香住のズワイと七尾の根付き鰹に歓喜した人形町の夜なのだ、の巻
土曜日の夜です。
人形町です。
今夜はおよそ半年ぶりのこちら、【礒田】さん。
すっかり陽の落ちた銀座六丁目からのんびりノテノテノテ。約三キロの道のりですが、高島屋の中をブラ散歩したので、一時間を超えてしまいました。
予約は六時の一回転目。
十分前に到着すると、ちょうど壁の行燈に照明がともったところ。
階段を登って暖簾をくぐります。
『お待ちしておりました。xxxさん』と、ニヤッと笑みのこぼれる礒田氏。
お一人様なので、カウンターの真ん中にご案内。
『昨日、兄貴と呑んでましたよ・・・』と礒田氏。
『おおっ、西新橋の、何でしたっけ、グフッ』
『巨匠です、アハッヾ(≧▽≦)ノ』
兄弟子の井上氏との仲の良さはなんとも羨ましい。
近況を語り合っていると三組のお客様が現れ、今宵のばんげがスタート。
みなさま、星野さんからのご常連。その悪戯小僧っぽく愛らしい笑みとその技量に魅了された方達ですね。
さてさてそれでは本題です。
コース内容は以下の通り。ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
塩味の効いたエッジの際立つ味わいが礒田氏の持ち味。ラッコの我儘な舌をねじ伏せる力が漲っております。
今宵は特に香住のズワイと七尾の鰹に悶絶。
〆ご飯の牛肉の時雨煮も、なんだか兄弟子の井上氏の味わいに似てきたと感じるのは気のせいか?
次回は来年の三月。
虎河豚はもう終わっているかな、アハッヾ(≧▽≦)ノ
<コース内容>
⚫︎ズワイ蟹:香住
・京菊菜
・利休麩
⚫︎飯蒸し:唐墨
⚫︎北寄貝:山椒ソテー、苫小牧
・銀杏
・九条ネギ
⚫︎淀大根:鯛の中骨出汁
⚫︎海老芋:富田林
⚫︎お造り:
・真鯛:明石
・墨烏賊
⚫︎鰹:七尾、和芥子
⚫︎お椀:
・あこう(キジハタ)
・湯葉
・芽ねぎ
・生姜
⚫︎マナ鰹:塩焼き
⚫︎グジ:蕪蒸し
⚫︎ご飯:
・一膳目:牛肉の時雨煮と縮緬山椒
・二膳目:追加の時雨煮と全卵
・香の物:白菜
・赤出汁
⚫︎デザート:
・洋梨コンポート
・イチゴ
<お酒>
・生ビール
・天領:飛切り、特別純米、下呂
・仙禽:クラシック仙禽2022、さくら
・二兎:純米、山田錦六十五、生、岡崎
・雨後の月:純米大吟醸、呉
明石虎魚と稲取金目に感涙した人形町の夜なのだ、の巻
土曜日の夜です。
人形町です。
今宵はおよそ三ヶ月振りのこちら、礒田さんにお伺いしました。ちょっとしたアクシデントは有りましたが、とにかくおおごとでなくて良かった・・・
『おひとり様になっちゃいましたね、グフッ』と、なんだか嬉しそうな礒田氏。
そうか、攻めてくるか。
やはり、ドSやな。
だからドMの西新橋の巨匠(兄弟子を弄ることも忘れません)と仲が良いんや、アハッ\(//∇//)\
それはともかく、同じドMのラッコ。
ドS親方との相性も良い筈だけど、何よりその手から生み出される一皿一皿もまた、口に合う。
さてさてそれでは本題です。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
今宵は何と言っても明石の虎魚の唐揚げと稲取の金目鯛の焼き、それに加えていつもの焼きスッポンのセセリとミツボネ、千葉のカマスの棒寿司に尽きる。
虎魚も金目もカマスも、脱水と塩入れが完璧。
塩って重要ですよね。これが効いていないとボケた味になるし、何より素材の輪郭が際立ちます。
『(塩が)弱いお店のをいただくと、しっかり効かせようよ、なんて思っちゃいます』と、呟く礒田氏。
まっ、これはあくまでも好みですけど、素材の地味も滋味も塩があってこそのこと。中には塩味が苦手な方もいらっしゃるとは思いますが、ラッコの舌にはドストライク。
加えて今夜の焼きスッポンはセセリとミツボネ。
セセリは鶏肉と同じで首の部位。スッポンでは首の皮を被ったり剥いたりする、お⚫︎ん⚫︎んのような形状。
そのお⚫︎ン⚫︎んを手掴みでしゃぶると、アイヤァ、骨格が見えてきた。まるでカタパルトみたい。だから縮んだり伸びたりするんやな、アハッ\(//∇//)\
食感は鶏のセセリとおんなじで、やや強めの歯応え。噛み締めると、何とも言えない旨味が迸ります。
ミツボネはいわゆる肩甲骨。一匹で二枚しか取れない希少部位。牛に例えるなら肩ロースかな?
