공식 정보
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産地ならではの朝獲れ赤雲丹を食べまくれ!
7月下旬、お食事会にお誘いを頂き、再び鮨十兵衛さんを訪れました。
幹事さま、お誘い下さりありがとうございました。
m(_ _)m
今や流通が発達し都会に居ながらにして各地の新鮮な魚介が食べられる時代ですが、わざわざ福井に訪れなければ食べられない赤雲丹がある!
そんな噂を聞き期待を胸にワクワクしながらお料理を頂きました。
赤雲丹スペシャルコース+お酒代でお会計は48,100円也。
写真に解説を付けております。
ご馳走さまでした。
お料理
①糸もずく(福島県産)、鰹節&真昆布の出汁、山葵・刻み葱・大根おろし載せ
②アラ(魚編に荒)(福島県産、2kg弱)
③富山海老(富山県新湊産)
④富山海老(富山県新湊産)の卵
⑤赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
⑥炭火炙り黒鯥(福井県産)
⑦黒鮑(福井県産)
⑧真蛸(石川県産)軟らか煮
⑨炭火焼き赤鯥(長崎県対馬列島産)のマイクロ丼
握り
⑩鱸(福井県敦賀産)
⑪鰆(千葉県産)
⑫本鮪(宮城県塩釜産)赤身ヅケ
⑬笛鯛(鹿児島県産)
⑭縞鯵(熊本県天草産)
⑮剣先烏賊(福井県産)
⑯赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
⑰甘海老(石川県金沢産)
⑱本鮪(宮城県塩釜産)中トロ
⑲蝦夷馬糞雲丹(北海道積丹産)軍艦巻き
⑳赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
㉑干瓢巻き
㉒玉(甘海老入り)
㉓牡丹海老の頭で取った出汁のお味噌汁
㉔抹茶のブランマンジェ
お酒
①生ビール
②越前岬 槽搾り 純米吟醸 涼香Sun Rise(福井)
米品種:福井県産五百万石100%、精米歩合:55%
③伝心 稲 清酒 純米 生酒(福井)
米品種:福井県産越の雫100%、精米歩合:65%
④越の鷹 限定 大辛口純米酒(福井)
米品種:福井県産越の雫21%&福井県産五百万石79%、精米歩合:60%
⑤常山 純米大吟醸 特別栽培米五百万石 限定品(福井)
米品種:福井県産特別栽培米五百万石100%、精米歩合:50%
○●○●○●○●○●○
解説は興味のある人だけどうぞ。
①糸もずく(福島県産)、鰹節&真昆布の出汁、山葵・刻み葱・大根おろし載せ
糸もずくの磯の香りと軽やかな喉越し、サッパリとしたお出汁は鰹節の薫りと旨みに加え、真昆布らしい調和がとれた穏やかで円やかな味わいでした。
②アラ(魚編に荒)(福島県産、2kg弱)
九絵(クエ)ではなく(アラ)、赤銅色のメタリックボディで1m程に成長、石川県でよく水揚げされるが一般的な流通量は九絵より少ないかもしれないレアな魚
産卵期は夏、旬は秋~冬、青森県からフィリピン近海の水深70m~360mに棲息。
50cmくらいの小さめな魚で、通常は1~2週間熟成させたものが食べ頃なのですが、個体の生命力や〆方により味わいはかなり異なります。
あまり寝かせていない産地らしさのある手当て、軟らかさと歯応えを両立した食感とサッパリとした旨みでした。
個人的には鮮度が突き抜けた手当てか旨みを引き出す寝かせか、より明確な手当てをした方がアラの良さが際立つのかな?と思いました。
③富山海老(富山県新湊産)
牡丹海老と言われて提供されたが、高知沖~北海道沖の太平洋側に棲息しており、日本海側には居ない。
日本海側に居るのは富山海老で流通上は牡丹海老と呼ばれています。
山陰沖~北海道沖の日本海側の水深100m〜400mに棲息しています。
雌雄同体で雄性先熟し成長すると雌になります。
産卵期は春~秋、旬も包卵する春~秋。
