官方消息
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決意の移転から1年半、研鑽の軌跡を訪ねる
広島から焼津へ決意の移転をした2022年6月18日(土)から1年半が過ぎ、今回はお食事会では無く通常予約で伺いました。
西シェフの略歴は初回のレビューで記述しているので、興味のある方はそちらへ。
個人的には今年の6月に3度目の訪問しており、その時に西シェフをレベルアップを実感していました。
それから約半年、お食事会でなく通常営業でお料理を頂いてみようと思い訪問。
またもや新鮮な魚の扱い方が良くなっていた様に思います。
サスエ前田魚店の前田尚毅氏の仕立てもレベルアップが続いているそうなので、西シェフの腕前だけのお蔭では無いのかもしれませんが、それにしても2023年6月から更に良くなっていると思います。
それにしても最近、仕立てで有名な魚屋さんのお魚を頂く機会がありましたが、それらを経験すると前田尚毅氏の手当てレベルがより高まっていると感じます。
活きたまま水揚げされた魚を水槽で泳がせストレスを抜いてから放血神経〆されているのですが、温度管理と水温管理がきめ細かく、その上で魚の〆方やその後の処置も繊細で魚が持つポテンシャルを際立たせている様に感じます。
この日、たまたまお隣に釣り師の方がいらっしゃってお話すると「自分で釣って放血神経〆しても絶対に同じ様にならない、全くの別物で鮮度だけではない根本的な違いがある。」という意見で激しく同意しました。
またペアリングについてもお料理とお酒の組み合わせのクオリティが上がり、清んだ魚を活かす西シェフらしいお料理にマッチしていると思います。
お料理(税込13,200円)とペアリング6杯(税込8,800円)でお会計は22,000円。
インフレ時代に恐るべきリーズナブルさ!
写真に解説を付けています。
ご馳走さまでした。
お料理
①玉取椎茸、魚介類のコンソメ
②疣鯛(エボダイ)のフリット、酢漬けペコロス&淡雪塩添え
③炭火炙り薄葉剥(ウスバハギ)、春菊のお浸し&枝豆&春菊のソース、微塵切りレッドオニオン載せ、薄葉剥の肝の裏漉しペースト添え
④炭火炙り真鯖、荏胡麻(エゴマ)のマスタードソース、蕪のマリネ&フィンガーライム&焼き茄子のピューレ添え
⑤低温調理した金目鯛、キタアカリ(馬鈴薯)と甲殻類のビスク合わせのソース、2時間低温ローストしたミニトマト添え
⑥パン&海藻入りボルディエ・バター
⑦太刀魚&大葉のパイ包み焼き、ブールブラン・ソース添え
⑧炭火焼き高森和牛(月齢31ヶ月)腿肉、刻み芽葱載せ、ロースト馬鈴薯添え
⑨大和蛤の餅麦&玄米リゾット、ケールのフリット&青海苔添え、刻み芽葱載せ
⑩次郎柿の赤ワイン温コンポート、ヨーグルトのジェラート掛け
⑪ピスタチオのアイスクリーム
飲み物①珈琲(セットドリンク)
お酒
①シャンパーニュ・ブリス・エリターシュNV(シャンパーニュ、フランス)
②ドメーヌ・ド・テール・ブランシュ・サンセール2020(白ワイン、フランス)
③カーヴ・クロダン・ブシー・シャブリ・プルミエ・クリュ・コート・ド・レシェ2021(白ワイン、フランス)
④マーカス・モリトール・ロゼ・ピノ・ノワール・ハウス・クロスターベルク2022(ロゼワイン、ドイツ)
⑤ドメーヌ・ヘリング・ローゼンエーゲルト2020(白ワイン、フランス)
⑥ドメーヌ・ゴーフロワ・マルク・エ・フィス・ジュヴレ・シャンベルタン2017(赤ワイン、フランス)
決意の移転から1年、研鑽の軌跡を辿る
広島から新天地の焼津へ決意の移転を行った2022年6月18日(土)のグランドオープンからちょうど1年、再びお食事会を催しました。
