『店頭で育てている大量のカレーリーフから現地感満載なマニアックレストラン』の巻 : SUNVALLEY HOTEL

現地そのものを再現されていることから

あえて朽ちた感じにしたままの壁や、ぶっ壊れて丸裸のコンセントなど料理だけでなく空間からも演出されておりました

エアコンの中半端な温度も計算なのかもしれません

なのでまずはX冒頭の「初めてご利用の方へ」を読んでみるとなんとなくコンセプトが見えてきますし料理の確認もできます

席を確保するため昼１２時の記帳に並ぶことが必須になると思っていましたが

店頭では少し早めの11:50に記帳開始となった時はまだ４名しかおらず多少遅れても間に合う日もあるようです

メニューは地域も内容も様々毎回変わります。本日は南を感じるカレー達でした

黒の上下がビシッと決まったお姉さんの穏やかな説明も聞きやすく緊張が解れました


■マトンヴェプドゥ　　　　　1500円

■チキンカレー　　　　　　　1150円

■ベジクルマ(アーンドラ)　　　900円

※カレーは全てスモールサイズ

■バスマティライス(スモール)　280円

■ロティ(レギュラー)　　　　　390円

はじめに予約を取った数だけ其々一気に作っていくようでクルマならクルマ、ライスならライスと順に来るのでなかなか揃いません

まず濃い口ベジクルマはナッティで滑らか。現地でもこんなに美味しいんだ、へぇ〜

続いて異常なオイル層にクローブ・ブラックカルダモンそして青唐でシャープに締めたチキンは

始めピンと来ないように見えてジワジワハマっていることに気付く魔法のようなグレービーで唯一北っぽいとのことでした

ドライとウエットの中間に位置するマトンヴェプドゥは価格に劣らずデカいマトン肉たっぷり、ボロリと骨外れもいい

手頃な噛み心地と旨味を残し香りは大量のカレーリーフが野生さを打ち消しておりました

アタの素朴な風味が期待通りなロティはこんなワイルドマトンを包み込むのにピッタリ。レギュラーサイズにして正解でした

ラストはバスマティに全部ぶっかけて素敵なハーモニーを楽しみました

■クルフィ　　　　　　　　　 450円

ドリンクに紅茶が有ったそうなのですが食前注文のみだそうで気付かず、クルフィだけは絶対いったろうと心に決めておりました

きめ細かい粉雪のようなクルフィは温度こそ違いますがソーンパブティにも近いサクフワな口当たりで

ベースはダヒにバニラ。クラッシュピスタチオが抜群に合っており私のクルフィ史上トップかもしれません

支払いはテーブルチェック

紅茶が間に合わなくてすみませんと謝罪をいただき(いや私が悪いんですけど)気分よく店を出ました。