通常、牡丹海老はみはプリプリとしつつもネットリとした食感、強い甘みが特徴ですが、十兵衛さんで頂いた富山海老はプリプリとしつつもネットリ感が少なく、しかも甘い。
牡丹海老と富山海老の種類の違いなのが鮮度または手当ての違いなのが分かりませんが、私の牡丹海老に対するイメージを払拭し、海老臭さが全く無くちょっと驚きました。
④富山海老(富山県新湊産)の卵
富山海老の卵はエメラルド・グリーンで、富山海老の身の甘い旨みに対して淡白な印象ですが、個人的にはクリアな旨みで良いと思います。
⑤赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
雲丹と言えば北海道の蝦夷馬糞雲丹、北紫雲丹(青森にも棲息)、本土だと馬糞雲丹、紫雲丹、赤雲丹の5種類が代表格です。
個人的な乾燥ですが蝦夷馬糞雲丹は甘みが強く後味に微かに雑味が残ります。但し、浜中養殖雲丹は後味に殆ど雑味が無く濃厚な甘みが際立ちます。
北紫雲丹は粒が大きく透明感のある甘みがあり、後味もスッキリしています。
本土の紫雲丹は穏やかな甘みで後味に濁りは無くスッキリしています。
馬糞雲丹は日本海側に多く食べた経験は少ないので、あまり明確な事は言えません。
サイズも外格4cmくらいで食べる部分は1~2cmくらい、甘みは強めかなぁ。
サイズが小さいので加工品として出荷されるケースが多いようです。
赤雲丹は上品な甘みと旨み、後味はクリア。
産卵期直前の晩夏になると後味に苦味が出てきます。
雲丹と言えばよく明礬の有り無しが話題になりますが、明礬な効果は脱水と型崩れ防止、脱水により1口目がより旨みと甘みか増す代わりに後味に苦みや渋みが残るので塩梅が難しいらしいです。
また塩水雲丹は明礬が入っておらず自然な味わいが楽しめますが、直ぐに型崩れしてしまうので入荷したら当日翌日のうちに使いきりしないと傷んでしまいます。
こういった雲丹の種類の違いは最初の1口目を舌の上で5秒ホールドすることで品種によって味わいに違いが在ることが分かるだけでなく、少しの臭みでも敏感に気付く様になります。
なので雲丹を食べる前には水を飲み舌をリセットしましょう。
出来れば日本酒でスッキリさせるのがオススメ。
さて、赤雲丹ですが、産卵期は初秋~晩秋、旬は初夏~晩夏。
舌の上で5秒ホールドして旬の盛りの透明感のある上品な甘みと旨みをじっくりと堪能します。
特に朝獲れの赤雲丹は産地ならではで、明礬は無論無し、塩水も無し。
ピュアな赤雲丹を頂けるのが十兵衛さんの夏の醍醐味と言えるでしょう。
個人的には福岡の藍島、佐賀の唐津、兵庫の淡路島、福井の小浜といった産地の赤雲丹が素晴らしいと思います。
今回の小浜の赤雲丹は小さめで獲り過ぎなのかも。
水産資源の管理と漁獲量とのバランスの難しさもありそうですね。
⑥炭火炙り黒鯥(福井県産)
産卵期は春、旬は秋~冬、水深200m~500mに棲息。
太平洋、大西洋、インド洋、日本海に分布。
黒鯥はムツ科だが赤鯥はホタルジャコ科で近種では無い。
旬の時期の暴力的な脂のりが特徴的ですが、通常、この時期はまだ軽め。
皮は軟らかさを残し、皮下の脂も厚い。
身には冬の鰤の様な非常に細かなサシが入っており、脂がのっているのですが、ポン酢を掛けていることもあり、クドさが無く食べ易かった。
⑦黒鮑(福井県産)
産卵期は秋~冬、旬は初夏~夏
日本で食用にされる主な鮑類は、黒鮑、雌貝鮑、真高鮑、蝦夷鮑の4種。
黒鮑が岸際から水深15m位、雌貝鮑(別称:赤鮑)が水深8m~20m位、真高鮑(鮑類最大種)は水深15m以深に棲息しています。
真高鮑は棲息数が少なくあまり食べる機会は無いかもしれませんね。
それから北海道に蝦夷鮑がいます。
個人的な感想ですが味わいで言えば黒鮑>真高鮑>蝦夷鮑>>>雌貝鮑でしょうか。
夏の黒鮑はしっかり海藻を食べて肥っているのであまり縮まみません。
