공식 정보
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점포명 |
RESTAURANT SALT(RESTAURANT SALT)
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장르 | 이노베디부 요리、프렌치 |
예약・문의하기 |
050-5600-9668 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
3歳以下のお子様のご入店をお断りしております。 |
주소 |
埼玉県さいたま市浦和区高砂4-4-19 TACビル1F |
교통수단 |
JR “우라와역” 서쪽 출구에서 도보 12분 우라와 역에서 937 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥15,000~¥19,999 ¥6,000~¥7,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥15,000~¥19,999¥6,000~¥7,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
서비스료 / 차치 |
個室料、お一人につき1,100円を頂戴いたします |
좌석 수 |
26 Seats ( 연회·파티시 입석:26명 착석:26명) |
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개별룸 |
가능 2인 가능、4인 가능、6인 가능 초등학생 이하의 어린이는 개인실의 안내가 됩니다. 개인실에서 식사를 하시는 분은 1인당 1,100엔을 받고 있습니다. |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인 이하 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 인근에 동전 주차 가능 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,외인이 있음,엄선된 와인 |
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요리 |
채소 요리를 고집함,생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
숨겨진 레스토랑 |
서비스 |
축하・서프라이즈 가능,음료 지참 가능 |
아이동반 |
어린이 가능(초등학생 이상 가능),어린이 메뉴 있음
3세 이하의 어린이의 입점을 거절하고 있습니다. 초등학생 이하의 어린이는 개인실의 안내가 됩니다. 개인실에서 식사를 하시는 분은 1인당 1,100엔을 받고 있습니다. |
드레스코드 |
없음 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2019.2.14 |
전화번호 |
048-829-7205 |
「もう26だよ」
「何言ってるの、まだ26じゃない、アタシなんて50だもんね」
「えっ・・・」
予定時刻よりやや早く到着し、予約の旨を告げ、カウンターに腰掛けて待っていると彼女は数分後にやってきた。
「26」だの「50」だのの数字は年齢のことだ。
近所に住む娘の、結婚して初めての誕生日。きっと記念日は婿殿にきちんと祝ってもらうだろうと、彼女のためのちょっとした食事は今年はここに決め、誘った。
先ずはアルコールかそれ以外かと聞き、ノンアルの中から選んだスパークリングで乾杯。
お茶がベースなので甘すぎず、良い間合いで食事に沿ってくれた。
料理が始まる。
ナプキンリングの役をするドーナツ版の上の小さな前菜は鶏レバー×りんご。
「針を落として、演奏が始まる」とのこと。
レコードを知らない世代(20代)にとっては新鮮、知る世代(50代)にとっては懐かしい。
クルトンの軽さの上、先ずは酸味に鶏の濃厚な食感と脂の質量の順で。
「バランスがいいよね」
「それに後味が爽やか」
「レコード、知ってる?」
「う~ん、DJのしてるやつ?」
「ばーばがいっぱい持ってるから今度みせてもらおうか」
そんな、序曲からの始まった組曲を味わう。
次にオレンジカリフラワー×毛蟹。
ここでちょっと「しまった」と思った・・・メニューに蟹がある。予約のところに最近はよくある「苦手食材やアレルギーなど」などの詳細フォームが無かったので避けている旨を伝えることをしていなかった。これは私がうっかりしていた。
娘を妊娠中に私は突然蟹が食べられなくなり、その後も敢えて食べなくなって久しい。
よくある悪阻とセットで食べられなくなるやつで、それまでは食べられたけれど産んだら元通りのはずのやつ。でも、好んでは食べなくなった。
大丈夫ではあるけれど避けていた食材を、久しぶりに口にした・・・あ、美味しい。カリフラワーのとろとろと一緒になると尚美味しい。ああ、私、蟹、また大丈夫になった、食べなくなって久しい原因となった当事者の娘はそりゃあ旨そうに食べている。
「蟹、美味しい」
「アタシはあんたのおかげであまり食べなくなったけどね」
「うえ~また金沢行って蟹食べたいよう」
「行って来ればいいじゃんか」
「なかなか休みが長くとれないんだよね」
聞けば夫婦で金沢に行った際は行の「かがやき」の中、二人でパソコンで仕事しながら移動だったそうな。お役目ごくろうさん。
深谷の葱はとろとろくたくた。
繊維に逆らってナイフを入れ、ねっとりをシンプルに丸ごと。塩味だけでもよさそうだけど、上掛けされた鴨脂がいい。
「葱好き」
「うん、ママも好き」
意見一致。
更に牛肉×卵。
卵はたまにウチの近所の肉屋で買う川島町の濃くて美味しいのと同じのだった。黒舞茸の香りがすごく良い。
ぺろんと大きな牛肉に絡め、更に下のリゾットとまぜこぜにして。醤油がきゅっと味を決め纏めている。
魚はひらすずき。淡白なスズキ、グリルされた濃い味のブロッコリーとあわあわソースのおかげで物足りなさが無い。
ブリオシュのパンでちょいちょいとソースを掬っては食べ切った。
メインの肉は鴨にしてもらった。
皮目のこおばしさが堪らない。火入れも見事。濃厚なソースもいい。
ふっくら椎茸、ぱつっと潤いたっぷりで福々しい。
ねっとり玉葱、塩味の小さな慈姑。
「慈姑はおばあちゃんがお正月のにするのが上手だったのよ」そ、この子にとってはひいおばあちゃんだ。
デザートはクリーミーなとろとろにハーブで香りづけをした蜜柑、シャーベットにうす張りの軽快なチュイール。
「ママ私、この白いやつ永遠に食べられるかも」
「だよね、これだけおかわりほしいかも」
二人できゃあきゃあ言いながら。
ミニャルディーズはフィナンシェとカヌレ。
フィナンシェはやや軽さ先行の印象だったけれど、チョコレート風味のカヌレ小さいながらもはガトーショコラのような濃厚さ。
紅茶をいただきつつ、話は尽きない。
「クリスマスは?」
「ママは20日から年末までずっと仕事、かきいれ時だからね」
「彼とね、去年ママと行った入間のお店に行くよ」
「いいなあ、そうしたらここもまた婿殿と一緒に次はいらっしゃい」
つやつやの頬、つるつるの長い黒髪、さながらファン・ビンビンのような長身のアジアンビューティーは自前の睫毛をぱたぱたしながら話す。そこに仄かに奥様感が出て来た。そうね、もう26、だものね。
きっとまた、夫婦二人でこちらのお店も利用するようになるのだろう。
そして「一緒に行って来たよ」の話を嬉々として、話してくれるのだろう。
車の中、JVKEの「golden hour」を聴きながら夕日に向かって航空公園駅の側まで彼女を送った。
I don't need no light
To see you shine
幸せそうな彼女の気持ちを更にふくよかにしてくれる、親子として過ごす貴重な時間を演出してくれたお料理に感謝。