当店でしかいただけない？「江戸料理」を堪能。 : Edomae Shibahama

ディナーで訪問。
数日前に予約しました。

【ポイント】
○シンプルさが特徴の「江戸料理」を提供するお店
○ミシュランガイド掲載店
○気持ち良い食後ではあるが、物足りないと言わざるを得ない

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*オペレーション：ツーオペ
*客層：グループ
*支払い：カード可
*チャージ、サービス料：なし
*ネット予約：あり。一人可
*ランチタイム営業：あり
*一人訪問：可能
*Google評価：4.6
*食べログ現状評価と印象：3.77
少し高すぎる印象


【店舗概要】
2023日本料理TOKYO百名店です。
2024ミシュランガイドにもセレクテッドレストランに選出されています。

日本料理の中でも「江戸料理」を振る舞うという珍しいお店です。

駅からは少し歩きます。
大門からでも行けなくはありませんでした。


【雰囲気とサービス】
カウンターとテーブル席があります。
カウンターの席間隔は普通目。
店内全体としては広々とした空間になっています。

カウンター内にも調理できるスペースはありそうでしたが、簡易的なもののようで、全ての調理が店内向かって左側にあるキッチンで行われておりましたので、カウンターでも調理風景は見ることが出来ません。
珍しい造りと思います。

店主と店員さんのツーオペです。
おそらく御夫婦なのでしょうか。

店員さんも常にカウンターの近くにいるわけではないのですが、こまめに気を配ってくださりました。

お店の人と会話を楽しむというよりは、一人でお料理に向き合いしっぽりと飲んだり、グループでの利用に向いたお店と思います。


【オーダー内容とコスパ】
16,500円の芝浜コースを予約していました。

ドリンクは、日本酒を2合。
お酒も江戸東京の蔵のものがメインです。

お料理は以下。
○菜の花　豆　数の子　金時人参　江戸味噌
○平目のお刺身
○牡蠣のしぐれ煮　金柑
○海老のしんじょうのお椀
○海老芋と筋子
○鰆の味噌漬け焼き
○鴨肉のロースト
○鴨出汁で炊いた大根
○白ご飯とマグロ
○甘納豆

品数はそこそこですが、原材料を考えるとコスパはまずまず。


【感想】
江戸料理はかなりシンプルでした。

素材も派手さはなく、そのものの味を楽しむようなお料理です。
胃もたれしないような内容でした。

最初の一品は、年始だったこともあり、おせちにあるようなお料理が。

豆は、江戸味噌を付けていただくのも良いとのこと。
この江戸味噌は味に深みがあり、何とも言えない美味しさがありました。

平目のお刺身は、紅白なますを挟んだりしていただきます。

牡蠣のしぐれ煮は、この日の中では比較的味がはっきりしていました。

ふわふわの海老のしんじょうのお椀はシンプルに美味しい。
出汁は控えめで、海老の風味をしっかり感じます。

海老芋と筋子は、ちびちびとお酒をやりながら。

鰆の味噌漬け焼きは、最初の味噌とは別の江戸味噌で仕込んだとのこと。
江戸味噌にも色々あるようです。
味が染みており、焼き加減も良かったです。

青森県産の鴨肉のローストは、しっとりした仕上がり。
こちらもシンプルで、塩とすだちだけでいただくので、少し匂いは気になりました。

次の鴨出汁のお椀は、上品ながら出汁の香りと味わいがしっかり出ています。
大根の炊き加減も、強すぎず良い塩梅。

最後の食事はマグロと白ご飯。
ストレートですね。

ただ、ご飯のおかわりを聞かれましたが、どうにもマグロがそんなにたっぷりあるわけではないので、お茶わん1杯の規定の量で止まりました。

デザートは甘納豆。
ねっとりと、そして甘みもしっかり感じました。

食後が気持ち良いコースでした。

年末年始の暴飲暴食後でしたので、コンディション的にはちょうどよかったのですが、普段の贅沢ディナーに持ってきていたとしたら、心身ともにちょっと物足りない結果になりそうと言わざるを得ないかもしれません。