今年も行って来ましたー！ : Shougoin Gotensou

毎年７月のほぼ同じ時期に訪れて、もう５年になる。

と言うのも、私の所属する美術団体の関西展が、毎年この時期に京都市美術館で開催され、その懇親会会場が「聖護院 御殿荘」なのである。

この「聖護院門跡」は、シモジモの私が訪れてもいいのかしらと思うほど、歴史的にも由緒ある場所で、史蹟旧仮皇居として国の史跡に指定されている。

今は高級料理旅館としても知られ、宿泊はもちろん昼夜の京懐石を楽しむことが出来る。
価格も意外とリーズナブルで、宿泊は１泊２食12000円、お昼の懐石も「ひのきのお風呂+お食事+コーヒー」のコースが3500円から。夜も京懐石のフルコース「院御膳」が4000円～6000円。

夜の「院御膳」は、梅酒の食前酒にはじまり、前菜、刺身など５種が盛られた白木の手桶、替り鉢、牛肉の石焼、揚げ物、蒸し物、煮物、旬飯、留椀、香の物、ご飯、デザート、フルーツなど京懐石のフルコース。
次々と出てくる料理の数が多すぎるのと、仲間との会話に夢中で、どんな料理だったかほとんど記憶がない。もちろんお酒がまわっていたことも・・・
出色は、聖護院御殿荘の人気オリジナルブランドの清酒「光淳」。ヒヤが堪えられない美味さ。
一度お試しあれ。

料理の一品一品に、特に大きなサプライズは感じなかったが、きちんと手の入った京料理で美味しくすべて戴いたことは言うまでもありません。

もちろん私は、食事の前にお風呂に。昼間の蒸し暑さの名残りをキレイさっぱり洗い流して、実に爽快！（毎年、着替え一式を持参）
何より楽しみは、風呂上りのビール！

お風呂まではちょっとという人には、簡単に入れる足湯もあり、特に女性に人気。

夫婦の記念日やデートにオススメ。
入口の門構えからして、もーそこは時代劇の世界。
奥さんや彼女を黙って連れて行ったら、ちょっと驚かせることが出来ると思う。
千年の歴史ある建物で、四季の風情ある庭を眺めながら、雅なくつろぎのひとときを・・・