オリヴィエシェフと内堀支配人のツートップの鉄壁のグランメゾン。
2019年11月以来3回目の訪問。
ご存知銀座資生堂本社にある資生堂経営の3星フレンチ。
今回はツレの誕生日祝いでやって来ました。
本当は私はNARISAWAに行きたくて、あの手この手でツレを誘導尋問したのですが、結局ツレはこちらをチョイス。やはりロオジエのブランドは女性には強い。
ロオジエは日曜日やってないので平日夜に突撃です。
少し早めに到着して、1階のラウンジの雰囲気を楽しむ私(笑)
ツレが到着し螺旋階段を降りて地下1階のメインダイニングへ。
やっぱりこの高揚感がたまらない。
■店内の様子
個室も含めて当然満席。
ロオジエは1973年開店で今年で50周年。
ちなみにツレも50周年(笑)
現在資生堂パーラーがある中央通り沿いから、2013年?にこちらに移転して10年ですが、年季は感じないシンプルかつゴージャス感。
円形のメインダイニングのど真ん中には巨大な河津桜が鎮座。
吹き抜けの天井にとにかく柔らかい雰囲気は、正にロオジエならではです。
■感想
写真を冷静に撮影できないほど興奮してしまうお店。
3回目でも本日は終始気持ちが高ぶり写真がうまく撮れませんでした(笑)
スタートのアミューズから衝撃的な美しさ。
その他のお皿もどんだけピンセット使ってるんだ的な手の込んだビジュアルです。
お皿から感じる圧が半端ない。
そして味の方も文句なし。
キャベツの甘味をシンプルに感じさせるメニューから、どんだけ味を重ねてるのかもう理解不能だけど感動なメニューまで。
50周年のロオジエですが、オリヴィエシェフ率いるその味に古くささは微塵もなく新しい。
かと言ってエスキスのようなモダンに振れすぎてる事も無い。
オリヴィエシェフの外国人シェフらしい大胆さとロオジエの圧力を感じる内用で完敗でした。
そして接客も完璧。
女性スタッフは、まるで宝塚の男役のように髪をパリっと決めていて、1つ聞くと何倍にも話を膨らませて返して来ます。
この辺はセザンのマニュアル的な接客との差を感じました。
本日は食事後に初めて内堀支配人とたっぷり話す事ができました。
昭和の雰囲気を感じさせながらも見事なスマートさと距離感。
ロオジエの歴史、ポリシーみたいなものを熱く語って頂きもう最高。
気づけば23時前になり周りの客が誰もいなくなってて最後の客(笑)
ロオジエはオリヴィエシェフの味だけでは無く、内堀支配人の人柄に惚れてくる客もたくさんいるなぁと感じました。
味、接客、雰囲気、全てパーフェクトであり、私のグランメゾンランキングでは不動のNo.1です。
ロオジエはやっぱり記念日など大切な日には間違い無しお店だと思いました。
■本日の税込サ別33000円のコース内容は以下の通り。
❶アミューズ
・ヒヨコマメ
・フェンネルのムース、ターメリック
・ラディッシュを添えたハーブのタルト
・ニンジンを添えた生姜のサブレ
❷キャベツのスープ、スモークベーコン、筍、エリンギ、カブ。
芽キャベツにはフルーツガーリックのピューレ、クルトン。
雪の下で育ったキャベツを使っているとの事で、繊細なキャベツの甘みが半端ない。
筍の歯応えも完璧でした。
変わった器なので聞いてみたらジャン・ルイ・コケでした。
❸紅富士サーモン桜チップの軽い燻製
、ベルギー産オシェトラキャビア、柑橘のゼリー、フヌイユのクレーム、ジャガイモのプリニスを添えて。
到着したお皿を見てどんだけピンセット使ってるだ!
的な芸の細かさに驚きます(笑)
サーモンもキャビアもメタクソ美味かったけど、1番衝撃を受けたのがジャガイモのプリニス(パンケーキ)。
我が人生で一番のフワフワ(笑)
薄っすらジャガイモの甘味とサーモン、フヌイユのクレーム、キャビアと一緒に食べると気絶しそうになる(笑)
❹三陸産ホタテのリゾット。
サフランで風味をつけた甘酸っぱいブロッコリーのペタル、ブロッコリーのピューレ、ホタテのヒモからとったソース、生雲丹のブイヨン。
何と今話題の巨大なペッパーミルの登場(笑)
バーベナペッパーをかけて完成。
本日1番感動したメニュー。
とにかく何層にも味を重ねて来ます。
一つ一つの味を何の味なのかもう因数分解できない(笑)
通っている『ラトゥーエル』の山本シェフ顔負けの超絶技巧でした。
❺フランス産オマールブルー
オレンジ風味のキャロットフォンダンタヒチ産バニラの香るパースニップのムースリーヌ、オマールエビの赤ワインソース。
巨大な真っ赤なオマールエビとニンジンのグラッセが鎮座してて、到着したお皿を見て赤い彗星をイメージしない人はいないくらい赤とオレンジの世界(笑)
食べると我がオマールブルー人生でNo.1の歯応え。
ブリブリの筋肉質でこりゃぁ美味い!
