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なぜ『NeMo』がミシュランなのか?/その理由 : Ne Mo

官方消息

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以「自然」為主題的法式料理餐廳

Ne Mo

(NeMo)
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此處的感想是根據消費者的主觀意見及感想而成,並非客觀評論餐廳的價值。請把它當作參考即可。 此外,此處的感想為消費者當時光臨餐廳的情況,内容、金額、餐點等可能會與實際情形有所出入,請在前往餐廳務必以電話或其他方式諮詢。更多資訊請往這裡
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4.1

JPY 20,000~JPY 29,999每人
  • 美食/口味3.9
  • 服務4.4
  • 氣氛4.8
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料3.8
2023/10訪問第 1 次

4.1

  • 美食/口味3.9
  • 服務4.4
  • 氣氛4.8
  • 成本效益4.5
  • 酒類/飲料3.8
JPY 20,000~JPY 29,999每人

なぜ『NeMo』がミシュランなのか?/その理由


こんにちはー、皆様の食の下僕『孤高のグルメ☆』です♬

先日の同じく表参道『ラチュレ』のレビューがジビエ好きの方々に好評で何よりです。

最近フォロワーの皆様からLINE頂くことが増えました。
僕のレビューを読みながらお鮨屋などでお食事されるのがお好きなんだとか?


何それ愉しそ~!


僕もしたい、それ僕もしたい~(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾


皆様のお近くで、お店や他の来店者の方々に迷惑かけない範囲でソムリエやシェフ達とワインや日本酒飲みながら愉しそうにちょっと踏み込んだお料理トーク海外トークしているヒトがいたらそれは僕かもしれません。


それにしても北品川『カンテサンス』すごいですよねー。
あそこの岸田シェフは変わらないですし、16年以上ずっと三ツ星獲り続けているからです。


僕はパリに毎年春秋に2ヶ月間程滞在していることもあって、日本フレンチの三ツ星にはそんなに伺うことはないのですが、とはいえずっと最高得点を獲得し続けるというのは常人には計り知れないプレッシャーでとてつもないことだと思っています。


で、岸田シェフは修行したスタッフ達にちゃんと取引先なども紹介されるので、カンテサンス出身のシェフ達は最初から異次元魚介類や肉類を使えてすぐにミシュランを獲得されることが多いです。


でも、そこからの維持が難しい。


なぜか?


そんな中での表参道『NeMo』です。


この表参道側から見て六本木通りを跨いだ先の南青山7丁目や西麻布3丁目以南も僕の好きなエリアだったりします。


僕「こんにちはー、12時に予約している孤高のグルメ☆です。お連れの方は15分程遅れるようなので中で待たせてもらっていいですか?」
スタッフ「いらっしゃいませ、お待ちしておりました。どうごこちらへ。」
僕「ありがとうございます。今日は2人で1万円のペアリングでお昼からしっかり飲む予定です。最初のシャンパーニュは何ですか?あ、先に炭酸水ください。」
スタッフ「ドライなほうがお好みでしたよね?でしたら、ちょっと変更して〇〇をご提供させて頂こうと思っているのですが?」
僕「あ、いいですね、ではそちらでのちほど。」

そうなんですよ、こちらのお店ではペアリングが6,000円/5杯と1万円/6杯の2種類あるんですけど、後者のほうがずっと満足感的にお得なのでお勧めです。


内装は白やベージュや無垢の木で統一されたシンプルモダンな設計。無印良品感を感じさせないのは、素材やデザインなどが一級品だから。スニーカーやカジュアルな格好で来れるのにちゃんとしたServeでお料理を頂ける今っぽいお店です。


友人「遅れました、ごめんっ!」
僕「全然いいよ、ソムリエが相手してくれてたし。ペアリングでいいでしょ?」
友人「もちろん!」


最近の木村硝子のワイングラスは本当に美しい機能美を持ち合わせてます。


オーストリアや中国のも良くなってきているのでもう僕の大好きなリーデルの時代じゃないのかも、、、。


で、我々に提供されたのは
_____________
>PERRIER-JOUET/ ペリエ・ジュエ・グラン・ブリュット
シャンパーニュ地方では最も歴史あるメゾンの1つです。
個人的には昔から辛口/Brutも造っていた点に好感を持っています。こちらの上級キュヴェにアール・ヌーヴォーデザインで有名な「ベル・エポック」があります。
_____________

