武骨なる極太蕎麦
山形県の東根市にある蕎麦屋さんです。
知る人ぞ知る、インパクトある極太の蕎麦を提供しており、好きか嫌いか、好みが極端に分かれるお店かと思います。
席に着く前に、カウンターで注文しなければいけませんので、予めメニューを決めておくと、良いです。注文すると、番号の記されたプレートを渡されます。
■頂いたメニュー
・鳥そば ¥780
・もり天 ¥780
2015.2【鳥そば】
温かい鳥そばを注文しました。
武骨な極太の蕎麦が器の中で、のたうち回っているかのような姿を晒しています。
蕎麦は、食べると蕎麦の味しかしないほど、汁の存在感が薄れています。
この噛みごたえは、ここでしか味わえない強烈な個性を暴発しています。蕎麦に負けじと、鶏肉やネギも、武骨に分厚いです。
汁もぎっとりとはしておらず、最後に割湯を足して飲んで締めとなります。
途中で、沢庵をかじりながらも、最後まで、蕎麦の味に飽きなければ、良い充足感を得られるでしょう。また、頑張り過ぎると顎に疲労を伴うので、注意しましょう。
2014.7【もり天】
もり天を注文しました。
極太の盛りそばと、ごつごつとした掻き揚げが到着しました。掻き揚げがでかい上に冷めているのでガツガツに硬いです。そのまま口に頬張れば、口腔内にダメージを受ける危険性があるので、注意しましょう。冷めたものを出されたのかとがっかりしましたが、どうやらそれが標準のようです。
점포명 |
Ise Soba
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종류 | 소바 |
0237-42-3047 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
山形県東根市大字野田1779 |
교통수단 |
사쿠란보히가시네 역에서 1,972 미터 |
영업시간 |
영업시간/휴무일은 변경될 수 있으니 방문 전에 점포에 확인해주시기 바랍니다. |
가격대(리뷰 집계) |
~JPY 999JPY 1,000~JPY 1,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
개별룸 |
불가 (없음) |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 (없음) |
금연・흡연 |
금연 |
주차장 |
가능 (있음) |
이럴 때 추천 |
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山形県の東根市にある蕎麦屋さんです。テーブル席(6)、座敷席(10)、囲炉裏席があります。玄関に入って左手のカウンターで注文と会計を済ませてから、座席への案内があります。PayPayが使用可能です。水はセルフです。
◼️頂いたメニュー
・天そば ¥900
2021.12
一度行けば、しばらくは行かなくてもイイけど、また行きたくなる不思議なそば屋が伊勢そばさん。前回訪問時からしばらく経過してしまいましたが、そろそろ禁断症状がうずき始めてきたので、久しぶりにお店へと訪れてみることに。実は、何度か訪問すべくお店の前を通ったりはしていたのですが、臨時休業や、開いていても行列が続いているなど、あれよあれよと数年が経過してしまったわけで。
当店は、行ったことがある方なら理解できると思いますが、一年分の蕎麦をこの一回の食事で食べたぐらいの体感があるというもの。そんな経験に近いことを体験したことがあるからかもしれないが、それがある種のトラウマ的快感に近い形で脳裏に焼き付いてしまうので、またいつかリベンジしてみようと思うわけ。
何がそんなに人を魅了するのかと言えば、私の経験を踏まえた中で挙げるとすれば、伊勢そばは半端なく太くて硬い。その上量も多いので、噛む力を相当要することとなり、まず顎がガクガクになってやられる。さらに追い打ちとして名物の天ぷらはゴリゴリの硬さ。食えば刺さる。何も知らずに口に入れると返り討ちに合う魔性の天ぷら。
だからこそ病みつきになる人がいる。攻略する戦略性を要するから。
ということで、この顎がやられるくらいの蕎麦とゴリゴリの天ぷらを頂くべくやってきたのだが、メニューを確認してみたところ、どうせだったらまだ未食のものでもと思い、選んだのは【天そば】。温かいけど天ぷら付いているし。
中に入り左手のカウンターで、兄ちゃんが待っていたので【天そば】を注文します。支払いはPayPayにて行うと、番号付きのプレートを渡され、座る場所まで案内してもらいました。以前来た時よりも、だいぶ接客が柔らかくなった感じ。
4人掛けのテーブルに一人で座れたのは、コロナ対策のためのよう。座席は多くあるので、次から次へと来る客にも対応可能なよう。一人待つこと15分ほどで蕎麦は配膳されました。
【天そば】
大きな丼ぶりにたっぷりと満たされた極太そば。その上に鎮座されているのがゴリゴリ天ぷら様。その周囲には緑のネギがたっぷりと盛られているスタイル。
にしても、思っていたよりも、ずっと温かなおそばに仕上がっており、天ぷら様も出来上がってしまっているもよう。とりあえず、箸をとり、丼ぶりの中にブスッと差し入れて蕎麦を持ち上げてみれば、野太いそばが数本捕まえられた程度。
それをパクっと頂けば、あの頑固な硬さの蕎麦が見る影もなく、なんて食べやすい柔らかさ。汁を吸って旨みが口内に溢れるも、なんだかとても拍子抜け。まぁ、それでも、濃厚な蕎麦の風味と味わいが変わるものではもなく、強烈な蕎麦感で満たされます。
摘まんでも切れて伸びない蕎麦をひたすらに口へと掻き込む作業。ついていたわさびと一緒に食べれば、甘じょっぱいスープと辛いワサビのコラボが味に幅をもたせてくれるというもの。こうした味変を加えることによって、より長く蕎麦を楽しめるというもの。
ついで、半分ふやけてしまっている天ぷら様も、汁に浸かっていないところは、まだ硬さは健在。その部を摘まんで頂けば、確かにゴリゴリの硬さ。しかし、温かいスープでふやけた天ぷら様も、旨みを吸って食べやすくなり、安全で美味しいもの。このボリュームを普通に楽しめるというのは実に素晴らしい発見。
蕎麦を平らげ、天ぷらも食す。その勢いでスープをも直飲みでごくごくとイケる。さらにお店のお姉ちゃんが「蕎麦湯です」と持ってきてもらったのは良いけど、丼ぶりにそば湯はキャパオーバーでノーサンキュー。
もう、お腹がパンパンで苦しい。
殺伐とした伊勢そばも、温かくなると随分と丸くなるものだと発見した令和3年の冬。冷たい蕎麦がハードモードなら、温かい蕎麦はイージーモード。多くの方はハードモードに挑み顎が砕ける。それが当たり前かのように皆は洗礼を受け入れる。
これで、あと暫くは食べなくてもいい気分。でも、今度は殺伐とした蕎麦と天ぷら様に挑戦してみたいものだと、改めて決意するところでもある。
ご馳走様でした。