ここは水天宮ではなくエリゼ宮?オーセンティックなフレンチ!
初訪。色々な評価を前もって読んでしまい、結構クセの強い店という印象を持ってうかがいましたが、まったくの杞憂でした。
シェフはとても穏やかに謙虚に、それでいてとても熱っぽく色々なお話を聞かせてくれます。話題はフランス料理に限らず、プルーストのマドレーヌからすきやばし次郎のタコ揉みまで、縦横無尽。あっという間の3時間でした。
しかしなによりもまず、料理が素晴らしい。一皿ごと、しっかりとした量と質を味わうことができるオーセンティックなフレンチです。
しかも緻密で繊細。さいまきエビのアメリケーヌソースに合わせたホワイトアスラガスの美味いこと。ガルニもどれも美味しく、初めて名前を聞く色々な野菜が味の豊潤さを押し上げる…。
ドーバーソールのウィーン風も、上身と下身にチーズを挟んだ手が込んだもの。添えられた水蛸も絶品。素材の味だけで、ほとんど調味してないとおっしゃってましたが、俄かには信じられないほど。これに合わせるレンズ豆が溶け込んだソースもまた絶品。もう皿のソースを綺麗に拭うため、あっという間に大振りの自家製パンが消えてしまう…。このパンがまた美味いんです。結局、私は4切れもいただいてしまいました。
メインは鳩とラムを選択。我々の食いっぷりに気づかれたのか、「シェアされるでしょうから、ラムは少し大きめにしました」という優しい心遣い。鳩は蝦夷鹿のソーセージを挟んで黒キャベツを巻いたものですが、足の先の皮までパリッと塩味が効いて焼きあげられている丁寧さ。意地汚く隅々まで食べてしまう…。
ワンオペのシェフに申し訳なく、行儀悪くささっと自分たちでプレート交換しようかと思ったのですが、気配を察して、さっと飛んでこられ、カトラリーも替えていただくサービスのよさ。連れの頼んだロゼール産のラムのもも肉の仕上がりがこれまた絶妙で軽く悶絶…
これにとんでもなくフレッシュなブリア・サヴァランとコンテ24ヶ月もののチーズ2種がつき、素晴らしいデザートが続いて、税込13,000円というのは、もうこちらが心配してしまうほど。しかも、なんとサービス料をチャージしないのですよ。
これを1人でこなすシェフの働きぶりには、自堕落な昨今の我が身を顧みて、圧倒される思いでした。大袈裟ですが、仕事に対する覚悟とか矜持といったことを帰り道に考えてしまいました。道に迷う若者にいいから黙って食べな、と言って連れて行きたくなるようなディナーです。
ご馳走様でした。ぜひ、またお邪魔させていただきます。
점포명 |
AMPHY CLES(AMPHY CLES)
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장르 | 프렌치 |
예약・문의하기 |
070-4118-4393 |
예약 가능 여부 |
완전 예약제
前日までの要確定予約となります。 |
주소 |
東京都中央区日本橋蛎殻町1-19-1 1F |
교통수단 |
半蔵門線「水天宮前」駅より徒歩5分 스이텐구마에 역에서 231 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥10,000~¥14,999¥10,000~¥14,999
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지불 방법 |
카드 가능 전자 화폐 불가 |
좌석 수 |
10 Seats |
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연회 최대 접수 인원 | 10명 (착석) |
개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 近郊にコインパーキングあり |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간 |
음료 |
외인이 있음,엄선된 와인 |
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이럴 때 추천 |
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위치 |
독채 레스토랑 |
드레스코드 |
男性女性問わず、エレガントカジュアル推奨。 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2021.11.29 |
前回のメインでいただいた鳩とラムが、本当に
美味しくて…。
長男も加えた家族3人で、半年振りに再訪です。
フレンチのコースって、やはりメインに頂点が
あって欲しい。前回も今回もこちらのメインは、
質、量の両面において、決めるべき時に
決定打を放つ主軸打者のスケール感があります。
たださえワンオペで大変だと思うのですが、
ロゼール産の仔羊、スコットランド産の山鶉、
ガリシア産の黒豚、の3種のメインが
用意されています。
しかもテーブル毎に揃えてとか、残念なことは
言われません。
長男と私はペルドロー、家内はラム。
山鶉、うっま!
口に入れた瞬間に感じる、鶉の脂の香りの芳しさ、
ジュのソースのフレッシュ感、
皮目の焦げから生じた絶妙な旨味…
思わず、うっとりします。
これに先立つ魚の皿は、ヤガラのポワレ。
上品な白身に、ソースに忍ばせたクミンの香りが
とても合います。
その他の皿もアミューズからプティフールまで、
ソース、ガルニも含めて完然としており、
全く弛緩しない。
謙虚なシェフは形態を研究室と呼びますが、
料理の様式はどこまでもAuthenticなフレンチ。
まるで三つ星のグランメゾンの厨房にこっそり
招き入れていただき、豪奢な食事を傍で
頂いているような感じです。
この形態と様式のアンバランスな魅力が与える
親密な雰囲気とゆったりとした満足感は、
とてもユニークで、唯一の魅力を感じます。
また近いうちに、再訪したいと思います。