正午過ぎにうどん専門店と化した蕎麦処 : Soba gen Moegino Ten

もえぎ野交差点の南側
店の裏手に停められます

土曜正午過ぎ、およそ2年半ぶり2度目の訪問。入口に「準備中」の札が掛かるものの営業中であったため、入店し声を掛けるとそばが残り少ないのだという。人数を告げると入店を許され、照度の低い4人掛けテーブルへ。
念のためメニュー表を確認のうえ たぬき750円に決め、希少なそばの方でオーダー。
この時間にそばが切れるとは何かしらのミスであろうと察したり、次にやって来た客には、うどんオンリーの体制へ変化したことに肩を撫で下ろしたりすることおよそ10分で配膳されました。

・たぬきそば
単純素朴であることが最良であることを証明するかのようなヴィジュアルにほくそ笑む。
七味を軽くぶっかけたあと、綺麗な袋から取り出した箸を丁寧に割り、一啜り分のそばを手繰って軽く息を吹きかけ、豪快に音をたてて啜れば訪れる満たされた思い。
しっとりとした舌触りと滑らかな食感のそば。熱く適度に濃く、出汁香る滋味深いつゆ。
最後に残ったそば故に何かと警戒したけれど、食べてみればまるっきり問題なし。どころか量も良心的だし、丁寧に調理されているし、はっきり言って美味い。
手繰っては啜り、ときに青菜を齧り、蒲鉾を頬張り、熱いつゆをすする。
瞬く間に完食。

この内容で750円。蕎麦屋にとって大珍事であったろうこの日。
そばは誠に美味かった。
5/11　3.08

もえぎ野交差点の南側
店の裏手に停められます

土曜日正午頃の訪問で満席の状態。外の椅子で5分程度待っての入店。
照度の低い店内のやや窮屈な4人掛け用テーブル席に着き、店外のしながき表より事前に決めた 大もり880円に決め、声を発する際に全く姿勢が変わらない特殊能力のあるお姉さんへ、そばの方でオーダー。オペレーション不良を感じるなか、完成までは10分強を要しました。

・大もり
線が太くて重量感のある、中身の詰まったそば。
ツルリとし過ぎず、モソモソともないしっかりとした咀嚼を楽しめるお品。
本格的なタイプではないものの、丁寧に調理されたで美しい出来栄えで、そば好きの勘どころを十分にとらえたそば。
辛口でたっぷりのつゆのイケてますので、進行を見計らってのそば湯もしっかりと楽しめる。
濃度が調整できない、徳利を使わない猪口入りの提供方法には疑問符。量も多くはない。

この内容で税込み880円。丼セットは1,300円オーバーになるこちら。
街のそば処アヴェレージをやや上回る質感であっても、窮屈な店の雰囲気や立地を勘案すれば実感価格は750円。
3/5　3.08