琵琶湖八珍の内五珍を食す : Kokokuryouri Yamajin

かねてより、食サーさんから近江八幡に興味深いお店がある、と聞かされ
行ってみたいなぁと思ってました。
7月ある夜、そこでの貸し切り食事会にご招待いただき、馳せ参じた次第。

敷地右手に、プレハブの「山甚水産」の看板が上がる作業場。
琵琶湖沖ノ島特産の湖魚佃煮の製造会社。
合わせて1日１組限定の湖国料理を提供されています。
当初は作業場が会場かと思いましたが
奥の母屋から、お店の方が手招き。ホッとしました(笑)

初めてお会いする方から、以前よりお知り合いの方まで様々な面子。
皆さん、食を愛する方たちばかり。これは楽しめそうです♪
秋篠宮殿下のご来店時の写真が飾られていました。
「ナマズ食べはったんかな？」
「いや、ナマズLOVEやし、食べへんやろ」とか、軽口を叩きながら
お料理を待ちます。

この日のメインは琵琶湖の天然鰻鍋です。
丁寧なお品書きがあり、ありがたい。
平成25年に制定された琵琶湖八珍の内五珍が盛り込まれています。
太字が五珍。

●すじ海老豆佃煮
　無添加、保存料なしの佃煮。

●琵琶ます刺身
　まさに旬です。
　瑞々しく美しい身は蕩けそう☆☆☆

●本もろこ炭火焼き
　夏に本モロコを食べるのは初めて。
　旬を外しているからか、酢味噌で加味。

●にごろ鮒ずし
　切り身でしか見たことがなかったので、丸ごと1匹のド迫力に圧倒されました。
　二ゴロブナって大きいんですね！
　鮒ずしは適度な酸味とまろやかさ、とても食べやすく、美味しかったです☆☆☆
　
●鰻鍋
　1キロ物の白焼き鰻！それを鍋で食べるなんて初めて！すき焼き風に濃い甘辛い味付けです。
　赤蒟蒻、舞茸、焼き豆腐、葱と。
　グツグツ煮立ってきたので、食べようとしたら女将さんが「まだまだ」と制止。
　トロトロになるまで煮込むのが良いとか。
　大鰻なのでおそらくしっかりした皮なんでしょうが、煮込むことで
　ほど良い弾力に変わります。何よりコラーゲンたっぷりでプリプリ☆☆

●小鮎天ぷら
　鮎は琵琶湖の代名詞ですね。
　肝のほろ苦さを感じながら、抹茶塩で。

●近江牛石焼
　この辺りで女性陣はお腹がかなり苦しく。
　でも、大好きな近江牛。頑張ります！

●サラダ

●肝吸い
　さすが大鰻の肝。存在感ありました。

●蒲焼・ご飯　香の物
　やっぱり蒲焼は絶対食べたかったのでうれしい☆
　写真には撮れませんでしたが、食サーさんが鮒鮨茶漬けを所望されていたので、私も。
　鮒ずしからジワジワとこくのある酸味と、独特の香りが立ち上り、非常におつな味☆☆
　お腹いっぱいのはずなのに、するっと胃に収まりました(笑)

●クリーム西瓜

宴もたけなわ、記念撮影をして
お開きになった時は１０時を回っていました。
食サーさん、楽しい宴をありがとうございました。

※琵琶湖八珍
残りの三珍は　はす（コイ科）、いさざ（ハゼ科）、ごり（ハゼ科）。