秋葉原で1番気に入っているあっさりラーメン : Chuuka Soba Ito

秋葉原にあるラーメン屋さんです。

私は20年近く秋葉原界隈で働いているのですが、秋葉原はラーメン激戦区で有名店も幾つかあり、沢山のラーメン屋さんができては消えていきます。
こちらはオープンして2年くらいなのですが、個人的には今秋葉原で1番気に入っています。

今のところはあまり行列ができたりしないのが幸いなのですが、今の味やサービスを続けていれば、そのうち行列店になりそうな気がします。
今の〜と書いたのは、特に秋葉原では少し人気が出てきたところで味や値段を変えて失敗してしまう店が多い気がするからです。

お店の場所は、秋葉原の昭和通り沿いでJR秋葉原駅の昭和通り口からだと徒歩3分程度、改札から昭和通りに出たら通りを渡らず左に進み、角にカラオケ屋がある信号を渡って暫く進んだところです。

この辺りはいつの間にかラーメン屋が乱立し、隣もラーメン屋なのですが、何故か殆どがコッテリ系です。
あっさりしたラーメンで美味しい店は、少し離れた「粋な一生」か駅近くの「紬麦」くらいだと思いますが、個人的には両店よりもこちらが好みです。

因みにこのラーメン屋さん、ルーツや修業先などは全く知りませんが、後述する明太子や葱、替玉がある事等、何となく九州由来の雰囲気を感じます。
勘違いかもしれませんが。

お店は、カウンター10席のみの狭く細長い造りで、入口の外に券売機があります。

主なメニューは以下の通りです。
・白糸中華そば/黒糸中華そば：800円
・贅沢白糸中華そば/贅沢黒糸中華そば：1,100円
・焼豚：300円
・ワンタン：300円
・味玉：100円
・替玉：100円
・焼豚ごはん：300円
・明太ごはん：250円

中華そばの白と黒の違いはタレだけで、スープと麺は共通のようです。
両方試してみましたが、白は白醤油と浅利出汁で作ったタレで、言われなければ塩ラーメンと間違えそうなあっさり味、黒は濃口醤油を使ったタレで香ばしい醤油ラーメンで、個人的には白の方が好みです。

スープは鶏ガラベースのあっさり味で豚骨も入っているようですが、豚骨はあまり感じません。
麺は細打ちのストレート麺で、全粒粉を使っている為しっかりした小麦の味がして、やや硬めでプツリと噛み切れる食感が心地良いです。
スープも麺も白と黒で変わらないとの事ですが、私の想像では白に合わせている気がします。

個人的には豚骨ラーメン以外で替玉は何か違うと思い注文した事が無いのですが、ここの麺は美味しいので一度替玉も試してみようと思います。

具はチャーシューが2種類に蓮根の素揚げ、青葱（九条葱？）.貝割れが入っています。
どの具も良い材料を使って丁寧に作られている感じがしますが、特に青葱が良いものを使ってそうでシャキシャキして爽やかで美味いです。

また、ラーメンも美味いのですが、売り切れが嫌で書きたくないくらい美味いのがサイドメニューの明太ごはんです。
券売機に明太子は鮮鼓堂というところのものだと書いてあり、私は知らない店だったのですが、粒もしっかりして辛さも丁度良く非常に美味しいです。
この素晴らしい明太子が一腹くらいの量が載って250円は価格設定間違えてないかと思う程です。

白糸中華そばと明太ごはんの組み合わせをいただきに当分は通いそうです。