さて黒鮑は5時間30分蒸してありますが、酒は霧吹きで掛ける程度でほぼ何も加えていません。
3~4時間くらいかな?と思うくらい弾力のある仕上がり。
そのため黒鮑の磯の香りが口の中でブワッと拡がり、非常に海を感じ産地ならではの新鮮さを感じる仕上がりです。
また鮑の肝ですが精巣(白色)もしくは卵巣(緑色)で肝臓などではありません。
これも非常に磯の香りが高くて素晴らしかった。
⑧真蛸(石川県産)軟らか煮
産卵期は初夏~初秋、旬は包卵する春~夏、身の旨みがより強くなる晩秋~冬、寿命1年~1年半。
雌は雄より大きくなり、雌は吸盤の並びが規則的で雄は吸盤の並びが不規則なので足を見れば直ぐに分かります。
また食感も異なり、雌は軟らかな繊維質なので、食べ易く噛むほどに旨みが拡がり、柚子の香りが喉から鼻に立ち登る様に薫ります。
一方、雄は筋肉質で弾力がありしっかりした旨みが特徴です。
軟らか煮や桜煮などは蛸の皮のプルプル感を残しつつ、身の軟らかさを際立たせる火入れの塩梅が難しい。
外側の皮がズルズルになるほど身は軟らかくなるのですが、それでは食感の妙味が無くなってしまうのですが、流石に十兵衛さんはベスト・バランスな仕上がりでした。
⑨炭火焼き赤鯥(長崎県対馬列島産)のマイクロ丼
産卵期は初夏~初秋、旬は晩秋~晩冬
雄は450g~500gくらいまで、雌は1kg超まで成長します。
性転換する説と雄は大きくならないとする説がありますが、深い水深にいる魚なのでその辺りの研究が進んでおらず不確定ですが、漁業関係者は性転換する説を支持する人が多い様です。
産卵期なので旬では無いですが雄なので脂のりがあり、旨みがあります。
赤鯥は北海道南端~フィリピンくらいまで生息していますが、南の魚は脂のりが少なく北の魚は脂のりが強い。
また黒鯥の方が脂のりが強く、赤鯥の方が滋味があり、旨みに深みがあります。
太平洋側では駿河湾の赤鯥は桜蝦を食べているので特に滋味が強く、日本海側では庄内産の脂のりが素晴らしく、個人的にはこれを身から滲み出た脂で軽く揚げ焼きにするのが最も好みです。
赤鯥の棲息に適した水深100m~200mで、対馬列島と朝鮮半島の間は水深120m位のやや浅い海となっており赤鯥にとって好ましい海域といえます。
対馬列島といえば「紅瞳」ですがこれは上対馬にある上県漁協のブランドでして、このエリアでは地獄網と言われる漁法で獲られています。
同じ対馬列島の赤鯥でも水揚げした港が違うと「紅瞳」とは呼べませんが別に品質が劣る訳ではありません。
ふっくら感を残した焼き方で、皮はパリッと香ばしく、身はふかふかで脂の旨みを堪能しました。
⑩鱸(福井県敦賀産)
産卵期は秋~春、旬は初夏~初秋
北海道から鹿児島まで棲息、成長する毎に名前が変わる出世魚。
広島ではフッコ→セイゴ→スズキと呼びます。
海岸近い海域にいる鱸は川に入るため泥臭いが、これは臭みが無いので聞いてみるとやはり沖合いで獲れたものでした。
個人的には鱸は殆ど海岸線にいるため泥臭い下魚で食べるに値しない事が多いのですが、かなり良い環境にいたのか、全く臭みがなく、寝かせの度合いも良く、旨みもあり想像以上に良かったです。
⑪鰆(千葉県産)
産卵期は春~夏、旬は秋~春
北海道~台湾まで太平洋側にも日本海側にも棲息。
魚編に春と書くのは産卵のため瀬戸内海に春に入ってくるためで、本当に美味しいのは旬となる秋~冬です。
鰆は青物であり赤身魚に分類されますが、鮪や鰹どの様な赤ではなく、少しピンクを帯びた身でサイズが大きくなる程に脂がのり旨みが増します。
今回は旬では無いことから脂の旨みはありますがサッパリした味わいでした。
⑫本鮪(宮城県塩釜産)赤身ヅケ
日本近海の本鮪の産卵期は春~夏、旬は初秋~冬。
本鮪の体温は高く平熱で約40℃、人間だと高熱で意識が無くなる体温が本鮪の平熱。
