店名 |
Denkus hi furori
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類型 | 創作料理 |
預約・查詢 |
03-6427-2788 |
可供預訂 |
可以預訂 |
地址 |
東京都渋谷区神宮前5-46-7 GEMS青山CROSS B1F |
交通方式 |
距离表參道 353 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算(評價匯總) |
¥15,000~¥19,999¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
可使用卡 (AMEX、JCB) 无使用電子錢 |
個人包廂 |
不可能 |
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包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 |
空間、設備 |
有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒 |
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此時建議 |
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服裝規定 |
スマートカジュアル |
網站 | |
開店日 |
2020.9.30 |
週末のランチに伺いました。
予約困難店『傳』と『フロリレージュ』のシェフが串を介してコラボレートしたお店とのこと。
食べ慣れた方はどちらの味も知った上で、新たな試みを楽しみに訪問するのでしょうが、私はどちらの味も知りません。でも少なくとも、串なら串焼きも串揚げも大好物。予約困難と聞いただけで後回しにしてしまう私の、モチベーションを上げてくれるか、楽しみに訪問しました。
外出を控えていた昨年、表参道の裏通りに突如現れた、斬新な意匠の低層ビル『GEMS青山CROSS』。地下への無機質な階段が、都会の隠れ家感を醸し出しています。
オープンキッチンを囲む長い木目のカウンターがスタイリッシュ。写真で見た『フロリレージュ』の内観に似たイメージです。ボサノヴァが流れていて、表参道らしい若々しさやカジュアル感が感じられました。
ランチコース 税サ込7,260円です。
初めに断っておきますと、串料理のコースではありませんでした。また串付きの料理は、全6品のうちの3品でした。
○かつお パプリカ
生に近いかつおと大葉を交互に重ね竹串で刺したもの。パプリカのムースに唐辛子のオイルを垂らした、ほんのりスパイシーなソースと合わせて頂きます。
最近、串焼きを串から外して食べるのはマナー違反かという議論もありましたが、こちらは、食べにくければ外してどうぞという案内がありました。一口では難しいので、外してかつお一切れと大葉をひとセットにしてムースを載せて頂くことに。熟したかつおに野菜の甘みの組み合わせが印象的です。串付きで提供する意味があるのかな、と疑問は感じました。
○フォアグラ ヤングコーン
ヤングコーンをくり抜き、2種類のトウモロコシのペーストと粒を和えて詰め、トウモロコシの粉をかけて焼いた、トウモロコシの旨味を味わい尽くす料理。こちらは『フロリレージュ』で提供されているものとほぼ同じとのこと。
もう一方は、フォアグラを1週間味噌漬けにしてテリーヌに仕立てた料理で、滑らかな食感の中にフォアグラの苦みと味噌の酸味を感じる、初めての不思議な味。こちらは『傳』の料理とのこと。
唯一、2店のコラボレーションを実感させる一皿でした。
○枝豆 ホタテ グリーンピース
枝豆のすり流しの底に濃厚なグリーンピースのピュレを忍ばせた、豆類に拘ったスープ。浮かべた花ズッキーニの蕾の中にホタテのしんじょうが隠れています。塩味控えめの優しい甘さで、分かりやすさが良かったです。
○牛カツ れんこん
2品目の串付き料理です。鰹出汁と醤油で漬け込んだ牛のカツの下に、粒マスタードで和えたきんぴられんこんが敷かれています。旨味を引き出した茶色の玉葱のペーストと塩胡椒で味に変化を付けながら頂きます。
牛の甘みを楽しむ合間に、きんぴられんこんの鮮烈な酸味が襲ってきます。折角旨味のしっかりと染みた牛カツを、もう少し落ち着いて味わいたいと思ってしまいました。
刺された竹串を観察すると、串に刺して揚げたものではなさそうです。こちらも串のままかぶりつく自信が無く、切り分けて頂きました。
○沢蟹 ミント 桜海老ごはん
土鍋で炊き上げた白米に、たっぷりの揚げた桜海老を混ぜ、これまたたっぷりのミントの千切りを載せたごはんです。濃厚な沢蟹のビスクをかけて頂きます。香ばしさと濃厚さと爽やかさと。様々な要素が折り重なった、このお店らしい複雑な味わいでした。
香の物が竹串に刺されていました。串料理と呼んで良いかは迷いますが、これが串もの3品目です。
○甘味
メレンゲに挟んだ冷たい大福か、抹茶クリームを添えた固めのプリンかを選べます。
大福も人気のようで迷いましたが、プリンを選びました。甘さ控えめのしっとりとしたプリンでした。
串料理ではないコースに、思い出したように串が登場しますが、今回は串の必然性は分かりませんでした。和の『傳』とフレンチの『フロリレージュ』の個性がひと串に納まり、意外なマリアージュが、という驚きを期待していましたが、そういうスタイルでもなかったようです。
2店の紹介的な役割か、あるいはどちらもイノベーティブな創作料理のお店とのことなので、それぞれの個性を持ち寄って、実験的に更なる突き抜けた個性を模索しているのかしら、と思いました。
お店の雰囲気はモダンでスタイリッシュで、何よりもてなしの心遣いが伝わり、居心地良く過ごすことができました。冒険心あるフーディーの方には楽しめるお店だと思われます。
ごちそうさまでした。