中四国で唯一のミシュラン三つ星店です。
食べログの「ブロンズアワード」および「日本料理 WEST 百名店2021」にも選ばれています。
店名のごとく、季節ごとに訪れる楽しみのあるお店です。
秋の訪問です。
松茸の土瓶蒸し
秋と言ったら!これをいただかないと~。
一番最初にバーンと出してくださるのが気持ち良い。
これでまずは一献。笑顔になれます。
お造り
カツオ、ヒラメ、赤ウニ、水イカ
こちらのお店のお料理の印象は「何を食べたのか、はっきりと印象に残る」のが特徴だと思っています。
魚介の産地は瀬戸内海を中心とした地物です。
アワビ 磯の香りが活きてて、めちゃウマい!
こういうさりげない一品にお店の実力が表れていると思います。
碗物 秋を感じさせる輪島塗
サワラ炭火焼、秋ナス
焼物その1 うなぎ白焼き
焼き立てを瞬速で供してくださるので、こちらもすぐに口に運びたい。
熱々なのでヤケドしないようにフーフーしてから。
ワサビを添えて。美味!
一瞬で食べてしまって無くなるのが、はかない~。
でも、それがまた次回の楽しみに繋がるんでしょうね。
焼物その2 これがタイトルにも記載したとおり、日本で唯一ここでしか食べられない食材「広大鶏(ひろだいどり)」!
器も素晴らしい!
ここでちょっと「広大鶏」について説明させてください。
日本の鶏の研究の最高峰はどこでしょうか。
答えは、名古屋大学さん、それから、地元である広島大学さんです(詳しくは「専門料理2021年9月号」に詳しく特集されています。ぜひ買って読んでみてください。)
日本には「日本鶏(にほんけい)」と定められた、日本独自の鶏がいます(主に江戸や明治の鶏)。広島大学さんはこの日本鶏の保有率が、なんと日本一なのです!
日本鶏の多くは天然記念物で、食用にするのは難しいのですが、
なんと天然記念物の日本鶏(江戸時代の日本鶏)と天然記念物外の日本鶏(明治時代の日本鶏)を掛け合わせる事で、逆に新種となり天然記念物じゃなくなる、という合わせ技で誕生したのが、日本の知的財産にも登録された「広大鶏」となります。
なので令和の時代に「江戸・明治の鶏」の味を遺す貴重な味わいなのです。
(そのため、味わい的には「昔の日本の鶏」の味です。また、価格も大変高価で、私も個人的に試験的用途で研究室から1羽購入した事がありますが、1羽が1万円~します。)
ただし、この「広大鶏」は実は親鶏(種鶏)で食用用途ではなく、
一般的には2022年4月以降に広大鶏の子が「東広島こい地鶏」の名前で食用地鶏として販売スタートされる予定です(広島県で唯一のJAS認定地鶏)。その日が今から待ち遠しい!
~という状況なのですが、実は、日本全国で唯一軒だけ、この広大鶏を味わえるお店があります!
それが、中四国地方で、唯一のミシュランガイド三つ星店の「季節料理なかしま」さんという訳です。
広大鶏の開発研究元が、認知向上や食味研究の一環として、唯一試供を許しているので、特別に味わうことができます。
(なので期間限定の可能性もあります。食べられるのは、今しかないかも)
しかし広島に、日本一の鶏の研究施設と研究者さん達がいて、江戸・明治の日本の鶏を復興させてるなんて、全然知られていないのが、もったいない。ぜひ知っていただきたく、書き添えた次第です。
とてもSDGsな取り組みで、2020年以降ミシュランガイドも「グリーンスター」を掲げてサステナブルに取り組む飲食店さんを評価されていますし、
正に三つ星店ならではの、「単に食事を提供する」だけでなく、日本の食の未来まで考えた取り組みだと感服する次第であります。
余談が長くなり、すみません。。
焼き物の感想ですが、噛み締めてジワッと美味い滋味!
現代人の嗜好に合わせて、柔らかく食べ易く~と品種開発されてきた現代の鶏との違いを、ぜひ確かめてみてください。
鶏界の見島牛みたいなものです。
広大鶏の二品目 にゅうめん
広大鶏のガラ等で煮だしたスープに、広大鶏のつくねが入っています。
つくねには皮が混ぜ込まれており、食感が楽しい!
写真の笑顔の男性は、広大鶏を開発した竹之内農学博士です。余談ですがWikipediaの「ニワトリ」のページの多くは彼により執筆されていますので、ご参考までにどうぞ。(ちゃんと論文引用して執筆されてます。)
定番のレンコン饅頭。
鶴と亀の縁起の良い器でおもてなし。
鮭の土鍋ご飯。
自家製のイクラを合わせて。
自分でイクラをかけて食べるアプローチが、また楽しいよね!
お漬物に、キノコのお汁も旨し!
ごはん3杯おかわりしてしまった。
このお店に来ると、本当に食事が楽しいから、食欲も増してペロリと食べてしまう自分に驚く。
シャインマスカット大福。
今回も美味しかった!満足!
全てが「ほどよい」、ちょうどぴったり心地よい満足感。
これが絶妙のバランス感で、自分にしっくりくる。
安定感がすごくあるお店だと思います。
飲食店って生き物なので、ブレがあるのが当然なのですが、
例えば、「広島の美味しいお店」って、この「ブレ」がけっこうあるお店も多くて、
ある日はすごく良かったのに、ある日はあれれ??ってことが、ままあります。
こちらのお店は、それがあんまり無くて、いつも一定以上のレベルを保ち続けてらっしゃる印象です。
って文章でサラッと書くと簡単そうに見えますが、これってめちゃ大変で、凄いこと!
