繊細フレンチをいただく : Fier Te

「鎌倉駅」から徒歩３分程のところにある「フィエルテ」さんに伺いました。
場所は脇道を通って奥に向かう感じなので、分かりづらいと思います。
外階段を使って２階にあがるとお店のドアという感じです。

こちらは2019年にオープンされたのにもかかわらず、『食べログ フレンチEAST百名店2021』を獲得されているお店です。

店内は白・木目・ブルーを基調とされていてシンプルな店内です。
テーブル席とカウンター席がありました。天井のオーナメントが印象的です。

今回いただいた料理の内容は以下の通りになります。
○きのこ/ベーコン
　キノコのサブレとベーコンのクリームとフォアグラパウダー
○北海道産 南瓜/胡桃
　北海道産のかぼちゃのクリームのエクレア
○仏産 フォアグラ/無花果
　ハーブのサラダと無花果のジャムとフォアグラのテリーヌ
○三陸産 牡蠣/イベリコ豚
　牡蠣のムニエルとラタトゥーユ　イベリコ豚ロースト
○伊産 アスパラガス/三陸産 帆立
　塩と水とバターだけでソテーしたアスパラと三陸の帆立を表面だけソテーしたもので中はレア。
　サフランのソースと浅利の出汁の泡
○伊豆産14日熟成釣り金目鯛
　金目鯛の鱗焼き　アンチョビのソースとハーブのオイル　アスペルソバージュ
○仏産仔鴨
　鴨の胸肉のロースト　赤ワインとビーツのソース　フランボワーズビネガー　京都の大黒本しめじ
○マルジョレーヌ
　マスカルポーネのケーキとアールグレイのアイスとレモンクリーム　塩味のクランブル
○小菓子
　夏みかんマカロン、自家製のクルミっこ、アールグレイのクリームとチョコクランブルとサクランボの泡のミニパフェ

写真を載せましたが盛りつけられた料理は美しく、絵画やイラストの様です。
全体的に感じたのはどの料理のもソースが全然濃くないので、素材を生かそうという気持ちが感じられます。

個人的感想を少し…。
『テリーヌ』まるで花が咲いたように模られた料理です。まずは下段のテリーヌは舌触り滑らかですがテリーヌ独特の重みが感じられず食べやすいです。無花果のジャムは爽やかな甘味が感じられました。上のサラダは塩かと思いきやバターの風味がするパウダーのようなものだったのでハーブのクセをまろやかにしていました。一緒に食べるとバランスが良かったです。
『仔鴨』ビーツの発色が目を引く一品。鴨は外側きっちり焼いて内側はレア寄りのミディアムレア。食べると力強いしっかりとした味わいが楽しめました。赤ワインのソースが良く合います。

楽しいひとときを過ごせました。ご馳走様でした。