居酒屋？酒屋？日本酒の種類が酒屋以上の居酒屋で楽しむ山形の美味 : Izakaya Ajisankai

○気に入った点
・日本酒の取り扱い数がおかしいレベル
●注意点
・予約しないとはいれない
○駐車場
無
○ルール
特になし

山形にある居酒屋。
ネットで検索すると日本酒の量が半端じゃないと書いてあったので、行く前から楽しみだったが、店前からすでにそのオーラがでている。
というのも、店前にある日本酒の空瓶のオブジェがすでにすごいお酒ばかり。
入店して予約していることを告げると、カウンターに通された。

店はすでに満席。
その後予約無しの人たちが何組も断られていたが、様子を見ていると地元客も多い店のようだ。

まずは日本酒のメニューを見る。
山形の酒が中心だが物すごい量が・・・
店主曰く、酒屋より品揃えが多いとのこと。
この日でおよそ400種弱の日本酒があるとか・・・
例えば山形の超有名酒である14代の蔵元、高木酒造だと見開き1ページ。
計28種類の日本酒が取り扱いされている。
恐ろしい品揃えだ＾＾；；
レア酒ということで他より若干高めではあるが、それでも良心的な値段設定と言っていいだろう。
せっかくなので愛山と竜の落とし子の純米吟醸を。
14代らしい甘さ、フルーティな酒質そして最後は切れる。

お通しはこごみ
お通しのレベルで料理も期待できることがわかる。

その後はアテを多めに頼む
イカ焼き
牛すじ
塩辛
刺身
カマ
山形牛

特に記憶に残っているのはこちら。

刺身
刺身は地物魚でカワハギの仲間らしい。
これが大当たり。
身は白身なのに旨みがあって非常に美味しい。
肝はねっとりした旨みで酒にバツグンにあう。

カマ
時間はちょっとかかったが、こちらもいい塩気と焼き具合。
白身ながらこちらも脂がのっていて美味しい。
お酒を飲むにはもってこいの一品だ。

山形牛
贅沢に山形牛のステーキ。
ミディアムな焼き方だが肉の旨みがしっかり感じられた。
やはり産地で食べる地元の和牛は間違いがない。

お酒は結局6種類ほどオーダー。
中でも薦められた有加藤などは20年古酒。
もう恐らくここでしか飲めないお酒。
そんな出会いがあってまた楽しい。
濃厚な味わいに変化しているが、いい時を過ごしたのだろう。
角の無い酒質は古酒の奥深さを感じさせるものだった。

店主もなかなか気さくな方で、途中からいろいろお話することができた。
また必ず再訪しよう。
また来たいと思える店に出会うのは本当に貴重な経験だと思う。
そう思いながら店を後にした。