わーい、かんぱーい!(=´∀`)人(´∀`=)♬


<秋刀魚>
はぁ、サンマの良い香り。
秋刀魚の皮目がこんがり焼かれてきちんとメイラード反応が起きているのですが、そんなのは一流レストランでは当たり前のこと。その香ばしい香りの脇のスープから日本人を郷愁に誘う出汁の香りがします。

日本の出汁、か。

まずはスープだけぱくり。

ふーん、昆布と秋刀魚のアラの出汁に秋刀魚の肝を溶け込ませているのか。

うん、秋刀魚の身もふっくら香ばしく加熱されています。

ってことはこちらの秋刀魚の身に巻かれているのは何だろう?

これだけ頂いてみるか、ほじほじ。

濃い鉄分、血の味、豚肉?

あー、ブーダンノワール(豚肉の血のソーセージ)か、そういえばさっきそんな説明受けたな。

なるほど、キノコや肝を巻いて終わらせる和食を秋刀魚の肝出汁とブーダンノワールを加えることにより、さらに2段階掘り下げたんだ。

上の緑色の香草は失念しましたが、ここを和の香草にすると和食感が強くなり過ぎるので、洋の香草だったはず、ぱくり。

おおー、秋刀魚の肝の混ぜ方が良いというのは当然として、香ばしく焼き上げられた秋刀魚の旨味と肝の旨味がブーダンノワールとも合うなー∑(゚Д゚)

秋刀魚の身とブーダンノワールだけだとこれまたイマイチ連帯感/関係性が希薄ですし、そこに普通の秋刀魚の出汁が加わってもやっぱりそれは変わらない、ブータンが浮いてしまう、そこに肝が溶け込んだ秋刀魚の出汁が加わることによって口の中のアミノ酸の旨味が魚と豚肉とで激増して途端に奥深さや複雑味も出てこれはこれは、美味しい、一級品の日本フレンチだ(=´∀`)


シャンパーニュをごくり。

うはぁ、冷たい旨味もある辛口シャンパーニュが口の中一杯に拡がった秋刀魚の肝やブータンの旨味を綺麗に口内奥から食道へ流してくれる。

美味しー、好スタート!


<茸/キノコ>
欧米ではキノコ全般のことをマッシュルームというのですが、日本では不思議と異なります。

一見、マッシュルームスープにスライスした新鮮なホワイトマッシュルームが立て掛けてあるだけのお料理に見えますが、この中にはジューシーに焼き上げられた原木椎茸が裏返しになって置かれています。

スープをぱくり。

ブラウンマッシュルームベースのブイヨンで引き伸ばされたソース。

中の焼き椎茸の傘裏には何か詰め物が。
それらをナイフ&フォークで半分にしてぱくり。

むちプチむちプチ、ふわわわん。

なんだっけこの香り、蕎麦?(*_*)

あ、さっき蕎麦がきがどうとか仰ってたな、これか。

蕎麦がきとそこにアクセントを忘れずそばの実もか。

うん、美味しい。

ごくり、あー、シャンパーニュがもう無くなる、とそこに?

ソムリエ「こちらお次のワインになります。一旦、軽い色調のワインを挟もうかと思いました。」

___________
>Claire Naudin La Plante Bourgogne Pinot Noir/クレール・ノーダン ラ・プラント 
ブルゴーニュのピノ・ノワールです。
こちらのクレール・ノーダンは、ドメーヌ・アンリ・ノーダン・フェランの現当主クレール・ノーダン(ジャン・イヴ・ビゾの妻)がドメーヌを引き継いだ折に、代々受け継がれてきたクラシック・スタイルとは別の、より自然な栽培/醸造方法によって造られた自然派系の赤ワイン。軽やかながら女性らしい気品をまとっているので、お料理の前半にもってこいの仏赤の1つです。ビゾと聞いてピクンと反応しない高級ワイン好きはいないですね!
___________


こくり。

はぁ、やっぱりブルゴーニュはいいなー、この気品だけは、といっても昨今は世界中でこの気品までをもまとった赤ワインが少しあるんですけど、やっぱり仏ピノを口にして浮かぶのは北イタリアのプーリアや米国オレゴン州ワシントン州やNZのピノでない、仏の大地なんだよなー。

うん、これくらいの赤でじわじわ来られるほうが嬉しいや。

おっ、パンがきた!

