店名 |
Tsuchiya
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類型 | 蕎麥麵 |
預約・查詢 |
042-392-9457 |
可供預訂 |
僅限預約
昼、夜共に蕎麦懐石(コース)のみでの営業です |
地址 |
東京都東村山市野口町4-18-1 |
交通方式 |
從西武新宿線東村山站、西口徒步約5分鐘※無停車場 距离東村山 373 米 |
營業時間 |
營業時間和假日可能會發生變化,因此請在用餐前諮詢餐廳。 |
預算 |
¥10,000~¥14,999 ¥8,000~¥9,999 |
預算(評價匯總) |
¥10,000~¥14,999¥10,000~¥14,999
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付款方式 |
无使用卡 无使用電子錢 无使用二维码支付 |
服務費收費 |
なし |
座位數 |
8 Seats ( 吧臺4席,桌子4席 (一桌) 4人以上不可) |
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個人包廂 |
不可能 |
包場 |
不可能 |
禁煙・吸煙 |
嚴禁吸煙 |
停車場 |
不可能 店附近有投幣式停車場 |
空間、設備 |
平靜的空間,座位寬敞,有吧檯座位 |
酒水 |
有日本清酒,有燒酒,對日本酒講究 |
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此時建議 |
許多人推薦的用途。 |
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位置 |
神秘不為人知的餐廳,家庭式餐廳 |
關於兒童 |
從高中生開始可 |
備註 |
由於我們已訂滿,請提前預訂。 *國中生以下的顧客謝絕來店。 *套餐價格自2022年12月起變動。飲食時請配合。 |
蕎麦屋を巡り始めた頃から、いつ行こうかと機を窺っている店の一つだった。
以前、予約を試みた時には丁度よい空きが無く、その場で丁寧にも、毎月初、翌月の予約を解禁するので、月の初めに連絡くれると都合のいい時を取りやすいですよ、と教えてくれた。
そんなこんなで5月に予約が取れてから、1ヶ月余り。
いかにも梅雨って感じの東村山へ。
多摩地域に暮らしていたのだが、東村山は覚えているかぎり降りたことは一度も無い。
昼、開店前に着いてみると「準備中・お呼びするまでお待ちください」の文字。
12:00きっかりに開店。呼び込まれていく。
一斉スタートと言っていいかは微妙だが、今はコース料理のみ。昼は8,800円。予約時におまかせのコースとして予約してある。先付け、八寸、椀物(そばがき)、揚げ物、蕎麦、デザートで2時間弱。
八寸の中には、味の方向感として酸味を好んで使うスタイルを私が余り好まないところはあったが、そばがきの椀物以降は完璧。柚子酒をチェイサーがわりにしつつ、日本酒(大七)をいただいた。
そばがきの椀物は、ダシに浮くそばがきの淡さ、儚さが魅力。そもそもダシにそばがきを浮かせて椀物として食べさせるスタイルに出逢ったことがないが、鴨のつくねや若竹も魅力的だし、椀物としてのバランスもよい。
ついで出て来る揚げ物の餡掛け。太刀魚を主役に、ホワイトアスパラ、とろなす、トマトが脇を固め、人参の葉の素揚げが彩りを兼ねて添えられる。どれも軽やかな仕上がりでありつつ、素材の豊かな旨味を活かし、ジューシーさを感じる見事な揚げ上り。
最後の蕎麦も、もっと醤油を前面に立てたスタイルが私の好みだが、淡さ、繊細さの中に芯の強さがある。つゆ単体では甘さが勝つが、添えてある大根おろしの助けも得て、蕎麦に負けず渡り合っていく強さがあり、食べていくうちに辛さが立って行く、中々面白い仕立て。これはこれで美味しいと思えるスタイルだった。
蕎麦湯はとろみあり。ちょっと手を加えたものか。
ちなみに。
連日の(想定外の)胃腸酷使があったため、いたわるためと食前酒替わりに選んだ柚子酒(ロック)が、何とも素晴らしい味わいだった。氷が解けていっても薄まりはしても、柚子の爽やかさ、果実味を喪うことがなく、日本酒を完全に食ってしまっていた。(これに関しては私のコンディションの問題はあったかもしれないが)
お勘定は8,800円のコース、飲み物を入れて10,000円足らず。納得の仕上がりか。蕎麦についてはたっぷり食べたい人は予約時に行ってもらえれば大盛り対応しますとのこと。
接客は何とも控えめで奥ゆかしいご主人と奥様(だと思う)のやわらかい接客。必ずしも洗練はされていないが、それが何ともほっとするこの店ならではの味と言えなくもない。
また、民家を改装して使っていると思しきところも風情たっぷり。出て来る料理も東京の洗練を突き放したようなところがあって、色んな意味で故郷・多摩の「テロワール」を意識してしまう店で、季節を変えて再度訪れてみたいと思う店だった。