豚肉ミンチが変化します : Gyouza gozukon

京都 錦市場商店街より麹屋町通りを少し北に行ったところに有る餃子屋さんです。
祇園に有る日本料理や「ごずこん」さんの餃子メニューのみに特化した、ワインに合う餃子をコンセプトにされているお店です。
外観は黒をベースとして餃子屋らしからぬお洒落な雰囲気で、店内に入ったらより一層そう感じます。
入ったら奥に長くカウンター席が有るのですが雰囲気はBarカウンターです。
2階にはテーブル席が有るようです。

Barに座るようにカウンター席に座り、ハートランド生ビールを注文しました。
[錦ぎょうざ]
1人前7個です。
まずは香ばしくキツネ色にパリッと焼き目の付いた皮が目を引きます。
焼き目のサクッとした食感と皮のもっちりした食感がします。
その後に蔵王高原の厳選した豚のミンチにたっぷりのキャベツを中心とした野菜が入った餡が広がります。
熟成にんにくも入った特製鶏ガラスープで餡全体がしっとりしていて野菜の甘みや豚ミンチの味が際立ちます。
ニンニクは2ヵ月以上秘伝のタレに漬け込み熟成させているので臭みがないと書いて有りましたが、
確かにニンニクの香りや味は強く無かったので良かったです。

[祇園ぎょうざ]
こちらは1人前6個で1日30人前限定メニューです。
こちらの方が錦ぎょうざに比べて少し丸みがある程度で焼き加減や皮などはそれ程違いはありません。
中身も餡は同じような中身なのですが秘伝のタレと、鶏ガラではなく豚骨スープが入っています。
タレとスープが2層になって小籠包風と書かれていましたが、それ程汁が多いわけでもないので小籠包という感じはしませんでした。
錦ぎょうざよりだいぶスープのせいか豚肉の味が前面に出ています。
この2種類は食べた人の好みでどちらが美味しいと分かれるレベルでした。

[ぎょうざカツ]
これは変わっていて思わず頼んでしまいました。
手羽先餃子という手羽焼き鳥に餃子の餡が入っている料理はよく目にしますが、カツは初めてです。
その名の通りミンチカツのような衣を揚げた中身がまさに餃子の餡という組み合わせです。
これに卵黄を絡めて頂くのですが、これが結構美味しいんです。
サクッとした衣にも中身のぎょうざの餡にも黄身が合うので美味しく、普通のぎょうざだけでなくこちらもワインが合います。

バーのような落ち着いた雰囲気の中でお酒と頂く餃子もゆっくり味わえて良かったです。