レオン」を観た。
今週も畳みかけるように、私行きつけの北千住の劇場に「グラン・ブルー」が掛かっていたので、もう矢も楯もたまらずにやってきた次第。
どこでご飯を食べるか、今日は迷わないことにした。
これは積極的理由[注1]と消極的理由[注2]の相乗であることは間違いなく、運命のメトロから地上へと這い出す階段の踊り場というか、一寸平坦となったところからアプローチ出来る、いつもの百獣の王の名を冠する店へと

注1) その店のテーブルに着いてしまえば、ウェイトレスの女の子たちからのチャーミングな笑顔が保証されるという点
注2) 北千住というご飯処過疎地区において、他に選択肢は無いという点

<H29.6.4>

「銀座 LION 北千住店」

私をダウンさせないでください ♪

BGMはいつもの大ブリテン及び北アイルランド連合王国版ずうとるび。
北千住でのご飯処新規開拓ということには正直もう限界を感じていて、結局、毎度こちらをあてにしてしまっている気がしないでもない。唯一の不満要素は同じメニュウにもう厭きてしまっているということだが、それを差し引いたとしても。

本日の私の卓担当は、若葉マークもフレッシュな女の子。
まだ慣れていないようで、少々ぎこちない接客となっている、のは良いんだけれど、周りのスタッフからたちのバックアップが上手く得られているようにみえないことが、些か不安である。
一方嬉しいことに、メニュウが更新されていた。
といっても似たようなものベースのディフュージョンなんだけど、それでもけっこうにフレッシュな気持ちにさせられる[注3]

注3) このメニュウの更新、または本日のおすすめのこまめなローテーションは、それを実直に実行してゆくということが結構に重要なことだと思うのだが、現実それをなおざりにする店は多い。飲食店、例えば居酒屋の店長なんかは、元々が自分が酒飲みだからそういう仕事に引き寄せられた人がほとんどだろうと私は見ているが、客目線では鮮明化するであろう諸問題の多くを、お店側に回った瞬間にロストしてしまうということについても、もう何度か先述させていただいたような気もするんだけど ……

Wハンバーグ
“デミグラスソース&和風ソース/ライスセット” @1.380也。

ライスセットの内容はライス、ミニサラダ、ドリンク。
ドリンクのタイミングはいつ ? とのことで、食後でとお願いした。ほどなくしてミニサラダ、おっかけWライダー、もとい、Wハンバーグがやってきた。若葉ちゃん(若葉マークの女の子を、便宜上若葉ちゃんと名付けることにした)が、器が熱いので注意してくださいとの旨アナウンスをくれたので、素直に「ワークの熱に注意しよう、(加藤)よし !!」と指差呼称してから、やおら料理にとりかかった。

ハンバーグはいつものハンバーグ。
白いご飯はいつものフォーク&ナイフでも食べやすいもっちり系のご飯。最高巡航速度で食べきって、不安を抱えつつ、ドリンクを待った

若葉ちゃんがようやく私の食べ終わった器に気付き、それを片づけてコップの水を補給してくれたが、ドリンクを出していないことには気付いていない。
なのでもう暫し待っていたら、本日のフロアをハンドリングしていると思しき若き男性が、若葉ちゃんを休憩(まかないタイム)にいれてしまった。でもお店なので、当然組織として注文をちゃんと出し切るルーティンの確立はされているはず、そう信じて(なんて俺は今の飲食業界、とてもじゃないけどそんな“まとも”を求められないということを百も承知している側の者であるが)2、3分待ってみたけどダメだったので、諦めて席を立った。

でも自分でこんなこと言っといてなんだけど、これはけっしてこちらのお店の弁護ではないが、私が体験させて頂いた「銀座 LION」の他店舗と比較したら、この北千住のお店の接客は、今日はたまたまこうなったけど、客目線から見てもっとも好ましいものだといつも思ってます。
とくに○袋の店に比べたら (やめなさい !!)