ここのパンがまたねー、各テーブル毎に焼いてくださるんですけど、外がパリッと薄くて、その割れ目裂き目からは白系の香ばしい小麦の香り、そして噛み応えは外はパリッで中はもっちり。

小麦粉の種類や発酵などの話を除けば、こういう焼き方のポイントは「温度」。とはいえ、外側を意識するあまり、最初からただ強火ですと外側に抑え込まれてしまい中がふっくら膨らみません。最初に表面にしっかり強火を当てて表面が良い感じにパリッとなったらあとはそこから温度を下げて中をしっかり火を通す見極めがとても重要なんです。故に僕はパンやクッキーを見るときに外皮/外耳の部分の薄さをまず見てしまいます。


もちろん見方は世界共通で、薄い方が上級者の焼き方です。


同じ鮨ネタでも握る人が変われば味が変わるのと同じように、元は同じでも焼く人が変われば味が変わるのがパンやクッキーなどの小麦粉世界です。


やばーい、美味しい焼きたてパンとバターで赤ワインが無くなる〜(о´∀`о)


<常節/とこぶし>
僕は葉山育ちなので馴染みのある食材ですけど、一般的には「とこぶし」ってどうなんでしょう?
肝を食べた記憶はなく、アワビのような身の貝として、地元では炊き込みご飯やバター醤油で炒めて頂く貝です。

一番下には本日使われている魚介系をかなり濃厚に煮詰めた出汁、その上に低温で蒸してから焼き目もしくは上手にバターソテーされたであろうトコブシが薄くスライスされて載っています。その上のエスプーマっぽい白い泡はぱくり、貝出汁のお味。

それらの上からはさっとすだち系の緑色の柑橘の香りか。

ぱくり。


もぐむにゅ×2、うん、トコブシは安定の美味しさ、コリしょり。

コリ?

あ、これはローストされたピーナッツか、へー。

じゃー、ショリは?

おー、こっちはあれだ、新鮮な茹で落花生の味がしたぞ?


ふーん、同じピーナッツを異なる調理異なる大きさでか、さすが。


山のモノと海のモノのかけ合わせは日本料理の定番の組合せですが、「山」から「土/大地」とワード派生させたアイデア。

それにしてもこの上から振りかけられた緑のが先ほどからやたらと良い感じなんだよなー、バジル/ディル/エストラゴンとかそんなパッと思いつくそれじゃなくてー、これがややもすれば和食だかフレンチだか判らなくなってしまう僕の意識を常にグッとフレンチ方向に向けてくれてる、North headならぬ、French headにしてくれる、そういえば最初からそうだな、改めて大切ですね、上に乗せる緑系のお野菜って。

※ North headはここではカーナビやGooglemapで北方向を固定することを指しています。


2種のピーナッツの使い方も絶妙だなー。


あー、またワインが無くなった(/ _ ; )


ソムリエ「こちら次のワインになります。次がお魚になるので、いかがでしょう、一旦ここで白に移るのも良いかなと思いまして。」


_______________
>Domaine Patrick Miolane /ドメーヌ・パトリック・ミオレーヌ

のピュリニーモンラッシェ。白い花の香りから樽香としっかりしたシャルドネの香り。樽香とのバランスがとても良いテイストになっています。全体に気品があるので、低い温度から頂きたいですね、魚料理にぴったりです。
_______________