本鮪は広い海域を高速で泳ぎ回り、運動量が多くエネルギーを大量に消費します。
本鮪の運動能力を実現する要素は以下の通り。
❶泳ぐのを止めると呼吸が出来ず死んでしまう。
❷左脳と右脳が半分ずつ寝る。
❸心臓が非常に強く遊泳能力を支えている。
❹本鮪の血液は酸素を運ぶ物質が多く含まれ、人間の血に似た成分である。
この本鮪が命の危機に際して本気で暴れまくると体温は最大で80℃まで上昇します。
もう、体内の脂は溶け赤身も焼けてしまいます。
釣り師が釣竿で釣った本鮪は身が焼けて赤身が白くなり、酸味が強くなり美味しくありません。
本鮪の酸味の原因は『本鮪の血液の酸化が原因』であり、漁獲してからの処置が大きく影響します。
延縄などの釣りモノと旋網などの網モノであっても、漁獲したときの本鮪への処置作業は同じです。
㊀目を覆い、木槌等で脳震盪させる
㊁血抜き(鰓動脈切り&尾切断、ホースで強制水送り血抜き)
㊂神経抜き
㊃ハラトリ(鰓と内臓抜き)
㊄冷やし込み
本鮪が暴れたり、処置を手間取ると体温はが急上昇するので、この作業はF1ピット作業並みに素早く行わなければなりません。
この処置の適切さによって酸味が穏やか立ったり、手間取って酸味が強かったりするのです。
ここまでの事はご存知の方も多いでしょう。
では延縄の本鮪と旋網の本鮪はどちらが酸味が強いのか?
そもそも延縄の本鮪は連続で水揚げされません。
延縄の仕掛けは50m間隔で20mの枝糸の先に針があり、烏賊などの餌が付けられます。
延縄の総延長は10km、針数2,000本にも及び、これに鯉のぼりの様に本鮪がびっしりと釣れることはありません。
つまり、延縄の本鮪は一匹一匹水揚げされる事が多く、素早く丁寧に水揚げ後の処置をされるので、身焼けさせず血抜きすることが可能になります。
一方で旋網や定置網では水揚げ前に網を狭める作業があり、本鮪達は徐々に狭まる網にパニック状態になり暴れ惑います。
そして網漁の本鮪は一度に複数の水揚げがあるため、処置の順番で早いものと遅いものが出てきます。
網漁の本鮪はパニック状態のストレスに加え、処置の順番が遅い本鮪は同じ時に水揚げされても甲板で暴れる時間が長いため、身焼けしたり毛細血管に血が回り過ぎたりするので、酸味が強く成りがちです。
そして更に本鮪の酸味については様々な要素が絡みあっているようです。
それらの要因とは
Ⅰ)気温が高いほど身焼けし易い
Ⅱ)産卵期には雄より雌が身焼けし易い
Ⅲ)本鮪のサイズが大きいほど身焼けし易い
Ⅳ)心臓が強い本鮪は身焼けし易い
Ⅰ)気温が高いほど身焼けし易い
近海の生本鮪は冷凍しないため、海水と真水のブレンドに沢山氷をいれた潮氷で本鮪を冷やすのですが、気温が高いと周囲の熱で氷が溶けて本鮪の体温を思う様に下げれなくなるのが原因です。
一般的には6月頃までは身焼けの発生率は少ないのですが、梅雨明けの7月後半から気温が一気に上昇するので身焼けの危険性が高まります。
7月後半~8月は特に気温の影響による身焼けが多発しがちです。
Ⅱ)産卵期には雄より雌が身焼けし易い
日本近海の本鮪の産卵期は春~夏でこの頃、雌はホルモンバランスからストレスに弱く雄よりも身焼けし易いそうです。
そんな事があるのか?と思ってしまいますが、データでの相関関係が見られるそうです。
Ⅲ)本鮪のサイズが大きいほど身焼けし易い
次に本鮪のサイズが大きくなるにつれ身体が太くなり、外側から潮氷で冷やしても中までは冷やし難くなり、冷却不足が発生し身焼けしてしまいます。
これは秋~冬に掛けて丸々と太った本鮪が増えるにつれ、身焼けが発生し易くなります。
Ⅳ)心臓が強い本鮪は身焼けし易い
最後に心臓が強い本鮪は運動能力が高く、危機に際して暴れる際に体温が急上昇し、その体温で身焼けし易い。
こう考えるとⅠ)とⅡ)は季節要因で、Ⅲ)とⅣ)はサイズ要因と言えます。