  • Ginza Raion - “Wハンバーグ/デミグラスソース&和風ソース”

    “Wハンバーグ/デミグラスソース&和風ソース”

2017/03Visitation2th

3.3

  • Cuisine/Taste3.0
  • Service3.2
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance2.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座 LION/キューティクル満開

<平成29年3月某日/北千住>

「銀座 LION 北千住店」

BGMはビートルズ。
私の得意分野ではないが、いきつけの鉄板焼屋にて刷り込まれているそのメロディは、曲名も知らないし誰がリードヴォーカルをとっているかも知らないんだけど、極く自然に胸に沁みいる。
午後二時半という中途半端な時間。
今は全面禁煙だが、三時から分煙での喫煙が可能になるという。要は三時以降の煙草のけむを嫌うのであれば禁煙席のほうが良いのではとの提案であったが、このご時世、こんな傾向が今やそこかしことなっているように、こちらもそのご多分に漏れずその時点で喫煙席のほうが広々と見えたので、そちらに着席させていただいた。

いつものことながら、こちらのウェイトレスの女の子たちは皆清潔感があって清々しい。向こうのボックスでおじさんが、その内の一人を掴まえようともう必死なんだけど、それをついみっともないなと思ってしまうことは、実は己の裏側に蜷局(とぐろ)巻く嫉妬心の作用であるということを私は知っている

“デミグラスソース&カレーライス” @1,000
“ランチサラダ/生ハムのシーザー” @150
“ランチドリンク” @100

LEDの点光源に浮かび上がる女の子たちの天使の輪に見惚れていた。
きっとキューティクルが凄いんだろう。私が奪われて久しいものを、彼女たちは持っていた。きっと彼女たちはその権利を持っていて、私にはその権利が与えられていなかったのであろう。

女の子が食事を終えたばかりの私に、“季節の贈りもの”と称する限定メニュウを薦めてきた。
白身魚とタマネギのフリットとか帆立のワイン蒸しとか、リカーのお供みたいなのを。正式な食事を終えてリカーもやっていないというこの私の状況からまさかそんなものを注文する人類が果たしているのだろうかと思ったが、一方で彼女の期待に応えることが出来なかったということに少々の後ろめたさを覚えつつ、おもむろに両脚に力を籠めた

  • Ginza Raion - “デミグラスソース&カレーライス”

    “デミグラスソース&カレーライス”

2016/06Visitation1th

3.3

  • Cuisine/Taste3.0
  • Service3.2
  • Atmosphere3.5
  • Cost performance2.8
  • Liquor/Drinks-
JPY 1,000~JPY 1,999per head

銀座ライオン/ひと夏のアヴァンチュール

【 平成28年6月/再訪録追記 】

薄曇り。
雨粒が落ちてきていないだけまだ良かった。夜には天気も回復するようなので、傘を持たずに家を出た。というより、マジックテープがバカになってフラップを纏められなくなったのを持ってても、いい年ぶっこいた男があまりにもみっともないので

<H28.6.5 北千住>

「銀座 LION」

北千住を訪れたとき、こちらのお店を度々利用させていただいているが、その主な理由は、たいていの場合すぐにゆったりと着席出来るということともに、フロア係りの女の子たちが皆若く、美しいということ。このことは様式美を限りなく追い求める私にとっては、お店選定にとっての非常に重要なファクタとなる

選べるハンバーグセット
“ビーフハンバーグ/トマトソース & LIONカレーライス” @1,000
選べるランチサラダ
“マウンテン”キャベツ” @100

最初に供された、俗に言うキャベツ千切りはしかし、ドイツの民族衣装(かは知らないけど)に身を包んだ若い女性に手によって運ばれてきたとき、とんかつ屋さんのそれとは明らかに異なる、ヨーロッパの風を纏うものとなる。