西シェフの略歴は初回のレビューで記述しているので、興味のある方はそちらへ。
個人的には今年の1月に2度目の訪問しており、その時に西シェフをレベルアップを実感していましたが、それから約半年、あれからどう進化を遂げたのか、楽しみにお伺いしました。
先ず新鮮な魚の扱い方が断然に良くなっていた様に思います。
サスエ前田魚店の前田尚毅氏の仕立てもレベルアップが続いているそうなので、西シェフの腕前だけのお蔭では無いのかもしれませんが、それにしても1年前から格段に良くなっていると思います。
またペアリングについてもお料理とお酒の組み合わせのクオリティが上がり、清んだ魚を活かす西シェフらしいお料理にマッチしていると思います。
特に金目鯛とシェリー樽熟成の日本酒のマリアージュは秀逸。
最近、増えてきた樽熟成の日本酒の魅力をしっかりと受け止めた稀有な事例だと感じました。
お料理(税込13,200円)とペアリング8杯(税込11,000円)でお会計は24,300円。
ご馳走さまでした。
今回は写真には解説のダイジェストを付けていますが、本文末にも長々と駄文を書き連ねていますので、興味無い方は飛ばして下さい。
お料理
①冷製玉蜀黍コンソメスープ、刻み芽葱載せ
②湯通し白ミル貝、新玉葱のピューレソース敷き、うすい豆とうすい豆の若芽載せ
③活け〆真鯵、ビーツ&紫キャベツのソース載せ、蕪のピクルス添え
④炭火炙り真鯖、荏胡麻ソース敷き、紫蘇の若芽載せ、紫キャベツのマリネ、ミニトマトの2時間低温ロースト
⑤パン&海藻入りボルディエ・バター
⑥蓴菜、海水ジュレ塩載せ
⑦蒸し活き〆金目鯛、夏キャベツのシェリービネガーソース和え
⑧生しらす&大葉のパイ包み焼き、ブールブラン・ソース添え
⑨炭火焼き高森和牛腿肉、ロースト馬鈴薯添え
⑩障泥烏賊の烏賊墨の餅麦&玄米リゾット、障泥烏賊添え、炭火炙り平貝、刻み芽葱載せ
⑪フレッシュ長田の桃、白ワインジュレ掛け、ミントのシャーベット
⑫ヘーゼルナッツのアイスクリーム
飲み物
①珈琲(セットドリンク)
お酒
①シャンパーニュ・ブリス・エリターシュNV(シャンパーニュ、フランス)
②マーカス・モリトール・ロゼ・ピノ・ノワール・ハウス・クロスターベルク2021(ロゼワイン、ドイツ)
③フランソワ・カリヨン・カップ・オー・シュッド・シャルドネ2021(白ワイン、フランス)
④ドメーヌ・ド・ランクロ・シャブリ2020(白ワイン、フランス)
⑤木戸泉・純米酒・アフルージュ・マシェリ2019【シェリー樽6ヶ月熟成後1.5年寝かせ】
⑥ドメーヌ・ヘリング・ローゼンエーゲルト2020(白ワイン、フランス)
⑦ドメーヌ・ゴーフロワ・マルク・エ・フィス・ジュヴレ・シャンベルタン2017(赤ワイン、フランス)
⑧セコイア・グロウヴ・ナパ・ヴァレー・シャルドネ2019(白ワイン、アメリカ)
以下の解説、興味無い方は飛ばして下さい。
m(_ _)m
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①冷製玉蜀黍(静岡県吉田産、桑高農園、品種:みらい、糖度22度)スープ、フレッシュ玉蜀黍&玉蜀黍の芯を使ったコンソメ、刻み芽葱載せ
1年前も甘く旨みがあったのですが、滑らかさと味わいにより奥行きが出ています。
これはオープン初日にご一緒していた食べ友さんとも同意見で明らかに腕前が上がったと分かる仕上がりでした。
②湯通し白ミル貝(正式名:波貝、静岡県焼津産)、新玉葱(静岡県産)のピューレソース敷き、うすい豆(静岡県産)とうすい豆の若芽(静岡県産)載せ
産卵は春、旬も春
本ミル貝(別称:黒ミル貝)と異なり白い水管である白ミル貝は焼きで出てくる事が多い食材で茹でると一般的に貝臭さが出てしまう難しい食材なのですが、これは香りが良いですね。
