Restaurant name |
Shunrai ken(Shunrai ken)
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Categories | Chinese |
Phone number (for reservation and inquiry) |
083-920-4107 |
Reservation Availability |
Reservations available |
Address |
山口県山口市中市町4-27 |
Transportation |
JR山口駅より徒歩15分(車で5分)。駅前からの商店街を10分ほど歩くと川にぶつかり右折し5分ほど。山陰道沿い西京橋たもと。 728 meters from Yamaguchi. |
Opening hours |
Business hours and holidays are subject to change, so please check with the restaurant before visiting. |
Budget |
~¥999 ~¥999 |
Budget(Aggregate of reviews) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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Method of payment |
Credit Cards Not Accepted Electronic money Not Accepted QR code payment Not Accepted |
Number of seats |
40 Seats ( テーブル4人×3卓、小上がりテーブル4人×6卓、カウンター4席) |
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Private dining rooms |
not allowed |
Private use |
not allowed |
Non-smoking/smoking |
No smoking at all tables |
Parking lot |
OK 4台 |
Space/facilities |
Counter |
Drink |
Japanese spirits (Shochu) |
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Occasion |
With family/children |Alone |With friends/colleagues This occasion is recommended by many people. |
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Service |
Take-out |
With children |
Kids are welcome |
Website |
ばりそば・・・台湾料理を基に太平洋戦争後に考案されたらしい。始祖は春来軒とされ、ばりそば本舗春来軒を名乗る同族店の集合体である。このお店の他に、山口市内に三軒、隣接市に一軒の計五軒からなる。長く山口市民のソウルフードとして潜行して来たが、ご当地グルメとしてプロモーションされるに至り、ようやく日の目を見た一皿である。その代償として、よくある元祖争い騒動のオマケも付くのだが。
【ばりそば(大)】\900
確かに大盛りである。ちょっと予想を上回る皿のデカさ。画像一枚目でZIPPOライターと比べて見て欲しい。実際には、面方向に広がっているから、標高は大した事はない。普通の女性はちょっとキツイかな、と言ったくらいの量。
ゲリラ豪雨の最中って事もあり、私とツレ以外には先客無し。なのに注文してからどれほど待っただろうか!?中華麺なのに、何故にこうも時間が掛かるのか!?実はこれこそ、ばりそばたる所以である。注文を受けてから中太生麺を揚げるからだ。皿うどんは、既に調理された揚げ麺を使うのが常だろうが、春来軒の一族はご丁寧に生麺を揚げるところから始める。なので、客の好みで揚げが変えられる。茹で麺と同じで、バリカタ、カタ、普通、ヤワ、と言った具合に火入れ具合を指定できるのだ。今回は初食なので普通揚げ。
更に餡も特徴的。具材はキャベツ、もやし、木耳、椎茸、かまぼこ、練り天、豚肉、タコなど、一般的な餡かけ麺とさして変わらないが、鶏ガラベースの餡自体は粘度がかなり低く、もはやドロリン目のスープに近い。しかも量が多いので、具材と餡はキレイに分離して、ユルユル餡が揚げ麺をジットリ浸す事になる。実にこれが、はりそばの狙いなのであった。
食べ始めは、それこそバリバリ食感の香ばしさが目立つ揚げ麺、具材を一通りつつき終わった中盤には、バリとズルが同居した、何とも言えない食べた事の無い食感。ここいら辺りが最高に旨い。いよいよ終盤になると、麺はタップリと餡を吸い込んで、これは正にズルズル麺、だけども、一旦揚げてあるので、延びた感じは皆無である。この揚げ麺三態変化こそ、ばりそば最大の魅力なり。それをとことん楽しめるように、このばりそば、替え玉ができるのだ。全く、皿うどんとラーメンの中間体なのである。
まとめ:
これまでの未食を反省しきり。単に皿うどんの名前だけチョチョイと変えて、「ハイ、山口ご当地グルメ~」的なお気軽さでは、全く無いと知った。その場で揚げた中華麺の、香ばしくも独特の食感変化を楽しむ個性は、皿うどんをも凌ぐ分かり易さ。麺食い諸氏も思わず唸る事、請け合いである。