<勘八/カンパチ>
カンパチか。
どれも同じブリ属なのですが、関東と関西ではヒラマサ/カンパチ/ブリの呼び名が異なりますがそれぞれ知っておくと格好良いです。

皮目はしっかり焼かれ、中はレア。

アンリ・マティスとワシリー・カンディンスキーとジョルジュ・ルオーを足して3で割ったような盛り付け、このあたりから盛り付けにシェフの個性が溢れてきます。


懐かしさとモダンさが同居した盛り付け、か。


ハーブ系のソースはバジルに少し大葉のニュアンス、ソースには乾物のジロール茸や魚介系の出汁にセミドライなトマトのニュアンスが加わってより一層深みと旨味が増幅しています。

ワインをこくり。

うん、トマトのニュアンスが見た目ほど強くないからか魚があっさりだからか、このワインとも合います。

カンパチ自体に特別な何かを感じませんが、この小さなダイス状にカットされたこれはなんだろう?

玉ねぎやセロリではないなー、ぱくり。

シャリショリ、うん、お野菜だ、なんだこれ?


ダメだ、わかんなーい。


えーっと、我々担当のソムリエはと、いたっ!


僕「ソムリエ、このお野菜なんですか?なんかさっきのお皿にかかっていた緑のも良かったんですよねー。」
ソムリエ「あ、そちらはグリーンパパイヤになります。」
僕「なるほど、グリーンパパイヤですかー、ってことは先ほどの常節/トコブシのも?」
ソムリエ「おっしゃる通りでございます。」

なるほど、生のグリーンパパイヤか、なるほどなー。

タイやインドといった東南アジアでは有名なお野菜/果物ですが、あまりの栄養価の高さと美味しさに近年では国内でも生産され始めているグリーンパパイヤ。熟す前のパパイヤはサラダなど加熱せず使うのが一般的ですが、なるほど、グリーンパパイヤかー、お見事!

別のスタッフが我々のテーブルにいらっしゃいました。
スタッフ「こちらがのちほどお出しするイベリコ豚になります。」

美味しそう~!!!

ソムリエ「ここで次のメインに合わせてコンドリューあたりの濃厚な白をお持ちしたいのですがいかがでしょう?白で宜しいですか?」
僕「次はイベリコ豚ですよね?ソースに合うのであればランチですし僕は白でオッケーです。そっちは?」
友人「私もローヌ飲みたかったのでそれで。」

______________
>ドメーヌ・イヴ・キュイユロン /Domaine Yves Cuilleron
コンドリュー ラ・プティット・コートか、いいね。
100% ヴィオニエならではの濃厚こっくりな旨味と苦味。
______________


香りは、すんすん、あぁ、いいね、アプリコット、小さな黄桃、オレンジ系柑橘の香りに、スミレやハチミツのニュアンスもある。

こくり。

おいしー、口に含むとしっかりした豊満さにスパイシービターな味わいもあるからこれなら豚肉にどんぴしゃじゃん♬


あー、やばい、トコブシととても合う、パン美味しい、もう半分飲んでしまった、、、、。


ソムリエ「ランチからワインをしっかり飲んで頂けて嬉しいです。赤もいかがですか?シャルバンのヌフです。」


僕「ここでヌフも嬉しいですねー、大丈夫だよね?飲めるよね?」
友人「もちろん、無問題!」


____________
>シャルヴァン/ Charvin
のシャトーヌフ=デュ=パプ/Chateauneuf Du Pape。

品種はグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー。

外観は美しいルビーレッド。グラスに注ぐとチェリーやプラムなどの香りにラベンダーやシナモンなどな複雑なニュアンス。口に含むと、凝縮感のある果実味が広がって、キメ細かいタンニンと凛とした酸により、エレガントな仕上がり。香りは良いけど当然ながら熟成はまだまだ。10年後20年後にもそれぞれ頂きたい、とても美味しくなりそう。
____________


ソムリエ「お待たせしました、本日のメインディッシュです。」


で、提供されたのがこちらです。


<イベリコ豚>
上には万願寺唐辛子の揚げ物。

ソースはすりおろした玉ねぎやフォンで味付けされたローストビーフに合いそうなスタンダードなソースだったかな。

イベリコ豚をぱくり。

うーん、しっとりきめ細かい、もぐもぐ。

うーん、もぐもぐ、あれ?