続けざま、ハンバーグとカレーが到着。
ハンバーグの鉄板には、“熱いので注意ください”といったようなことが書かれた赤い付箋が添えられていたが、これは私の美学に反するので、速やかに除けさせていただいた

リンゴと蜂蜜とろ~りとろけるカレー(知らないけど、何れにしても何らかのフルーティな甘みを感じる)。
フレッシュな酸味のRossoを湛えたハンバーグ。これを銀座「あづま」の“あづま”と比較してはならない。あくまでも、同じく北千住西口空間上空にそびえ立つキャニオンのレストラン街に収まるお店の料理と比較した時、この料理は、このゆったりとした空間とともに、非常に満足に足る(この日本語、間違えてるかも)ものとなるからである

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【 平成28年3月/再訪録追記 】

空気は昨日より、幾分温いか。
例によってご飯処としてあまりにもぱっとしない街、北千住。午後二時に達しようとしていたので、昼から夜まで通し営業をしている店のほうがいいかなと考えた(ぎりぎりに飛び込んで店員たちの迷惑目線に串刺されながらとるご飯なんか最悪なので)。
そこで短絡的に思いつくのがデパートメントストアのレストラン街だが、この町に限らず○井のそれには良い印象を持っていなかったので、これも一か八かとなるが、隣のルミネのエスカレータをとことこと上っていってみることにした。

目の前にはお母さんに連れられた少女二人組。何というのか知らないが、ちょっと裾の長いセーターのようなミニのワンピースにちゃんとストッキングを穿いていて、お尻から下だけを眺めていると、そこはかとなく欲情しないでもない。
ふと、女の子が身体をくねらせて、後ろ手にエスカレータのベルトの手すりを探るように手を伸ばしてきた。瞬間、彼女の親指と私の親指が触れあって、どきっとして咄嗟に手を引いた。

―― 彼女は気付いたろうか。この無限にひろがる大宇宙の中で、ほんの一瞬だけ、私たちの指と指が触れあったことを ……

「銀座ライオン」

せっかく八階まで上がっていったのに、午後二時にして尚、ルミネのレストラン街は待ち客を多く抱え込んでいた。依って直ちに退散。
“絶対にすぐ着席できる店”として信頼している、百獣の王の名を冠する店に今日も縋りつくしかなかった。料理のほうは、銀座の洋食屋のリーズナブルさと内容に敵わないのは分かっているが、それはデパートのレストラン街だって同じことだろう。寧ろ造り物としての安定性はこちらのほうが上かも知れないし。

「とりあえずサッポロの生 !」

せっかく若くてフレッシュなウェイトレスの女の子たちのある風景に満足していたのに、となりにおばちゃんたちがやってきて、真っ昼間っからアルコールなぞやりはじめた。
いや、私は周囲からも若い女の子好きと見られていることに気付いていて、それをいちいち否定もしないが、実は違う。私はおばちゃんでも余貴美子は好きだし、関根恵子、大谷直子も好きだ。もっと言って、八千草薫まで好きである。
しかし現実のおばちゃんたちに八千草薫を求めるということなど、それこそ魚屋にいって大根ください ! ということとまったく同じでほとんど絶望的なことと了解しているので、そこまでは追い求めていかないだけの話である。

案の定そのおばちゃんたちはコートや鞄をどこに置くことからああじゃないこうじゃない ~~
【 ここから私の主観に拠る一方的な他者批判となりました為、自主規制させていただきます 】

“国産牛プレミアムハンバーグ” @1,280
“ちぎりレタスサラダ” + @100

付け合わせの、ミニチュアのような真ん丸の温野菜たちは、ビジュアル的には面白かったが、味噌ラーメンに大量に盛られた野菜のように、私にとってはドミハンバーグという料理に期待する純粋性、言い換えれば突進力というものを微妙に殺ぐ存在となっているか。
付け合わせの中でもとくに人参のグラッセが、それを殺がず巧妙に主体の引き立て役を易々と演じ切ることの出来る役者と思っているが、非情に情けないことだが、その理論付けを上手くやるということが出来ない。