近海の生本鮪を頂く時は、漁に掛ける漁師さんの思いと酸味を巡るドラマに思いを馳せながら頂くとより面白いかもしれませんね。
十兵衛さんでは湯せんしてからヅケをされています。
軽くサシが入っていて状態が良く赤身独特の風味があり、酸味が程好く旨みはありますがサッパリしています。
⑬笛鯛(別称:白星笛鯛、鹿児島県産)
産卵期は春~夏、旬は春~夏
千葉あたりから台湾付近で岩礁のある浅い海に棲息。
尻鰭の始まりから背鰭を繋ぐライン上に1~2枚ほど白い鱗があります。
笛鯛も非常に多くの種類がおり、特に美味しいので区別するために鹿児島では白星笛鯛と呼ばれます。
パワフルなので釣りをするととても楽しい魚でもあります。
これは大型な個体の腹身だと思いますが、脂のりが抜群で甘みと脂の旨みと身のアミノ酸の旨みが相まって極上です。
⑭縞鯵(熊本県天草産)
水深200mより浅い全世界の温帯域に棲息し、最大で20kg弱まで成長するのですが、美味しいのは3kgくらいまで。
大きく成り過ぎると磯臭くなるため敬遠されます。
縞鯵は釣りものが良いのですが、1kg超になると口が切れ易いので殆どバレてしまいます。
だから2kgなどの釣りものはとてもレアです。
産卵期は秋~冬、旬は夏~秋。
美しい脂の入り方、寝かせてあり旨み&甘みが素晴らしく、スッキリとした後味が軽やかです。
⑮剣先烏賊(福井県産)
産卵期は春~初秋、旬は初夏~秋、寿命1年。
青森からインドネシア付近まで棲息。
雌より雄の方が大きい。
夏烏賊や白烏賊(山陰)、赤烏賊(北陸)との別称もあり、釣れ立ての生きている時は白、死んだら赤くなるのが別称の由来。
良く似ている槍烏賊よりも胴が太く、身の甘みも強め。
障泥烏賊>剣先烏賊>槍烏賊という感じです。
寝かせは浅めでサクッとした食感を残した産地らしい手当て、旬の旨みも楽しめました。
⑯赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
今度はシャリと一緒に頂きます。
舌の上で5秒ホールドして旬の盛りの透明感のある上品な甘みと旨みをじっくりと堪能します。
ピュアな赤雲丹を頂けるのが十兵衛さんの夏の醍醐味と言えるでしょう。
⑰甘海老(正式名:北国赤海老、石川県金沢産)
日本海からベーリング海、アラスカ海域まで水深300m~1,000mの深海に棲息。
産卵期は春だが1年包卵、旬は秋~冬。
雄性先熟で生まれて6年までは雄、それから雌に性転換して5~6年生きる。
我々が食べるサイズは全て雌。
全く生臭くなく舌の上で5秒ホールドして頂く。
じわっと甘み&旨みが拡がり至福の時を味わう。
⑱本鮪(宮城県塩釜産)中トロ
夏場なので中トロといえど脂のりは軽やか。
人肌よりも温かめのシャリが、中トロの脂を活性化させ、すっと消えていきます。
⑲蝦夷馬糞雲丹(北海道積丹産)軍艦巻き
日本海側では富山県以北、太平洋側では福島県以北、樺太や千島列島あたりまで棲息。
食べているのは精巣と卵巣です。
産卵期は夏~秋、旬は初夏~夏。
雲丹を頂く時はは5秒ホールド。
ハッキリとした甘みと濃いめの旨み、後味の複雑な余韻が特徴です。
⑳赤雲丹(福井県小浜産)(朝獲れ、明礬無し)
子供の頃、赤雲丹も紫雲丹も海で獲ってました。
漁師さんが漁をしていない海域だったのでメチャクチャ獲れてました。
子供で雲丹を食べたいと思う事もなく、美味しく処置出来ないので殆ど食べませんでした。
今考えたら勿体無いことをしました。
㉑干瓢巻き
海苔の薫りが素晴らしく、赤酢のシャリの美味しさを素直に感じ取れます。
30代まで干瓢って何が良いの?と思っていましたが、この年になると美味しいなぁ、と思ってしまいますね。
㉒玉(甘海老入り)
ふっくら&しっとりの焼き上がり、芝海老に比べると甘さが強い印象的です
このあたりも北陸ならではと言った感じです!