鮮度の良さと手当ての良さ、火入の塩梅とが重なってのことだと思います。
漁師さん、魚屋さん、料理人のチームプレーがあってこその香りとも言えるでしょう。
③活け〆真鯵(静岡県焼津産、当日朝水揚げ)、ビーツ&紫キャベツのソース載せ、蕪のピクルス添え
産卵は冬~春、旬は春~夏、寿命5年
瀬戸内での産卵は4月頃なので6月はあまり良くないのですが、黒潮の影響を受け水温が高い駿河湾は冬に産卵しているので、5月~6月が一番良いらしい。
冬に産卵するからこそ豆鯵が4月~5月に出回る様です。
因みに真鯵には沿岸部に居る黄色い「キアジ」型と沖合いに居る黒い「クロアジ」型の2種類居ますが、沖合いの根に居着く「クロアジ」型は脂がのり白くなるのでシロアジと呼ばれます。
根付き鯵は良い餌場に居るので魚が太るのですが、その中でも群れの先頭を泳ぐ個体は特に大きくて他の魚とは明らかに違います。
今回、提供されたのはシロアジの先頭鯵。
仕立ての絶妙さもあり、薄いピンク色した身の透明感とサシが入った脂の旨みと香りが別格。
目隠しで食べたら透明感が在って身の張りのある縞鯵なのか?と混乱しそうです。
④炭火炙り活き〆真鯖(静岡県焼津産)、荏胡麻ソース敷き、紫蘇の若芽載せ、紫キャベツのマリネ、ミニトマトの2時間低温ロースト
産卵は春~夏、旬は秋~春、寿命7年
駿河湾は黒潮の影響を受けるので産卵時期は真鯵同様に早く3月頃で6月下旬には回復しており、脂のりも良いです。
真鯖は釣り上げたり網に入れたりすると激しく暴れまくり、海水冷却が無いため急激な体温上昇が起こり生きている内から激しく劣化していきます。
その為、活き〆するには漁師さんの協力は欠かせません。
活き〆し潮氷にて放血すると共に冷やし込みをしているのは理解しているのですが、どうやったらキラキラした輝きを放つ身質になるのだろう。
釣り師なので船上放血神経〆はしていましたが、私のやっていたことは児戯に等しい。
炭火で炙られた真鯖は炭の香りをまとい、お刺身よりも艶かしい旨みとなっていました。
⑤パン(フランス産)&海藻入りボルディエ・バター(フランス産)
フランスで半分焼いたパンを冷凍し、お店で最後まで焼き上げたもの
バターもフランス修行時代に現地で出会った
⑥蓴菜(広島県黒瀬産、平林さん)
黒瀬の蓴菜は山の麓の一番上の溜め池で栽培されており、岩清水が貯まった水なので濁っていません。
そのためゼリーに透明感があるのとゼリーに厚みがあります。
また民家や田圃などが川上に無いので生活排水や農薬の影響を受けない環境下となっています。
栽培環境だけでなく、全て枝分かれした芽の直ぐ下を切ってあり茎の部分が殆どありません。
これが食感の軟らかさや滑らかさに繋がっています。
因みに蕾が茶色になっていますが、摘んだその日だと蕾も若草色でゼリーもより滑らかです。
それは広島でしか食べられませんけど。
⑥蓴菜(広島県黒瀬産、平林さん)、海水ジュレ(静岡県焼津沖)塩載せ
ぷるぷるで滑らかな蓴菜と駿河湾の沖合いの海水で作った海水ジュレの組合せは西シェフの歩みの軌跡を表した一品、清涼感があり素晴らしい口直しですね。
⑦蒸し活き〆金目鯛(静岡県駿河湾産)、夏キャベツのシェリービネガーソース和え
産卵は夏、旬は通年、寿命15~25年
深海200m~800mに棲息し漁獲時にはその急激な水圧の変化にほぼ100%が死に至る。
200~800気圧から1気圧になる訳ですから当たり前のことなのです。
それが今年から漁師さんの協力で時間を掛けて引き上げ、生きた金目鯛を獲る試みをされている様です。
これは今年、サスエ前田魚店で生きたまま獲れた2匹目の金目鯛。(@ ̄□ ̄@;)!!
