30年以上憧れ続けた温泉宿はexcellentだった!
河内屋にございますぅ〜
ひと仕事を終え宿に着いた頃にはとっぷりと陽も暮れておりました。雪混じりの強い風が吹いて、いよいよ日本海近いなぁと思いました。(新潟からずっと日本海沿いに列車で北上したんですけどね)
こちらのお宿、河内屋が結婚した平成元年のころから「一度は行ってみたい宿」のNo.1なんです。ついに夢が叶いました。お仕事のついででお一人さまですけど。
宿泊した部屋は、温泉風呂付きのお部屋。源泉掛け流しの湯が24時間です。いつでも源泉風呂につかれる幸せ!もちろん大浴場にも行きましたよ。ものすごく広い畳敷きの廊下を歩いて行くんです。これ、とっても気持ちがいい。
お待ちかねの夕食は個室です。
コロナ感染症対策でお料理は一部セットされてます。
牛しゃぶセットや土瓶蒸しなどが予め置いてあるのは、仕方がないとは言え、少しテンション下がりました。
食事の係りの方が来るまで献立表を眺めて待ちます。残念ながら心が沸き立ちません。。。涙
係りの方は若いお兄さんです。世間で言うイケメンです。
ひと通り説明を聞きますが、なんか河内屋の心は虚ろです。お酒を注文しました。冷酒です。すっきりとした辛口のお酒をお願いしました。
食事スタートです。
食前酒は「山葡萄ジュース」
前菜は季節の小鉢盛合せ。
冷酒が来ました。
「初孫」
だだちゃ豆うどんを食べはじめた時、とても良い出汁の香りがしました。
?
待てよ、、
これ、美味い!
あぁ、しまった。もっとじっくりと前菜を味わうんだった。
お造りが舟盛りで出て来ました。
マグロ、これがマグロの正統な味です。そうです、これです。新潟駅前のお寿司屋さんのマグロも美味しかったけど、これはそれ以上に美味い。
サザエはどうだ。この味わい。まさに栄螺だよ。
一気にテンションがV字回復です。
テンションを下げる大きな要因のひとつだった牛しゃぶ。
山形牛です。
むちゃくちゃ美味しいやないですか!どうなってんねん!河内屋は旅館のお料理で一番期待しないのが「すき焼き」と「しゃぶ鍋」なんです。美味しいと思ったためしがない。
ところがここはまったく違った。
「おもさげながんす」と思わず口にしました。
女将さんが挨拶に来られました。
コロナ禍においてのこの接客は、さすがは「萬国屋」さんです。
土瓶蒸し。もはや説明要らん。
冷酒はおかわり。
そして河内屋が気になる芋煮。
河内屋の家でも妻が芋煮を作ってくれます。牛肉ではなく豚肉です。すき焼き風の味付けではなく鰹出汁と味醂と醤油の味付けです。河内屋の父親伝授です。米沢では結構味付けの濃い芋煮を食べましたが、こちらはどうだろう。
蓋を開けます。
おぉ〜
ちょっと予想と違う。違うことが嬉しい。
すき焼き風を出汁で割っていったような感じでしょうか。料亭風ですね。
これも美味い。
茶碗蒸しには松茸が。
冷酒2本飲み切りました。
ご飯が出て来ます。とてもタイミングよく。
お味噌汁は美味しいねぇ。
漬け物にさくらんぼ!
ご飯は庄内米。美味しいわぁ。
で、さくらんぼの漬け物。食事係のお兄さんに「客に提供する料理は一応食べてみるんですか」って尋ねたら「ひと通り試食いたします」とのこと。そして「さくらんぼの漬け物も食べたの」って訊いたら「食べました。わたしはちょっと・・苦手かもしれません。普通のさくらんぼが良いです」ってまったくもって正直なお兄さんでした。
でも河内屋は珍しさもあってか、美味しくいただきました。
もうちょっと飲めるけど、今夜はお風呂に浸かって早く休も。
いやぁ〜大満足です。
最初の落ち込みはなんだったんだろう。
前菜、惜しいことしたなぁ。味わえよ。
Restaurant name |
Bankoku ya(Bankoku ya)
|
---|---|
Categories | Ryokan、Japanese Cuisine、Seafood |
Phone number (for reservation and inquiry) |
0235-43-3333 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
山形県鶴岡市湯温海丁1 |
Transportation |
1,973 meters from Atsumi Onsen. |
Opening hours | |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥20,000~¥29,999¥20,000~¥29,999
|
Method of payment |
Credit Cards Accepted (AMEX) Electronic money Accepted QR code payment Accepted |
Private dining rooms |
OK |
---|---|
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK |
Occasion |
|
---|---|
Location |
Beautiful scenery |
Website |
河内屋にございますぅ〜
朝はゆっくりしてと思いながら、いつものように5時過ぎに起きます。たまの外泊やからゆっくりとと思ったのですが、いつも通りの時間に目が覚めます。
部屋のお風呂に浸かりました。
源泉掛け流しのお風呂が部屋付きですもん。こりゃ有り難いです。
ミネラルウォーターを飲んで、家から持って来た葉室麟さんの小説を読み進めます。
6時をまわったので、館内の大浴場に行ってみました。流石にでかいから気持ちいいです。
部屋に戻って本日の予定を確認します。とにかく青森に入らなければ仕事になりませんので、そこまでは焦っても仕方なし。
さて朝ごはんです。昨夜と同じお部屋での朝食です。
最初からセットされてても、もうテンション下がりません。ワクワクです。
なんだろう。
鯛のお刺身が。あとゴマだれと・・・茶漬の薬味?
鯛のアラだきもありますね。
朝から鯛なんや。
鍋の中のお味噌汁も鯛です(笑)
飲み物3種運ばれて来ました。
ヨーグルト・オレンジジュース・牛乳です。
箱膳は朝食セットですね。でも漬け物美味しい。それとサラダのトマトは甘い!
鯛のあら煮とあら汁をいただきます。
味付けが上品です。お酒が欲しくなりますが、我慢です。夜まで我慢。今夜は青森。
おひつご飯がやって来ました。
なんと「鯛めし」です。
まずは鯛めしをお茶碗によそってそのままいただきます。
これ、美味しいんですけど!これだけでええんとちゃうんですか?
次にお刺身をのっけていただきます。
いやいや、もっと美味しくなったんですけど!味わいが濃くなったんですけど!
そして最後は鯛茶漬けです。お刺身を特製ゴマだれに浸し、そして鯛ご飯にのっけて熱々の出汁をかけます。美味い!
さらにゴマだれと薬味をのっけます。
至福の味わいです!朝から!
よもやよもやだ!
出発は午前9時30分に駅までの送迎バス。
それまでの時間、最後にお部屋でひとっ風呂!
有り難うございました。
いつか妻と二人で再訪問します!