ミシュラン三つ星の200年続く『一子相伝白味噌雑煮』は絶品です。。。 : Nakamura

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9年連続でミシュラン三つ星に輝く『一子相伝 なかむら』へ伺いました。

一子相伝で守り抜いてきた『白味噌雑煮』も現在は既に6代目の方にバトンタッチされています。

文化文政時代に始まる初代は、鯖やグジを『鯖街道』を通じて京の都に運び、2代目は更に調理の道へ進み、3代目は茶懐石の出張料理に勤しみ、4代目は『俵屋』『柊家』『炭屋』という要人の泊まる各旅館に仕出し料理を納めていったのが現在に至っています。

要するに200年も前から『白味噌雑煮』は作り守られてきたということです・・・
と同時にもう一品、『グジの酒焼き』も有名です。
グジに塩をして一晩寝かせ、その上に酒をふってこんがりと香ばしく焼き上げたものです。

お店の建物は古いのですが中には綺麗な庭もあり、とても良い雰囲気を醸し出しています。
京都のこのような情景を見れるといつも日本人に生まれてきて良かったな～と思います。

通された大きな部屋もとても美しく、横に見える立派な庭が更なる感動を呼び起こしました。
料理の方は、私的の一番はやはり『一子相伝白味噌雑煮』でしたが、
最初に出された『滝川豆腐にあおさ海苔とオクラ』もとても良かったです。
これは豆腐を棒状に切り、夏の風物詩の涼しさに見立てて滝の流れのようにしています。

この日も心和みました。

なお、この日頂いたものは下記のとおりです。

『滝川豆腐にあおさ海苔とオクラ』
『130年続く白味噌雑煮』
『鱧のおとし、車海老、縞鯵の焼き霜のお造り』
『鱧、鱧子、鴨茄子、鷹峯唐辛子の炊き物』
『鱧の葛タタキと下北半島の早松のお椀』
『知床のバフンウニと摘み上げ湯葉』
『ぐじの酒焼き』
『生姜ご飯』
『香の物』
『抹茶金時かき氷』