一度は味わいたい、得仙流 魅惑のあんこう鍋。 : Tokusen Haruoka

本日はこちらで夜会。
名古屋では有名なあんこう鍋の銘店。伏見の"得仙"と言えば10年待ちの伝説的お店として知られますが、身内で紆余曲折あり、こちらの"得仙春岡"は別々の道を歩んでます(ルーツは同じです)。

ただ、こちらも予約は困難…、今回は食べ友様の有難いお誘いもあり、訪問叶いました。予約は4名以上〜となります。

◆ あんこう鍋のコース 12,100円/税込

・先付 3種
・三重県産 活伊勢海老、広島県産 真牡蠣
・伊良湖産 鮟鱇
・生鶏つくね、豆腐、蒲鉾、えのき
・ネギ、三つ葉、春菊
・雑炊
・メロン

基本的には店員さんが調理してくれ、出来上がりの際はそれぞれよそってもくれます。

鮟鱇の肝は1人小匙大盛りで2杯分しかないので、スープは出来る限り飲んではいけないという、ある意味苦行なルール。だって、めちゃくちゃ美味しいんだもん…笑

捌いて間もない伊勢海老を投入後、プリップリの大粒真牡蠣を投入。鍋のスープを注ぎ、あん肝を溶かしながら伊勢海老と牡蠣を食べるという贅沢な味わい方。当然、めちゃくちゃ旨い。伊勢海老の身は弾力があり、甘みが広がる。牡蠣は変な臭みが全くなく、いい意味でのさっぱりした後味。スープからはこれだけで既に、複雑な旨みの連鎖を感じます。

次にメインの鮟鱇。
伊良湖沖で獲れたものだそうで、身や胃袋、皮、様々な部位が楽しめます。ホロッホロの身、コラーゲンたっぷりの皮やそれに近い部位、面白い食感の胃袋…、日頃から鮟鱇鍋を食べているわけでもなかったので、鮟鱇自体のポテンシャルの高さに驚かされました。

その後、豆腐、すり身、つくね、えのき。その後に野菜でネギ、春菊。後半は牡蠣や伊勢海老、鮟鱇の出汁で王道の鍋食材を味わいました。

最後はお待ちかねの雑炊。まぁ、少し口を付けただけで絶品だったスープで作る雑炊が、不味いわけない。卵は落とさず三つ葉のみ、これで良い。残しておいた肝入りのスープを足しながら食べると、悶絶級の美味しさでした。

デザートはメロン、完熟でめちゃくちゃ甘い。

ご馳走様でした！
ドリンクは種類が少ないですが、価格は非常にリーズナブル。そこそこ飲んだつもりでしたが、結局1人1.4万ほどでコスパも素晴らしかったです。また機会があれば、是非伺いたいと思います。

※訪問時→評点 3.60