身に張りがあり、脂のりも素晴らしく、透明感のある旨み、まず凄まじい水圧変化を耐え抜いた個体の生命力の強さを感じます。
人生で1度、食べられるかどうかというクオリティ。
⑧生しらす(静岡県駿河湾産)&大葉のパイ包み焼き、ブールブラン・ソース添え
しらすとはイワシなど身体に色素が無いほど小さな状態の稚魚の総称。
いつも水揚げがある訳では無いとのことで運が良かった。
これをミンチにして大葉で包んだモノをパイ生地で包みオーブンで焼き上げてあります。
添えられたブール・ブランソースはワインビネガー、鰯魚醤、魚介類の出汁、生クリーム、バターで作ったものです。
オープン初日に頂いた生しらすのパイ包み焼きよりもしらすの甘みが増し、一口で以前より火入が良くなった事が分かります。
西シェフの研鑽の軌跡を表す様な一皿でした。
⑨炭火焼き高森和牛(31ヶ月、沼本カット)腿肉、ロースト馬鈴薯添え
【沼本カット】《肉磨き》
1つの包丁で塊肉を切り分け、余分な脂を取り除き、和牛の部位を200以上に分けるという。
塊肉を圧しつつ筋繊維と会話、手当てする。
斬る【包丁】、切る【包丁】、裂く【包丁&重力】、剥がす(はがす)【手】、剥く(むく)【手】、捲る(めくる)【手&包丁】など縦横無尽に手を変え術を変え、筋肉の房毎に分解。
【高森和牛】(岩国ファーム、牧場主:村田頼泰氏)の腿肉(ランプ)が登場。
カットとは言うものの切るだけでなく、部位毎の筋肉の繋ぎめに軽く包丁を入れてから手で剥がし、薄膜を剥く(むく)など徹底して筋や膜や余分な脂を取り除く。
その結果、筋肉の一筋となり、筋や膜が無く、余分の堅さやエグみとは無縁になり、お肉本来の味わいのみを楽しむ事が出来ます。
【高森和牛】
実は高森和牛と高森牛が存在。
高森牛は父:高森和牛、母:乳牛のハーフ(F1)。
高森和牛は純和牛の血統。
仔牛を産ませて肥育するスタイル、効率は低いが良い血統を作り、より良い肉を追い求めることが出来ます。
岩国ファームの生産する高森和牛は優秀な血統を厳選し「獺祭」の良質な酒粕や精米工程で出た米粉等も含んだ独自配合の飼料で飼育。
年間100頭が出荷されるのだが、殆どは海外富裕層向けの飲食店や食肉店に出荷されます。
その肉質はとても軟らかく、細やかで綺麗なサシが入っているにも関わらず脂にクドさがなく、軽やかだといわれ、品評会で全国1位になったこともあります。
炭火焼きにし仕上げに食べて育った藁で炙る。
炙る事で脂と肉自体が活性化し旨みも増したが、肉の香りが強くなった様に感じる。
牛肉のクドさは全く感じない、恐るべし。
⑩障泥烏賊(静岡県焼津産)の烏賊墨の餅麦&玄米リゾット、障泥烏賊添え、炭火炙り平貝(静岡県焼津産)刻み芽葱載せ
産卵は春~初夏、旬は通年、寿命1年。
絶品の障泥烏賊と烏賊墨リゾット、旨みと甘みが凝縮されていて美味しいのだがここまでが凄過ぎてバグってます。
平貝も香り良く噛むほどに甘みが拡がりマジでヤバい。
⑪フレッシュ長田の桃(静岡県産)、白ワインジュレ掛け、ミントのシャーベット
長田の桃は小ぶりなのですが、甘くてとても美味しい。
ミントのシャーベットがアクセントになっていて、より桃が美味しく感じられます。
⑫ヘーゼルナッツのアイスクリーム
温度をギリギリ上げて作ったヘーゼルナッツのアイスクリーム、口溶けが円やか。
ご一緒した甘味女子が絶賛されてました。
究極の破格値!鮮度を極めた和フレンチ
JR東海道本線焼津駅から徒歩40分、タクシーだと約10分の場所にある「馳走西健一」さん。
2022年開業、店主:西健一氏。(広島出身)
オープンキッチンのカウンター8席のみ。
キッチンの後ろの壁には漆喰で世界地図が描かれたお洒落なお店です。
東京とフランスでフレンチの修行をした後、2015年頃に故郷の広島へ帰郷し、馳走啐啄一十(2022年食べログ・シルバー)さんで技術や和の要素を取り入れてから2017年10月頃に広島市内で独立されました。
馳走啐啄一十さんがそれまで営業していた流川の旧店舗でオーナーシェフとしての経歴をスタート、その後、繁華街の流川から住宅エリアの三篠へ移転したのが2018年6月頃。
当時はまだ試行錯誤していた時期でした。
馳走啐啄一十さんのお弟子さんということで2019年2月に静岡県焼津市のサスエ前田魚店を見学され、それから魚を直接仕入れされるようになりました。
その後、超コスパ・ランチで名を馳せ、予約困難なフレンチへと成長、食べログも3.90へ。
しかし更なる成長を求め西シェフは焼津に単身移転。
オープニングお食事会から半年強、久しぶりの訪問です。
広島時代を知る食べ友さん達も次々と訪問され、あっという間に評点は4点台へ。
西シェフの地道な努力が花開き、本当に良かった。
まだまだ道半ばだと思いますが、更なる発展を願うばかりです。
今回は産地ならではの魚介を前田さんならではの技で手当てした鮮度を極めたお料理を頂きました。
おまかせコース(税込13,200円)とお酒代でお会計は18,920円也。
これでアンダー2万円は破格過ぎる!
