髙山英紀シェフを、いろんな方に知ってほしい
髙山シェフ、ファンなんです。
住まいからは遠方なのですが、芦屋時代にも二度ほどお邪魔しました。
そのお料理の魅力は…
“テロワールが感じられて、美味しく、そして美しい♪”
都内には素晴らしい食材が全国から集まる一方、テロワールを表現するとなると、さすがに難しそうですし、食べる側の私もあまり意識しません。
ですが、髙山シェフは、こうした食材が豊かな土地に根ざしたレストランならではの楽しみを、高い次元で満たしてくれるのです。
そのシェフが、満を持して芦屋から三宮へ移転されたのが、こちらの「entre nous(アントル・ヌー)」。
まだオープンから半年経ちません。
新たなお店の設えは、それはそれで素晴らしかった広大な一軒家レストランとは異なり、今メジャーなカウンタースタイル。
内装にも、神戸の山から海が、髙山シェフの感性で表現されています。
そしてアクセスは、断然こちらの方がいい♪
気にはなっていたものの、それでも神戸となると容易には伺えず…(^^)
ですが、モジモジしていたそんな折しも、フランスでは1月に「ボキューズ・ドール」が開催。
私はこのイベント名を聞いて、真っ先に思い起こされるのが、髙山シェフなのです。
以前の芦屋のお店では、一人食事を楽しむ私にも、その裏話をたくさん聴かせてくださり、お人柄的にも素晴らしいと、すっかりファンに♪
そんな、イベントの後押しもあって、約7年振りの此度の訪問と相成りました。
いただいたのは、16,500円の↓のコース。
ワインは、松竹梅的に3段階あるペアリングから、真ん中の15,000円のものを合わせてもらいました。
■ 鰆・里芋、蕗の薹・金柑、松葉蟹・菊芋
■ 山菜・蛤、葉わさびの彩り
■ 鐘崎の虎河豚(コロッケ、ジュレ、カルパッチョ)
■ 淡路島の足赤海老・筍・ガレット・クリュスタッセ
■ 寒平目・海苔・菜の花
■ 真鴨・ビーツ
■ 食材を大切に想う一皿
■ 晩白柚・レモングラス
■ 紅はるか・干し芋・モンブラン・抹茶
世界に向けて、お皿の上で日本を伝導されただけあって、テロワールの表現はきっとお得意とされるところ。
まるで、「兵庫はこんなところです」とご紹介いただいているかのようなコースでした!
お皿からは、その山や海の、豊かさが伝わります。
そして、美味しいだけではなくて、シェフの優しさが、もう、前面に出ちゃってます。
「どうだ!」と誇るような主張ではなく、「いかがですか?」と寄り添うような…
ご興味がある方は、その優しい料理の源をYou Tube などでチェックいただければと思いますが、今の時代にこそ、こんな料理人が求められているのでは、とさえ感じてしまいます。
世界への挑戦とはまた異なる、ご自身の役割を見出されているようにもお見受けします。
「ご内密に」との「entre nous」の意味とは裏腹に、いろんな方に知っていただきたいシェフであり、レストランなのです♪
次に来られるのがいつになるかは分かりませんが、きっとまたシェフのチャレンジの続きを、心地良い癒やしと共に味わわせていただきたいと思います。
店名 |
Entre nous(Entre nous)
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类型 | 法式 |
预约・查询 |
078-855-3571 |
预约可/不可 |
可预订
初回のご予約はHPより承っております。 |
地址 |
兵庫県神戸市中央区中山手通1-25-6 ラ・ドルレイ神戸三宮ビル 2F |
交通方式 |
阪神電鉄神戸三宮駅より徒歩4分 距離三宫 326 米 |
营业时间 |
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预算 |
¥20,000~¥29,999 ¥15,000~¥19,999 |
预算(评价总数) |
¥30,000~¥39,999¥15,000~¥19,999
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付款方式 |
可使用卡 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 无使用电子钱 无使用二維码支付 |
服务费收费 |
サービス料10%、チャージ料なし |
座位数 |
22 Seats ( カウンター16席、個室6席) |
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个人包厢 |
可能的 可容纳4人、可容纳6人 4〜6名様にてご利用可能です。 |
包场 |
可能的 可接受20人以下 |
禁烟・吸烟 |
严禁吸烟 |
停车场 |
不可能 近隣にコインパーキングあり |
空间、设备 |
时尚的空间,平静的空间,座位宽敞,有吧台座位,接待轮椅客人 |
酒水 |
有日本清酒,有葡萄酒,有鸡尾酒饮料,对葡萄酒讲究 |
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料理 |
提供英文菜单 |
此时建议 |
许多人推荐的用途。 |
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服务 |
有品酒师 |
关于儿童 |
接待儿童(接待小学生)
お子様のご入店は10歳以上からとさせていただきます。ご了承ください。 |
网站 | |
开店日 |
2022.10.15 |
片道3.5h。
他の用事もなく、こんなに時間を掛けて訪ねるレストランも他にありません(^^)
もちろん定期的にとはいきませんが、前回から4ヶ月ほどでの再訪には訳があります。
それは、髙山シェフのスペシャリテ「ムースリーヌ(折り紙)」をまだいただいていないこと。
密かに期待を寄せていた前回ではお目に掛かれず、実は2つあるコースのうちのハイグレードな方でのみサーヴされるとのこと。
この日は、その一皿のためにのみ伺ったと言っても、過言ではないのです。
そして、その甲斐はありました(^^)
2種類の人参を、日本人に馴染みやすい青海波文様にあしらい、まるでスイーツのように色鮮やかな一皿。
上部には日本庭園を設えて、「芸術」以外の表現が見当たりません♪
炭と味噌のソースでプレートに描いた模様と、ムースリーヌから突き出した突起まで合わせる景観美。
中には、帆立のムースで貝の複雑な美味しさが仕込まれていて、何より添えられたブール・ブランソースが絶妙に美味しい!
見た目だけじゃなくて、当然こうしたベースがちゃんとしているのです。
これぞ、スペシャリテ!
ボキューズ・ドールで供されたお皿を含む、渾身のコースは、以下の通りです。
□ スイカ・きゅうり、新玉葱・明石ダコ、夏野菜のミルクレープ
□ 伊勢海老 レモン 貝の旨みジュレ
□ 緑のガスパチョ 貝 ライム ディル
□ ワタリガニ 新生姜 プリン
□ 毬栗に見立てた一皿 栗 三輪そうめん
□ 折り紙 貝 人参
□ 和牛 岩塩包み焼き レモングラス
□ 食材を大切に想う一皿
□ アルルメロン アーモンド ブランマンジェ
□ 宮崎マンゴー ジャスミン ブラッドオレンジ
都度、シェフ自らお料理の説明をしてくださり、きめ細やかな心配りも嬉しい。
なんとも優雅な食後感♪