とは言え、肉質は赤身そのもの。というのも前脚を前後に掻いて泳ぐスッポン。最も活動している筋肉ですもんね。
他にも蒸した甘鯛の葛餡掛け、焼き鮎の椀物など、他店のレベルを余裕で凌駕。
いやぁ、ホント、掛け値なしにウンマイ。
<つまみ>
⚫︎ジュンサイ:三田
・鰈
⚫︎カマス棒寿司:千葉
・玉蜀黍:天ぷら
・オクラ:胡麻和え
⚫︎スッポン:付け焼き
・セセリ
・ミツボネ
⚫︎甘鯛:蒸し
・おろし冬瓜
・葛餡
⚫︎虎魚:唐揚げ、明石
・隠元:天ぷら
⚫︎鰹:タタキ、気仙沼
・濃口醤油
・生姜
⚫︎お椀:
・焼き鮎
・ジュンサイ
・大根
⚫︎金目鯛:鱗焼き、稲取
・蓼酢
⚫︎炊き合わせ:
・揚げ賀茂茄子
・木耳
・薬味:茗荷、木の芽、鰹節
⚫︎ご飯:二膳
・ジャコ
・牛肉の時雨煮
・赤出汁
・香の物:白菜
・卵
・おこげ
⚫︎デザート:
・サクランボ
・ブルーベリー
<お酒>
・生ビール
・ハイボール
青森産のサクラマスにムフフと唸った人形町の夜なのだ、の巻
土曜日の夜です。
人形町です。
今夜は凡そ二か月ぶりのこちら、″礒田″さんにお伺いしました。春先なので、魚や野菜、貝類も総入れ替わりの筈。
恐らく筍やろ、赤貝やろ、春を告げる魚やと、白魚、明石の真鯛、メバルさん達がが三つ指ついて待ってんのかいな、アハッ\(//∇//)\
実際のところ、ラッコの想像は当たりましたが、それを超えたところで白甘鯛、サクラマス、佐渡のめじ鮪、大間の青海鼠なんて、あいやぁ、そこまでお手当してくださるんですね。
この夜で五回目のお伺いとなりましたが、開店された頃とは明らかに異なるその味わい。磨きがかかるとは、まさにこういうことなのでしょう。
<まとめ>
お凌ぎの穴子の蒸し鮨に感涙。これはもうね、丼一杯、いただきたい。
瀬戸内の赤貝、恐らく観音寺あたり、の香りに春を感じれば、アイヤァ、もうサクラマスかいな。
いわゆるキングサーモンですが、実山椒タレとの相性が抜群。添え物のウルイです包み込むようにアンムッ!