写真に解説を付けています。
ご馳走さまでした。
お料理
①大和蛤のみの出汁のお椀
②疣鯛(エボダイ)のフリット、淡雪塩添え
③真鯵、人参&小蕪のマリネ、フィンガーライム添え
④藜海老のソテー、2時間低温調理したフルーツトマト添え
⑤パン&海藻入りボルディエ・バター
⑥糸縒鯛(イトヨリダイ)、50℃の塩水で火入れした茹でキャベツ、シェリービネガー
⑦太刀魚と飴色に炒めた玉葱を大葉でくるんだパイ包み焼き
⑧榊山牛のステーキ、ロースト赤蕪添え
⑨焼き白甘鯛の松笠揚げ、もち麦と玄米と青のりのリゾット
⑩苺のコンポート、ミルクシャーベット掛け
⑪ピスタチオのアイスクリーム
お飲み物
①珈琲
お酒
①ブリス・エリタージュNV(シャンパーニュ、フランス)
②メゾン・コーフロワ・ジャコブ・プイィ・ヴァンゼル2018(白ワイン、フランス)
③ドメーヌ・ド・ラ・ガロピエール・ラドワ2020(白ワイン、フランス)
④キュヴェ・ディヴィン・ミステリー2014(赤ワイン、フランス)
西シェフの新たな挑戦が焼津で始まる!
西シェフの新たな挑戦が静岡県焼津で始まりました。
東京とフランスでフレンチの修行をした後、2015年頃に故郷の広島へ帰郷し、馳走啐啄一十(2020年食べログ・シルバー)さんで技術や和の要素を取り入れてから2017年10月頃に広島市内で独立。
馳走啐啄一十さんが現在地に移転するのに伴い、それまで営業していた流川の旧店舗でオーナーシェフとしての経歴をスタート。
その後、繁華街の流川から三篠へ移転したのが2018年6月頃でした。
当時はまだ西シェフのスタイルが確立されてなく試行錯誤していた時期だった様に思います。
馳走啐啄一十さんのお弟子さんということで2019年2月に静岡県焼津市のサスエ前田魚店へ見学され、それから魚を直接仕入れされるようになったとのこと。
その後、超コスパ・ランチで名を馳せ、予約の取れないフレンチへと成長、食べログも3.90まで上がりました。
しかし更なる成長を求め西シェフは焼津に単身移転。
焼津と言えばサスエ前田魚店さんですが、その前田尚毅氏がプロデュースするお店に入居してリスタート。
平野大将と前田氏のコラボプロデュースとも言える「馳走 西健一」さんは2022年6月18日にグランド・オープン。
そのグランド・オープンでお食事会を開催。
お料理(税込13,200円)とお酒+持ち込み料を合わせてお会計は21,400円。(持ち込み無しなら18,400円)
(乾杯用シャンパーニュは持ち込み、持ち込み料3,000円)
写真に解説を付けています。
ご馳走さまでした。
お料理
①冷製玉蜀黍スープ、フレッシュ玉蜀黍、玉蜀黍の芯を使ったコンソメ、蓴菜、塩、軟水
②活け〆アラ、オクラ&枝豆&大葉&紫蘇の花のソース
③魚介類のスープ・ド・ポワゾン、イトヨリ
④パン&海藻入りボルディエ・バター
⑤榊山牛(腿肉)生ハム、マリネしたフルーツトマト(湯剥き)
⑥榊山牛(サーロイン)生ハム
⑦炭火焼き黒鯥、焦がし春キャベツ
⑧生しらす&金目鯛&金目鯛の白子&大葉のパイ包み焼き、青海苔のソース
⑨榊山牛の腹身、赤ワインソース
⑩黒鮑&玄米&黒鮑の肝ソースのリゾット
⑪ミントのアイスクリーム
⑫桜桃
飲み物
①珈琲(セットドリンク)
お酒
①パイパー・エドシック・レア・ヴィンテージ・ミレジメ2006(シャンパーニュ、フランス)
②ドメーヌ・ゴーフロワ・マルク・エ・フィス・ブルゴーニュ・アリゴテ2020(白ワイン、フランス)
③ドゥレイユ・シュヴェルニー・ドメーヌ・デュ・サルヴァ2020(白ワイン、フランス)
④ドメーヌ・ヴィルジニー・テュヌヴァン2016 (赤ワイン、フランス)
店名 |
Chisou Nishikenichi
|
---|---|
類型 | 法式、創新高級料理 |