ま、これは普通かな?


上の万願寺唐辛子をザシュッ!


ぱくり、もぐもぐ、ザシュもぐ。


うはぁ、なんだこの万願寺唐辛子、めちゃくちゃ美味しい。。。(≧∀≦)


えーっと、なんで少しも青臭さがないんだ?

あ、万願寺唐辛子の中に胡桃のベーストを詰め込んでいるのか、しかもこのピンク色の薄い小さいのは、、、うん、これは生ハムか、この生ハムの旨味と胡桃の植物性脂肪分がどんなに良い万願寺唐辛子でも僅かに出てくる青臭さを消して美味しさを増幅させているのかー!

で、上のこれまた美味しい赤いソースはなんだ、辛くないぞ?

はっはぁ、これはパプリカベースのソースか、地中海沿岸では冬を乗り越える大切な保存食の1つ、焼いたパプリカを皮を剥いて塩漬け瓶詰にしたりするほど広く愛されているパプリカ。


バブル期の日本で洋食大ブームのときはその豊富なビタミン含有量もあってサラダ用にヨーロッパから大量輸入していたのですが、あまりにも日本で人気なのでお隣の韓国が大量に育ててくれて日本では韓国産だらけになりました、そういうところは韓国に感謝してます、ただ、苺/いちごやシャインマスカットを種苗法違反して育てるのはいかんやろ。


ザシュッ!


それにしても、、、、

もぐもぐ、うん、やっぱり、この万願寺唐辛子の一品はチョー美味しい。


メキシコやペルーあたりの世界Topレストランならこれだけで一皿にして仰々しく提供してくるだろうなー、これは美味しい、やばい(๑˃̵ᴗ˂̵)♬


そっか、万願寺唐辛子に衣つけて揚げるとまたこうなるんだなー、美味しい。


ザシュッ!


もぐもぐ、あー、僕の万願寺がなくなる、お連れ様のはまだあるみたい、くれないかな、時よ止まれ。


翻って、僕の大好きな国の1つ、スペイン王国のこのイベリコ豚よ。


僕「ねー、この万願寺とうがらしのチョー美味しくない?でさ、この料理この味付けってイベリコ豚である意味あると思う?」
友人「確かにこの万願寺とうがらしのはすごいね、最高。イベリコ豚のほうは美味しいけど、そう聞かれるとないね、このお肉がこのお皿の中でイベリコ豚である必然性はゼロ。」

くっくっ、だからこのヒトとたまに食事するの好きなんだ。

このヒトは僕みたいにこうやってアウトプットするような下世話さ皆無なんだけど、思うことはちゃんと思っているので聞けばちゃんと正直な反応が返ってくる(笑)。


僕「だよね、これ別に仔牛や子豚系のお肉でも同じだもんね。僕が散々スペインで口にしてきた本物の最高ランクのイベリコ豚と全然違う。そういえば先日ハンガリー行ったんでしょ?」
友人「そう、ちょっとチェコに行く用事があったからせっかくだから欲しい茶器買いたくてハンガリーも寄ってきたの。」
僕「あれ、買ってきてくれた?マンガリッツァ豚(ハンガリーの食べる国宝といわれる希少種)のサラミ。」
友人「任せて、今日持ってきてる。」

くぅ~、なんてイケてるヒトなんだ。

あ、知的聡明グルメンな皆様を置いてけぼりにして失礼しました。

ええっとですね、このイベリコ豚のお肉はすごくしっとりきめ細かいんですよね、で、丁寧な火入れによって美味しく調理されてます。


ただ、お肉自体にイベリコ豚ならではのあの強烈な肉質/旨味/香りがないので、こういう風にするなら、しかもお金かけて直輸入されてるのなら、さらにはこのコースの流れなら、別に他のお肉で良かったよね?っていう話をしてたんです。


画像ご覧ください。

ほら、そもそも魚料理と調理アプローチがほぼ同じでしょ?


