: SIGNATURE

久々の大ヒット！
クラシックフレンチばんざーい。

フライング母の日ランチに行ってきました。
コロナ禍にオープンした浜離宮のオシャレホテルのダイニングもちょっと気になってはいたのですが、霞を食べているかのようなモダンフレンチは正直あんまりちょっと好きではない私。
シグネチャーはクラシック回帰との噂を聞いての初訪問です。

直前の予約にも関わらず、窓際のテーブルを用意していただけてテンションアップな一方、お客様がちょっと少なくて一瞬、大丈夫か…と不安がよぎりましたが、着席。
トラブルがあって予約時間を過ぎてしまい、遅れる旨を連絡したら、レストラン予約の電話の方の対応がちょっと迷惑そうというか残念な印象だったのもあり、ラストオーダーぎりぎりの入店で焦り気味のスタートでしたが、レストランの中の方達は急かすこともなく笑顔でゆったりと対応してくださいました。

予約時にメニューと睨めっこして、メイン2品の4コースを選択していました。
まずはアミューズに、グリーンピースのポタージュとグジェール。
ポタージュが濃厚でおいしかった〜
これから暑くなる季節だから、冷製でもいいかもとは思ったものの、でも良い始まりの予感。

前菜はカリフラワーの隙間に少し酸味のある赤ワインのジュレを含浸させたさっぱりしたお料理で、アミューズがしっかりめの一口だったので、コントラストがあってよかったです。

お魚料理は写真を見て絶対食べたい！と思ったサーモンのクリビヤック。
本来はパイ包み焼きなのですが、パイではなくてクネルのような多分お魚のすり身のようなもので包み、パイはソースと一緒にお皿の上でマリアージュ。
これは本当においしかったです。
レアなサーモンに、バターやクリームを存分に使ったザ・フレンチなソース、バター香るサクサクパイとの組み合わせが最高の逸品でした。

お肉は赤鶏のブランケット。
現代的なアレンジで、見た目上はお肉とソースが独立しつつ、合わせて頂くとちゃんとブランケット（シチュー味）という。
お魚が圧倒的勝利かと思いきや、食べ進めるとお肉もなかなかよかったです。

デセールは苺を飾ったブランマンジェと苺のソルベ、バジルとシトラスのエスプーマでした。
見た目は文句なく素敵でしたが、他のお料理に比べると味はややぼんやりしてたかな？

そしてデザートの際に、ほぼ同時に母の日アレンジを施したとってもかわいらしい小菓子のプレートを用意してくださって、全く予想していなかったのもあり、思わず感激してしまいました。
マドレーヌが卵のいい香りのサックサクふわふわで、レストランならではのおいしさでした。

全体的に、バターと生クリームたっぷりの濃厚なまさにクラシック系で、でもお見た目はとても美しくモダンで、私の中では最近一番の満足度でした。

お店は意外とこぢんまり。
ランチで行くなら、意外と日差しが強いので、わざわざ窓際でなくて壁際のソファ席でもいいかもでした。
景色もスカイツリーと反対側なので特に見るべきものもないですしね。
都心向きなので夜景はきれいかな？
次回もし機会があればぜひディナーで。