ハンバーグは非常に強固なシェル(外殻)を持ち、且つ中身の詰まった重量感に溢れたもの。
それをフォークで押さえてナイフを突き立てようとするのだが、皿の底に敷かれたスパゲッティがフランスベッドのように沈み込み(ごめんなさい、嘘ついてます。私はフランスベッドに寝っ転がったことなど人生一度もございません)、なかなかに難儀する。
が、肉質そのものの質(たち)は悪くはないし、逢い引き、もとい、合挽きよりも、より“硬質”を求める私の好みにもマッチしたものであった

そして先ほどさらりと触れさせていただいたが、付け合わせのスパゲッティが思いの外ボリウムがあって、たっぷりのドミソースを纏ってこれはもう、少々大袈裟に言ってしまえばハンバーグスパゲッティの領域まで足を踏み入れているのではないかと。
しかもそれを皿の深淵に多い隠し、食べ進んでこれは ! とどきりとさせる演出が何ともニクい。

“ハンバーグ・スパゲッティ”
今更私が言うまでもなく、この言葉の響きはスリリング且つ幻想的だが、ハンバーグの美味さとスパゲッティの美味さを高度な次元で拮抗させている皿というものを、私はまだ見たことはない。
が、そこで私は絶望もしていない。
宇宙人は必ずどこかにいる ! STAP細胞は必ずある ! そう信じたほうが信じないよりも、それらを発見する確率遙かに高くなるということを、私は知っているからだ。
この話が嘘だと思う方は、ぜひ、ジョディ・フォスター主演 「コンタクト」という空想科学映画を観ていただきたい。

それでもし何にも分かんないって言う人は、もう知らない

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朝起きてカーテンを開けたら、またしても空はどんよりと曇っていた。依然、夏の想い出はできていない。ひと夏のアヴァンチュールを求める一心、西日暮里で国鉄のホームから運命のメトロに墜ちた

<H26.8.17 北千住>

私にとっての、お盆休み最終日。
西口広場へと上る階段の途中、鮮やかな、まるで作り物のような食品サンプル(まさしく作り物だが)に心を奪われて、吸い込まれてみることにした。
その昔、ヨーロッパのどこだったか、旦那さんはライオン、奥さんはジャガーを溺愛する夫婦がいて、身の回りの品々も、すべてそれぞれライオンとジャガーの意匠の入ったもので取り揃えていたのだが、車だけ、奥さんはジャガーに乗っているのに、ライオンという車がないことにひどく落胆した旦那さんが、どこかのメーカに乗り込んでいってライオンという車を作ってほしいと懇願したのだそうだが、果たしてその希望が叶ったんだかどうだか、もう覚えていない

「銀座ライオン 北千住店」

正午の五分手前。
ほとんどがらがらの店内。BGMはビートルズ。早速若くて可愛らしい女の子が注文をとりにきてくれたが、何故かその表情は固かった。私のチャーミングさに気付くのには、彼女の年齢ではまだきっと若過ぎるのだろう。
それでも、お店の紋章が背にプリントされたユニフォウムの、鮮やかな黄色いポロシャツに真っ赤なエプロンのコントラストは、これは爽やかでいいなと思った。
そして爽やかなスタッフの方々同様、清潔で整然とした店内だった

選べるハンバーグセット
“デミグラスソースハンバーグステーキ&ナポリタンスパゲッティ” @1,000也。

ハンバーグとスパゲッティという、地球上で最もエキサイティングな組み合わせの皿が私を誘惑しにかかった。
ソテー感のないナポリタンを見てちょっとエイジングさせようと思い、先ずハンバーグにナイフを入れることにした。付け合わせはポテト。安易にもやしを選定していないことを評価したい。きめ細かくて圧縮されたパティの、マスプロダクツ感に溢れるハンバーグだった。
ナポリタンは緩いケチャップソースを和えられた、数種の野菜を織り込まれたカラフルなもので、ハンバーグともども出来合い感は否めないが、見た目通りの秩序だった料理でもあった。

