こんなに黒いうどんスープは・・・どこ出身なのかなぁ～ : Kaeru ya

くるめ食の八十八ヵ所巡礼の旅2014

の「うどん」15軒中、夜営業だけの店以外は　
こちらが最後の１軒。

場所を見つけることからはじめ
定休日以外の臨時休業に合ったり
開店時間が２度も変更されたり

それなのに、駐車場代もかかってしまうので　
足も気持ちも　遠のいていました。

しかし、ヒトサラに載っていた
店長のコメントを見て
また、行ってみようという気になって。。

先客は、なし。
狭い店に入ってみると　人の姿はないが
「いらっしゃ～い」の声

の後、店長が現れる。

うどんを大いに期待するとところは
かけうどんを食べてみたいんですが
ここは、理由はなしに
「肉ごぼううどんをお願いします」
と言ってしまった　自分の口。

待つ間に店内を見ると、まーまー蛙がいっぱい。

むか～しむかしの友人に　
蛙と判断できるものすべてに拒否反応する子がいたなぁ～
彼女はここに入ることも、店の前に来ることもできんやろうなぁ～
などと思い出したりしていたのでした。

うどんが到着しました。
写真で見るより、実際に見る汁の黒さはすごい！黒い！
あああ、どっかにも汁が黒いうどん屋さんがあったよな～
どこだか忘れたけど、それより黒い。
この時点で　ちょっと後ずさり

まずスープを味見してみると　
見た目から想像した通りの味。。。
この辺にはない感じのスープ
東京のうどんの汁は真っ黒と聞くが、こんなのなのかな？
糖分と醤油の味がガンと出てて
この汁で肉じゃがや親子丼とかもできそうなくらいの濃さ

こちらのお店の看板食材であろう肉担当の
大き目の豚肉は一見　おお～食べ甲斐がありそう　
と　そそられるんですが
しっかり煮込まれていて
缶詰の鯨肉や牛肉みたいな味の染みようと身のほぐれかた
なんだけど
豚肉らしさがよく主張するというか　うどんに乗ってなくていいかな～
牛肉の肉うどんに慣れててそのつもりで食べる人には
賛否両論ありそうな感じです。
豚肉だよ～～って思って食べないと　
豚肉の「味」を　「臭み」と　誤解するかもしれない

ごぼう天は、ごぼうもやや厚みがあって、衣もサクサクなのに
強烈な汁に負けてしまって　ごぼう君がいてもいなくても
変わりないような感じ
汁に浸ってしまう前に食べればおいしいごぼう天かも。

一緒に乗っかってる半切りのゆで卵は
要るか要らないかを聞かれたら「要らない」ですが
乗ってて　嫌だなぁと思うほどではないです。

が、もやしは、ないほうが良かったように思います。
もやしは、好きです。ラーメンやチャンポンには必須です。
でも、私はここの汁にもやしを入れると
もやしの水くささが　気にしなくていいのに気になってしまった
ここの汁の味と　この日のもやしの茹で加減の相性だったかもしれない

麺は、最太麺でした。
土俵うどんより太いかも？
こちらの汁には、これくらいの太さがあうのかもしれません。
が、食べにくい。

店長さん曰く（ヒトサラより）
「うどんが好きで、いつの頃からか自分の店を持ち、多くの人に食べてもらいたいと考えていた。」
ということですが
店長さんのこんなうどんが好き、というのは
どこの　どういううどんだったのかなぁ？
自分の好みとは　全く方向が違うみたいです。
麺も、スープも、具も　
こんなうどんもあるんだなぁ～という勉強にはなりました。

「うどん屋」というより
昼間、うどんも出す居酒屋　というジャンルと考えた方が
いいような気もします。

ダシにも材料にも　調味料も時間も　
贅沢には作られているんだろうと思います。

もひとつ自分に合わない点は、
狭い店なのに常時喫煙可ということ。
この日はたまたま喫煙者がお一人やったからまだしも
この狭さで何人かいたら　服まで臭くなりそう
絶対吸いたくない人は
事前に連絡して、臨時禁煙タイムを設けてくれないか
交渉することも　時間を猶予すれば可能ではないでしょうか