まさに口福な夜となりました。
<コース内容>
●先付け:
・お椀:メバル、独活、蕗の薹
●お凌ぎ:
・蒸し鮨:穴子、対馬
●お造り:
・赤貝:瀬戸内
・春子鯛
・菜の花
・ゼンマイ
●焼物:
・サクラマス:青森
・ウルイ
・木の芽
・実山椒タレ
●揚げ物:
・白魚:宮城
・タラの芽
●お造り:
・真鯛:明石
・めじ鮪:佐渡、鬼おろし
・酢橘、塩、煮切り
●椀物:
・白甘鯛
・生ワカメ:佐島
●焼物:
・金目鯛:炭火焼き、稲取
●炊き合わせ:
・真蛸:佐島
・筍:鹿児島
・蕗の薹
・蕨
●箸休め:
・青海鼠:酢の物、大間
●ご飯:
・一膳目:筍ご飯、チリメンジャコ
・二膳目:牛肉の時雨煮
・香の物:白菜
●デザート:
・マンゴー
<お酒>
・生ビール:小グラス
・ハイボール:白州、二杯
『まる』の三骨と徳島の『白尼』で睦月を迎えたのだ、の巻
土曜日の夜です。
人形町です。
二回転目の八時半ちょいと前、待ち合わせしていた初台お嬢と二人、礒田さんの暖簾をくぐります。
既に男子のお二人連れが着席中。
後ほどカップルがお見えになり、六人でカウンターに並びます。
今夜で四回目の訪問。
睦月の席は初めてですが、やはりなんだろう、お正月ということを抜きにしても、多くのレビューアー様が書かれている通り、ぐんぐんと延びる技量と爽快な味付け。
確かにこれまでで一番口に合う仕上がりとなりました。
取り分け、まる(スッポン)のミツボネ(三骨)は嬉しかった。
牛に例えると前脚の肩甲骨にあたり、首の根元と前脚につながる部位。鶏のソリレス(腿の付け根部位)と一緒で、ひとつの個体から二個しかとれない、まさにスッポンの希少部位。
それがラッコ達二人の前に登場。
活発に動く部位なので、筋肉の質が違う。
恐らく味享の井上氏と毎月食事をされているとのことなので、その井上氏からラッコの好物という情報を仕入れられたのかもしれません。
さりげない心遣いとその気働きに感謝するとともに、キレッキレの地頭の良さが垣間見えます。
それに加え、白尼(白甘鯛)も登場。
八幡浜ではなく徳島産。サイズは小さめですが、赤甘鯛とは全く異なる厚い肉繊維と、真鯛のようにグイッグイッと強く反発する食感に朦朧とします。
味付けはいずれも最小限の足し算。
素材の地味と滋味を引き出す技量は、今後更に磨かれていくこと間違いなし。
暫く通い続けることといたします。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<コース内容>
●汁:
・お雑煮:白味噌、海老芋、金時人参
・お餅:山形農家のきねうち
●飯:
・飯蒸し:唐墨、錦糸卵
●向付:
・伊勢海老:炙り、海老味噌
・タタキ牛蒡
●焼物:
・スッポン:醤油と酒の付け焼き
●お浸し:
・生の白ウド、芹
●揚げ物:
・白甘鯛:徳島
・鱗:松笠
●お造り:
・真鯛:明石
・墨烏賊:明石
●小吸物:
・蕪:摺り流し
・虎河豚:白子
●強肴:
・マナガツオ:塩焼き
●椀盛り:
・ゆり根饅頭:鳥ミンチ
●ご飯:
・一膳目:牛肉時雨煮、ジャコ山椒
・二膳目:TKG
●デザート:
・カスタードクリーム
・あまおう
・オレンジ
<お酒>
・月山:芳醇辛口純米、安木
・手取川:純米、生原酒、搾りたて、白山
・山城屋 煉:生酛造り、長岡
・天領:純米大吟醸、下呂
馬瀬川の若鮎の代打は稲取の金目鯛なのだ、の巻
土曜日の夜です。
人形町です。
およそ半年ぶりのこちら、”礒田”さんにお伺いしました。
一回転目の六時十分前に到着したラッコ。通りを折れるとお店のビルの前にマスク姿の割烹着男子を発見。
視線が合うと、ニヤッと微笑む礒田氏。
『こんちは。お久しぶりです』とラッコ。
『はい。半年ぶりぐらいでしたっけ?』
『そうなりますね。待ち遠しかったです。ところで、どなたかのお出迎えでっか?』
『アハッ、たまには外の空気を吸いたくて・・・』
『実は昨夜、内幸町にお伺いしました。偶然にも食べ比べてしまうことになっちゃいます、アハッ』
『えっ、何が出てきました?』
『天草の鰻に郡上の若鮎、噴火湾の毛蟹、淡路の鱧などなどでした』
『あっ、あああっ』と眼の泳ぐ礒田氏。
『うふっ、素材は同じですね。でも仕立ては違うかもしれないっすね、エヘッ』と、動揺を隠しながらもチラ見セする自信。
この物怖じしない接遇が若き礒田氏の持ち味。
今夜も愉しませていただけそうです。
他の予約客の方がいらしたので、礒田氏は階段上に。
ラッコはご一緒する女子を外でお待ちします。
ほどなくすると、水天宮通りを早足で掛けてくる初台お嬢。焦んなくて良いよぉ~!