㉓牡丹海老の頭で取った出汁のお味噌汁
牡丹海老の旨みと脂がたっぷりのお味噌汁
生臭さが無いので、多分一度焼いてから出汁を取られているか、物凄く丁寧に水洗いしているのでしょうね。
㉔抹茶のブランマンジェ
抹茶のブランマンジェはお鮨屋さんではかなり遊び心のあるデザートですね。
若い大将らしいフレッシュな感性ですねを
これもルンルンするような一品。
お酒①生ビール
お酒②越前岬 槽搾り 純米吟醸 涼香Sun Rise(福井)
米品種:福井県産五百万石100%、精米歩合:55%
お酒③伝心 稲 清酒 純米 生酒(福井)
米品種:福井県産越の雫100%、精米歩合:65%
お酒④越の鷹 限定 大辛口純米酒(福井)
米品種:福井県産越の雫21%&福井県産五百万石79%、精米歩合:60%
お酒⑤常山 純米大吟醸 特別栽培米五百万石 限定品(福井)
米品種:福井県産特別栽培米五百万石100%、精米歩合:50%
北陸の魅力満載!初冬の幸を味わう♪
12月中旬、お食事会にお誘いを頂き、久しぶりに福井を訪れました。
幹事さま、お誘い下さりありがとうございました。
そしてレビューが遅くなり申し訳ありません。
m(_ _)m
初冬の北陸、海の幸の美味しさがグングン増す時期、ワクワクが止まりません!
今や流通が発達し都会に居ながらにして各地の新鮮な魚介が食べられる時代ですが、わざわざ福井に訪れる理由とは?
そんな探究心と期待を胸にワクワクしながらお料理を頂きました。
お料理は越前蟹スペシャル33,000円?+お酒代+消費税で46,600円でした。
写真に解説を付けております。
ご馳走さまでした。
肴
①〆真鯖【写真撮り忘れ】
②バイ貝(正式名:バイ)【写真撮り忘れ】
③迷い鰹のタタキ
④迷い鰹(ハラス)のタタキ
⑤出汁茶碗蒸し、真鱈の白子掛け
⑥蒸し越前蟹
⑦越前蟹の蟹味噌
⑧越前蟹の蟹味噌、脂のり濃い部位
⑨鮟肝、はまなみそ
「はまなみそ」福井の冬限定の郷土料理。
米麹から作った甘酒に豆麹や醤油、塩漬け茄子、し紫蘇の実、生姜を加えたもの。
シャリは赤酢のブレンドで、堅い~軟らかいの分類でいうとちょうど中間よりもやや堅めくらいかしら?