あとで改めて確認しましたが、国産のかけ合わせのなんちゃってイベリコ豚でもなく、ガチのスペイン直輸入イベリコ豚とのこと、今のマドリード/Madridの最高級イベリコ豚で6,000円-8,000円/100g程、だったら尚更そうだよね。


僕が本物のイベリコ豚の後ろ脚のお尻部分ばかり口にしているからかもしれませんが、肉質もまるで違う。


あれは、背中のヒレ部分なのかなー?


あと、本物の秋のどんぐりだけを食べて野山を駆け巡ったイベリコ豚特有のあの高い融点による心地良い血液サラサラなオメガスリー脂肪酸の旨味もない。


でもいいんです、この日のこのお皿に関しては先ほどのカンパチ/勘八と似たようなアプローチで、シェフの積極的な意図を感じないが故にこのメインディッシュはミシュラン店としては全然イケてないけど、この付け合わせの万願寺唐辛子の一品がめちゃくちゃ美味しかったから。


むしろ、この万願寺唐辛子がメイン?


僕はこのペルー『Central』に出てくるようなお料理を頂けて大満足。


でも、だったら盛り付けは逆になるわけで、来店者にそう思わせたらダメだよね。


ここでこのソースでも良いので美味しい最高級イベリコ豚の後ろ脚やお尻部分が外側パリパリ香ばしく中はしっとりで提供されてたら僕は完全にノックアウトされてました。


<無花果/イチジク>
最後は美しい盛り付けの無花果のコンポート。
少しカシス系巨峰の皮系のニュアンスもソースにあったような?

上にはねっとりクリーミーに仕立てられたヘーゼルナッツ系のバニラアイスクリーム。

こちらは間にきちんと香ばしくローストされたナッツなどが挟まれており、食感お味ともに美しい仕上がり。


最後は二人ともハーブティーを選択したので、花束のように花瓶に彩られたハーブから好きなのを選んで、カヌレと一服。


カヌレに使われていたラム酒もこっそり味見させて頂いたりして。


はぁ〜食べたー飲んだー、、、これだけ食べて飲んでサ税込で30,000円/人いかなかった。。。


ここのお店はパンをテーブル毎に美味しく焼いてくれるからついお代わりして食べ過ぎちゃうんだよなー。


ふぅ、満足(о´∀`о)


まー、今回はカンパチからイベリコ豚のメインディッシュにかけて至らない点がいくつかありましたが(本当はもっと高得点つける気満々だったのにー!)、でもそうはいってもやっぱり僕の中で最低でもミシュラン一つ星獲得は確定してるもんな、表参道『NeMo』が星ゼロになることは今後もないでしょ。


冒頭の続きになりますが、ミシュラン側も気づいてしまうんですよね、カンテサンス系フレンチのほとんどの美味しさの要素は魚や肉の圧倒的な「素材の良さ」だって。


良い魚屋と組んでるんだろうなー、特にどの店舗も魚あたりには圧倒的な素材の良さと締め方を感じます。


そこの部分を差し引いたときに、それ以外に残るシェフの良さ/独自性/調理技術などがないと、意味と抑揚のあるコースの流れじゃないと、結局そのお店はミシュランを翌年以降失ってしまうことになります。


そういう観点で見た場合、表参道『NeMo』は1つ1つのお皿に対する突き詰め方にちゃんともう一捻りあるんですよね、ダイビングでいえば深度が他店より少し深い、そこの差だと思ってます。


日本フレンチでミシュラン星を獲得し続けるのは本当に難しい、彼らミシュランスタッフが日本の魚介類の良さに慣れてくればくるほど難しくなります。


高級カジュアルな服装の方々が来店者には多いので、スーツ姿の接待に使うのは昼も夜も決してお勧めしませんが、カジュアル豪華な会食からデート/友人との利用までとてもお勧めです。店内で帽子をかぶったままの姿は論外ですが、小ぎれいな格好していたら高級スニーカーでも全然オッケーなのがまたこのお店の良いところ。