時間前なのに、その生真面目さが好き。
およそ二か月ぶりの再会を喜び、階上の暖簾をくぐります。他の六名のお客様はすでに着席中。カウンターの真ん中に椅子を引かれ、今夜の膳がスタート。
さてさてそれでは本題です。
コース内容は以下の通り。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお楽しみいただければ幸いです。
そしてご馳走様でした。
<まとめ>
お店の前で礒田氏と会話していた通り、その多くが昨日の内幸町とかぶります。恐らく、その日その日で最高の食材を揃える目利きの方(京味時代からのいわば仲買い代行業?)が同じなのかもしれませんね。
でも素材は同じですが、味付けは微妙に異なります。どちらがどう、ということは有りません。親方の個性が表出したいずれも素敵な一皿でした。
ところでタイトルの馬瀬川ですが、礒田氏は『馬瀬の鮎しか使いません』とのこと。釣って三日間は泥を吐かせなければいけませんが、ここ数日間の低気圧の影響でこの夜には巡り合えませんでした。
『来年お越しください。でも天候次第ですけどね、アハッ』と焦らす礒田氏。
くっ、悔しいぃヾ(≧▽≦)ノ
<コース内容>
●先付:
・京茄子とろろ
・鱧の湯引き:醤油出汁餡、湯葉、淡路
・新銀杏
●飯蒸し:
・鰻:地焼き、天然、天草
●箸休め:
・蒸し無花果:白和え衣
●揚げ物:
・グジ
・玉蜀黍
・酢橘
●向付:
・白イカ
・アコウ:冷水〆
●椀盛り:
・鱧:淡路
・ジュンサイ:北海道
●焼き物:
・金目鯛:稲取
・薬味:蓼酢
●炊き合わせ:
・胡瓜:葛煮
・黒アワビ:島根
・キクラゲ
●強肴:
・毛蟹:噴火湾
・オクラ
・白だつ
●ご飯
・一膳目:ジャコと牛肉の時雨煮
・二膳目:時雨煮のお代わりと卵
・赤出汁
・香の物:白菜の浅漬け
●デザート
・ピオーネ
<お酒>
・田中六五:純米、糸島
・二兎:純米吟醸、岡崎
・松の司:純米大吟醸、滋賀
・風の森:SakeBase、純米、奈良
ユリマンに悶絶した人形町の夜なのだ、の巻
木曜日の夜です。
ユリマンなんて、なんだか気を惹くようなタイトルですいません。
百合根饅頭のことです。
初体験なんです、ユリマン。
百合根なんてそんなに食べる機会無かったし、正直、ブラインドで食べ比べると、クワイとの違いも良く分かんない。
まだまだ知らないことだらけやなぁ、いやいや、還暦を迎えた我が身、単に記憶が怪しくなっているだけかもしれません、アハッ。
さてさて今夜は、敬愛するフォロワー女子二人に囲まれての礒田さん。といっても別にサンドイッチ状態ではなく、ラッコは奥の端っこで壁にもたれながら、まったりポン。
何度もご一緒している方達なので、気を遣う必要も有りません。ノンビリとツマミを摘んでは、お猪口を口に運ぶラッコ。
独り呑みが好きだけど、気の合う方達との緩い歓談も好き。美味いお皿と銘酒があれは尚更のこと。
明日も四時半起きなのに、ハイボールとお酒を三合ほど聞こし召したラッコ。
だってね、気持ち良いし、心地良いんだもん。
さあ〜ってと、これから二時間かけて神奈川西部の巣に戻りますかね。
ひとつひとつのコメントは写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
これがメイン、という分かりやすさこそ有りませんが、喩えて言えば、俊足好打の一番バッターの無限ループ状態。
派手な演出も過剰な足し算も無く、それが好感をもたれる所以かも。
次回の予約は金曜土曜縛りにしたせいか、八月の下旬。
うむむむむむっ、今後更に予約が取れにくくなるのかな、アハッ\(//∇//)\
<料理>
初体験のユリマン。
百合根を湯掻いて裏漉しマッシュ、中に鶏挽肉のそぼろを混ぜ込んで揚げました。出汁のとろみ餡との相性も抜群で、これはもう絶品。ユリマン、最高!