握りは柔らかく、空気を含みつつも崩れることはありません。
口に入れるとシャリはほどけて、やがて消え去ります。
握り
⑩真鯛(7日熟成)
⑪寒鰆(7kg、6日寝かせ)
⑫真鯵
⑬本鮪(145kg、7日寝かせ)赤身
⑭真鯖(1日寝かせ)
⑮剣先烏賊
⑯せこ蟹のマイクロ丼
⑰牡丹海老
⑱勘八(7kg)
⑲本鮪(145kg、7日寝かせ)中トロ
⑳煮真穴子、竹炭塩
㉑本鮪の鉄火巻き
㉒甘海老入り玉
㉓牡丹海老の頭入り味噌汁
㉔抹茶のブランマンジェ
お酒
①生ビール
②純米大吟醸ルイ カサホマレ35(福井)
③越前岬 槽搾り 純米「越前産九頭竜」限定無濾過(福井)
④早瀬浦 純米吟醸 さかほまれ(福井)
⑤常山 活性にごり(福井)
⑥黒龍 限定品 ESHIKOTO 水仙(福井)
⑦花垣 新酒 本醸造 冬のしぼりたて(福井)
⑧越の鷹 生酒 霞 純米しぼりたて(福井)
【写真撮り忘れ分の解説】
①〆真鯖(福井県産、定置網)
産卵期は春~夏、旬は秋~晩冬
この時期は特に脂のりが良いのですが、北陸だとより一層旨みが強い
日本海は太平洋側より水温が低く、脂の蓄積度合いが高いですね
②バイ貝(正式名:バイ)(福井県県産、底曳き網)
産卵期は初夏~夏、旬は春~初夏
それほど大きな巻き貝ではなく、一般的には濃いめの煮付けで提供される場合が多い
薄味でバイ貝本来の旨みが楽しめました
점포명 |
Sushi Juubee
|
---|---|
장르 | 스시(초밥) |
예약・문의하기 |
0776-24-3080 |
예약 가능 여부 |
완전 예약제 |
주소 |
福井県福井市文京5-17-5 |
교통수단 |
기차로 후쿠이역에서 닛카화학 앞에서 하차. 닛카화학 앞에서 도보 약 10분. 후쿠이 기타 IC에서 차로 약 20 분. 닛카카가쿠마에 역에서 541 미터 |
영업시간 |
|
예산 |
¥20,000~¥29,999 ¥10,000~¥14,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥30,000~¥39,999¥20,000~¥29,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX、Diners、VISA、Master) 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
サービス料10% |
좌석 수 |
8 Seats |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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요리 |
생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
4월 하순, 식사회에 초대를 받고, 다시 스시쥬베에씨를 방문했습니다. 총무, 초대해 주셔서 감사합니다. m(_ _)m 이제 유통이 발달해 도시에 있으면서 각지의 신선한 해산물을 먹을 수 있는 시대입니다만, 준비와 잡기의 기술은 그 토지의 각각의 대장만이라면. 이번에는 에치젠 게도 아카운탄도 아니고 제철의 호쿠리쿠 특유의 벚꽃! 기대해 왔습니다. 요리와 술로 회계는 34,700엔야. 사진에 해설을 붙이고 있습니다. 대접까지 했다. 요리 ①사쿠라비네 ②마코 볶음 ③감새우 ④볶은 9화 ⑤털게 떡《신&된장》의 찻잔찜 부드러운 분류로 말하면 그냥 중간보다 약간 딱딱한 정도. 그립은 부드럽고 공기를 포함하면서도 무너지지 않습니다. 입에 넣으면 샤리는 풀리고 곧 사라집니다. 잡기 ⑨鰆 ⑩가는 물고기 ⑪본 鮪赤身 ⑫금눈 도미 ⑬벚나무 ⑭모란 새우 ⑮마나이 ⑯검 선우적 ⑰나리마 볶썸 ㉑ 된장국 ㉒구마 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ 마지막으로 사족이지만 벚꽃에 대해서. 사쿠라비는 계류의 생존 경쟁에 지는 산녀어의 치어(암컷의 비율이 높다)가 바다에 내려, 2~4년째의 봄에 태어난 강에 소상, 여름은 중류역의 연안에서 거의 먹이를 먹지 않고 계란이 성숙하기를 기다리고, 가을에 산란하는 은색의 체색이 아름다운 물고기입니다. 소상 직전~초기의 사쿠라비는 한여름을 거의 단식하고 보내기 때문에, 초봄에 가장 기름기가 맛있고 맛있다.