❻ブルターニュ産仔牛のロティ、リー・ド・ヴォーのボンボン、モリーユ茸のファルシィ 、ホワイトアスパラガスとハーブのクルー、ヴァンジョーヌ香るジュ。
仔牛の乳臭さが我が仔牛人生でNo.1の濃さ(笑)
好き嫌いが別れるところですが、凄かったです。
❼フランス産フロマージュ
実はチーズが大の苦手な私ですがせっかくなので、香りのキツくないものをチョイス。
コレが全てマジで美味い(笑)
特にコンテチーズがめっちゃうまくて、付け合わせのフルーツと一緒に食べると、もうこれでデセールとして終わらせていいほどの満足感(笑)
❽ヤマモモのソルベ、小菓子。
まるでミニャルディーズみたい小菓子が出て来てビビる(笑)
❽クレープフランベ。
デセールは7種類からの選択。
隣で食べてた『グレープフランベ』が美味しそうだったので選択(笑)
これが大正解。
オレンジムース、レミーマルタンのアイス、柑橘、マロングラッセと食べるのですがこれが新感覚のグレープシュゼット!
本日最高の感動と言っても過言では無い(笑)
❾フリヤンディーズのワゴン
ご存知、女性キラーのロオジエ名物食べ放題です。
私はもう甘味用の胃袋を使い果たしたので弱めにオーダー。
しかし甘いもの大好きはツレは容赦なくオーダー(笑)
■私のグランメゾンランキング
ロオジエ❸
ナリサワ
セザン❷
17℃ラメゾンディセットドゥクレ❷
※当時の釜谷シェフはもういません
カンテサンス
レフェルヴェソンス❸
レセゾン
ガストロノミージョエルロブション(雰囲気のみ)
アピシウス(絵画と雰囲気のみ)
エスキス(好みに合わず)
アサヒナガストロノーム(量が少ない)
グランメゾンとは
去年の3月に連れの誕生日祝いで初訪問。その時の印象は、味、雰囲気、サービス全てにおいて完璧であり、『グランメゾン』とはこういうお店のことなんだろうなぁと感動したお店でした。
今回は、私の誕生日祝いと言うことで、連れにおねだりさせて頂き、2回目の訪問になります。
冷たい雨の降る金曜日、お店に到着すると、まずはドアマンが私の折り畳み傘を預かってくれます。そもそもこんなクラスのお店に折り畳み傘で来る人がいるのか恥ずかしかったのですが(笑)
エントランスで、サービスの方たちが、すかさずタオルを手渡してくれます。びしょびしょに濡れたコート、鞄を拭いて預けます。
とてもさりげない自然な対応であり、まるで豪邸に帰ってきて、執事や家政婦に取り囲まれたような暖かい雰囲気。
アピシウスのような重たさがなく、スタートからそんなホスピタリティーに私は和み、テンションは上がります。
吹き抜けのお店の螺旋階段で地下に降りてメインダイニングへ。
店内は既に半分くらい埋まっていて、無音で静かな雰囲気が漂います。
前回は、その圧倒的な雰囲気に多少飲まれ気味の私でしたが、今回は2回目ということもありその雰囲気を楽しむ余裕がありました。
ここ数年フレンチを一生懸命食べ歩いている私ですが、得てして食べている最中、一生懸命その料理の味や印象の記録を残し、口コミを作ることに集中しておりました。
しかし、ロオジエの椅子に座り、アミューズが出てきて1口食べた瞬間、口コミなんかどうでも良くなる私であり、今夜は1皿1皿の味、お店の雰囲気を思う存分楽しもうという気持ちになりました。
なので、今回も前回に続きメニューの詳細な感想は書きません。
こんな気持ちになるのはロオジエくらいでしょうか。それほど全てが素晴らしい夜でした。
強いて言えば、やっぱりどのお料理もソースが素晴らしいです。重層感というか、力強さというか、他のフレンチとは明らかに一線を画す味でした。
それからカトラリーについて述べておきたいです。
事前にマイレビ様の口コミで勉強はしておりましたが、他のお店では遭遇したことの無いブランドです。
見た目に派手さはありませんが、持ったときのずっしりした重量感が凄くて、かつとても持ちやすい。
珍しそうに見ていると、サービスの男性がすかさず寄って来て説明して頂きました。
『ピュイフォルカ』という、フランスの銀器の老舗で、銀の純度が高いとのことです。
ロオジエのカトラリーは、ほとんどこのブランドで、統一しているとか。
詳細はロオジエのホームページに記載されております。
更に述べておきたいのが、チーズ以降のデセール。
メインのブルターニュ産の子牛の後、有名なチーズワゴンから始まり、怒涛のスイーツが続きます。ここからは私よりも連れが主役でした(笑)
洋梨のコンポート、黒糖のゼリーとアイスクリーム
お茶菓子4種類
ミカンのゼリー、バナナ入りチョコレート、木苺のメレンゲ、柑橘類のベルガモットのマカロン
デセール
