カジュアルに、クラシカルに、丁寧で洗練されたフレンチを楽しめる。 : Terroir kawabata

再訪。
前回のランチが素晴らしくよかったので今回はディナーで。
当日予約のため、¥8500のデギュスタシオンコースは無理とのことで¥5500のコースにパイ包み(+¥1000)をお願いしました。こちらのパイ包みも公式では2日前までの予約との事でしたが、当日でもお願いできました。

年始は1/6or1/9から営業されているお店が多く、レストラン難民になりかけているところに、食べログのネット予約の空席情報は明確で大変わかりやすく助かりました。

赤かぶのアミューズから始まる五皿構成。
スペシャリテのスモークサーモンとパイ包みは前回ランチでも頂いており、選べるメインの一皿も前回頂いているため違う鴨の一皿を選択。
コース内容は被るところもあったのですが、前回同様、その美味しさに悶絶。

ジャンボン・ペルシエは自家製のハムとパセリのゼリー寄せ。豚足と鶏からスープをとっているため、そのゼリーすら深い旨みとコクがあります。

そしてメインの鴨も、ふっくらとした身の美味しさを存分に味わい尽くせるような火の入れ方で非常に美味です。しっかりめのソースに、粒マスタードのアクセントもあり、やはり唸らせられます。¥5500のコース内容とは思えない素晴らしい内容です。

少々お酒を頂きすぎたのか、お会計は二人で¥25000弱。

新年のレストラン初めとしては満足の幕開けです。また是非伺いたいと思います。

休日ランチで訪問。
秋葉原と御茶ノ水の間くらいに位置するビストロ。
ボキューズドール2003の日本代表も務められた川端シェフのお店とのこと。

シェフのおまかせコースで。
事前にポワソンはこちらのスペシャリテであるパイ包み焼き(+¥1000)を頼んでおいてくれた。

オードブルと、ヴィヤンドは選べたのでそれぞれ自家製スモークサーモン、牛頬の赤ワイン煮を選択。

コース構成は以下。
「アミューズ・ブーシュ」ナスとトマトのラタトゥイユ風
「オードブル」自家製スモークサーモン
「オードブル2」ホワイトアスパラガス桜海老のオランデーズソース
「ポワソン」真鯛のパイ包み焼き
「ヴィヤンド」牛頬の赤ワイン煮
「デセール」グレープフルーツの寒天
「デセール2」ヨーグルトムース
コーヒー、プティフール


アミューズは出汁を効かせた和風のラタトゥイユ。優しい味わいで、スッと胃に落ち着く。
自家製スモークサーモンは冷燻という手法で熱を加えることなくスモークしているとのこと。そのためフレッシュな状態のまま、サーモンが一段階旨みを増している。
燻製香はやや穏やか。下処理はスターアニスで臭みを取っているため、非常に瑞々しいのに嫌な感じは皆無。付け合せのピクルスと合わせてもちょうどいいし、お店の方からバケットにバターとサーモンを挟んでも美味しいとのこと。(サンドイッチ大好きでよく食べるけど、これは贅沢すぎてなんか勿体ないね)

3皿目のホワイトアスパラガスがやばかった。
オランデーズソースに、桜海老の風味がしっかりと移されて濃厚で芳醇。ホワイトアスパラにすごくよく合っていて、桜海老の食感も邪魔することなく、全てがベストマッチ。
これ大好き。
グラスワインがごくごく空いちゃう。

パイ包み焼きも、これだけの野菜と魚介が詰まりながらもバランスを崩すことなく、主役の真鯛が負けてない。
パイ生地もさっくりとしていてしっかりバターの風味も感じるのに重たくない。
サフランソースも絶品。

お肉はクラシカルな調理法。ベーコンも自家製、キャラメリゼされた玉ねぎも甘みが強く、ソースも美味。
合わせていただいたブルゴーニュワインがスッと口の中を軽やかにしてくれて、最後まで美味しい状態でいただけた。


終始楽しく美味しく、すごくいいお店でした。ごちそうさまでした。