圧倒的な非日常性を提供する革命的レストラン : Ete

通常、人気のグランメゾンは、
それなりの大箱に大勢のスタッフをかかえ、
シェフを頂点として、効率よく料理を提供し、
客をさばいていく

しかしながら、「ete」は、
その対極にあるようなレストランだ

一日一回転で、しかも６席のみ

限られた営業日数に加え、
予約できるのは限られたアッパー層のみだ

ゆえに超予約困難な「幻のレストラン」と言われている

庄司シェフは「アジアのベストレストラン50」で
最優秀女性シェフ賞を日本人で初めて獲得

常に冷静でクールな印象があるが
料理からは、燃えたぎるような情熱を感じる

きっと、イメージを現実とするためには
その両方が必要なのだろう

庄司シェフの料理は、
まるですべてが芸術作品のようだった

6席のみにすることによって、
料理のクオリティを保っているという

客は、基本的にリピーターが多い
それは、庄司シェフの料理に
絶対の信頼を寄せているからだ

「ete」の洗練と快適さの背後には、
庄司シェフをはじめ、スタッフの汗と努力があると思う

庄司シェフの言葉と行動によって紡がれた客との信頼関係は、
ちょっとやそっとじゃ揺るがない