やはり繊細な仕立ては鶏に勝るものなし。
牛や豚だと地味が強すぎて、百合根の繊細でシルキーな甘味が負けてしまいますものね。
季節感満載のお皿にも溜息の連続。
ふきや花山葵、うるいに芹。春のゆるやかな息吹を感じとります。
そろそろ名残のカワハギ肝ポン酢。
橙酢や鴨頭ネギを薬味にするあたり、ラッコの嗜好とブレることなく重なりました。口に合うな、こちらのお料理。
●酒粕汁:仙禽、金時人参、お揚げ、蒟蒻、九条ネギ
●赤貝酢飯:大分、昆布〆、蕗
●毛蟹:花山葵
●スッポン:蒲焼き
●お浸し:ウルイ、芹
●白魚:宍道湖八珍
●お造り:
・墨烏賊:鹿児島
・真鯛:明石、1.8kg
●皮剥:肝和え、鴨頭ネギ、橙ポン酢
●玉子豆腐:車海老、素揚げした蕗の薹
●金目鯛:鱗焼、下田
●百合根饅頭
●青海鼠:津軽、木の芽、大根おろし
●ご飯:
・一膳目:牛肉の時雨煮
・二膳目:縮緬山椒と白菜の漬物
・三膳目:宇治の卵黄
・四膳目:牛肉の時雨煮(追加)
・五膳目:オカカ
・赤出汁、白菜、縮緬山椒
●デザート:苺、せとかだったかな?
<お酒>
●ハイボール
●仙禽:オーガニックナチュール、さくら
●〆張鶴:純、純米吟醸、村上
●天領:純米大吟醸、下呂
日本酒は三合
虚飾を排した可憐な一皿は、まるで野に咲く月見草なのだ、の巻
木曜日の夜です。
人形町です。
今夜は愛すべきフォロワー様にお誘いいただき、こちらの”礒田”さんにお伺いします。
今年の春先、味享の井上氏から『新しくオープンしますので、是非、ご贔屓に』と名刺を受け取りながら、机の奥に仕舞い込むこと数ヶ月。
まさかこんなに早く予約困難店になってしまうなんて、まったくもって、油断しておりました。
まっ良っか、お店は逃げないし、なんてほぼ忘れかけていたところ、グフフッ、やはりラッコは持っている。
『もちろん、喜んでご一緒します』なんて、どっかの居酒屋の兄ちゃんぽく即答し、待つこと二ヶ月弱。
予約の十分前に到着したラッコ。
ちょうど、お誘いくださった今夜の相方も表通りからいらっしゃり、二人して階段を登ります。
最初のお客のようです。
折敷は六枚。
厨房から顔を覗かせた礒田氏が『どうぞ、お二人連れが三組ですので、奥でも、真ん中でも手前でも、お好きなところにお座りください』と丁寧に呟きます。
『おおっ、はじめまして。井上さんが「この間豊洲でお見かけしたら、礒田さんが肩で風切って歩いていたので、思わず柱の影に隠れて道を譲っちゃいました」なんて仰ってましたよ』とラッコ。
『あいヤァ、そんなん、アハッ』っと、膝に手をつき腰を折る礒田氏。
軽いジャブで一見の緊張をほぐし、生ビールで乾杯。
今夜は一回転とのことで『ごゆっくりしてらして下さい』なんてお言葉に甘えながら過ごした二時間半。
いやぁ、やはり懐石はええなぁ!
さてさて、今夜のコースですが、内容は以下の通り。
詳細は写真欄に記載しておりますので、画像と一緒にお読みいただければ幸いです。
そしてご馳走さまでした。
<まとめ>
松茸は終わりだし、蟹は翌週からと言うことで、今はちょうど食材の端境期。おそらくメインはアワビかなぁ、なんて想像しておりましたが、ご用意いただいたのは、なんと金目鯛。
四番打者というにはちょいと役不足では有りますが、そこは、厳しい修行で培った礒田氏の手技と天性のセンスが光ります。詳しくは写真でご確認ください。
金目鯛に限らず、カマス、海老芋、スッポン、小肌、穴子と言った脇役が、珠玉の逸品に可憐に変身。いわばホプキンスは居ないけど、俊足巧打の大下が勢揃いしたかのよう(意味不明ですいません。赤ヘル第一次黄金時代の例えです)。
分かりやすく例えると、まるで月見草。
薔薇や向日葵のような派手さは無いけれど、手をかけ時間をかけ、丁寧に愚直に仕込まれた滋味は、路傍の小さな花を思わせます。
太宰曰く『富士には月見草が良く似合う』。
富士とは、かの京味の西翁が作り上げた和食の最高峰。その西翁からは孫弟子にあたるかと思いますが、その京味の流儀が人形町にも咲いておりました。