その間に二、三組と続いた後客。
お店柄、ビアをやる方々多し。特に羨ましさは感じない。私は私で、我が道を往くだけだ。私は私、クジャクや鳩や、ましてや女にはなれない。
立ち上がってお会計に向かった。さっきの可愛らしい女の子がレジに入った。私がぴったりの額、千円札を一枚差し出すと、どうしてよいのか分からないような困った表情を見せつつ賢明に何かしようとしていたので、レシートを私に渡したいんだなと思って、そんなものは不要だったがわざわざ黙って待ってあげた。その娘は私にレシートを差し出すと、なんともいえない安堵の表情をみせてくれた。

そしてアヴァンチュールは、やっぱり何も起こらなかった

階段の途中で昼飯をやって残りの階段を上ったら、頭上にようやく青空が広がっていた。

青空を渡るよりも 見たい夢はあるけれど
俺は俺 一人で映画を観るのがお似合い
一人で映画を、しかも三時間もの長尺映画を何が悲しくて、過酷に観るのがお似合い

  • Ginza Raion - “ビーフハンバーグ/トマトソース & LIONカレーライス”

    “ビーフハンバーグ/トマトソース & LIONカレーライス”

  • Ginza Raion - “国産牛プレミアムハンバーグ”

    “国産牛プレミアムハンバーグ”

  • Ginza Raion - “デミグラスソースハンバーグステーキ&ナポリタンスパゲッティ”

    “デミグラスソースハンバーグステーキ&ナポリタンスパゲッティ”

Restaurant information

Details

Restaurant name
Ginza Raion
Categories Beer hall、Steak、Beer bar
Phone number (for reservation and inquiry)

03-5284-5781

Reservation Availability

Reservations available

Address

東京都足立区千住2-62 大東通運ビル B1F

Transportation

3 minutes walk from the west exit of Kita-Senju Station on the JR Joban Line 1 minute walk from Exit 2 of Kita-Senju Station on the Chiyoda Line Subway

63 meters from Kita Senju.

Opening hours
  • Mon

    • 11:30 - 22:00
  • Tue

    • 11:30 - 22:00
  • Wed

    • 11:30 - 22:00
  • Thu

    • 11:30 - 22:00
  • Fri

    • 11:30 - 22:30
  • Sat

    • 11:30 - 22:30
  • Sun

    • 11:30 - 21:00
  • Public Holiday
    • 11:30 - 21:00
  • ■ 定休日
    元旦1月1日
Budget

¥3,000~¥3,999

¥1,000~¥1,999

Budget(Aggregate of reviews)
¥1,000~¥1,999~¥999

Check the distribution of amounts spent

Method of payment

Credit Cards Accepted

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

Electronic money Accepted

(Transportation electronic money(Suica)、Rakuten-Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay)

QR code payment Accepted

Seats/facilities

Number of seats

34 Seats

Maximum party size

34people(Seating)
Private dining rooms

not allowed

Private use

OK

For 20-50 people

Non-smoking/smoking

No smoking at all tables

Parking lot

not allowed

Space/facilities

Comfortable space

Menu

Drink

Japanese sake (Nihonshu),Japanese spirits (Shochu),Wine,Cocktails

Feature - Related information

Occasion

With family/children |With friends/colleagues

This occasion is recommended by many people.

Service

Take-out,Delivery

With children

Kids are welcome

Website

https://www.ginzalion.jp/shop/brand/lionleo/shop16.html

The opening day

2013.10.22

PR for restaurants

[1 minute walk from Kitasenju Station] Lunch, small drinks, banquets, meals, anything! Please leave it to me♪