日本人の常連多めで良コスパの銀座っぽくない鮨店で、王道江戸前鮨を。 : Sushi Taichi

ランチで訪問。
数週間前に予約しました。

【ポイント】
○江戸前鮨を一通り堪能できる
○銀座としては驚異のコスパ
○常連が多く和気あいあいとした独特な雰囲気

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*オペレーション：複数人体制
*客層：常連多め
*支払い：カード可
*チャージ、サービス料：なし？
*ネット予約：なし
*ランチタイム営業：あり
*一人訪問：可能
*Google評価：4.5
*食べログ現状評価と印象：3.71
妥当な印象


【店舗概要】
銀座の鮨屋です。

鮨桂太の大将がこちらの出身ということで、気になって訪問。

過去には百名店に選出されています。
ミシュランガイド2024でも、セレクテッドレストランに選出。

ただ、詳細は伏せますが訪日外国人の予約はなかなか難しそうです。

この日も、銀座としては非常に珍しく日本人と思われる方のみでした。

駅からは少し歩きます。


【雰囲気とサービス】
カウンター8席です。
席間隔は狭め。

この日はたまたまかもしれませんが、常連さんばかりで、大将や女将も一体になって皆で雑談を楽しんでいる雰囲気でした。
一見客だと居づらさを感じる場合もあるかもしれません。

仮に自分も常連だとしても、皆でわいわいとした相互に距離感が近くウェットな雰囲気は私は少し苦手です。
とはいえ訪日外国人がいないのは個人的に好感。

大将としても、会話から推察するに、色んな人が来て人気や有名になるよりは、常連さんがしっかり付いてくれ気楽にこじんまりとやれることを望んでいるようでした。

大将、奥様？の女将、お弟子さんの3人体制でした。
前の組が長引いていたようであること、常連との話も弾んでいたことなどがあって、提供はゆっくり目。

サービスもあまり行き届いているとは言えず、以下の点は価格帯を考えると気になりました。
・間違えて同じネタが出た
・玉子が出たとき、これで一通りと言われたがお椀がその後ちょっと経って来た(玉子を食べた後すぐお会計をお願いしてしまったので何となくばつが悪かった)
・退店しようとして立ち上がっても誰も私のコートを取りに行く合図や素振りさえせず、自分で背後の少し高い位置にあるハンガーから取った、かつ恐れ入りますなどの声掛けもなし(そもそもコートをしまえるクローゼットなどが銀座ならあるべきとも思います)

また、そこそこ歳いっていて一人で銀座に鮨を食べに来ている女を「お嬢さん」呼ばわりするのは大変気になりました。
強いて言うなら「お姉さん」ではないですか？

常連さんたちと和気あいあいという雰囲気で営業されているので、接客というものをきっちりしようという感じではないのかもしれません。

私はもっと、町寿司ではない高級鮨屋は凛とした感じが好きです。


【オーダー内容とコスパ】
品数多めの握りのおまかせを事前予約していました。

ドリンクは、日本酒を一合。

内容は以下。
○中トロ
○小肌
○しめ鯖
○平目昆布締め
○煮蛤
○春子鯛
○赤身
○車海老
○いくら
○鰤
○平目昆布締め　間違えて2回目
○北寄貝
○うに
○さより
○白魚
○カマトロ炙り
○穴子
○玉子
○お椀　写真なし

20品弱としっかり食べれて、お酒も飲んでお会計は驚異の14,000円程。

銀座では信じられない値段でびっくりしました。
コスパはかなり良いですね。
鮨桂太よりお安いかも？


【感想】
総じて美味しかったです。

シャリは赤酢が香り酸味も適度にきいており、硬めの炊きで握りは気持ち大きめ。
好みのタイプでした。

最初の中トロは驚きのとろけ具合。
旨味も香りも良く、とても美味。

着席から15分程待たされていたのですが、こちらをいただいて少し気を取り直せました。
ちなみにマグロは石司とのこと。

ただ、以降は、丁寧な仕込みは感じるものの、特筆すべき点はなく。

しっかり美味しいのですが、スペシャリテが最初の中トロという印象がずっと続いてしまい、構成がもったいなかったかも。

煮蛤の火入れ加減とツメの風味は良かったです。

軍艦の海苔もパリッとしていて美味。

一方、春子鯛、さより、白魚は、私には酢締めが強く感じました。

これらのお魚は私は素のままに近い状態が好きというのもあるかもしれないですが。

他方、小肌、しめ鯖は青魚の旨味や風味も感じられ、平目の昆布締めも程よくて良かったです。

江戸前鮨を堪能できたと思います。

独特な雰囲気ではありますが、銀座でこの価格はすごいので良いと思います。