再訪必至です。
<コース>
●先付け:
・小蕪と京菊菜の炊き合わせ
●お凌ぎ:
・豊後水道産のカマスの棒鮨
●焼き物:
・真鱈の白子と銀杏
・スッポン
●箸休め:
・湯葉と京水菜のイクラ添え
●揚げ物:
・富田林産の海老芋
●向付:
・小肌の辛味大根和え
・明石産真鯛と小柴の墨烏賊
●椀物:
・対馬産の穴子の白焼きと大根
●強肴:
・銚子産の金目鯛のウロコ焼き
・甘鯛と近江カブラの餡掛け
●箸休め:
・柿なます
●ご飯:合鴨無農薬栽培の山形産コシヒカリ
・一膳目:牛肉の時雨煮
・二膳目:新イクラ
・三膳目:こジャコと時雨煮
・四膳目:追加の時雨煮
●留椀:
・赤出し
●デザート:
・ピオーネ
<お酒>
●生ビール
●開運:冷やおろし、純米、掛川
●澤屋まつもとウルトラ:京都
●天吹:特別純米、佐賀
お酒は二合弱
店名 |
Isoda
|
---|---|
類型 | 日本料理 |
預約・查詢 |
03-3527-3116 |
可供預訂 |
僅限預約 |
地址 |
東京都中央区日本橋人形町2-6-11 五十番ビル 2F |
交通方式 |
從人形町站A3出口徒步2分鐘 距离人形町 53 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥30,000~¥39,999 |
預算(評價匯總) |
¥40,000~¥49,999
|
付款方式 |
可使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
座位數 |
8 Seats ( 吧臺8席) |
---|---|
最大宴席可容納人數 | 8人(座位) |
個人包廂 |
不可能 |
包場 |
可能的 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
此時建議 |
|
---|---|
開店日 |
2021.4.15 |
星期二晚上。是人形町。今晚是去年臘月以來的這裡,拜訪了 【雛田】 。6時和8:30旋轉兩周,6時到達比較睏難,所以參加8:30的聚會。坐在平時的吧臺裡面,喝一杯醋橘酸味雞尾酒。沒過多久,以為是工作夥伴的三名男女和兩名男子來了,開始是六個人。那麽現在是主題。收到的套餐內容如下。由於每個評論都在照片欄中列出,如果您能與圖像一起享受,我們將不勝感激。而且我吃好了。<總結>首先用小菜的蛤蜊碗讓胃平靜。接下來的蒸飯。煮星鰻的甜味和醋飯的酸味恰到好處的鹽梅。不擅長的壽司店也會逃走。第一次做白味噌豬的做法讓我很郁悶。銀魚天婦羅的擺鹽什麽的,已經能讓人感受到手煉師傅的氛圍。芥末煮菜花的高湯調味的赤貝,平常的明石鯛魚加海帶收尾的細魚。在白甘鯛的碗裡煮竹筍和章魚・・・!時間很早,從開店之初就一直去了,已經是第3年了。剛開始的時候,是以邊緣為主的鹹味很濃的味道,但現在成長為更能發揮食材的質樸和滋味的鹽的調用者。這種勢頭不會停止。好像會持續去一段時間。 <套餐內容>⚫︎小菜:・蛤:鹿島・新和佈・樹芽⚫︎蒸壽司:・星鰻・錦絲雞蛋・樹芽・醋飯⚫︎刺身:・赤貝:山口・油菜花:芥末煮・宇登・利休面筋・五花肉・一番高湯:鰹魚、海帶⚫︎碗物:・豬:福山・牛蒡:清煮・芹・白味增調味・花椒粉⚫︎ 油炸食品:・銀魚:三層・鱈魚芽・京都粉和水:不加雞蛋・鹽:秘密⚫︎刺身:・真鯛魚:明石・細魚:海帶收尾・醋橘・鹽:秘密・富士泉⚫︎碗物:・白甜鯛:佐島・筍:天婦羅、尖端、烘焙咖啡的香味・蜂鬥菜・樹芽燒烤⚫︎・金目鯛:稲取・醋橘⚫︎拼盤:・筍:、根部・章魚:煮櫻花、出水・蕨・菜花⚫︎鹹魚:太平洋斯氏柔魚、富山灣⚫︎米飯:・越光米:山形・第一膳:蒸竹筍、花椒雜魚・第二膳:蒸竹筍、陣雨煮牛肉・第三膳:白飯、蛋黃、幹制鰹魚、陣雨煮牛肉・第四膳:蒸竹筍・白菜・紅湯汁⚫︎甜點:・士多啤梨・sekari<酒>・醋橘酸味雞尾酒・蜻蜓:特別純米、黑蜻蜓、大川・伯樂星:純米吟釀、大崎日本酒二合4.23