『NeMo』の根本シェフは岸田氏に雰囲気が似た物静かな求道者って感じでそのお店のシェフと直接お話ししてコミュニケーション取りたい方々にとっては物足りなさを感じられるかもしれませんが、僕はそんなこと全く求めてないのでオッケーです。


そのお店のシェフとのある程度のコミュニケーションはお料理を通してできますしね。


その分、周囲の若く明るいスタッフ達がそれらを補完しているので昼も夜もとてもトータルで居心地の良いお店です。


こういう誠実なお店はコースもペアリングもお値段をあげればあげるほどお得感が出てきますので、安心して行かれてオッケー。


ただ、あまりにもこういう楽で居心地の良い美味しいフレンチに慣れてしまうとちゃんとしたテーブルマナーでジャケット必須の高級フレンチが食べれなくなってしまうので、その辺のバランスは気をつけましょう(笑)。


会食からデートやオトナ女子会まで。


表参道からは以上です!(°▽°)


※フォロワー様にはいわずもがなですが、こういったフレンチでももちろんイタリアンでもそうですが、ランチでもディナーでもノンアルでも良いので最低2杯はグラスで飲み物を注文するのがエチケットです。ランチでもお水だけというのは総代金に対して15-20%のチップ制のない日本ではNGですね。
※席はどこでも良い感じです。
※服装はカジュアルでもオッケーですが、ここは表参道のミシュラン店、安っぽい恰好はNGです。
※お料理はランチもディナーもディナーメニュが税込16,500円/人(サ抜き)です。
※ランチは税込8,250円/人と16,500円(サ抜)があります。
※ペアリングはお値段が高いほうがお勧めです。
ランチで5杯税込み6,000円台と11,000円台があり、ディナーでは12,000円台や13,000円台があります。3杯のみのハーフペアリングもあります。ただ、シャンパーニュから始まる1万円/5杯のペアリングで充分かと、あとはソムリエに当日の体調や好みを伝えてカスタマイズすると良いかと思います。
※ソムリエをどんどん活用して、自分達の時間をカスタマイズしていきましょう。


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餐廳資訊

細節

店名
Ne Mo(Ne Mo)
類型 法式料理
預約・查詢

050-5590-1964

可供預訂

可以預訂

キャンセル料につきまして以下の通り申し受けます。

■ 予約取消時
・当日連絡なし 100%
・当日連絡あり 100%
・2日前20:00〜 100%

※ 人数変更の場合も減った分だけ頂戴しております。

地址

東京都港区南青山6-15-4 B1F

交通方式

從表參道站徒步9分鐘

距离表參道 656 米

營業時間
  • 星期一

    • 定期休息日
  • 星期二

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • 星期三

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • 星期四

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • 星期五

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • 星期六

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • 星期天

    • 12:00 - 15:00
    • 18:00 - 22:30
  • ■ 定休日
    月曜日(祝日の場合は営業し、翌火曜日代休)
預算

¥20,000~¥29,999

¥10,000~¥14,999

預算(評價匯總)
¥30,000~¥39,999¥10,000~¥14,999

檢查支出金額的分配情況

付款方式

可使用卡

(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

无使用電子錢

无使用二维码支付

收據 可開立符合發票規定的收據
註冊號碼T3010701040472

*有關最新的註冊狀態,請查看符合國務院發票系統資格的發票發行人發布的網站或聯絡商店。

服務費收費

サービス料10%

座位、設備

座位數

26 Seats

個人包廂

可能的

可容納6人

包場

可能的

可接受20人以下

禁煙・吸煙

嚴禁吸煙

停車場

不可能

空間、設備

時尚的空間,平靜的空間,座位寬敞,有沙發座位,提供免費無線網路連接

選單

酒水

有葡萄酒,對葡萄酒講究

料理

對魚類料理講究,提供英文菜單

特點 - 相關信息

此時建議

位置

神秘不為人知的餐廳

服務

可提供慶祝・驚喜的服務(生日盤),有品酒師

服裝規定

沒有嚴格的著裝要求,但推薦不太休閒的服裝

網站

https://restaurantnemo.net/

開店日

2021.6.18

電話號碼

03-5962-6085