「一定以上のレベルを常に保ち続ける」
個人的には、これが中四国唯一の三つ星の風格でありプライド、だと思っています。
接客やおもてなしも、根幹にある考え方として「親切であれ」と考えていらっしゃるように思う。
人によってはそれをあえて歪んで受け止める残念なお客様もいるようだが、それは、その人は店と相性が合わないのだと私は思っている。
本投稿はブログ記事を転載しています。
↓転載元ブログです。広島グルメが1000軒以上!こちらでは写真などもっとたくさん掲載しています。
ぜひ読んでみてください。→ http://syokuki.com
インスタはこちら→ https://www.instagram.com/syokuki.com.hiro/
ツイッターはこちら→ https://twitter.com/syokuki_com
数年来、私は「食べログ」というツールとの向き合い方をたびたび考えてきた。
その変遷は、プロフィールを見ていただくとして。
今また、自分なりに考えるところがあって、
また新しく食べログと向かいあってみようか、と考えている。
さて。
近年は「食べログアワード」や「百名店」という表彰制度が取り入れられ、
それに影響を受けるお客様も多くなってきた、というのは、紛れもない事実だろう。
食べログさんの企業努力だと思い、素直に感心している。
人によっては「ミシュランより食べログの方が信頼性がある」とおっしゃるほどだ。
そんで、私は、広島の飲食店さんが、もっと世間に評価されて欲しい、と願っている。
先日、なにげなく「食べログアワード」のページを読んでいたら、
「そのお店に何度も通ったレビュアーからの投票が受賞に大きく影響する」というような説明が書かれていた。
ほー、そういう仕組みなのね。
私は、今まで、何度もこちらのお店に食べに来ているのですが、
あえて、食べログには投稿していません。
私なんかがレビューするのは、おこがましいな、と思って。
他にも、広島のお店さんで「行ってるけどレビューしてない」というお店がいくつかあるのですが、同じ理由です。
「私なんぞがレビューせんでも、既に万人に認められているお店ではないですか」という事です。
話は変わって、今、広島には「食べログアワード」の「ブロンズ」はあるのですが、
「シルバー」以上の評価を受けてらっしゃるお店がありません。
なぜ???
なぜ?と言ってても、しゃあないので、自分なりに出来ることを行動にしていこうかと。
食べログさんが世間に向かって「アワードは何度もその店に食べに行ったレビュアーの投票を重視する」と公表されてるので、
それを私なりに解釈すると、
つーことは、私が季節料理なかしまさんをシルバー以上に推したい場合には、
何度も食べに来た事を、いちいち投稿して証明せなあかんのか~、と思った訳です。
正直言って、投稿をするのは、くそめんどい。(上述した理由で、私なんぞがこの店をレビューするのは・・・という思いがあるので、筆が重いのです。。。)
でも、それ以上に、この店が好きなので、もっと世間に高く評価されていただきたいと思うし、自分なりに応援したいので、初めてレビューを投稿するに至った次第です。
という訳で、夏の訪問です。
上述したように、そもそもレビュー目的で訪問していないので、
写真もそのつもりで撮っておりません。
良さそうに撮れた写真だけ載せます。
コースはおまかせで、9~10品前後が供されたと思います。
夏と言えば~の、鮎が大変良かったです。
暑い時期なので、冷たい麺料理が供されました。
コースの中で、気分がスッキリ替わって良いものです。
フレンチのお口直し的な存在。
スペシャリテのれんこん饅頭。
これは、何度となく通っていく内に、癖になるというか。
「今日のなかしまさんをこれで確認する」という為のお皿かな。
〆のご飯。この日はハモ。
先の鮎と、こちらのハモで、ちょうど季節の移り変わりっすね~。
刻まれた青シソがたっぷり乗って、ラストなのに食欲が増しました。
いつもお替わりして食べてしまう。
なんだろう、安定感がすごくあるお店だと思います。
飲食店って生き物なので、ブレがあるのが当然なのですが、
例えば、「広島の美味しいお店」って、この「ブレ」がけっこうあるお店も多くて、
ある日はすごく良かったのに、ある日はあれれ??ってことが、ままあります。
こちらのお店は、それがあんまり無くて、いつも一定以上のレベルを保ち続けてらっしゃる印象です。
って文章でサラッと書くと簡単そうに見えますが、これってめちゃ大変で、凄いこと!
「一定以上のレベルを常に保ち続ける」
個人的には、これが中四国唯一の三つ星の風格でありプライド、だと思っています。
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人によってはそれをあえて歪んで受け止める残念なお客様もいるようだが、それは、その人は店と相性が合わないのだと私は思っている。
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점포명 |
Kisetsu Ryourin Akashima
|
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장르 | 일본 요리 |
예약・문의하기 |
082-225-3977 |
예약 가능 여부 |
완전 예약제 |
주소 |
広島県広島市中区東白島町10-4 TOHAKUビル |
교통수단 |
히로시마 전철 9호선 시라시마선 「시라시마역」 하차 도보 3분 하쿠시마 역에서 164 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥15,000~¥19,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥20,000~¥29,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX、Diners、VISA) 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
5% |
좌석 수 |
14 Seats ( 카운터 8석, 테이블 1탁(4명~6명)) |
---|---|
개별룸 |
불가 2015년 개보수로 개인실은 사라졌습니다. |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 인근에 동전 주차 가능 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
---|---|
요리 |
채소 요리를 고집함,생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
아이동반 |
중학생 이상 |
드레스코드 |
불필요 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2006.11.17 |
都会の「名店」と評される店に、行けば行くほど、
逆に、広島のなかしまさんの凄さが、より解るようになった。
この店が広島に在る事を、改めて、素晴らしいな、と思う。
今回も、唸らされた。
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