預約・查詢 |
050-5589-3582 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
静岡県焼津市西小川4-8-9 |
交通方式 |
從燒津站乘車約10分鐘 距离西燒津 1,949 米 |
營業時間 |
|
預算 |
¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999¥15,000~¥19,999
|
付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
8 Seats ( 全席櫃臺) |
---|---|
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 3臺 |
空間、設備 |
平靜的空間 |
酒水 |
有葡萄酒,對葡萄酒講究 |
---|---|
料理 |
對魚類料理講究 |
此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
---|---|
位置 |
家庭式餐廳 |
服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務 |
關於兒童 |
接待兒童 |
開店日 |
2022.6.18 |
電話號碼 |
054-625-8818 |
広島から焼津へ決意の移転をした2022年6月18日(土)から1年8ヶ月が過ぎました。
西シェフの略歴は初回のレビューで記述しているので、興味のある方はそちらへ。
サスエ前田魚店の前田尚毅氏の仕立てもレベルアップが続いているそうなので、西シェフの腕前だけのお蔭では無いのかもしれません。
昨年は仕立てで有名な魚屋さんのお魚を頂く機会がありましたが、それらを経験すると前田尚毅氏の手当てレベルがより高まっていると感じます。
活きたまま水揚げされた魚を水槽で泳がせストレスを抜いてから放血神経〆されているのですが、温度管理と水温管理がきめ細かく、その上で魚の〆方やその後の処置も繊細で魚が持つポテンシャルを際立たせている様に感じます。
前回、見知らぬ釣り師と同席し「自分で釣って放血神経〆しても絶対に同じ様にならない、全くの別物で鮮度だけではない根本的な違いがある。」という意見で激しく同意しました。
またペアリングについてもお料理とお酒の組み合わせのクオリティが上がり、清んだ魚を少し旨みを増す仕立てを行う西シェフらしいお料理にマッチしていると思います。
この辺りは修行した馳走啐啄一十の流儀によるものかなと思いますし、そこがまた焼津の流儀との違いだったり、フレンチにあう仕立ててへの試行錯誤の末に辿り着いた技なのかもしれませんね。
おまかせコース(税込13,200円)とペアリング(税込11,000円)でお会計は24,200円也。
ご馳走さまでした。
お料理
①椎茸の椎茸&魚介類のコンソメのお椀
②真鯵のカルパッチョ、茹でペコロス&菜の花&豆の葉っぱ、菜の花ソース添え
③低温揚げ障泥烏賊、カリフラワーのピューレ敷き、白葱の中華風ソース掛け
④炭火炙り真鯖、赤紫蘇マイクロリーフ載せ、荏胡麻マスタードソース敷き、赤蕪ピクルス&ビーツピクルス添え
⑤疣鯛、馬鈴薯のピューレ敷き、2時間低温ローストしたミニトマト、甲殻類のビスク風ソース添え
⑥パン&海藻入りボルディエ・バター
⑦太刀魚&玉葱の大葉巻きのパイ包み焼き、ブールブラン・ソース添え
⑧炭火焼き高森和牛ハラミ、刻み芽葱載せ、薩摩芋(銘柄名:紅はるか)のスイートポテト添え、塩漬け胡椒添え
⑨平貝の餅麦&玄米リゾット、焼きケール&あおさ海苔添え、刻み芽葱載せ
⑩桃薫いちご&ヨーグルトアイス添え
⑪ピスタチオのアイスクリーム