選択制で私は今マイブームのサバランを、連れはタルトタタンを。
私の誕生日祝いのプレート付で、いい歳して小っ恥ずかしい私でしたが、当然、私のサバランランキングNo.1の旨さ。
トドメのミナャルディーズワゴンサービス。『お好きなだけ』という悪魔の囁きに、まんまとはまりこむ連れであり、最後は苦しんでました(笑)。
まるで別のスイーツ専門店に来たような、クオリティとボリューム。ひとつとして手抜き、外れはありません。
お腹は膨れ上がり、7時から始まったディナーは、時計を見ると10時半を過ぎておりました。
店内には、数組しか残っておらず、店内は更に静かになります。そしてよくよく耳をすますとうっすらBGMが聞こえます。サービスの方に聞くと、始めから流していて、満席時はお客様の音で聞こえないくらいに設定していると。お客の数が減っていく行くと、姿を表すBGM、なるほど~です。
最後にマイレビ様の口コミで知った、ロオジエで食事をした人のみに許される『手土産』を、事前に予約しておきました。
ロオジエシガーボックスと迷いましたが、あまりに高いので諦めてマロングラッセを、今夜のディナーのお返しとして連れにプレゼント。
会計寸前に、サービスの方に私から『例のものを』と言うとテーブルに持ってきてもらう段取りをしてありました。
聞いていなかった連れは、びっくり。ささやかなサプライズでした。
翌日家で食べてみると、一粒1000円のイタリア産のマロングラッセは、涙の出る美味しさ(笑)
と言うことで、ロオジエは私の中では最高峰のお店であり、食べログで5点をつけるお店の基準になる店だと思います。これ以上何も望みません。
こんなお店は、やっぱり特別な日に来るべきお店でしょうか。
最後にお店を出るときに支配人の姿がなく、恒例のエレベーターを使った伝統芸を見られなかったのが、残念でした(笑)
鉄壁のグランメゾン
ツレの誕生日で訪問。
毎年、ツレの誕生日には気合いを入れてお店を選択しております。
ここ数年ですと、龍吟、神保町傳、ジョエルロブション、カンテサンス、レフェルベソンス。
そして今年は、エスキスと散々迷いましたが、こちらのお店を選ばせて頂きました。
率直な感想ですが、最高の食材の味を生かした、力技に、完敗です。素晴らしいお店でした。
創業、45年という事で、伝統を守った店内の雰囲気、内装、サービスも素晴らしいです。
最近、クラッシックフレンチにはまり、ル・マンジュドュー、北島亭、コートドール、ラブランシェと訪問してきましたが、こちらのお店は、価格差もありますがトータルで、1ランク上ですね。
細かい料理の説明は、省きますが、特に印象に残ったのは、オマールエビののったリゾット。今まで食べてきたオマールエビの中で、一番プリプリしていて、海産物系の旨味がしみこんだリゾットとの相性も抜群でした。
それから熊本産赤牛フィレ肉のロースト。
私は今まで、肉料理は、結局ステーキ専門店や焼肉屋さんのお肉が、一番旨いと確信してきましたが、こちらのフィレ肉のローストは、考えをくつがえされました。人生で一番美味しい肉でした。一口ほおばると、溶け出すように、旨味か溢れ出します。
そして、付け合わせのフォアグラ、黒トリュフを頬張ると、その足し算の味は、私の味覚の最高点を突き抜けました。この組み合わせを発案した?ロッシーニさんに、感謝です。
甘鯛の鱗焼は、ロブションに歩があるように感じました。
しいて苦言を言うとすれば、料理と料理の間に結構、待たされる事がありました。だいたい、食べ終わって、次の料理が出てくるまで、20分から30分弱。このクラスのレストランでは、これくらいは当たり前なのかわかりませんが、19時にスタートして、お店を出たのは22時半になりました。
いずれにしても、この金額のお店ですので、次に来れるのはいつなのか、わかりませんが、何かの記念日などにふさわしい、素晴らしいお店ですね。
店名 |
L'OSIER(L'OSIER)
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類型 | 法式 |
預約・查詢 |
03-3571-6050 |
可供預訂 |
僅限預約
予約専用ダイヤル:0120-156-051/ 03-3571-6050 |
地址 |
東京都中央区銀座7-5-5 |
交通方式 |
從地鐵銀座站徒步7分鐘從JR新橋站銀座口徒步6分鐘從JR有樂町站徒步8分鐘 距离銀座 362 米 |
營業時間 |
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預算 |
¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999 |
預算(評價匯總) |
¥40,000~¥49,999¥20,000~¥29,999
|
付款方式 |
可使用卡 (Master、VISA、JCB、AMEX、Diners) 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
12% |
座位數 |
30 Seats |
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個人包廂 |
可能的 可容納8人 僅1間最多7~10人。作為房費午餐10800日元/晚餐21600日元 (含稅) |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
可能的 使用時請在預約時吩咐。10臺。 |
空間、設備 |
時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有沙發座位 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒,有雞尾酒飲料,對葡萄酒講究 |
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料理 |
對蔬菜菜式講究,對魚類料理講究,提供英文菜單 |
此時建議 |
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服務 |
可提供慶祝・驚喜的服務,有品酒師 |
關於兒童 |
●中學生以上可以使用。 |
服裝規定 |
●男性客人請穿夾克衫。●請勿穿著短褲或涼鞋等便裝。 |
網站 | |
備註 |
●自2023年7月1日起,套餐和晚餐套餐的價格將會有所變動。欲了解更多信息,請訪問官方網站(https://losier.shiseido.co.jp/losier/)。 ●包場預約請與我們聯絡。 |
4回目の訪問。
今年もツレの誕生日祝いでの利用。
3ヶ月前、予約のため電話を入れると登録してあるのかいきなり私の名前を呼ばれて焦ります(笑)
本日も定刻よりも早めに到着して、1階のラウンジで待機して気分を上げていきます(笑)
ツレが到着し螺旋階段を降りる。
この瞬間からロオジエの結界に入る感じで、否が応にも緊張と興奮が湧き上がる(笑)
■店内の様子
我々は19時スタートでしたが、1番最終組。
ほとんどがかなり先行していて聞くと17時半〜開店してるとの事で場所柄か納得(笑)
ちなみに昔『モノリス』にいたソムリエの女の子と2年前に『セザン』で再会し、今回はロオジエで再会すると言う偶然と何というステップアップ!
■感想
過去3回は感動の連打だったんだけど、今回はホタテとリゾットの皿以外は全般的になんか感動に至らず。
いろいろ複雑な事してるのですが自分の好みに合わなかったと言うか、ストライクゾーンからズレていたと言うか。
オマールブルーやホワイトアスパラガスなんかは最高のクオリティであり、食材としてはめちゃくちゃ美味しいしんだけど、仕立てがなんか刺さらなかったと言うか。
癖の強いお店に通い過ぎて自分の嗜好が変化したのか?それともオリビエシェフの方向性が変化したのか?
あと後半のスイーツ系のボリュームが半端ない。
メインの後チーズワゴン、プレデセール、お茶菓子みたいな物、そしてメインデセール、トドメのフリヤンディーズワゴンと怒涛の攻撃で腹パン。
なんか甘い物でお腹がいっぱいになってしまった悔しさ(笑)
まぁ本日の主役はツレであり喜んでいたので良しとするか。
結局は私もオペレーションの凄さとその雰囲気に完全に飲まれていたのでした(笑)
■本日の税込サ別39000円のコース内容は以下通り。
❶アミューズ
❷バターナッツカボチャのスープ、カボチャのチップ、黒トリュフのペースト、底にはロワイヤル、カボチャのマリネ、銀杏。
❸ 桜のチップで燻製した紅富士サーモン キャビア・オシェトラとコンディマン“禅"、菜の花のエマルションとポンカン
❹ 三陸產帆立貝、魚沼産こしひかり“雪椿”のリゾット 黒トリュフと春野菜を添えて、潮の香るブイヨン
❺ オマール・ブルー、ホワイトアスパラガスとハーブのクルート モリーユ茸のファルシィ、ヴァンジョーヌ風味のジュ。
❻ 愛知県産 恵鴨のロティ もも肉のコンフィ、カルダモン風味のリンゴ 長野県産クルミ 花梨のムースリーヌ、フォア入りのソース
❼チーズワゴン
❽プレデセール
❾お茶菓子?
10.クレープフランベ、ハーブティ
11. フリヤンディーズワゴン